スレイヤーズ(Slayers)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

富士見ファンタジア文庫(富士見書房)から刊行されているライトノベル。
著者、神坂一。イラストはあらいずみるい。
黒魔術、精霊魔術などが存在し、自称、美少女天才魔道士リナ=インバースが戦う長編ファンタジー小説である。
1990年に小説「スレイヤーズ!」が発売され1995年にはテレビアニメ化・劇場アニメ化、その後もゲーム化やコラボレーション作品が数多く存在する。

リナが得意とする高位の黒魔術。
シャブラニグドゥの力を借り、都市をまるごと破壊する威力を持つ。

作中でもドラグ・スレイブの呪文は有名である。

「黄昏よりも暗き存在、血の流れよりも赤き存在、時間(とき)の流れに埋もれし偉大なる汝の名において、我ここに闇に誓わん、我らが前に立ち塞がりし全ての愚かなるものに、我と汝が力もて、等しく滅びを与えんことを」

重破斬(ギガ・スレイブ)

全ての混沌、金色の魔王の力を借りる高位の黒魔術。
不完全版ギガ・スレイブは魔王の一部を倒すほどの能力であったが、その実は「金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)」を召還する術である。

重破斬(ギガ・スレイブ):不完全版
「闇よりもなお昏きもの 夜よりもなお深きもの 混沌の海にたゆたいし 金色なりし闇の王 我ここに汝に願う 我ここに汝に誓う 我が前に立ち塞がりし すべての愚かなるものに 我と汝が力もて等しく滅びを与えんことを」

重破斬(ギガ・スレイブ):完全版
「闇よりもなお昏きもの 夜よりもなお深きもの 混沌の海よ たゆたいしもの 金色なりし闇の王 我ここに汝に願う 我ここに汝に誓う 我が前に立ち塞がりし すべての愚かなるものに 我と汝が力もて等しく滅びを与えんことを」

重破斬(ギガ・スレイブ):不完全版

重破斬(ギガ・スレイブ):完全版

『スレイヤーズ』の登場人物・キャラクター

リナ=インバース

自称天才美少女魔道士、姉であるルナの「世界を見て来い」の一言で旅に出た15歳。
金に目がなく、盗賊や野党のアジトを自ら襲いに行く根性の持ち主。モットーは「悪人に人権はない」。
また、悪い意味での異名が沢山あり、その中でも「ドラゴンまたいで通る」通称「ドラまた」と呼ばれることが多い。
黒いバンダナに小柄な体格、長い赤髪が特徴的であり、一見すると本当に美少女であるが、その獰猛な食欲や粗暴な性格から女性として扱われるほうが少ない。
しかし、魔王の欠片、魔王の腹心を倒すなど魔力のキャパシティは桁外れであり、魔族から同胞にスカウトされたほどである。
胸が小さいことがコンプレックスであり、本人の逆鱗でもある。

暴れるモンスターあればとことんぶちのめし、輝くお宝あれば無理やり独り占め。
大胆不敵、電光石火、勝利はあたしのためにある!

出典: matome.naver.jp

ガウリイ=ガブリエフ

身長182cm、金髪碧眼の剣士であり剣の腕前は一流である。
魔術は使用できないが、代々家宝として伝説の剣「烈光の剣<ゴルン・ノヴァ>」を受け継いでおり、モンスターや魔族へダメージを与えることが出来る。
記憶力の悪さや理解力の無さからリナに「くらげ頭」と呼ばれるほど残念な中身をしておりピントのズレた発言が特徴的。
盗賊からリナを助けたことにより、リナの保護者を自称しており一緒に冒険することになる。

ゼルガディス=グレイワーズ

凄腕の魔法剣士。
石のように硬い皮膚と針金のように鋭い髪が特徴のキメラ。
元は人間だったが、祖先であるレゾに邪妖精(ブロウ・デーモン)、岩人形(ロック・ゴーレム)の合成獣にされ元に戻る方法を探している。
精霊魔術を使用し、かなり高位の魔法も扱える。
白いローブに白いフードを着用しており、目立つことを極端に嫌っている。

アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン

セイルーン王家の巫女頭であり、第一王位継承者フィリオネル=エル=ディ=セイルーンの次女。
精霊魔術を得意とするが黒魔術も扱え、リナにドラグ・スレイブを教えてもらったこともある。
性格はまっすぐであり融通が利かない、ことあるごとに「正義」を口にし、自らトラブルを引き受けてしまうこともある。
グレイシアという姉が居るが作中では明確にされていない。

シルフィール=ネルス=ラーダ

都市サイラーグの神官長の娘であり巫女頭。
丁寧な言葉使いと口調からおっとりとした黒髪美人だが、世界を滅ぼしかねない「重破斬(ギガ・スレイブ)」を唱えようとしたリナを諌めたりとなかなか芯のしっかりした女性、さらりときつい発言もする。
ガウリイとは幼い頃から面識があり好意を抱いており、様付けで呼んでいる。
アメリアより高位の精霊魔術を使えるが、黒魔術はからっきしである。

ゼロス

hallelujah
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