昭和元禄落語心中（漫画・アニメ・ドラマ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

後の八代目八雲。
芸者の家に生まれたが足の怪我が原因で杖が手放せなくなり、七代目八雲に引き取られる。
すらっとした物腰と綺麗な顔で修行中から女性のファンが絶えなかった。
同日に同じく弟子となった初太郎に振り回されつつも、二人で落語の将来を背負っていくと約束をする。

初太郎

後の二代目助六。
落語が好きで菊比古と同じ日に七代目八雲に弟子入りし、才能を伸ばしていった。
しかし、天真爛漫で豪快な性格から師匠とぶつかることが多く、破門されてしまう。
その後、菊比古に振られたみよ吉と夫婦となり小夏が生まれる。
落語と離れた生活を送っていたが、菊比古と再開しもう一度落語の道を歩もうと決めた矢先、みよ吉と旅館の窓から落ち死亡してしまう。

みよ吉

七代目八雲の愛人であり元芸者。
菊比古と恋仲となるが、菊比古は師匠である七代目八雲の指示で別れてしまう。
その後、破門となった初太郎と夫婦となり勤めていた店の金を持ち出して四国へ行ってしまう。
しかし、初太郎に愛想をつかし他の男と逃げていた。
その後、菊比古が初太郎と落語を始めたと聞き、よりを戻しに2人に会いに来るが、小夏に責められ旅館の窓から落ち死亡してしまう。

小夏（幼少期）

落語家である父、助六を尊敬している。
反対に自分達を捨てた母、みよ吉の事を憎んでいる。
働かない父親に代わり仕事を探してくるなど、年齢の割にしっかりした所がある。
旅館に現れたみよ吉に詰め寄った際、バランスを崩し窓から突き落としてしまう。
また、それを助けようと助六も一緒に落ちてしまい死亡するが、あまりのショックに本人はその事を覚えておらず、倒れている助六の傍に八雲がいる記憶しか残っていない。
その為、八雲が助六を殺したと思い込んでいる。

助六再び篇

三代目 有楽亭助六

真打に昇進した弥太郎。
人気落語家になった後も八雲との約束を果たすため、落語の人気を広めようと積極的に活動する。
また、未婚で子供を生んだ小夏と家族となり、信乃助の父親となる。

八代目 有楽亭八雲

落語協会会長となり、現役の人気落語家。
「落語と心中する」という考えは今でも代わっていない。
しかし、与太郎や母になった小夏、信乃助と過ごしていくことで自分の静寂が乱され、死なせてくれないと発言する。
さらに樋口との出会いによって自分でも知らなかった過去が浮き彫りになっていき、徐々に落語や二代目助六、みよ吉に対する気持ちが変わっていく。

小夏

未婚で長男、信乃助を出産し三代目助六を継いだ与太郎と家族になる。
本人も寄席で三味線引きをしたり幼稚園で落語を披露したりとするうち、次第に落語の世界へ進んでいく。
八雲が倒れた際は「死んだら許さない」と泣いてすがりついた。
なお信乃助の父親は最後まで不明である。

樋口栄助

人気作家であり、三代目助六の落語をたまたま観に来ておりその才能を高く評価した。
八雲に弟子入りを断られた経緯があり、三代目助六には落語の新しい生きる道として新作落語の手伝いを申し出る。
時折、八雲の昔を邪推しては苦い顔をされたりしている。

アニメ版スタッフ・主題歌