血界戦線(漫画・アニメ)のネタバレ解説まとめ

『血界戦線』は、内藤泰弘の読み切り漫画を基に生まれた、SF伝奇アクション漫画である。2010年から『ジャンプSQ』で連載を開始。その後、幾度もの連載先の移動を繰り返しながらも連載を続けている。舞台は異界と人界が入り混じった元NYの「ヘルサレムズ・ロッド」。そこで世界の均衡を守る為に暗躍する秘密結社「ライブラ」の日々を描く物語となっている。「技名を叫んでから殴る漫画」というコンセプトに加え、無法地帯なんでもアリな突飛な世界観と色濃い性別年齢人種豊かなキャラクター達に、多くの反響が寄せられている。

不可視の人狼

チェイン・皇を含む、人狼達の通称。外見は普通の人間と全く変わらない彼らだが、名前の通り己の姿を他人から「不可視」状態にすることできる力をもつ。自身の質量を希釈させる事で実現可能な能力となっており、それを用いり、人波外れた身軽さを実現したり、レーザーや壁などの障害物をすり抜けたりすることができる。さらには視覚的なものにはとどまらず、体臭や体重、体温に触感、はてには因果律さえも希釈させ、己に関するあらゆるものを消してしまうことができるようになっている。
しかしそれ故、あまり高度な能力を使うと、自己の存在が希釈状態から戻れなくなり、この世界に存在しなかったことになってしまう。それを防ぐ為、人狼達は皆、「鍵」と呼ばれる、この世界に絶対に戻らなければならない理由を残している。
ちなみに能力の使用には、「自分自身の存在を見失わない」為に驚異的な集中力が求められているものとなっており、能力使用後は疲れて寝込んでしまう場合もある模様。行使できる能力も、使用する本人の体調によって左右されるなど、有能ではあるが欠点の多い能力となっている。

人狼局特殊諜報課(ルー・ガルーズフロムノーウェア)

女性の「不可視の人狼」が多く在籍している組織。「希釈」の力を用いて、諜報活動を行う。ライブラと協力関係にある組織であり、前述したように在籍メンバーの1人であるチェイン・皇は、ライブラを構成するメンバーの1人ともなっている。

HLPD(Hellsalem's Lot Police Department)

ヘルサレムズ・ロッドの警察。ヘルサレムズ・ロッドで起きる様々な非日常的現象、超常犯罪や事件解決に日夜奮闘している。
通常の犯罪の域では収まらない事件や犯人を相手にする事が多い為か、機械式の重装備に身を包んで警備を行っている模様。

プロスフェアー

異界のボードゲーム。チェスが基になっている。異界、人界関係なく愛されているゲームであり、作品内ではクラウスが熱中している姿も描かれている。
駒全ての属性を変化させる「宣誓」、複数の盤で試合を行う「戦域拡大」など、特殊なルールがいくつもあり、複雑な内容のものとなっている。時間が経つごとに難度があがっていく為、プレイする者同士の実力が同等であればある程、ゲームの複雑さは増すこととなる。

終焉の書

世界を滅ぼす様々な手段が記された神性古文書。紀元前一万年以上前に作り出され、英語、スペイン語、中国語訳の副読本も存在している。まだ言語がない筈の時代にどのような技術を用いて作り出されたのかは不明である。

LHOS(League of High Order Spirituals)

アニメ『血界戦線』に登場するアニメオリジナル組織。正式名称は「League of High Order Spirituals」。その頭文字をとって「LHOS」と呼ばれている。「術士」と呼ばれるPSI保持者が構成員の大半であり、術士の協会とも呼ぶべき組織となっている。世界各地に支部が存在しているらしく、「NY(ニューヨーク)大崩落」の際にヘルサレムズ・ロッドに張られた「結界」の管理をNY(ニューヨーク)支部が行っている。

『血界戦線』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

クラウス「光に向かって一歩でも進もうとしている限り 人間の魂が真に敗北する事など断じて無い」

原作・アニメ『血界戦線』、第1話『魔封街結社』でのセリフ。

かつて自分の妹の視力を犠牲にしてしまった自分のことを悔やみ、泣きながら卑下したレオナルドに向けてクラウスが放った言葉。レオナルドの過去語りの後、堕落王フェムトの起こした事件に巻き込まれた事が原因で周囲を警察に包囲されることになったその時、事件を収束させる為の道をレオナルドとザップへ切り開く為に、己の決闘術を使用したクラウスが、その直前にレオナルドへ向けて返した台詞となっている。
兄として妹を守る為に動けなかったことを悔やみ、その視力を取り戻す為に一人単身でヘルサレムズ・ロッドに乗り込んで来たレオナルドの行動に対して、クラウスなりの敬意、そして彼という人物が持つ正義感が強く宿っている。クラウスという人物の人となりがよくわかる台詞といえよう。

クラウス「征け!! 手始めに世界を救うのだ!」

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