翠星のガルガンティア(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Production I.G制作、オケアノス原作の日本のアニメ作品。2013年4月~6月まで放送された。
はるかなる未来、宇宙生命体ヒディアーズと戦う兵士レドが空間転移事故により、陸地のほとんどを海中に没した地球に跳ばされた。その地球にてガルガンティアという巨大な船団で生活することになる。兵士以外の生き方に触れ、ヒディアーズの真実を知り苦悩しながらもやがて成長してゆく物語。

海中生物を思わせるシルエットの戦闘用潜水ユンロボ。ラケージ船団で主に使われている。背中に可動式のスクリューを二つ装備している。

ヒディアーズ

人類銀河同盟と激しく交戦を繰り返している、宇宙生命体の総称。ヒディアーズという名称は人類銀河同盟が「忌まわしい下等生物」という意味合いでつけた蔑称のこと。
その正体は自発進化推進派『イボルバー』によって造られた、人間とナノマシーンの共生進化を遂げたもの。ナノマシーンによって電磁波を吸収し高効率でエネルギーに変換、自己を複製し擬似炭素結合することで堅牢な外骨格を形成する。元来は人類が生息できないほどの氷河期到来に備え、強靭な人類を創造することを目指していたが、敵対する組織『コンチネンタル・ユニオン』後の人類銀河同盟との戦争を継続するにしたがって、ただの生体兵器になってしまった。人間としての姿はもとより、知能も思考も文明をも失ってしまい、ただ繁殖し増殖するだけの存在となる。しかし、人間としてのたがが外れたゆえか、単純な戦闘能力は人類銀河同盟をはるかに圧倒する。
オウムガイのような形をし『マシンキャリバー』との戦闘に特化したヒディアーズや戦艦との戦闘に特化したヒディアーズ、また巣を護衛する『ブロッサム・セイル』と呼ばれる要塞特殊砲になったヒディアーズも存在する。

ヒディアーズ母艦攻撃型

人類銀河同盟の戦艦クラスと同等に渡り合うために進化を遂げたヒディアーズ。

ヒディアーズ母艦進化型

まるで抗体をもったウィルスのように、人類銀河同盟の攻撃を学習し再度の攻撃を無効化する能力を備えたヒディアーズ。

ブロッサム・セイル

要塞を強固に守護する防衛プラットフォームであり要塞特殊砲台。6枚の花びらのような形状をしていて、それぞれから強力な砲撃が可能。人類銀河同盟の総力を結集した艦砲射撃によって5枚を損傷するも、たった1枚のこった要塞特殊砲によって前方突撃艦隊を壊滅に追い込むほどの打撃力を持つ。やがて完全に再生し、人類銀河同盟艦隊を壊滅においやった。

『翠星のガルガンティア』の用語解説

ガルガンティア船団

ガルガンティア号を中心に数多の船舶をお互いに連結しあうことでひとつの都市国家のような体制を築いている船団。船団の長さは4kmほどもある。
自然風にしたがって移動し、またナノマシーンである『光虫』の発する電気を求めて航行する。なので風がまったく吹かない凪の時間では動力を止め、船内の点検や修理などに従事する。電気で航行していることからガソリンや重油などは使用していない模様。
農場船であるガルガンティア号を始め、船団の中枢であるオケアノス号、大船主フランジ所有のバイコルン号、エイミーも住むステュムパリ号などの居住船、スヴァロギア号、クルルキス号などの工業船、ピニオン所有のパイストス号などの修理船、ベローズが所有するカーキナス号などのサルベージ船に、護衛船艦隊などで構成されている。

五賢人

医師オルダムを始め、天文学者のウェルダー、女性生物学者のニブラ、機械工学者のカルフ、海洋学者のデリックで構成される、ガルガンティア船団における知の語り部。旧地球文明の書籍を保有していて、ある程度は旧文明に対して造詣がある。また、クーゲル船団接近に対してマスドライバーをつかった先制攻撃を船団長リジットに進言、リジットによる射手1名五賢人による操作5名のマスドライバー操縦によってクーゲル船団を壊滅させている。

銀河道・海銀河

ナノマシーン『光虫』が、電磁波を高効率でエネルギーに変換するため常に電気を生み出し、発光していることを言う。ガルガンティア船団を始め、多くの船団がこの電気を求めて航行している。

昇雷

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