スパイダーマン2(Spider-Man 2)のネタバレ解説まとめ

『スパイダーマン2』とはサム・ライミが監督した2004年のアメリカ映画。2002年公開の『スパイダーマン』の続編で、3部作の2作目である。スタン・リーとスティーヴ・ディッコのアメコミが原作。大学生になったピーター・パーカーはスパイダーマンとして日々街の人を助けていたが、スパイダーマンの生活が忙しくなり過ぎて、次第にピーター・パーカーの生活に支障をきたすようになってしまう。そしてピーターは突然スパイダーマンの力を失い、思い悩んだ末に「スパイダーマンを辞める」ことを決意する。

ニューヨークにある新聞社。社長のJ・ジョナ・ジェイムソンは、マスクをしたまま街の人を助けているスパイダーマンのことをあまり良く思っていないため、デイリー・ビューグルの新聞一面に載るスパイダーマンの記事は悪く書いてあるものが多い(スパイダーマンは、ドクター・オクトパスが銀行強盗をしようとするのを止めに入ったのに、次の日のデイリー・ビューグルの一面は「スパイダーマンとドクター・オクトパス、銀行強盗」というタイトルだった)。単にJ・ジョナ・ジェイムソンがスパイダーマンのことをよく思っていないというだけでなく、わざと悪く書くことで売上部数を伸ばそうという他の意図もある。

『スパイダーマン2』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「大いなる力には、大いなる責任が伴う」

ピーターの心の中を表現したシーン。

前作『スパイダーマン』でも重要だったこのベンおじさんの言葉は『スパイダーマン2』でも登場した。

スパイダーマンの力を失ってしまい、自分がどう生きれば良いのか思い悩んでいたピーターは、ベンおじさんと最後に話した時のシーンを心に思い浮かべた。ピーターの心の中のベンおじさんは「大いなる力には、大いなる責任が伴う」と言った後、ピーターにスパイダーマンを続けてほしいと伝えた。しかしピーターは「僕はただのピーター・パーカーだ。もうスパイダーマンじゃない。もう嫌なんだ」と言って、ベンおじさんが差し出した手を握ることはしなかった。スパイダーマンを辞める決意したのである。

ベンおじさんが授けてくれた「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉は、ピーターにとってスパイダーマンを続ける原動力にもなるし、時には重荷にもなってしまう言葉なのであった。

「誰の心の中にもヒーローはいる」

ピーターに話しかけるメイおばさん。

スパイダーマンの力を失ってしまったピーターは、自ら“別の道”を選択しピーター・パーカーとしての人生を送っていた。しかし、目の前で困っている人がいてもスパイダーマンの力が無いのですぐに助けられないということに歯がゆさを感じ「僕は自分の思うようには生きられないのか」と悩んでいた。そんな時引っ越しの準備をしていたメイおばさんがピーターにかけたのがこの言葉である。
「誰の心のなかにもヒーローはいて、それがあるから正直に生きられる。ヒーローは皆の手本になるために、自分の夢さえも犠牲にしないといけない時もある。そんな存在がみんなにとってのヒーローなんだ」とメイおばさんに教えられ、ピーターはスパイダーマンの力を取り戻そうと決心した。

乗客たちが手を差し伸べてスパイダーマンを受け止めたシーン

暴走した列車を止めた後気を失ってしまったスパイダーマンを受け止めた乗客たち。

乗客みなで協力して電車の中までスパイダーマンを運んだ。

スパイダーマンとの電車の上での戦いの最中、ドクター・オクトパスは運転席まで行って速度制御ハンドルを壊し、電車を暴走させたままどこかへ去ってしまった。それをくい止めようとしたのが、まだ乗客には青年のように見える若いスパイダーマン(ピーター)だった。スパイダーマンは文字通り自分の体で電車を止めようと命がけで奮闘し、乗客たちはそんなスパイダーマンの懸命な姿を目の当たりにした。だからこそ電車が止まった後気を失って倒れそうになったスパイダーマンに対し、乗客たちは自然と手を差し伸べ“今度は自分たちがスパイダーマンを助ける番だ”となったのだった。

視覚効果・スタント

『スパイダーマン2』は、その素晴らしい視覚効果を評価され第77回アカデミー賞において視覚効果賞を受賞している。特にスパイダーマンが壁に張り付いているシーンやドクター・オクトパスのアームの動きは非常にリアルさがあり観ている者を惹き付ける。

またスタントについては役者本人だけでなく危険な箇所ではスタントマン(スタントダブルとも言う)も活躍しているが、撮影当時78歳であったメイおばさん役のローズマリー・ハリスも積極的にスタントに参加している。

銀行の建物の外壁で戦うスパイダーマンとドクター・オクトパス。

ドクター・オクトパスに連れ去られるMJ。

スパイダーマンに助けられ安全な場所へ降りたメイおばさん。メイおばさんを演じているローズマリー・ハリスが、自らワイヤーに吊られ演技をした。

『スパイダーマン2』のスタントシーン。

前作『スパイダーマン』のあらすじを表現した絵

『スパイダーマン2』の映画本編が始まる前のオープニングにて、出演者や制作にあたった人の名前とともに、前作『スパイダーマン』のあらすじが美しい写実的な絵で表現されている。この絵を書いたのはアレックス・ロスという作画家・アメコミ作家である。

『スパイダーマン2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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