D.Gray-man(ディーグレイマン・Dグレ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『D.Gray-man』は、ジャンプ系列雑誌にて星野桂が連載中のダークファンタジー漫画。仮想19世紀末を舞台に、神の力を宿すエクソシストと、世界の終焉を目論む千年伯爵率いるノアの一族との戦いを描く。主人公はエクソシストの少年、アレンウォーカー。だが彼の内にノアが眠っていたことが発覚し、ノア化していくアレンは自我の消失と残酷な運命に苦しめられていく。

『D.Gray-man』のあらすじ・ストーリー

「機械・魂・悲劇」を材料に生み出された殺戮兵器「AKUMA(アクマ)」。
その製造者である千年伯爵は世界の終焉を目論み、世界に戦の火種をばら撒いていく。

千年伯爵の暗躍により終焉間近と目される世界で、「運命に抗おうとする人間たち」がいた。AKUMAや千年伯爵に唯一対抗できる神の力・イノセンスを宿した「エクソシスト」達である。
生まれつきイノセンスを左手に宿す主人公アレン・ウォーカーは、AKUMAを破壊し、AKUMAに内蔵された人間の魂を救済する為に世界各地を転々としていた。

時は仮想19世紀末。蒸気と闇に紛れた世界で、奇怪な事件が起こり始めていた。
アレン達を始めとするエクソシストは、千年伯爵率いるノアの一族の野望を阻止するべく、終わりの見えない過酷な戦いに身を投じていく。

『D.Gray-man』の登場人物・キャラクター

アレン・ウォーカー

本作の主人公で、エクソシストの少年。
生まれつき左手に宿るイノセンスを武器に、AKUMAや千年伯爵率いるノアたちと死闘を繰り広げていく。

【人物像】
常に敬語で喋るなど紳士的な振る舞いが多い一方で、時折垣間見える腹黒さが際立つ。
修行時代、師のクロス・マリアンに巨額の借金をなすりつけられ、現在もイカサマポーカーをしながら少しずつ返済しているらしい。

【正体】
実は本人も知らないところで「14番目」というノアの記憶を移植されており、自我の消失と共に14番目へ覚醒していくのだった。
エクソシストとして生き抜く事を誓うアレンは、仲間をも敵に回すという苦渋の決断を迫られながら、自身のノア化を止めるための方法を見つける為に逃走劇を繰り広げる。

renote.net

クロス・マリアン

アレンの師匠で、エクソシストの中でも極めて優秀な「元帥(げんすい)」の称号を持つ人物。
銃型と屍の2つのイノセンスを武器に、圧倒的な戦力で千年伯爵サイドと渡り合っていく。

【人物】
弟子のアレンでさえも行方が掴めないほど神出鬼没。
賭博・酒・女好きで、行方不明の現在も「ツケ」と称しながら世界各地で借金を増やしている(ツケの支払いはアレン名義になっている)。しかし、元帥捜索編ではいち早く策を巡らせ、アレンの行く先々で千年伯爵率いるノアの一族にダメージを与えるなど、正念場では頼りになる人物。

神田ユウ

エクソシストのひとり。瞬時に傷を回復させる再生能力と刀型のイノセンスを武器に、AKUMAや千年伯爵率いるノアたちと死闘を繰り広げていく。

【人物】
常に仏頂面で、短期かつキレやすい。思った事を遠慮なく口にしたり、人命より目的を優先するなど、他人を顧みない性格のため、アレンとは初対面の時から反りが合わず、犬猿の仲である。
戦闘能力は他のエクソシストよりも頭一つ抜きん出ているらしい。

【正体】
実は人工的に作られたエクソシストで、現在は凍結された「セカンドエクソシスト計画」の唯一の生き残りだった。セカンドエクソシスト計画に焦点を当てた「アルマ編」では、セカンドエクソシスト計画の「失敗作」と言われるかつての親友を相手に、死闘をくり広げる。

renote.net

リナリー・リー

本作のヒロインで、エクソシストのひとり。
「黒い靴(ダークブーツ)」のイノセンスを装着した足技を武器に、AKUMAや千年伯爵率いるノアたちと死闘を繰り広げていく。

【人物】
誰からも愛されるマドンナ的存在。普段は穏やかで心優しい少女だが、戦闘時には物怖じせず、先陣を切ってAKUMAを破壊する。
自己犠牲を嫌うため、仲間が捨て身の行動に走った際には怒りを帯びた悲しみの感情を見せる。

【家族構成】
幼い頃、AKUMAによって両親が殺され、唯一の家族は兄だけとなる。しかしその兄は自他ともに認める常軌を逸したシスコンで、人間関係(特に異性関係)において何かと苦労をしている。

renote.net

ラビ

エクソシストのひとり。「鉄槌(てっつい)」型のイノセンスを武器に、AKUMAや千年伯爵率いるノアたちと死闘を繰り広げていく。

【人物】
気さくなお調子者に見えるが、実はシビアでドライ。頭脳明晰で分析力・観察力にも長けている。
アレンとの関係は比較的良好だが、ごく稀に冷たい視線を送られる。

【正体】
その正体は「世界の裏の歴史」を記録し未来に継承していく「ブックマン」の後継者。
記録地ごとに偽名を名乗っており、「ラビ」は「49番目の名前」である。
裏の歴史にあたるエクソシストとノアの一族の戦いを記録する為、現在はアレン達エクソシストと共闘し、千年伯爵サイドと敵対しているが、ラビの師である現・ブックマンはかつてノアの一族と関わりを持っていたらしい。

renote.net

tw-12140567012523868169
tw-12140567012523868169
@tw-12140567012523868169

Related Articles関連記事

D.Gray-man(Dグレ)のエクソシスト・イノセンスまとめ

D.Gray-man(Dグレ)のエクソシスト・イノセンスまとめ

『D.Gray-man』とは、星野桂による漫画、及びそれを原作とするアニメやゲームなどのメディアミックス作品である。 育ての親であるマナを亡くしたアレン・ウォーカーは、千年伯爵の誘いに乗ってマナの魂を呼び戻し、『AKUMA』という兵器へと変えてしまう。アレンの左腕にはAKUMAを破壊することができる『イノセンス』が宿っており、アレンはAKUMAを破壊する。アレンは『エクソシスト』となり、千年伯爵たち『ノアの一族』と戦いを始める。

Read Article

D.Gray-man(Dグレ)のノアの一族まとめ

D.Gray-man(Dグレ)のノアの一族まとめ

『D.Gray-man』とは、星野桂によるエクソシストとAKUMA、そしてAKUMAを生み出す「ノアの一族」との戦いを描いた漫画である。 世界終焉を目論む千年伯爵が作り出すAKUMAを破壊することのできるエクソシストであるアレン・ウォーカーが主人公となり、エクソシストを統括する「黒の教団」と千年伯爵が率いるノアの一族が熾烈な戦いを繰り広げていく。 ノアの一族は歴史の裏で暗躍する謎の集団で、人類と人類の作る世界を否定しており、AKUMAを率いて人類を滅ぼそうとしている。

Read Article

D.Gray-man(ディーグレイマン・Dグレ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

D.Gray-man(ディーグレイマン・Dグレ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

『D.Gray-man(ディーグレイマン)』とは、星野桂により『週刊少年ジャンプ』にて2004年から連載を開始したダークファンタジー漫画。悲しい悪性兵器である「AKUMA」とその製造者である千年伯爵は、世界の終焉を計画している。そして唯一AKUMAを破壊できる神の結晶である「イノセンス」に選ばれたエクソシストたちは、世界を救うために仲間と共に長く険しい戦いに身を投じるのだった。命をかけた戦いの中で紡がれる言葉には、自身や仲間へ向けた強く心に残る名言が多く存在している。

Read Article

クロス・マリアン(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

クロス・マリアン(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

クロス・マリアンとは、『D.Gray-man』の登場人物であり、黒の教団のエクソシスト。また、神父、元科学者、魔導士など多数の顔を待つ。教団に5人しかいない元帥の1人で、主人公アレン・ウォーカーの師匠でもある。養父を亡くし傷ついたアレンを助け、エクソシストとしての戦い方や心構えを教えた。アレンを教団へ向かわせる際に失踪していたが、実は教団からかねてより依頼されていた仕事の為に方舟に潜入していた。その後アレンと再会し、クロス部隊と合流。生成工場の破壊任務の為ノアの一族との戦いに協力する。

Read Article

リナリー・リー(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

リナリー・リー(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

リナリー・リーとは、『D.Gray-man』の登場人物であり、本作のヒロインにあたる黒の教団のエクソシスト。主人公アレンにとって大切な女性でもある。両親をAKUMAに殺された後、イノセンスの適合者だということがわかり強制的に教団に入団させられた。入団直後は教団による監禁で精神的・肉体的にボロボロになっていたが、リナリーを追って科学者として入団した兄のコムイ・リーのおかげで立ち直り、AKUMAと戦うエクソシストとしての道を生きるようになった。

Read Article

ラビ(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

ラビ(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

ラビとは、漫画『D.Gray-man』及びアニメ『D.Gray-man』、『D.Gray-man HALLOW』に登場するブックマンの後継者であり、エクソシストの青年である。師であるブックマンと共に、世界の裏歴史を記録するため教団に身を置いている。装備型イノセンスの適合者で、対アクマ武器は「鉄槌」である。過去に様々な記録地を渡り歩いてきており、誰とでもすぐに打ち解けることができる。好きなことは睡眠。歴史の傍観者であるべきブックマンの立場と、エクソシストとしての仲間への想いの間で苦悩する。

Read Article

アレン・ウォーカー(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

アレン・ウォーカー(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

アレン・ウォーカーとは、漫画『D.Gray-man』及びアニメ『D.Gray-man』、『D.Gray-man HALLOW』の主人公で、エクソシストの少年。左腕に寄生型のイノセンスを宿している。養父・マナをAKUMAにしたことがきっかけで、AKUMAに内蔵された魂が見えるようになった。クロス元帥に師事後、黒の教団所属のエクソシストとなる。入団当初はAKUMAのために戦っていたが、黒の教団での経験を通して人とAKUMAの両方を救済したいという気持ちが生まれていく。

Read Article

神田ユウ(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

神田ユウ(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

神田ユウとは、『D.Gray-man』の登場人物であり、黒の教団のエクソシスト。教団が過去に行った「第二使徒(セカンドエクソシスト)計画」によって誕生した人造使徒。主人公アレンが自身の師匠であるクロス・マリアン以外で初めて会ったエクソシストが神田である。初登場時から神田とアレンはそりが合わず犬猿の仲であったが、「第二使徒計画」で神田と共に造られたアルマが復活した際に、アレンが共に戦い2人のサポートをしてくれたことで和解した。以降は教団から追われる身になったアレンを支える親友的存在になる。

Read Article

ティキ・ミック(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

ティキ・ミック(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

ティキ・ミックとは、『D.Gray-man』の登場人物であり、本作の主人公アレン・ウォーカーおよびアレンの所属する黒の教団にとって、敵側の人間である。13名存在するノアの一族の一人で、「快楽」のメモリーを継承している。常に飄々とした性格で、作者も認めるほどの美形。ティキは「ノア」として生きることと、「普通の人間」として生きることの両方を楽しんでいる。彼が「普通の人間」の時に初めてアレンと出会い、以降はノアであるにも関わらずアレンに友好的な態度を見せている。

Read Article

アルマ=カルマ(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

アルマ=カルマ(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

アルマ=カルマとは、漫画『D.Gray-man』およびアニメ『D.Gray-man HALLOW』に登場する、サードエクソシストの第一母胎となった個体の識別名称である。 元は「セカンドエクソシスト計画」によって造り出された人造使徒「セカンドエクソシスト」の少年である。被検体名は「アルマ」。 同じ境遇にあった神田ユウとは喧嘩ばかりしていたが、後に唯一の友だちとなる。マヨネーズが大好物。 長い間昏睡状態にあったが、ノアの能力により目を覚まし、アクマとなってアレンたちの前に現れる。

Read Article

ロード・キャメロット(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロード・キャメロット(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロード・キャメロットとは『D.Gray-man』の登場人物で「夢(ロード)」の記憶(メモリー)を引き継いでいるノア。世界に13名(異例であるネアを含めると14名)存在する「ノアの一族」の一員で、本作の主人公アレン・ウォーカーの敵である。ノアの一族・第一使徒である千年伯爵と共謀し、殺人兵器AKUMAを使って世界を終焉へ導こうとしている。当初はアレンと敵対していたが、敵であるはずのアレンにキスしたり好意的な態度をみせるようになった。残虐な性格で、人間が嫌い。

Read Article

ミランダ・ロットー(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミランダ・ロットー(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミランダ・ロットーとは『D.Gray-man』の登場人物で、黒の教団に所属するエクソシスト。主人公アレンが「巻き戻しの街」の任務で出会った女性である。ミランダが所持していた古時計にイノセンスが宿っており、そのイノセンスに彼女が適合していることが分かったため黒の教団へ入団することになった。今まで失業ばかりして人の役に立てたことのなかったミランダに初めて「ありがとう」と言ってくれたのがアレンである。それ以来、彼女は黒の教団のエクソシストとしてAKUMA退治に尽力している。

Read Article

コムイ・リー(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

コムイ・リー(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

コムイ・リーとは、漫画『D.Gray-man』及びアニメ『D.Gray-man』、『D.Gray-man HALLOW』に登場する、黒の教団・本部の室長である。妹はエクソシストのリナリー・リー。科学班出身で、自身を「科学班室長」と名乗ることも。 司令官として教団をまとめる優秀な人物である一方、発明品によって事件を巻き起こすトラブルメーカーでもある。本来は心根の優しい人物であるが、室長としての立場から、非情な決断を下さなければならない場面も多い。 重度のシスコンで、リナリーを溺愛している。

Read Article

リーバー・ウェンハム(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

リーバー・ウェンハム(D.Gray-man)とは【徹底解説・考察まとめ】

リーバー・ウェンハムとは、『D.Gray-man』の登場人物であり、黒の教団の科学班班長。炭酸飲料が好きでいつもよれよれのネクタイをしている、くたびれ気味の科学者である。科学班室長であるコムイ・リーのサポートや、部下たちの世話を任されている。お人よしで頼まれると断れない性格なので、コムイのわがままやサボり癖にたびたび振り回されている。メインキャラクターではないが、コムイ、部下、主人公のアレン・ウォーカーの世話役として度々登場している。

Read Article

D.Gray-man(ディーグレイマン) / アニメ新シリーズは○○編から放送開始!

D.Gray-man(ディーグレイマン) / アニメ新シリーズは○○編から放送開始!

連載開始から約12年、なんと10年ぶりのアニメ化決定。いやぁ~、長かった!待ちくたびれた!予想外の朗報を受け、Dグレファンとしては嬉しい事この上ないのですが、どうやら前シリーズとは異なる点があるようです。今回は2016年10月からTV放送がスタートする「新シリーズの内容」と「D.Gray-manの作品の魅力」に迫っていきます!【※随時更新予定!】

Read Article

【D.Gray-man】登場人物・キャラクターを一挙解説!(ネタバレあり)

【D.Gray-man】登場人物・キャラクターを一挙解説!(ネタバレあり)

「エクソシスト」たちの活躍を描いた『D.Gray-man』。「Dグレ」の略称で親しまれるこの作品には、魅力的な人物やキャラクターがたくさん登場します。この記事では、そんな彼ら/彼女らについてまとめました。ネタバレも含んでいるので、まだコミックスを読んでいない方はご注意ください!

Read Article

おすすめダークファンタジー漫画「D.Gray-man」のご紹介

おすすめダークファンタジー漫画「D.Gray-man」のご紹介

季刊誌「ジャンプSQ.CROWN」で連載中の「D.Gray-man」は、世界の終焉を目論む千年伯爵率いるノアの一族とエクソシスト達の戦いを描いたダークファンタジー漫画の金字塔作品。 美麗なイラストと、高いオリジナルストーリー性がファンに人気の作品。 休載が目立ってもなお根強いファンがいるのには、何かワケがあるに違いない!

Read Article

7月放送開始!「D.Gray-man HALLOW」公式ツイートまとめ

7月放送開始!「D.Gray-man HALLOW」公式ツイートまとめ

”戦いは新たな局面へ――。”神の力をその身に宿すエクソシストと世界終焉を目論むノア一族の、果て無き戦いを描いた物語「D.Gray-man(ディーグレイマン)」。7月から始まるアルマ編では、遂に神田の過去が明らかになります!しかし、見所はそこだけではありません!今回は、アニメD.Gray-manの情報について、公式tweetを中心にまとめていきます。

Read Article

【神田ユウ】誰が好き?櫻井孝宏の演じた人気キャラクター・登場人物20選【枢木スザク】

【神田ユウ】誰が好き?櫻井孝宏の演じた人気キャラクター・登場人物20選【枢木スザク】

儚げな美少年からクールなイケメンまで、幅広い役でファンを魅了する櫻井孝宏。この記事では、彼がこれまでに演じてきたアニメキャラのうち、特に人気のあるものを20個厳選しました。役の振り幅は大きいけれど、声質的にはBLにピッタリ!?声だけで様々に演じ分けられる声優って、ほんとにスゴいです。

Read Article

目次 - Contents