The Kills(ザ・キルズ)の徹底解説まとめ

The Kills(ザ・キルズ)とは、Gt&Dr&Vo.ジェイミー・ヒンス(ホテル)、Vo&Gt.アリソン・モシャート(ヴィヴィ)により2000年に結成された男女のロックンロールデュオである。ガレージロック、ブルースロックに影響を受けた音楽スタイル、ローファイなギターサウンドとダブルボーカルが特徴。2002年にドミノ・レコーズから『Black Rooster EP』でデビューを果たす。世界中のロックファンだけでなく同業者からの評価も高い。

The Kills(ザ・キルズ)の概要

The Kills(ザ・キルズ)とは、Gt&Dr&Vo.ジェイミー・ヒンス(ホテル)、Vo&Gt.アリソン・モシャート(ヴィヴィ)により2001年に結成された2人組男女デュオのロックンロールバンドである。ジェイミーはイギリス人、アリソンはアメリカ人という珍しい男女の多国籍バンドでもある。アリソンがイギリス滞在中に泊まったホテルでジェイミーと知り合い2人は意気投合。アリソンがアメリカに帰国後も交流を深め、The Kills結成に至った。ブルースや60年代ガレージ・ロック、NYパンクなどが音楽的なルーツではあるが、ビンテージアンプやギターを使ったLo-Fiサウンドに、エレクトリックなドラム・マシーンを取り入れ独自の音楽性を生み出している。ライブではサポートミュージシャンを入れて、よりダイナミックかつノイジーなサウンドを披露する。モシャート(ヴィヴィ)は、ライブの始まりから終わりまで喫煙しながら歌うスタイルで、MCをすることはめったに無い。
2002年にドミノ・レコーズから『Black Rooster EP』でデビュー。翌年2003年にデビューアルバムとなる『Keep on your mean side』をリリースし、ローリングストーン誌やNME誌から高い評価を受ける。2008年発表のアルバム『Midnight Boom』はアメリカビルボードチャートで133位を記録。その後はコンスタントに作品を発表し、世界中から人気を獲得する。Primal Scream、The White Stripes、Arctic Monkeysといった同業者からの信頼も厚い。日本でも人気が高く、ツアーやロックフェスティバルに出演するため何度か来日している。

The Kills(ザ・キルズ)の活動経歴

The Kills結成〜1stアルバムリリース

デビューEP『Black Rooster EP 』

2000年、Gt&Dr&Vo.ジェイミー・ヒンス(ホテル)、Vo&Gt.アリソン・モシャート(ヴィヴィ)によりThe Killsを結成。
同年、アリソンはヴィヴィに、ジェイミーはホテルと名乗り、正式に2人でのキャリアをスタートさせる。
2001年、デモテープ「Restaurant Blouse」を作曲し、レコーディングを行う。主要レーベルからのアプローチを避け、インディーズレーベルのドミノ・レコーズと契約する。
2002年2月14日、70人の観客の中で初ライブを行う。同年5月28日、ドミノ・レコーズからデビュー作となる『Black Rooster EP 』をリリース。
2003年3月10日、デビューアルバム『Keep on your mean side』をリリース。2週間程度の期間で録音された同アルバムは、音楽誌から高評価を得た。このころに行われたニューヨークのライブで、ステージが禁煙にもかかわらず、ヴィヴィは3本の水とたばこを持ってステージに上がり、最後まで喫煙をしながらパフォーマンスを行った。同年5月14日に初来日し、原宿アストロホールでライブを行う。同年8月2日(大阪)3日(東京)で行われた「SUMMER SONIC 2003」に出演するため来日した。

2ndアルバム発表〜3rdアルバムがアメリカビルボードにチャートイン

2008年のThe Kills

左からホテル、ヴィヴィ。

2004年に入ると2人は、ロンドンのダルストンに家を購入する。同年12月13日、東京SHIBUYA-AXで行われた、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのコンサートのオープニング・アクトとして出演。翌日12月14日に東京でもライブを行った。
2005年2月21日、2ndアルバム『No Wow』をリリース。ブルース、ガレージロック路線は変わらないが、ヒップホップの要素を取り入れるなど実験的な作品になった。
2008年3月10日、3rdアルバム『Midnight Boom』をリリースし、初めてアメリカビルボード133位にチャートインする。アルバムリリース後、The White Stripesのジャック・ホワイト率いるロックバンド、The Raconteursとツアーを開始。ツアー途中で喉を痛めたジャック・ホワイトのサポート役として、ヴィヴィがRaconteursのライブに出演する。同年12月8日には東京、12月9日に大阪でライブを行う。

ホテルの怪我〜活動休止

「Fuji Rock Festival 2017」出演時のThe Kills

左からホテル、ヴィヴィ

2009年に入ると、ヴィヴィはジャック・ホワイト等とThe Dead Weatherを結成する。
2010年、ホテルは車のドアに手を挟む事故によって左手を負傷する。
2011年4月3日、4thアルバム『Blood Pressures』をリリース。同アルバムは、バンド史上最もセールス的に成功したアルバムになった。同年7月31日には新潟の苗場スキー場で行われた「Fuji Rock Festival」に出演。その後バンドは一旦活動休止期間に入る。

結成10周年〜復活の5thアルバムリリース

5thアルバム『Ash & Ice』リリース時のThe Kills

左からヴィヴィ、ホテル。

2012年2月11日、結成10周年を記念して、過去9年間を記録した写真集Dream&Driveをリリース。その2日後、シングル『The Last Goodbye』をリリース。
2016年6月3日、5thアルバム『Ash & Ice』をリリース。ホテルの左手の怪我を経て、約5年ぶりのリリースとなった同アルバムは、アメリカビルボードチャートで45位を記録するヒットになった。
2020年12月11日、Bサイド音源とレア音源を収録した『Little Bastards』をリリース。全曲リマスター音源で全20曲入りの豪華なアルバムになった。

The Kills(ザ・キルズ)のメンバー

ジェイミー・ヒンス(ホテル)

1968年12月19日生まれ。ギター、ドラム、ボーカル担当。The Kills結成前はイギリスのバンド、ScarfoとBlyth Powerで活動。子供時代は姉のサラと一緒にイギリスのハンプシャーのウールトンヒルで育つ。 その後、様々な分野のアーティストを輩出していることでも有名なゴールドスミス・カレッジに通う中で作曲を学ぶ。
2010年、車のドアに手を挟む事故で、左手の1本の指が使えなくなった。
2011年7月1日、モデルのケイト・モスと結婚したが、2016年に離婚している。

アリソン・モシャート(ヴィヴィ)

1978年11月23日生まれ。アメリカフロリダ州出身。1995年17歳のときに、フロリダのパンクロックバンドDiscountのボーカリストとして音楽活動をスタートさせる。2000年にDiscountが解散するまで、3枚のアルバムを発表した。
妖艶でセクシーな低い声が特徴のボーカリストである。結成当初からThe Killsのステージでは、喫煙するパフォーマンスを行っている。その他には、ジャック・ホワイト率いるイギリスのロックバンドThe Dead Weatherにも参加、2020年からはソロ活動もスタートさせている。

The Kills(ザ・キルズ)のディスコグラフィー

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