仮面ライダーディケイド(Decade)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーディケイド』は『平成仮面ライダーシリーズ』10作目の作品にして異色作と呼ばれる。門矢士/仮面ライダーディケイドは「世界の破壊者」と作中で呼ばれ、数々の並行世界を駆け抜けていく。その先にあるのは救済なのか、破滅なのか。それまでの平成ライダー世界を再構成(リ・イマジネーション)する作風は賛否両論を浴びつつも、多くの派生作品でも重要な役割を果たす、欠くことのできない存在である。

「キバの世界」のキバットバット三世の妹である、蝙蝠状のモンスター。
他者を別の並行世界に移動させたり、変身能力を引き出したりと様々な能力を持つ。
光夏海がキバーラを構えることによって、仮面ライダーキバーラに変身する。

鳴滝(演:奥田達士)

ディケイドを「世界の破壊者」として敵視し、ことあるごとに彼を倒そうとする謎の人物。士や海東同様に並行世界の壁を乗り越える能力を持つ。
その目的はディケイドが各世界に介入することで、他の並行世界に及ぼす影響を避けるためともいわれている(『HERO SAGA』シリーズにて)が、そのためにはその世界を切り捨てることも辞さない冷酷さも持つ。

『スーパーヒーロー大戦』で鳴滝が変身したリ・イマジネーションドクトルG

実際、「ライダー大戦の世界」では、「スーパーショッカー」の幹部であるリ・イマジネーションゾル大佐に変身し、『スーパーヒーロー大戦』では「大ショッカー」副首領であるリ・イマジネーションドクトルGに変身している。ともに数多くの並行世界を牛耳ろうとする目的をもった組織に所属しているが、それが彼の真意なのかは明言されていない。
その一方で、「士の世界」では大ショッカーに反発する態度を取り、『仮面ライダー大戦』では、ショッカーの流れを組む「地下帝国バダン」の野望を士に伝え、侵攻を食い止めるように促すなど、善悪もはっきりしていない。

井上正大は雑誌『仮面ライダーEX』のインタビューで、「鳴滝は、急革新的なディケイドに対するライダーファンの声を体現したもの」と解釈した旨を述べている。

「おのれディケイド!」というセリフはファンの印象に残り、「出来事に対して理不尽な因縁をつける」といった意味で特撮ファンの間でスラング化した。

ガイ/リ・イマジネーションアポロガイスト(演:川原和久)

パワーアップを遂げたスーパーアポロガイスト

幾多もの並行世界に存在する悪の組織が結集したとされる「大ショッカー」の大幹部。自らを「迷惑な存在」と名乗り、語尾に「なのだ」をつけるのが特徴。「RXの世界」以降で登場する。
武装は大型銃「アポロショット」と剣「アポロフルーレ」、攻防一体の盾「ガイストカッター」、そして自らの延命装置であり他人の生命を吸収する「パーフェクター」。

『仮面ライダーX』に登場した秘密機関G・O・Dの大幹部が元になっているキャラクターであるが、オリジナルが冷酷な一方で敵に敬意をもって接するライバルとしての人気があったのに比べ、リ・イマジネーション版は残酷さや卑劣さが強調されている。

一度敗戦し、パーフェクターが士のものとなったのち、ファンガイアの力を手にすることで、ディケイドやクウガを圧倒するほどの力を持つ「スーパーアポロガイスト」として復活する。
「ライダー大戦の世界」で各並行世界の怪人たちを復活させて、ディケイドらに勝負を挑むものの、手勢を全滅させられた後でディケイドとディエンドが同時に放ったディメンションシュートを浴び、「宇宙で最も迷惑な奴として蘇るのだ!」という断末魔と共に散った。

仮面ライダーディケイドの能力

カメンライド

ディケイドライバーに、クウガ~キバまでのライダーカードを挿入することによって、それぞれのライダーの姿に変身することができる。当初は各ライダーの力は失われており、彼らが存在する世界を巡り、共闘することで効果を発揮する。『スーパーヒーロー大戦』では仮面ライダー1号にもカメンライドしていた。

「アタックライド」のカードによって、時間軸をずらした高速移動であるカブトの「クロックアップ」などの強力な固有能力を発揮することが可能。「ファイナルアタックライド」のカードでは各ライダーの必殺技を使用できる。

「フォームライド」のカードを使うと、ファイズの「アクセルフォーム」などの、各ライダーの強化形態にも変身できる。

この動画で龍騎、カブトへのカメンライドを使用している

ファイナルフォームライド

クウガを装甲機「クウガゴウラム」、ブレイドを巨大剣「ブレイドブレード」に変化させるように、他の仮面ライダーを強力な武装に変形させ、高威力の必殺技を放つ能力。カメンライドのカード同様、それぞれのライダーと共闘することで力を発揮する。

ディケイドは「ちょっとくすぐったいぞ」の言葉と共にファイナルアタックライドのカードを読み込ませる。
ディエンドも同じ能力を使うことができ、その時の台詞は「痛みは一瞬だ」。

リ・イマジネーション響鬼を「ヒビキオンゲキコ」へと変化させる様子

コンプリートフォーム

「ネガの世界」に保管されていた、携帯端末状のメカニズム「ケータッチ」を使用することで「ファイナルカメンライド」する超強化形態。上半身と額に平成10人ライダーのライダーカードが装着される。

ケータッチのパネルに表示されたアイコンをクリックし、ディケイドライバーにそのライダーに対応したファイナルアタックライドのカードを挿入することで、各ライダーの超強化形態の幻影を召喚し、2人で必殺技を放つ。

仮面ライダーカブトであれば「ハイパーフォーム」の超高出力のエネルギー砲「マキシマムハイパーサイクロン」、仮面ライダーアギトであれば「シャイニングフォーム」の斬撃「シャイニングクラッシュ」といった具合である。

再構成(リ・イマジネーション)された並行世界の旅

ヒトならざる存在が跋扈する「世界の崩壊」のビジョンを見せられた士と夏海は、紅渡/仮面ライダーキバの啓示を受けて、リ・イマジネーションライダーたちが存在する数々の世界を渡り歩くこととなる。

各世界に辿り着くたびに、光写真館の背景ロールはそれぞれの世界を象徴するものになり、士も違った役割を与えられる(クウガの世界では警察官、カブトの世界では戦闘員ゼクトルーパーなど)。

クウガの世界

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