三つ目がとおる(The Three-Eyed One)のネタバレ解説まとめ

『三つ目がとおる』とは、手塚治虫による漫画及び、それを原作とするアニメ作品である。無邪気な性格の中学生、写楽保介は古代種族三つ目族最後の生き残り。額の絆創膏を剥がすと第三の目と共に超知能、超能力を操る冷酷な人格が現れ悪魔のプリンスと化す。写楽は世界征服を目論む一方で、時にクラスメイトの和登さんらと共に古代遺跡絡みの陰謀に巻き込まれる。オカルトブームの中、人気を博し第1回講談社漫画賞を受賞。漫画の神と呼ばれた作者の没後初のアニメ化作品でもある。

鬼胴三郎(きどう・さぶろう)

出典: a5511867.pixnet.net

鬼胴三郎(中央)。

声:塩沢兼人(24時間テレビ版)/速水奨(テレビ東京版)

写楽、和登さんのクラスメイト。財閥の御曹司で見た目も成績もいい御曹司だが、不良生徒をまとめる裏番長であり、写楽をいじめていた。和登さんに好意を抱いており、和登さんが写楽を庇うのが気に入らない。
原作では最初に絆創膏を剥がした人物である。間近で第三の目を目撃したが「オデキか何か」だと言い張った。その後、三つ目の写楽の作った機械により脳を赤ん坊同然(写楽曰くトコロテン)にされ、二度と現れなくなった。

テレビ東京版では機械が試作型だったので数日で元に戻り、度々写楽たちにちょっかいをかけていた。

オサム

出典: www.google.com

声:田野恵

アニメオリジナルキャラクター。写楽のクラスメイト。気弱にして温厚な性格。見た目は手塚氏の自画像がモチーフ。タカシとセットで登場することが多く、第一話では無邪気な写楽を見ながら「あいつ(写楽)が満点でこの中学の入試をパスしたとの噂がある」と話していた。
三つ目の写楽を見るのは、最終話が初めてであった。

タカシ

出典: page.auctions.yahoo.co.jp

声:石田彰

アニメオリジナルキャラクター。写楽のクラスメイト。オサムとセットで登場することが多い。アニメ第3話にて未熟児状態で生まれた妹のルミ子が登場。写楽たちと見舞いに行くが、赤ん坊の世話も医療もすべて機械に任せているこの病院でのトラブル(コンピュータが人間以上の知性を持って攻撃。赤ん坊たちを操る)に巻き込まれた。
三つ目の写楽を見るのは、最終話が初めてであった。

坂東唐三郎(ばんどう・からさぶろう)/バンカラ

出典: anime.dmkt-sp.jp

声:桜井敏治

アニメオリジナルキャラクター。柔道部の部長。部員数の埋め合わせの為、写楽たちを柔道部に入れた。合宿の際、写楽の秘密を知るが、誰にも漏らさなかった。古代王子ゴダル編では修学旅行先の風呂でタオルや洗面器などで三つ目を封じて騒動が広がらないよう尽力、写楽の第三の目が切除されそうな時には和登さんと共に医者になりすまし、写楽の三つ目を守るのに貢献した。
外見のモデルは手塚氏の自伝的な短編漫画『ゴッドファーザーの息子』に登場する明石。

草井(くさい)

出典: a5511867.pixnet.net

声:立木文彦

ニューヨーク大学の教授を名乗る遺跡泥棒。盗品はコレクションにしている。地下の都編に登場した。『怪植物ボルボック編』では改心してモエギを育てていると言ったが実際には出会った当初モエギが持っていた土偶が目当てであり、ボルボックの球根ではなく土偶の類を持ってこいと脅していた。原作での吾平に対する青玉の役割りである。ボルボックに溶かされて死んだ。
外見のモデルは手塚キャラクターのスカンク・草井。

緒方刑事(おがたけいじ)

アニメオリジナルキャラクターで、雲名警部の部下。度々登場するが、口数はあまり多くない。スーパーボルボック戦においては市民に避難を呼びかける姿が見られる。「緒方」という名前が作中で呼ばれることはない。緒方刑事のモデルと思われるキャラクターが原作の『イースター島航海編』にもいるが、名前もなくポキ族に殺されている。

ガロン

出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

声:石塚昇運

アニメにのみ登場(外見のモデルは手塚治虫作品『魔神ガロン』や『鉄腕アトム』に登場する巨人)。土木作業用のロボットとして三つ目族に作られたが、凶悪さから解体された状態で封じられていた。犬持らに復元されて復活し、町を破壊する。
体をバラバラにされても、起動中は復活が可能。和登さんをさらい、胸元に収納する。
ガロンの額には「心は丸い石なり」と記されている。ガロンを制御するにはガロンの心に当たる球状の装置を胸にセットするしかない。心がない状態のガロンは三つ目族の命令も聞かず暴れ続ける。和登さんをさらったのは心の代わりのつもりらしい。
ガロンの内部の古代文字を読んでこのことを知った写楽たちは、ガロンの心である球体を探すこととなる。ガロンの心は、草井が荒らした遺跡で既に見つけており、三つ目族に信号を送っていた。三つ目になった写楽が球体の発する信号をキャッチする。写楽の呪文で球体が巨大化し、内部に人が乗れるようになる。
ガロンは胸に和登さんがいるため本来の心を受け入れなかったが、写楽の「本当の心を受け入れろ」との言葉と体当たりにより一旦体が砕け本来の心の装填に成功する。
写楽はこのままガロンで暴れようとしたが、心を手に入れたガロンは己の行為を悔い、土に還った。
ガロンの心は、魔弾球(まだんきゅう)として写楽が乗り物などに使用することとなる。

文福福太郎(ぶんぶく・ふくたろう)

文福(左)。

声:屋良有作

写楽に付きまとう男。三つ目の写楽と手を組むこともある。原作ではスカートめくりをするカラスのクロ、狸に似た猫のニコポンを連れていることが多い。麻薬の密輸で捕まった際、ニコポンを使って写楽の絆創膏を剥がさせたり(短編『分福脱走』)、須武田博士を抱き込んで古代遺跡の調査をさせたり(短編『王者の剣』)、悪知恵が働く。

テレビ東京版では世界征服を目論む悪の組織・デビルコンツェルンの一員で、三つ目族の子孫の少女・モエギと共にメキシコのピラミッドで生体強化細胞を見つけるなどした。デビルコンツェルンは壊滅したが、文福がどうなったかは不明。

ポゴ

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

Related Articles関連記事

火の鳥(Phoenix)のネタバレ解説まとめ

漫画界の巨匠、手塚治虫の描く壮大な物語が『火の鳥』だ。その血を飲むと永遠の命が得られる伝説の鳥である「火の鳥」。この伝説の鳥を巡り、古代から未来へ、未来から古代へ。またミクロからマクロへ、マクロからミクロへと想像を絶するスケールで世界が流転する。文明の進化と衰退、科学の罪、生命進化、人間の心と、「火の鳥」を狂言回しに、あらゆる要素を紡ぎ、手塚治虫が読者へ送る「究極の物語」だ。

Read Article

ブラック・ジャック(BLACK JACK)のネタバレ解説まとめ

ブラック・ジャック(BLACK JACK)は、手塚治虫の代表漫画作品の1つ。黒いマント姿につぎはぎの顔の天才無免許医師が、法外な治療費と引き換えに多くの怪我や難病を治療していく人間ドラマ。1973年~1979年に「週刊少年チャンピオン」にて連載され、連載終了後も読み切り作品が掲載された。さらに、他の漫画家の執筆による作品も数多くあり、医療漫画のパイオニアにして、金字塔と言われる。

Read Article

ブッダ(アニメ・漫画)のネタバレ解説まとめ

「ブッダ」とは、漫画家・手塚治虫が手がけた、仏教を生み出した釈迦こと「ブッダ」の物語についての漫画作品である。少年漫画雑誌「希望の友」(潮出版社)にて、1972年〜1982年まで連載された。後のブッダである主人公「ゴータマ・シッダルタ」が苦悩しつつ仏教をどのように悟ったのかを描き出している。実在の人物と手塚治虫自身の創作の人物が入り混じっているも、2000万部を超える売り上げを記録し、非常に評価されている作品である。

Read Article

PLUTO(プルートウ)のネタバレ解説まとめ

『PLUTO』とは、手塚治虫の作品「鉄腕アトム」の中のエピソード「史上最大のロボット」を原作とした浦沢直樹の漫画作品。 舞台は人間とロボットが共存する世界。世界最高水準の能力を持つ7体のロボットが、次々と何者かに破壊される事件が起きる。7体のロボットの1人・ドイツ刑事ロボットのゲジヒトは、一連の事件に深く関わっているとされる謎のロボット「プルートウ」の正体に迫っていく。

Read Article

神の手を持つ男 ブラック・ジャックの生い立ちと謎について考察まとめ

手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』。一話完結の作品の中に完璧な人間ドラマを描きだす手塚治虫は間違いなく天才だったといえるでしょう。漫画を読んだことのない人はもちろん、ある人にとってもブラック・ジャックは謎の多い人物です。今回は間黒男がいかにして伝説の無免許医ブラック・ジャックになったのか、ブラック・ジャックとはいったい何者なのか、その本性に迫ります。

Read Article

火の鳥(Phoenix)の名言・名セリフまとめ

『火の鳥』はあの『鉄腕アトム』を生み出した漫画界の巨匠、手塚治虫による『火の鳥(不死鳥)』を題材とした長編漫画である。日本の漫画文化を代表する作品の一つ。仏教の「六道輪廻」の考え方を軸に「死と再生」を主なテーマとした壮大なストーリーとなっている。 全12編ともなる独立したストーリーの舞台が過去と未来を行き来する独特な構成や、宗教思想と漫画の融合が当時画期的であり、現在でも数々の作品に影響を与え続けている。 この記事では、生命の本質や人間の業を説くような火の鳥の名セリフの数々を紹介する。

Read Article

【ブラック・ジャック】記念すべき第1話「 医者はどこだ!」のネタバレと感想

「鉄腕アトム」や「火の鳥」「ジャングル大帝」などの名作を世に生み出した手塚治虫先生。そんな彼の作品の中で「医療漫画の傑作」と言われ、現在でも高い支持を集めているのが「ブラック・ジャック」です。今回は2004年に発売された新装版の特徴を踏まえながら、第1巻収録話についてまとめていきます。(※参考画像なし)

Read Article

いつの時代も面白い!テレビアニメ『ブラック・ジャックシリーズ』

どうも。最近話題になっている「ヤング ブラック・ジャック」効果で再びB・Jブームが到来した筆者です。子供の頃に何気なく見ていたストーリーは、今改めて見ると中々に感慨深いものがあったりします。という事で今回は、テレビで連続放送されていたB・J各シリーズを1話無料動画と合わせてご紹介。

Read Article

ぐるなびにて連載のエッセイ漫画【田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-】をご存知ですか?

田中圭一先生と言えば、漫画界の巨匠・手塚治虫先生の絵柄で下ネタギャグな作風を確立したパイオニア。その田中先生が現在webサイト「ぐるなび」にて、漫画家ご本人とそのご家族にまつわる“食”にスポットを当てたエッセイ漫画を連載しており、これが大変おもしろい!ですのでこちらでは、田中先生の作品を通して、ご自身も漫画家や他分野で活躍されているご家族も紹介させて頂きます。

Read Article

手塚治虫の名作『ブラックジャック』の集大成! 『ブラックジャック大全集』

手塚治虫の名作が最も美しく甦る。 『ブラックジャック』は過去、秋田書店等で何度か単行本化されているが未収録作品がいくつかある。 しかし本書は、過去の単行本化された中で未収録作品が3話と一番少ない。 なお、この3話(「指」・「植物人間」・「快楽の座」)は手塚プロダクションの意向により今後も掲載されることはないため、この『ブラックジャック大全集』が〈完全版〉と言えるだろう。

Read Article

目次 - Contents