スパイダーマン(サム・ライミ版)のネタバレ解説まとめ

『スパイダーマン』とは、スタン・リーとスティーヴ・ディッコのアメコミが原作、サム・ライミ監督の2002年公開のアメリカ映画。全3部作の1作目である。高校生のピーター・パーカーは校外学習先で遺伝子操作された“スーパースパイダー”に偶然かまれ驚異的な力を手に入れた。幼なじみのメアリー・ジェーン・ワトソン(MJ)や友人のハリー・オズボーンとともに過ごしながら、ピーターが正義のために悪と戦うスパイダーマンになるまでが描かれている。

グライダーが腹部に突き刺さったノーマン

スパイダーマンは亡くなったノーマンを家まで送り届けたところをハリーに見られてしまった
ピーターの決意

ノーマンの葬儀が行われた
ノーマンの葬儀を終えた後、ピーターはハリーに「気持ちはわかるよ。僕も父親を失った」と話した。するとハリーは憎しみに満ちた表情で「失ったんじゃない。やつ(スパイダーマン)に奪われたんだ。父に代わって仇をうつぞ」と答えた。誤解だとも言えずピーターが黙って聞いていると「頼むよピーター。家族はもう君だけなんだ」とハリーは言った。それに応えるようにピーターはハリーを抱きしめた。
ハリーと話し「どんなに必死に戦ってもいつも愛する人たちが傷ついてしまう」と感じたピーターは、物思いにふけりながらベンおじさんの墓の前に立っていた。するとそこへMJがやってきて「ベンおじさんが恋しいでしょう」とピーターを慰めた。
そしてMJは実は聞いてほしいことがあると切り出し「あの橋のところでもう死ぬと思った。その時心に浮かんだ人は、思ってた人じゃなくてあなただったの。もし命が助かったら、またピーター・パーカーに会えるって思ったの。あなただけがいつもそばにいて私に自身を与えてくれた。正直に言うわ。愛してるわピーター」と打ち明け、ピーターにキスをした。小さい時からMJのことが好きだったピーターは自分も愛していると伝えたかったが、自分がスパイダーマンを続けていくことでまた愛する人たちが傷つくのを避けようと「僕の全ては伝えられない。でもこれからも君のそばにいて君を守る。ずっと君の友達だ。それしか言えない」と答えてその場から去っていった。MJは涙を流してその場に立ちすくしていたが、ピーターとのキスがスパイダーマンとのキスと同じような気がして、去っていくピーターの方を振り返った。
ピーターは、自分に与えられた力は自分を呪い続けるだろうと悟りつつも、人生がどうなろうと「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というベンおじさんの言葉を忘れないと誓い、スパイダーマンとして生きていくことを誓った。

スパイダーマンとして生きていくことを誓ったピーター
『スパイダーマン』の登場人物・キャラクター
ピーター・パーカー / スパイダーマン(演:トビー・マグワイア、日本語吹替:猪野学)

ピーター・パーカー

スパイダーマン
ミッドタウン高校に通う高校生。
幼い頃に両親を亡くしたため、伯父のベンおじさんと伯母のメイおばさんに育てられた。科学の成績が非常に優秀な一方で、のろまなところがあったため学校ではいじめられていた。小さい頃から隣の家に住む幼なじみメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)のことが好きだがなかなか告白できなかった。
校外学習先で遺伝子操作されたクモに手をかまれて驚異的な力を手に入れる。ベンおじさんが残した「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉を胸に、スパイダーマンとして生きることを決意する。スパイダーマンになった時は激しく戦闘したり軽い調子で話したりするが、普段はとても物腰が優しく、その優しさがゆえに気持ちを言葉に出せず悩んでしまうような繊細な人物でもある。
ノーマン・オズボーン / グリーン・ゴブリン(演:ウィレム・デフォー、日本語吹替:山路和弘)

ノーマン・オズボーン

グリーン・ゴブリン
軍事企業オズコープ社の社長であり、ピーターの友人であるハリー・オズボーンの父親。ハリーのことを愛するがあまり、世話を焼きすぎたり優秀であるよう求めすぎたりしてしまう時があった。
競合他社のクエスト社に軍の契約を先を越されないようにとする焦りから、自ら人体パワー増強実験の実験台になった。その結果副作用である凶暴性の面が強く表れたグリーン・ゴブリンとなってしまう。ノーマンは、最初は自分の内に潜むグリーン・ゴブリンのささやきを恐れていたが、オズコープ社の経営を巡って追い詰められるにつれグリーン・ゴブリンにすがるようにどんどん弱っていった。
メリー・ジェーン・ワトソン(MJ)(演:キルスティン・ダンスト、日本語吹替:岡寛恵)

赤色の髪が印象的なピーターの幼なじみの女性。酒浸りの父親と2人で住んでおり、家では父親との言い争いが絶えなかった。将来は舞台女優になるのが夢である。高校在学中は同級生のフラッシュと、卒業後はハリーと付き合っていたが、いつも近くで自分を励ましてくれるピーターの存在が徐々に大きくなっていって、ピーターへの愛情を確信する。
ハリー・オズボーン(演:ジェームズ・フランコ、日本語吹替:鉄野正豊)

ピーターの同級生であり親友。ノーマン・オズボーンの息子である。ハリーは、父であり社長であるノーマンのことを慕い尊敬していたが、ノーマンが科学の成績が優秀なピーターのことを評価し、本当の息子のように接していたので、それを少し羨ましく感じていた。ある日、窓から侵入したスパイダーマンが亡くなったノーマンをベッドに寝かせているところを目撃し、スパイダーマンが愛する父を殺したと誤解してしまう。ハリーはノーマンの仇をとろうとスパイダーマンに復讐することを誓った。
ベン・パーカー(演:クリフ・ロバートソン、日本語吹替:勝部演之)

ピーターの伯父。ピーターにはベンおじさんと呼ばれている。両親を幼い頃に亡くしたピーターを大切に育ててきた。
強盗犯と鉢合わせになり、銃で撃たれて亡くなってしまう。ベンおじさんが亡くなる前にピーターに授けた「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉は、その後のピーターにとって大きな心の指針となった。
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目次 - Contents
- 『スパイダーマン』の概要
- 『スパイダーマン』のあらすじ・ストーリー
- ピーター・パーカーとノーマン・オズボーン
- “スーパースパイダー”にかまれたピーター
- ピーターは自分の変化に驚き喜んだ
- 追い詰められるノーマン
- 「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
- ニューヨークへ移ったピーター
- スパイダーマンとして・スパイダーマンのカメラマンとしてのピーターの生活
- 次第にグリーン・ゴブリンに心を支配されていくノーマン
- スパイダーマンを仲間にしようとするグリーン・ゴブリン
- 「心を攻めて、失う苦しみを味あわせろ」
- ピーターの決意
- 『スパイダーマン』の登場人物・キャラクター
- ピーター・パーカー / スパイダーマン(演:トビー・マグワイア、日本語吹替:猪野学)
- ノーマン・オズボーン / グリーン・ゴブリン(演:ウィレム・デフォー、日本語吹替:山路和弘)
- メリー・ジェーン・ワトソン(MJ)(演:キルスティン・ダンスト、日本語吹替:岡寛恵)
- ハリー・オズボーン(演:ジェームズ・フランコ、日本語吹替:鉄野正豊)
- ベン・パーカー(演:クリフ・ロバートソン、日本語吹替:勝部演之)
- メイ・パーカー(演:ローズマリー・ハリス、日本語吹替:谷育子)
- J・ジョナ・ジェイムソン(演:J・K・シモンズ、日本語吹替:立川三貴)
- ジョセフ・"ロビー"・ロバートソン(演:ビル・ナン、日本語吹替:石住昭彦)
- ホフマン(演:テッド・ライミ、日本語吹替:飛田展男)
- ベティ・ブラント(演:エリザベス・バンクス、日本語吹替:満仲由紀子)
- ストローム博士(演:ロン・パーキンス、日本語吹替:田村勝彦)
- スローカム将軍(演:スタンリー・アンダーソン、日本語吹替:稲垣隆史)
- ヘンリー・バルカン(演:ジャック・ベッツ、日本語吹替:大塚周夫)
- マクシミリアン・ファーガス(演:ゲリー・ベッカー、日本語吹替:福田信昭)
- ノーマンの女性部下
- フラッシュ・トンプソン(演:ジョー・マンガニエロ、日本語吹替:大森はじめ)
- フラッシュの仲間2人
- スクールバスの運転手
- 引率の教師(演:シャン・オマー・ヒューイ、日本語吹替:乃村健次)
- スーパースパイダーの説明をする研究者(演:ウナ・デーモン)
- フィリップ・ワトソン(MJの父親)(演:ティム・デ・ザーン、日本語吹替:後藤哲夫)
- マデリーン・ワトソン(MJの母親)(演:テイラー・ギルバート、日本語吹替:竹村叔子)
- デニス・キャラディン(演:マイケル・パパジョン、日本語吹替:斎藤志郎)
- ボーン・ソー・マッグロー(演:リング名 ランディ・サベージ 〈本名ランディー・ポッフォ〉、日本語吹替:立木文彦)
- プロモーター(演:ラリー・ジョシュア、日本語吹替:石田圭祐)
- リングアナ(演:ブルース・キャンベル、日本語吹替:江原正士)
- レスリングの受付(演:オクタビア・スペンサー、日本語吹替:一龍斎貞友)
- エンリケ(演:ルー・トーレス、日本語吹替:楠見尚己)
- 逃げる男性(演:スタン・リー)
- メイシー・グレイ
- 『スパイダーマン』の用語
- スーパースパイダー
- スパイダーウェブ
- スパイダーセンス
- 『スパイダーマン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「大いなる力には、大いなる責任が伴う」(With great power comes great responsibility.)
- 「あなたの親愛なる隣人、スパイダーマン!」(Your Friendly Neighborhood, Spider-Man!)
- わざと捕まえなかった強盗犯
- スパイダーマンとMJの逆さキス
- ハリーがスパイダーマンに復讐心を抱くきっかけ
- グリーン・ゴブリンを演じるウィレム・デフォーの演技力
- 臨場感のある特殊効果
- 『スパイダーマン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 9.11同時多発テロ犠牲者への追悼
- サム・ライミ監督の弟が出演している
- スタン・リーのカメオ出演は別のバージョンも考えられていた
- 『スパイダーマン』の主題歌・挿入歌
- 主題歌 / エンディング曲:Chad Kroeger feat. Josey Scott 『Hero』
- オープニング曲:『Spider-man Main Title Song』
- エンディング曲 /スパイダーマンのテーマ曲:『Theme from Spiderman』
- 挿入歌:Macy Gray『My Nutmeg Phantasy』
- 挿入歌:『Itsy Bitsy Spider(ちっちゃなクモ)』
- 『スパイダーマン』の関連動画
- 『スパイダーマン』予告編(英語)