もやしもん(漫画・アニメ・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『もやしもん』とは石川雅之によって『イブニング』と『月刊モーニングtwo』にて連載された、細菌やウィルスを肉眼で目視できる大学生を主人公とした学園漫画、およびそれらを原作としたアニメ・ドラマである。主人公、沢木 惣右衛門 直保(さわき そうえもん ただやす)は菌・ウイルスを見る能力を持ち、なおかつ菌と意思疎通をすることまで可能だった。その不思議な力ゆえに巻き起こる1年間のどたばた劇を描いている。

P・クリソゲヌム(Penicillium chrysogenum)

CV : 神田朱未

青カビの一種。ペニシリンの元になる。

L・ヨグルティ(Lactobacillus yogurti)

CV : 仲村みう

S・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)

CV : 玉川美沙

ヒオチ菌 (Lactobacillus)

A・アセチ

O-157

『もやしもん』の用語

もやしもん

『もやしもん』とは古くから酒造会社が種麹のことを「もやし」と呼ぶ習慣から。その種麹を専門に扱う家業の息子である直保が主人公であることから「もやし屋」の息子「もやしもん」となっている。ちなみに、味噌や醤油を醸造する会社にはこういう呼称の習慣はないという。
ちなみに、もやしとは菌の胞子が伸び行く様を、草花の芽吹きと同一視した「萌える」がなまった言葉であるという。

かもすぞ~

よく菌たちがしゃべる「かもすぞ~」は「醸す、かもす」「増殖する」「発酵もしくは腐敗」のことであり、本作品を象徴するフレーズである。ちなみに、これら菌たちは直保にしか見ることも会話することもできないしあくまで直保主観による姿である。
ちなみに、かもす、とは黴す、かびす、が語源。

作中の大イベント・「某農業大学の春祭」

某農大のお祭り。この期間は全校門が閉鎖され全生徒はいっさい帰宅ができず、農大のモットーである自給自足の精神にのっとり、お金はすべて1農=1円という校票でのみ流通でき売買が可能。春祭の間は某農大は独立国家として機能し、終了と共に国家は消滅、校票はすべて無効となる。その際、現金への換金は不可能。
樹教授は今年初めてということで出店を出展し、10万農という高値で自身で作ったという媚薬を販売していた。曰く「一撃で女をその気にさせる」媚薬セット。
その中身は媚薬の代表ともされるにカカオの発酵に樹教授のアイデアを盛り込み究極の媚薬になったというチョコレート。樹教授独自の組み合わせで蒸留を行った、これで落ちない女はまずいないというハーブリキュール。後漢時代以来の歴史をもち発酵の段階で樹教授の工夫を盛り込み、女達をよりはげしく熱く燃え上がらせるという漢方薬。細かく粉にしてまぶせばたちまちにして言いなりになるという日本の媚薬の代表・イモリの黒焼き。さらにおまけとして学内の全女子の効果予想表までついてくる。美里、川浜、直保は媚薬購入を目指して春祭攻略に挑む。

春祭のルール

春祭では毎年違ったルールが適用される。だが、そのルールを熟知しているのは「審判」とかかれたシャツを着た農志会だけであり、直保と及川や1年生にいたっては開催すら知らされていなかった。作中の年では紙風船とハリセンが配られ、紙風船は頭に装着、農志会が生徒を襲撃して頭にある紙風船を破ることによって校票をすべて没収とされる。逆に農志会の紙風船を破ることによって、彼らが保有している校票をすべてもらえる。また、決まったルールがありその条件を満たさない限り、春祭は終了しないことになっている。
生徒を襲撃する「攻撃」とかかれたシャツを着た農志会側遊軍もルールはすべて把握しておらず、審判役によってアウト宣言を出されていた。建物に侵入はできない、日陰がある場所以外では攻撃はできない、などがある。
また、農志会遊軍が全生徒の紙風船を破れば春祭も終了となる模様。

gin53372
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@gin53372

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