仮面ライダーV3(Kamen Rider V3)のネタバレ解説まとめ

『仮面ライダーV3』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。『仮面ライダーシリーズ』の人気を定着させた作品である。ショッカー・ゲルショッカーの後継組織であるデストロンの魔の手から人々の自由と平和を守るために、風見志郎/仮面ライダーV3が悪の怪人と闘い続ける。登場人物は前作『仮面ライダー』から一部引き継がれ、前作と同様、もしくはそれ以上の人気を獲得する作品となった。

インターポールが派遣した「デストロンハンター」部隊が改造人間工場を破壊した。4大幹部を失うなど、相次ぐ作戦の失敗を受け、ドクトルGは自らV3を討つ決意をする。
ドクトルGは祭壇の前で自らの血を捧げる「悪魔生霊の儀式」を行うのだった。

藤兵衛らを拉致し、風見を誘き寄せたドクトルG。2人の間に壮絶な戦いが展開される。ドクトルGの執拗な攻撃は変身の隙も与えないほどであったが、一瞬の隙をついて変身。それに対抗するように、ドクトルGもカニレーザーに姿を変える。
斧の掴み合い、盾での防御、レーザーの回避といった、緊迫感ある決闘はシリーズでも屈指のものといえる。

「お前の名はデストロンの偉大な戦士として永久に残される」
「命の火が尽きるまで闘うのだ!」など、ところどころで挿入される首領のセリフが、ドクトルGに向けられた信頼を物語る。

2大必殺技を合わせた「V3反転きりもみキック」でカニレーザーは撃破され、ドクトルGは潔く負けを認め、爆炎の中に消えた。
生き残ったV3に首領の声が浴びせられる。1次攻勢は終わったとし、結託した部族怪人による第2次攻勢がこれから始まるのだった。

第33話「V3危うし!帰ってきたライダー1号、2号!!」

キバ男爵が展開したのは、人工的に光化学スモッグを発生させることに成功した博士を拉致し、大量殺人に結び付けることだった。
この作戦に投入された怪人「ユキオオカミ」の必殺「ウルトラブリザード」によって、風見が凍結され、拉致されてしまう。
最大のピンチに現れたのは本郷猛、そして一文字隼人だった。そして3人が次々に変身していく。1号のライダー返し、2号の投げ技、V3きりもみチョップの連続技を受け、協力怪人も撃破され、博士らも救出された。

藤岡演じる本郷と、佐々木演じる一文字は第34話「危機一発(ママ)!キバ男爵対三人ライダー!!」にも出演し、変身後の3人にも引けを取らない「原始タイガー」相手に、ダブルライダーが操縦する新サイクロンにV3が騎馬のような形で乗り、全エネルギーを放出して突進する「ライダートリプルパワー」という荒業を見せた。

ライダートリプルパワー

第40話「必殺!V3マッハキック!!」

「名作シリーズ」として、『仮面ライダー』第31話「死闘!ありくい怪人アリガバリ」をリメイクした作品である。

ツバサ一族最後の刺客・死人コウモリは、自らに巣食う細菌「ヒマラヤの悪魔」によって、人々を操ろうとする。飛行能力を駆使した高速回転「V3キラー」によってなすすべもなく敗れてしまうV3。

助けられたものの、V3が完膚なきまでに負けたことでショックを受ける少年を見て、戦闘意欲をなくしそうになった風見を、藤兵衛は叱咤する。V3に変身した風見は、空中での制御能力を身につけるために、高所から跳び下りることを何度も繰り返し、藤兵衛も特訓に寄り添う。

そして訪れた死人コウモリとの再戦の機会。V3キラーに対し、自ら空中で高速回転をかけて宙を舞い、キックを放つ「V3マッハキック」で敵に致命傷を負わせる。逃亡を図る死人コウモリに限界が訪れ、ツバサ大僧正の正体を現し、事切れた。
しかし、その様子をヨロイ元帥が見詰めていたのだった。

第45話「デストロンのXマスプレゼント」~第46話「ライダーマンよどこへゆく?」

デストロンの次なる計画は、優秀な子供を集め、幹部候補生とすることだった。
黒い衣装を着こんだ「ブラックサンタ」が子供たちを集め、デストロンへと拉致していく。
その中の一人の少年・ヒロシは結城の知り合いだった。彼を探す結城に、デストロンは子供を返す交換条件として、共同でV3を倒すことを持ち掛ける。
かくて、V3とライダーマンが闘うこととなった。

そこに乱入したブラックサンタの正体、サイタンク。その装甲はハリケーンの突進も、V3マッハキックも寄せ付けない。さらに、剛力によってV3はブルドーザーで岩場に挟み込まれてしまう。
その後、結城は約束を反故にされ、命の危機にさらされる。それを救ったのはV3だった。子供たちを救出したうえで、結城を仲間と呼ぶV3に対し、結城の頑なな心も開いていく。

しかし、ヒロシの家族がさらわれ、その捜索中にサイタンクと再戦の機会が訪れるものの、さらに圧倒されるV3。弱った体で捜索を続けるうちに、アジトに拉致されてしまう。脳改造の危機が迫ったとき、彼を助けたのはライダーマンだった。
ライダーマンが戦闘員を駆逐する一方、V3はサイタンクの角をへし折ることに成功する。抵抗しようとするサイタンクの動きをライダーマンのロープアームが止め、「V3きりもみキック」が強敵についにとどめを刺した。

こうして、風見と結城はともにデストロンに立ち向かうこととなる。

第51話「ライダー4号は君だ!!」

デストロンは最も恐ろしい作戦、孤島もを消滅させる「プルトンロケット」を東京に撃ち込む「ゼロアワー作戦」を実行に移そうとしていた。
その発射場をたまたま目撃した登山団の生き残りが入院する病院へ向かった風見は、病院に潜入していたものの、デストロンを裏切った男から作戦の全容を知らされる。
結城と風見は件の場所・サソリ谷の調査に赴き、怪人「ザリガーナ」に遭遇する。これを退けたのち、罠にかかった風見より先に結城は基地に潜入する。

司令室で首領とヨロイ元帥の会話を耳にした結城は、首領の通信装置に詰め寄るも「愚か者め、私がいつ人間だと言った」という言葉に、悪魔に忠誠を誓っていた事実を悟る。
ヨロイ元帥がザリガーナに変身する中、指令室に潜入したV3に相手を任せ、ライダーマンが赴いたのはプルトンロケットのもとだった。自ら内部に潜入すると、「ライダーマン、結城丈二の最期を見ろ!」と、安全圏でプルトンロケットを自爆させる。

「君は英雄だ……。俺は君に仮面ライダー4号の名を贈るぞ!」と叫んだV3。その怒りは、最終回・第52話でデストロンを崩壊させる原動力となる。

終わらない戦い

デストロン崩壊後も、仮面ライダーV3とライダーマンの戦いは終わっていない。

『仮面ライダーX』では風見が神敬介/仮面ライダーXの再改造を行い、『仮面ライダーストロンガー』『仮面ライダー(新)』では風見と結城、それぞれが別々に帰国し、デルザー軍団やネオショッカーと闘っている。
『仮面ライダーZX』では、風見と結城が、沖一也/仮面ライダースーパー1とともに、村雨良/仮面ライダーZXに戦士としての矜持を教え抜いている(山口が若くして死去したため、山口が結城丈二を演じたのはこれで最後となった)。

テレビとパラレルとなる『仮面ライダーSPIRITS』では、V3に変身不可能となりつつも、風見は結城に与えられたアタッチメントを駆使して戦い、結城は単身で大首領に挑む、という見せ場が用意されている。

『SPIRITS』における風見、結城、沖一也

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