斉木楠雄のΨ難(斉Ψ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『斉木楠雄のΨ難』は、「麻生周一」の漫画作品。「週刊少年ジャンプ」2018年13号で最終回を迎えた。2016年にアニメ第一期を放送。朝番組「おはスタ」の中と、深夜枠二つで放送。2017年には実写映画化。2018年に第二期が放送。主人公「斉木楠雄(さいきくすお)」は超能力者であった。楠雄はごく普通の平凡な日常を望むが、楠雄の周りには「燃堂力」や「照橋心美」などの個性豊かなキャラクター達が集まり、普通とは程遠い日常を過ごすことになる。

照橋 心美(てるはし ここみ)

CV:茅野愛衣

楠雄のクラスメイトで、PK学園のマドンナ的存在。
「誰からも愛される完璧美少女」で、それを自負する。
すれ違う人全員を振り向かせて「おっふ」という奇声を上げさせてしまう、究極の美貌を持つ。
さらにその美貌を持ってして神頼みをすると、その願いは神によって100%叶えられてしまう、「神の愛娘」的な属性を兼ね備えている。
表向きは完璧美少女としての振る舞いをするが、心の中は計算高く、自分の魅力を最大限生かす術を身に着けている。
勉学・運動・性格・歌唱力においても非の打ち所が無く、「誰からも愛される完璧美少女」として自分を確立するためなら如何なる努力も惜しまない。
高値の花のような存在で、他人からは距離を取られがちで友人が少なく、恋愛経験は乏しい。
当初、楠雄の事を地味な奴として認識していたが、楠雄が「おっふ」しない事から楠雄が気になりだし、好意を抱くようになった。
楠雄は心美から好かれる事で否応無く目立ち平凡な人生から遠のくため、なんとかして心美の自分への好感度を下げようと試みるがどれも失敗。
楠雄は心美の事を厄介者と思っていたが、心美の努力を惜しまない姿や、人身掌握術に優れた立ち居振る舞いなどに感心し、ある種の信頼を寄せている。
そのためか、心美に対して悪意を持った者がいたり、心美が困る事が目に見えている時は心美を影でこっそり助けたりもする。
アニメ版では金色の美少女オーラを身にまとい、常に光り輝いている。

灰呂 杵志(はいろ きねし)

出典: www.tv-tokyo.co.jp

CV:日野聡

楠雄のクラスの熱血学級委員長。
テニス部部長を務める一方、上位10位以内の成績を修めている文武両道な生徒。
青春・努力・友情を具現化したようなキャラで、熱い根性論を用いて全ての事柄に全力投球する。
初詣の際には、風の子を彷彿とさせる奇抜な格好で登場する。
登下校時には老人を駅まで負ぶったり、迷子の子供を助けるなど、とにかく困った人を見捨てない。
「never give up(ネバギバ)」を精神に、他人に親切且つ厳しく接し、理不尽に立ち向かう。
暑苦しくお節介な性格なため楠雄は煙たがっているが、灰呂の持つ人柄と人望の厚さには楠雄も一目置いている。
心美に「おっふ」しない珍しい人間の一人。
物語序盤では転んで半ケツになるのが定番ギャグのキャラクターだった。

夢原 知予(ゆめはら ちよ)

CV:田村ゆかり

夢見るロマンチストな乙女。
想いを寄せる楠雄に果敢なアタックを仕掛けるが、行使される超能力を前にことごとく失敗する。
同じく楠雄に好意を寄せる照橋心美とは高レベルな腹の探り合いを繰り広げた。
しかし楠雄から「生まれたてのひよこ」と例えられたほど惚れやすい性格の為、恋愛対象がコロコロ変わるのも特徴。
現在はチンピラに絡まれたところを助けてくれた海藤に好意を寄せる。
海藤と少しでも一緒にいたいという思いから、船酔いした彼が用意していた酔い止め薬を捨てるなど、危ない一面を持つ。
中学三年間、自作小説サイトを運営していた黒歴史がある。
そのためか中二病に理解があり、海藤の中二病設定に嫌がらずついていける。
裏表の無い性格で友達が多く、特に目良と仲が良い。
心美とははじめ楠雄の取り合いでお互いに腹の探りあいをしていたが、夢原が海藤に移ったことで心美とはお互いの恋の成就のために結託するようになった。
太り易い体質で、時々激太りする。

目良 千里(めら ちさと)

CV:内田真礼

楠雄のクラスメイト。
元々は裕福な家庭であったが、父が事業に失敗した事で貧乏になる。
父は失踪してしまったため、病弱な母と3人の兄妹を養うために、喫茶店・魔美や、色々な場所でアルバイトをしている。
PK学園は元々はバイト禁止であったが、目良の境遇を知った楠雄がマインドコントロールで校則を変えた。
自殺するために帰ってきた父親と再開し、楠雄が父親を追い回していた借金取りを倒した事で、また親子で暮らせるようになった。
しかし貯金はないため、貧乏である事は変わらない。
貧しいためかいつもお腹が空いていて、食欲が凄い大食いキャラ。
草や雪なども食べ、食べ物が絡むと我を忘れて豹変する。
無人島では楠雄たちの備蓄食料を全て食べてしまったり、野生化(先祖還り)して言葉が通じなくなるなどしたが、反省し自分の食料を譲った。
夢原と特に仲が良く、「知予ちゃん」「千里っち」と呼び合う仲。

窪谷須 亜蓮(くぼやす あれん)

CV:細谷佳正

楠雄のクラスメイト。元ヤン。
暴走族だった両親の影響を受けてヤンキーになり、暴走族「炎栖覇(えすぱー)」の12代目総長を務め、「襟足の亜蓮」という異名を持つ。
PK学園に転入する際に足を洗い、楠雄たちには元ヤンである事を隠しごく普通の人間になりきろうとする。
髪型もリーゼントから現在の短髪に変えた。
本人は隠しているつもりであったが、行動や言葉の端々に物騒さが垣間見える。
しかし楠雄と海藤に元ヤンであることがバレてしまい、その後才虎のボディーガードと乱闘したことで全校生徒に元ヤンであることが知られる。
体は筋肉質であるが、喧嘩ばかりしていたため古傷が多くある。
喧嘩や格闘ゲームは強いがスポーツは不得意。バイク好き。
曲がった事が嫌いで喧嘩っ早いが、友人思いで、友情を大事にする。
心美には「おっふ」しない代わりに「押っ忍」する。

才虎 芽斗吏(さいこ めとり)

CV:松風雅也

楠雄のクラスメイト。大富豪。
超一流巨大財閥・才虎財閥の御曹司。
心美に惚れてPK学園に転入し、心美にプロポーズをするが断られる。
金にものを言わせて心美の友人たちを脅し心美を無理やり振り向かせようとするが、心美のファンクラブ「ここみんズ」に目を付けられ家を襲撃された。
その後暫く引き篭もったが登校を続ける。
傲慢でプライドが高く、横暴なことをしがちな性格であるが、お金で手に入らない物(友情)を知り、性格が少しずつ丸くなる。
特に自分と屈託無く接し、自分が転校しようとした時に泣いてくれた燃堂と接する時は態度が柔らかくなる。
楠雄たちを見返すために自宅をアミューズメントパークに改造させ楽しませたこともあった。

相卜 命(あいうら みこと)

CV:喜多村英梨

楠雄のクラスメイト。ギャル。
楠雄とはタイプの違う超能力者で、正確な占いや予知をしたり、他人のオーラを見ることができる。
巨大なオーラを持つイニシャル「S・K」の運命の相手を探しにPK学園に転入してきた。
楠雄は直ぐに運命の相手が自分であると察し、相卜と接触しないようにしていた。
しかし突如夢原に死相が現れたことで、緊急性があると判断し、自分の能力を明かして相卜と二人で夢原を救った。
相卜はイニシャルS・Kで、巨大なオーラを持つ楠雄が自分の運命の相手だと思い、楠雄に好意を寄せるようになった。
陽気で物事を深く考えない明るい性格で友達が多く、相卜を頼りにする人も多い。
楠雄にとっては自身の秘密を知っており、且つ超能力で手助けが出来る頼りになる存在。
独特なセンスのギャル語を使い、夢原を「ちよぴっぴ」、目良を「ちさぽよ」、照橋を「てりゅここ」と呼ぶ。
異能力者グループ「PK学園サイキッカーズ」の一人。

明智 透真(あけち とうま)

CV:梶裕貴

楠雄のクラスメイトで、楠雄の幼馴染。
小学二年の頃に楠雄と出会い、この頃は苗字が「明日視(あすみ)」だった。
頭の回転が速く考えいてることと喋っていることが別で、セリフの量が多く早口。
そのため楠雄のテレパシーが通じ難い。
観察眼・洞察力・推理力に優れ、些細なことから推理して相手の過去や秘密を言い当てる。
楠雄は明智の事をあまり覚えていなかったが、明智は楠雄の超能力でいじめから助けられたことがあり、楠雄を超能力者ではないかと疑っていた。
楠雄を尾行したりずっと観察し、証拠を集めて楠雄に超能力者ではないかと追求した。
楠雄はタイムリープして過去改変を試みるが上手くいかず、仕方なく自分から超能力者であることを打ち明けた。
明智は楠雄を追い詰めたかったわけでもさらし者にしたかったわけでもなく、虐めから助けてくれたことにお礼を言いたかっただけであった。
異様にセリフ量が多く早口で喋るが、心美に「おっふ」すると思考やセリフが一時停止する。

2gakituki
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