ジョルノ・ジョバァーナ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジョルノ・ジョバァーナとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の主人公。第1部および3部の敵役DIOの息子で、物体に生命を与えるスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の使い手。15歳。
冷静沈着で正義感が強い性格で、ジョースター家の「黄金の精神」を受け継いでいる。ブチャラティとの出会いを通じてギャング組織「パッショーネ」に入団し、ギャングスターになる事を志す。口癖は「無駄無駄」。
最終的に「パッショーネ」のボス、ディアボロのとの戦いに勝利し、新たなボスとなって君臨する。

ジョルノ・ジョバァーナのプロフィール・人物像

生年月日:1985年4月16日生まれ。物語開始時点で15歳
身長:172cm
血液型:AB型
好きな音楽:ジェフ・ベック
好きな物語:レ・ミゼラブル
好きな食べ物:チョコレート、プリン、タコのサラダ
嫌いな食べ物:鳥肉(特に鴨の肉)
ヒーロー:幼い頃に出会った、名も知らぬヤクザ

ジョルノ・ジョバァーナとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の主人公。ジョルノとは俗称であり、本名は「汐華初流乃(シオバナ・ハルノ)」という。
第1部および3部の敵役DIOの息子で、物体に生命を与えるスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の使い手。
母親は日本人女性で、本来はDIOの食糧に過ぎない人間の女性がなぜ生き延び、ジョルノを産む事ができたのかは不明である。
DIOの首から下は肉体がジョナサン・ジョースター(第1部の主人公)であったため、ジョルノもまたジョースター家の血族であり、その特徴たる「星形のアザ」を持っている。口癖はDIOと同じく「無駄無駄」だが、れっきとした人間であり吸血鬼的な特徴は持っていない。
ジョルノは当初、日本人らしく黒髪だったが第5部開始(2001年)直前、急に金髪になった。本人は「エジプトで死んだ父親(DIO)の遺伝」だと説明している。

幼少期は身勝手な母親から育児放棄(ネグレクト)を受け愛情を注がれず、義父からは虐待を受け、近所の子供たちからいじめられる。
このままジョルノは劣等感から心のねじ曲がった人間となるのは時間の問題だったが、ある時転機が訪れる。名も知らぬギャングの男の命を(無意識にスタンド能力を使い)助けた事がきっかけで、そのギャングは「君がしてくれた事は決して忘れない」と礼を言う。その頃からジョルノをいじめていた義父や子供たちの態度が180度変わり、いじめられなくなる。ギャングの男からの、命を救ってくれた事に対する恩返しだった。彼はジョルノを遠くから見守るだけだったが、年下のジョルノに敬意を表し、対等に接してくれた。
悪事を働き、法律をやぶるはずのギャングから「人を信じる」という事をジョルノは学ぶ。ギャングの男はあくまでジョルノをカタギとして扱い距離を取るものの、ジョルノはセリエAのサッカー選手よりもギャング・スターにあこがれるようになった。

その後ジョルノは、ネアポリスのハイスクールで寮生活を送りつつ、旅行者相手に詐欺まがいの行為で金銭を巻き上げていた(ジョルノの調査のためイタリアに来た広瀬康一からも、パスポートと財布を盗んでいる)。が、空港でギャング「涙目のルカ」とトラブルを起こし、彼を再起不能にしたため、事件の調査に来たブチャラティと遭遇、彼と戦闘になる。
しかしブチャラティもジョルノと同じく「街を平和にするため」ギャングとなり、麻薬のはびこっている現状に心を痛めていると知って和解し、ブチャラティの紹介を受け幹部ポルポの入団テストを受ける事になる。テストに合格したジョルノはブチャラティのチームに入り、ポルポの隠し財産を上納して幹部となったブチャラティと共に、ボスの娘トリッシュの護衛任務を受け、裏切り者の暗殺チームと熾烈な戦いを繰り広げる。

その後、護衛任務を遂行したブチャラティが、ボスが娘を自らの手で抹殺しようとしている事を知り義憤にかられボスを裏切ると、ジョルノは積極的にブチャラティの行動をサポートするが、ブチャラティはボスのスタンド「キング・クリムゾン」の攻撃を受け肉体が死亡してしまう。ジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の生命を与える能力で一時的にブチャラティは活動可能になるが、死んだ肉体は生き返る事はなく、ブチャラティは徐々に死体のような特徴が出てくる事になる。
ブチャラティ・チームと共にジョルノはトリッシュを引き続き護衛しつつ、ボスの差し向ける親衛隊を次々と撃破。チームからアバッキオ、ナランチャといった犠牲者は出るものの、ローマのコロッセオにてボスのディアボロとの最終決戦となり、最終的にジョルノはスタンド能力に目覚める「矢」から新たな能力を獲得し「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」を発現させ、ディアボロを圧倒して勝利。ジョルノは組織「パッショーネ」の新たなボスに就任するのだった。

スタンド名「ゴールド・エクスペリエンス」の元ネタは、アメリカのマルチ・ミュージシャンのシンガーソングライター「プリンス」のアルバム「ゴールド・エクスペリエンス」より。

ジョルノ・ジョバァーナの来歴・活躍

ジョルノ登場

舞台は2001年イタリア。第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場した「エコーズ」のスタンド使い広瀬康一は、空条承太郎から「汐華初流乃(しおばな はるの)」という日本人とイタリア人のハーフの少年の皮膚を採取するよう依頼を受け、イタリア旅行に来ていた。
そこで康一はジョルノ・ジョバァーナという少年に出会い、タクシー運転手のフリをされて騙され、手荷物だけを奪い取られそうになる。しかし康一はスタンド「エコーズACT3」の能力で、ジョルノの車を重くして動きを止める。車に積まれた自分の荷物を取り戻そうとする康一だったが、ジョルノはスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の使い手であり、物体に生命を与える能力を持っていた。ジョルノは車から逃亡するフリをして康一のカバンをカエルに変化させ、自分の所に戻ってくるように仕込んでいたのだ。こうして康一はまんまと自分の手荷物(お金やパスポート等)をジョルノに盗られてしまうのだった。そしてこのジョルノこそが、康一の探していた汐華初流乃本人だった。

vs涙目のルカ

康一を巻いたジョルノは、ギャング「涙目のルカ」に遭遇する。ルカは空港でアルバイトをしているジョルノからショバ代を巻き上げようと接触してきたのだ。
すでに空港の警備員にショバ代を払っていたジョルノは「カネはないです」と答えるが、ルカは激昂。突如ジョルノの身体に飛び移ってきたカエルを「叩き落とせ」とルカは命令するも、ジョルノは拒否。ルカは怒り狂って持っていたスコップでカエルに一撃を加える。
実はカエルはジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」で生命を与えられた康一の旅行カバンであり、攻撃された衝撃を相手にそのまま返すという能力を持っていた。これによりルカの頭部がスコップ型に陥没し、再起不能となった。
その後、康一がジョルノを見つけて財布を返すよう言うが、ジョルノは「ゴールド・エクスペリエンス」で植物を発生させ、それに乗って逃げようとする。康一は「エコーズ」で植物を攻撃するが「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で攻撃を跳ね返され地面にめり込んでしまう。それを見てジョルノは「僕はきみの財布を盗ったのに、手加減した事がそのダメージから分かる。きみはいい人だ」と言ってその場を立ち去るのだった。

vsブローノ・ブチャラティ

ブチャラティに汗を舐められるジョルノ(左)

ジョルノは電車に乗っている時、ブチャラティに出会う。彼もまたギャングであり、「涙目のルカ」が自身のスコップを頭に叩き込まれ、意識不明の重体になっている事件の調査をしていた。
ブチャラティは空港で聞き込みをしてジョルノがいた事を突き止め、尋問を始める。「汗を舐めればそいつが嘘をついているか分かる」とうそぶくブチャラティ。しかしジョルノは「涙目のルカに会わなかったか?」の質問をされても「知りません」と答え、汗もかかなかった。
一旦ブチャラティは引き下がるが、彼のスタンド「スティッキィ・フィンガーズ」の能力で、ジョルノの握っていた左手にルカの「右目」を握り込ませる。驚き汗をかいたジョルノの頬を舐め、ブチャラティは「この味は! ウソをついてる『味』だぜ……」とジョルノの嘘を見破り、戦闘となる。ブチャラティの「スティッキィ・フィンガーズ」は殴ったものや触れたものにジッパーを作り出し、その中に物体を潜り込ませる事ができる能力。
ジョルノは追及を逃れるには自身のスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」で身を守るしかないと判断するが、今まで彼は自分のスタンドで人間を殴った事はなかった。ブチャラティを「ゴールド・エクスペリエンス」で殴った結果、ブチャラティは感覚だけが暴走し全ての動きがゆっくり見える状況になる。しかし肉体は元のままであり、ブチャラティは身動きが取れず吹っ飛ばされてしまう。ブチャラティは「お前の異常な能力に触れる危険はコリゴリだ。一旦距離を置いてから始末させてもらう」と言い、「スティッキィ・フィンガーズ」で壁にジッパーをつけて逃走、一時退却する。
ジョルノは逃げられて24時間つきまとわれては勝ち目がないと考えブチャラティを追跡する。ブチャラティは通行していた4人の男の誰かに「スティッキィ・フィンガーズ」で侵入し逃げようとするが、ジョルノは先ほど殴った時に折ったブチャラティの歯に「ゴールド・エクスペリエンス」で生命を与えハエに変えた。そのハエがつきまとった男の中にブチャラティが隠れていたのをジョルノは見つけ出す。戦いの末再びブチャラティは「ゴールド・エクスペリエンス」の能力を喰らってしまうが、ジョルノは攻撃を中断。
ブチャラティが「なぜおれへの攻撃をやめる?」と尋ねると、ジョルノは「あんたがいい人だからな」と答える。ブチャラティが侵入した少年の腕に麻薬の注射痕が見つかり、それに驚いて一瞬攻撃をためらったのがその理由だとジョルノは続ける。「この街には子供に麻薬を売るヤツがいて、そんな奴は許さない」と、ブチャラティはギャング組織のメンバーでありながら、自分が所属するギャングのボスが麻薬を売っている事に心を痛めていたのだ。
それでもブチャラティは「おまえを殺す事に変わりはない」と叫ぶも、ジョルノは「あんたはもう、ぼくを殺したりしない。あんたはぼくの仲間になるからだ」と答え、自分がギャングとなり、ボスを倒して町を乗っ取ろうと企んでいる事を明かす。それを聞いたブチャラティは態度を一変させ、ジョルノへの追及を不問とし、「おまえの気高き覚悟と、黄金のような夢に賭けよう。ジョルノ・ジョバァーナ」と言い、彼がギャングの入団テストを受けられるよう、幹部のポルポを紹介するのだった。

パッショーネ入団試験(vsブラック・サバス)

ブチャラティが紹介した幹部ポルポは刑務所に服役しており、15年は出てこないという。そしてブチャラティがスタンド能力を身に着けた理由も、ポルポの入団試験に合格すれば分かる、とブチャラティは言った。
ポルポはワザと刑務所から出る事はなく、牢獄の中には様々な品があり、ほとんど不自由はしていなかった。そんなポルポがジョルノに課した入団試験は「ライターの火を24時間消さずに持っている」事だった。
ジョルノは火のついたライターを受け取ったものの、刑務官は退出時もボディ・チェックをすると宣言する(ポルポから何か物を受け取る事は禁止されている)。ジョルノは左手にライターを隠し通そうするが、刑務官は手のひらを開くよう要求。そこでジョルノは「ゴールド・エクスペリエンス」の能力でライターを花に変えた。刑務官は「本物の花。この程度なら許可しましょう」とジョルノの退館を許可するのだった。
ジョルノは学校寮の自室に帰り、ライターをパンの上に挿して残り23時間、見守る事に決める。ところが、突如として広瀬康一が侵入してきたので、慌てて隠れる。康一はジョルノのいる寮の部屋を突き止め、パスポートだけでも取り返そうとやってきたのだ。ライターが見つかれば康一に火を消されると危惧したジョルノは、電線のコードを蛇に変えてパンをくわえさせる。が、蛇にライターの火が当たってしまい取り落として康一に発見されてしまう。そこでジョルノはわざと引き出しを開けて康一のパスポートを見つけさせ、彼がそちらに気を取られている隙にライターを取り戻して脱出に成功する。火を守り切ったかに見えたが、通りがかった掃除夫の男性がバケツの水をひっかけてしまい、ライターの火は消えてしまうのだった。
試験に失敗したとショックを受けるジョルノだったが、掃除夫は「ライターからガスが出とるし、点火できるんじゃないか?」と言い、スイッチを押すと勢いよく火が点いた。ジョルノは「いや…そんなはずはない」と訝しむ。再点火できるならテストの意味がないと思ったからだが、それには裏があった。ライターの火を再点火した者には、ポルポのスタンド「ブラック・サバス」が自動的に出現し、その魂を捕らえてスタンド能力を発現させる「矢」で貫くというシステムが、入団試験の真相であった。この洗礼を受けた掃除夫はスタンド能力に目覚める事ができず、死亡してしまう。そして「ブラック・サバス」は近くにいたジョルノにも「再点火したな?」と呼びかけ、「矢」で貫こうと襲ってくる。
ジョルノは「ブラック・サバス」が影の中を凄まじいスピードで移動し、影を通じて対象の魂を引きずり出す能力を持っており、また日光が弱点である事も知る。しかし遠隔自動操縦である「ブラック・サバス」には「ゴールド・エクスペリエンス」の感覚暴走能力も通じない。危機に陥るジョルノのところに康一が現れ、なし崩し的に共闘する事になる。ジョルノは「ブラック・サバス」が日光が弱点である事を利用し、動かす事が可能な影に誘い込んでから、その影を取り除いて倒そうと考えたが、「ブラック・サバス」は鳥の影を伝って木の影に移動し、ジョルノが木のそばを横切った所を狙って足首を掴んできた。康一は「エコーズACT3」の能力で「ブラック・サバス」の両腕を重くしたが、それでも「ブラック・サバス」はジョルノの足首を掴んで離さない。石畳が割れるほどに地面にめり込み、ジョルノの足首が砕けそうになる。が、ジョルノはこの状況を利用して「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で地面の中の「木の根」に過剰な生命力を叩き込み、成長を促して木を枯れさせた。これによって「ブラック・サバス」は居場所の影を失い、ジョルノのラッシュを浴びて日光にさらされ消滅するのだった。
これを見てジョルノは「ブラック・サバス」を撃退したと思ったが、康一は「遠隔自動操縦だから本体は生きている。戦いがあった事も気づいていないさ」と話す。ジョルノは裏にギャング組織「パッショーネ」がいる事を康一に明かし、ギャングについて話をしないよう彼に言い含めてから、翌日ポルポと再会する。確かに康一の言う通り、ポルポは激闘の事どころか「信頼通りライターの火を『消さずに』持ってきた。合格だ」とジョルノがライターの火を消した事にすら気づいていなかった。ジョルノはポルポの「この世で最も大切なものが信頼であるならば、最も忌むべきものは侮辱」という言葉を聞き、ポルポのスタンドに殺された掃除夫への侮辱を晴らすため、密かにポルポの拳銃を「ゴールド・エクスペリエンス」の能力でバナナに変える。翌日の昼食時、ポルポはバナナに変わった拳銃をうっかり食べようとして、能力解除された拳銃を口にくわえ引き金を引いてしまい死亡。警察は拳銃自殺と判断し、ポルポの持っていた「矢」もまた破壊されるのであった。

vsマリオ・ズッケェロ

ポルポの入団試験に合格したジョルノは、ブチャラティの部下となり、彼のチームのメンバー(アバッキオ、ミスタ、ナランチャ、フーゴ)に引き合わされる。
アバッキオは歓迎するフリをして、ティーポットに自分の小便を混ぜてティーカップに注ぎ、ジョルノに飲ませようと画策する。ところがジョルノは事も無げに、アバッキオの小便入りのお茶を一気に飲み干した。ジョルノは「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で歯の一本をクラゲに変え、お茶の水分を吸い取らせたのである。
ブチャラティは拳銃自殺したポルポ(実際はジョルノの手によって、自殺に見せかけて殺害された)の隠し財産6億円を回収する事をチームに宣言する。隠し財産をポルポに命じられ隠したのはブチャラティであり、6億円を組織に上納すれば「幹部の座」が得られるからだ。ブチャラティたちは財産の隠し場所であるカプリ島に船に乗って向かう。
が、航行中突如ナランチャが行方不明になり、続けてミスタとフーゴも消えてしまう。ブチャラティは「スタンド攻撃を受けている」と残るアバッキオとジョルノに警告し、アバッキオに「お前のスタンドなら敵を倒せるかもな」と言う。しかしアバッキオはジョルノを信用しておらず、スタンド能力を見せたがらない。そこでジョルノは信用してもらうため、わざと自分が囮になって敵に襲われた。ジョルノも敵の術中に落ちて消えるが、アバッキオはスタンド「ムーディー・ブルース」を繰り出す。「ムーディー・ブルース」は特定の人物に変身し過去の「リプレイ」をする能力で、消えたナランチャの過去をリプレイした。するとナランチャは背中を針で刺された途端、風船のようにしぼんでペラペラになっていた。アバッキオは「ムーディー・ブルース」で船内を追跡するが、敵に襲われペラペラにされて消えてしまう。
襲ってきた男は勝利を確信しブチャラティに6億円のありかを聞き出そうとするが、ブチャラティは敵のトリックを見抜いており「スティッキィ・フィンガーズ」のジッパーで船底に穴を空けて浸水させていた。敵の名はマリオ・ズッケェロといい、彼のスタンド「ソフト・マシーン」は針で刺した物体をペラペラにする能力を持つ。ズッケェロは襲撃前に船を一隻「ソフト・マシーン」でペラペラにしてもう一隻に被せ、その間を移動して攻撃していたのだ。溺れそうになったズッケェロはたまらず外に這い出し、人質を殺そうとするが「スティッキィ・フィンガーズ」のスピードの方が速く、先に殴られジッパーで首を飛ばされる。

vsサーレー

ブチャラティたちはズッケェロを捕らえる。アバッキオの「ムーディー・ブルース」でリプレイすると、ズッケェロはすでに無線で仲間と連絡を取っており、その仲間が先に島に上陸して待っている事が分かった。仲間の居場所や能力を吐かせるため尋問するが、ズッケェロは筋金入りのギャングであり口を割らない。
そこでジョルノは浮き輪を「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で魚に変え、カプリ島にヨットより先に上陸して敵を叩く作戦を提案する。ミスタはジョルノの作戦に賛成し、ジョルノと共に島に向かう事になる。ミスタのスタンドは「セックス・ピストルズ」という6体の小人型スタンドで、弾丸を操作する「暗殺向き」の能力を持つ。
ミスタはボート監視小屋に敵を誘い込み、近づいてくる者がいれば狙撃しようとするが、すでに敵は監視小屋の中にいてミスタに気づいた。先に襲われる事を危惧したジョルノは無線機を通じて叫び、ミスタに警告する。これを聞きミスタは敵の足に銃弾を浴びせる事に成功するが、逃げられてしまう。
ミスタは敵を追い、走行中のトラックに乗り込み敵と交戦する。敵の名はサーレーといい、物体を固定するスタンド「クラフト・ワーク」の使い手であり、ミスタの銃弾を浴びても固定してダメージを最小限に留めていたのだ。頭部や口の中に銃弾をブチ込んでも死なないサーレーだったが、ミスタはサーレーの攻撃を逆に利用し、サーレーの頭部に命中していた銃弾をさらに食い込ませて気絶させる事に成功。ミスタはサーレーに勝利する。
すでに決着がついた事を知らないジョルノは、(ミスタがやったように)トラック運転手を脅してトラックを無理矢理走らせる一幕もあったが、結果としてブチャラティはポルポの財産6億円の隠し場所にたどり着き、その金を組織に上納する事で幹部に昇格する。

vsイルーゾォ

敢えて「パープル・ヘイズ」のウィルスに侵され、イルーゾォを巻き添えにするジョルノ(左)

幹部となったブチャラティは、生前のポルポがやり残した指令「ボスの娘トリッシュの護衛」任務を引き継ぐ事になった。今や裏切り者となった暗殺チームがトリッシュに目をつけ、ボスの正体を突き止めるために拉致しようと目論んでいたのだ。
第一の刺客ホルマジオはナランチャが苦戦の末に打ち倒すと、ボスから「ポンペイ遺跡にある『犬のゆか絵』に向かい、娘を安全に連れてくるための乗り物の『鍵』をゲットせよ」と指令が来る。ポンペイにはジョルノ、アバッキオ、フーゴの3人が向かう事になったが、そこには第二の刺客イルーゾォが待ち構えていた。
イルーゾォはスタンド「マン・イン・ザ・ミラー」の使い手であり、鏡に映った犠牲者を「鏡の中の世界」に「許可したもの」だけ自由に出し入れできるという能力を持つ。これによってフーゴが鏡の中に引きずり込まれる。彼のスタンド「パープル・ヘイズ」は現実世界に置いてきぼりにされ、鏡の中では繰り出す事ができず一方的に嬲られてしまう。
一方ジョルノとアバッキオは、「パープル・ヘイズ」だけが出現した状況に危機感を抱く。フーゴの「パープル・ヘイズ」は彼の凶暴な面だけを象徴したかのような危険極まりないスタンドで、拳にある6個のカプセルの中に致死性のウィルスが仕込んである。カプセルは殴るなどの行為で簡単に割れ、ウィルスに侵された生物は30秒以内に肉体が腐って死に至るのだ。
アバッキオはフーゴが襲われている間に鍵をゲットするため「犬のゆか絵」に向かおうとするが、ジョルノはフーゴの危機を見捨てる事はできないとアバッキオの命令を拒否する。アバッキオは単身「犬のゆか絵」の場所に向かうが、その動向はイルーゾォに気づかれてしまい、鏡の破片を置かれて「マン・イン・ザ・ミラー」によって引きずり込まれてしまう。が、これはアバッキオの作戦だった。あらかじめアバッキオはスタンド「ムーディー・ブルース」で自分自身の姿をリプレイしてなりすましていたのだ。なりすました「ムーディー・ブルース」はスタンドであるため、当然鏡の中の世界でも「マン・イン・ザ・ミラー」を攻撃可能となる。
しかしイルーゾォは新たな鏡の破片を使ってアバッキオの本体を「半分だけ」引きずり込み、彼は身動きが取れなくなってしまった。そこでアバッキオは自分の右手を切断して鍵を取り、「ムーディー・ブルース」の巻き戻し能力を使ってジョルノの下へ鍵を届ける作戦に出る。
鍵はジョルノの手に渡り、イルーゾォは慌ててジョルノを追いかけようとするが、ジョルノは鍵を取ったままその場を動こうとしていなかった。イルーゾォは鏡を使い、今度はジョルノを「マン・イン・ザ・ミラー」で鏡の世界に引きずり込もうとする。が、これもジョルノの罠であり、ジョルノはイルーゾォが攻撃してくる事を予想して事前に「パープル・ヘイズ」のウィルスに感染してしまっていた。殺人ウィルスごと鏡の中に引きずり込んだ結果、イルーゾォまでウィルスに感染して腕が腐敗しはじめる。イルーゾォは決死の覚悟で自分自身を外に出す事を許可する。ただしウィルスに感染した腕には許可を出さず、腕を犠牲にしてウィルス攻撃から逃れようとした。
しかしジョルノは遺跡の石を「ゴールド・エクスペリエンス」で蛇に変え、イルーゾォの居場所を突き止めた(蛇にはピット器官と呼ばれる熱感知能力があり、人間の体温を感じ取れる)。これにより現実にいる「パープル・ヘイズ」はイルーゾォを捕らえ、ウィルスに感染させ拳で撲殺する。
問題は同じく殺人ウィルスに感染したジョルノだが、石から変化した蛇は「パープル・ヘイズ」のウィルスの中でも生存しており、免疫を持っていた。蛇からワクチンを採取し、ジョルノの命は助かった。

vsプロシュートとペッシ

ブチャラティたちはボスの指令によりポンペイ遺跡で入手した鍵に書かれたメッセージを読み取り、ネアポリス駅の水飲み場にいる亀に鍵を使うよう命じられる。この亀はスタンド使いであり、甲羅のくぼみに鍵を嵌める事で能力が発動する。鍵の中に「部屋」があり、ブチャラティのチーム全員とトリッシュが快適に過ごせるほどの広さがあった。
このまま亀と共に列車に乗り、やり過ごせるかに見えたが、暗殺チームのコンビ、プロシュートとペッシも列車に乗り込んでくる。プロシュートは広範囲の生物を無差別に老化させるスタンド「グレイトフル・デッド」の使い手であり、「この列車に必ずブチャラティたちはいる」と確信して乗客ごと巻き込んで老化させる作戦に出る。亀の中にいたブチャラティたちも老化の影響を受け、ブチャラティ、ミスタ、トリッシュを除く4人が老人になっていた。
ジョルノは老化のスピードが人によって違う事を疑問に思い、体温が低いほど老化スピードが遅くなる事に気づく(トリッシュは女性であるため体温が男性より低く、ブチャラティとミスタは事前に冷たい飲み物を飲んでいたお陰で老化スピードが遅かった)。
ミスタが亀の外に出て敵の居場所を探ろうとするが、プロシュートの奇襲を受け敗北し、頭部に3発の銃弾を撃ち込まれてしまう。しかし「セックス・ピストルズ」で弾丸を受け止め一命を取り留め、氷を持ち帰った「ピストルズ」の1体によりブチャラティが復活し、プロシュートやペッシと激闘を繰り広げた末に勝利する。

vsベイビィ・フェイス

次なる暗殺チームの刺客はメローネといい、ブチャラティの血液を採取し、一般女性と交配させ「自動追跡遠隔パワー型スタンド」を出産するスタンド「ベイビィ・フェイス」の使い手。産まれた「ベイビィ・フェイス」の子供はブチャラティの血液をもとに作成されたためブチャラティの居場所を追跡でき、さらに物体に擬態し、犠牲者の肉体の一部を分解して攻撃する。これらの能力により「ベイビィ・フェイス」は亀の中にある家具に擬態し、トリッシュとブチャラティを分解。さらにジョルノの喉や目、足を分解して追い詰める。
しかしジョルノは「ベイビィ・フェイス」の分解能力をヒントに「ゴールド・エクスペリエンス」を成長させ、「生命を与えた物体」を欠損した肉体に変化させて補うという、新たな能力を身につけて対抗する。ジョルノの右腕を切断したと思いきや、その切断した腕をピラニアに変えられ、背中を食い破られる「ベイビィ・フェイス」。「ベイビィ・フェイス」は怒り、メローネの指示も聞かずジョルノを殺そうとするが、ジョルノは今度は「ベイビィ・フェイス」が乗ってきたバイクを自分の右手に変え、わざと「ベイビィ・フェイス」に捕まえさせて能力を解除し、「ベイビィ・フェイス」とバイクを融合させる。ジョルノはバイクの点火プラグを使い、ガソリンに火をつけて「ベイビィ・フェイス」を焼き殺して勝利。
メローネはまだ残っているブチャラティの血液を使い、新たな「母親」を見つけて再び「ベイビィ・フェイス」を作り出そうと画策するが、ジョルノは焼け焦げた「ベイビィ・フェイス」の一部を蛇に変化させメローネを追跡しており、蛇に襲われたメローネは舌を噛まれて死亡するのだった。

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空条承太郎(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

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空条承太郎(くうじょう じょうたろう)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』の主人公であり、時間を止めるスタンド「スタープラチナ」の使い手。 感情は表に出さず冷たく見えるが、実は仲間思いであり正義感あふれる人物。頭脳明晰で強靭な精神力を持つが、一度怒ると手がつけられなくなる事もある。 第3部で宿敵DIOを倒した後も、第6部まで何らかの形で再登場しており、頼れる味方キャラクターとして圧倒的な存在感を持つ。

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ディアボロ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ディアボロ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ディアボロとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」のボスであり、物語の最終局面でジョルノ・ジョバァーナと対峙するボスキャラクター。時を消し飛ばすスタンド「キング・クリムゾン」という能力を持つ。自身の栄光のためにはどんな犠牲もいとわない冷酷かつ用心深い性格で、組織の中にその正体を知る者はいない。自分の情報が漏れることを恐れ、実の娘であるトリッシュ・ウナを自らの手で始末しようとする。二重人格で、気弱な青年ヴィネガー・ドッピオと肉体を共有している。

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ヴィネガー・ドッピオ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヴィネガー・ドッピオ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヴィネガー・ドッピオとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するキャラクターである。気弱な少年にしか見えないドッピオだが、ギャング組織パッショーネのボス・ディアボロのもう一つの人格で、隠れ蓑であった。自身はそのことを知らず、自分をボスの忠実な部下だと思い彼の指示で行動する。ボスのスタンド「キング・クリムゾン」の一部を使うことができる。ボスからの「指令」を「電話」で受け取る際、自らの口から着信音を発し、その場にあるものを電話として使う奇妙な行動が多い。

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広瀬康一(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

広瀬康一(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

広瀬康一(ひろせこういち)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びPart5『黄金の風』冒頭に登場するスタンド使いにして主人公の東方仗助の友人であり、語り部でもある。気弱な面もあるが、成長するスタンド「エコーズ」が目覚めてからは勇気を振り絞って敵に立ち向かうようになる。その姿勢は、戦い慣れしている空条承太郎にも一目置かれるものであった。普段は優しい性格で、読者を含めて共感を得やすいキャラクター。そのためか作中では癖の強い人物にも好かれる傾向にある。

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グイード・ミスタ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

グイード・ミスタ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

グイード・ミスタとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のメンバーにして、弾丸を操作する6体の小人型スタンド「セックス・ピストルズ」の使い手。イタリア人の18歳。 陽気な自信家で楽天的な性格だが、数字の「4」に関わる話になると「縁起が悪い」として、ささいな事でも怯えてしまう。 ブチャラティチームに属し、ムードメーカー的存在。主人公のジョルノとは早い段階で打ち解けており、最終決戦後も生き残り、組織のナンバー2となる。

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ナランチャ・ギルガ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ナランチャ・ギルガ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ナランチャ・ギルガとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のメンバーにして、レーダーで二酸化炭素を探知して攻撃する戦闘機型スタンド「エアロスミス」の使い手。イタリア人の17歳。 普段は天真爛漫な性格だが、ひとたび戦闘に突入すれば恐れ知らずで凶暴になる。幼少期、浮浪者同然に生活していて学校に通っておらず、その事にコンプレックスを持つ。 ブチャラティのチームに属し、ブチャラティに心酔している。最終決戦でディアボロに殺害される。

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レオーネ・アバッキオ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

レオーネ・アバッキオ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

レオーネ・アバッキオとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するスタンド使いである。汚職警官として社会的制裁を受け、ギャングの世界に堕ちた。警官時代の経験から人を中々信用しない性格となるが、一度信じた人物にはどこまでもついていく。ブチャラティが組織を裏切った時は、真っ先に彼についていくと名乗りを上げた。口は悪いものの根は優しく、警察官になった頃の強い正義の心が残っている。主人公側で初の死者となったが、その遺志は仲間たちに受け継がれた。

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リゾット・ネエロ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

リゾット・ネエロ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

リゾット・ネエロとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームのリーダーであり、主人公ジョルノ・ジョバァーナが所属する護衛チームと対峙するキャラクター。磁力を操作するスタンド「メタリカ」という能力を持つ。優れた洞察力と冷静な判断力を持ち、任務に一度も失敗したことがない腕利きの暗殺者。暗殺チームは組織を裏切り、ボスの弱みである娘を奪おうと護衛チームを襲う。物語終盤で、ボスの別人格であるヴィネガー・ドッピオと一騎打ちとなった。

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パンナコッタ・フーゴ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

パンナコッタ・フーゴ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

パンナコッタ・フーゴとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」のメンバーであり主人公ジョルノ・ジョバァーナと同じ護衛チームに所属するキャラクター。殺人ウイルスをまき散らすスタンド「パープル・ヘイズ」という能力を持つ。普段は紳士的だが、実は短気な性格でキレると暴力的になる。ボスを倒す決意をしたブチャラティたちとは対照的に、組織を裏切ることはできないという気持ちから、物語中盤で護衛チームを離脱する。

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セッコ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

セッコ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

セッコとは、荒木飛呂彦の漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』の登場人物で、周囲の物質を泥化させるスタンド「オアシス」の使い手である。ギャング組織「パッショーネ」のボスの親衛隊で、裏切り者の始末等を行う。相棒チョコラータの言うことには良く従うが、彼のことは利用しているだけだった。下衆な精神の持ち主ではあるものの、チョコラータのペットのような振る舞いが不気味ながらも「かわいい」と一部のファンに人気がある。

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メローネ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

メローネ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

メローネとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、暗殺チームのメンバーにして、標的を自動追跡する「子供」を産むスタンド「ベイビィ・フェイス」の使い手。 スタンドの性質もあってか、女性にセクハラまがいの質問をする事にも躊躇しない変態的な性格。 ボスの娘トリッシュを狙ってジョルノたちと対立し、育成して遠隔操縦できる「ベイビィ・フェイス」を駆使してジョルノたちを襲ったが、新たな能力に目覚めたジョルノに敗北し、再起不能となる。

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プロシュート(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

プロシュート(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

プロシュートとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームのメンバーであり、主人公ジョルノ・ジョバァーナが所属する護衛チームと対峙するキャラクター。生物を無差別に老化させるスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」という能力を持つ。性格は厳しくも面倒見のいい兄貴分で、弟分であるペッシにギャングの教えを説く。プロシュートが所属する暗殺チームは組織を裏切り、ボスの弱みである娘を奪おうと護衛チームを襲う。

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イルーゾォ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

イルーゾォ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

イルーゾォとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場する敵キャラクターで、スタンド使いである。ギャング組織パッショーネでは暗殺チームに所属し、鏡の世界に他者を引きずり込むスタンド能力「マン・イン・ザ・ミラー」で標的を葬ってきた。組織のボスを倒し、のし上がる為にボスの娘トリッシュを捕まえようとする。不利になると気弱になり、小物めいた怯え方をするが、被害を最小限に食い止めるべく自らの片腕を失うことも辞さない覚悟や機転も持ち合わせている。

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ギアッチョ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ギアッチョ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ギアッチョとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するスタンド使いである。ギャング組織の暗殺チームに所属していたが、報酬が少ないことに不満を持ち、仲間たちと共に組織を裏切った。超低温を操り空気中の水分を凍らせるスタンド「ホワイト・アルバム」を持つ。キレやすい性格で、慣用句の表現など「納得いかない」と感じたことにいら立ちを見せる。執念深い一面とシンプルな分強いスタンド能力で、主人公のジョルノ・ジョバァーナとその仲間グイード・ミスタを追い詰めた。

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ペッシ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ペッシ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ペッシとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するスタンド使いで、敵キャラクターである。ギャング組織パッショーネの暗殺チームの一員で、仲間たちと組織を裏切った。兄貴分のプロシュートと共にボスの娘トリッシュを奪うべく、護衛のブチャラティたちと戦う。自分では気づいていないものの、鋭い勘を持っている。気弱で臆病なマンモーニ(ママっ子)だったが、瀕死の重傷を負いながらも能力を解除しないプロシュートの覚悟を感じ取り、弱さを捨てて強敵へと変貌した。

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チョコラータ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

チョコラータ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

チョコラータとは、荒木飛呂彦の漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場する敵キャラクターで、特定の幻像を持つ超能力「スタンド」の使い手である。自身が所属するギャング組織のボスから「下衆」と評される精神を持ち、医者だった頃は「死が見たい」という理由で患者を殺している。生物を無差別に侵食する能力「グリーン・デイ」は、そんな下衆な精神の具現化といえる。強烈なキャラクター像と医者という前職から、チョコラータを「チョコ先生」と呼ぶファンもいる。

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トリッシュ・ウナ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

トリッシュ・ウナ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

トリッシュ・ウナとは、荒木飛呂彦の漫画及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』の登場人物で、特定の幻像を伴う超能力「スタンド」の使い手の一人である。イタリアのギャング組織「パッショーネ」のボスの娘で、存在すら知らなかった父の命を受けた幹部のブローノ・ブチャラティのチームに護衛される。父に殺されそうになるも、ブチャラティらと旅を続ける中で持ち前の気の強さが精神的逞しさへと成長。物体を柔らかくするスタンド「スパイス・ガール」が発動した。

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ホルマジオ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ホルマジオ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ホルマジオとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部「黄金の風」に登場する人物で、ギャング組織「パッショーネ」の「暗殺チーム」の一人。スタンドは、人差し指の刃で傷つけた相手を小さくする「リトル・フィート」。見た目はチンピラのようだが、頭脳派で知略家。口癖は「しょうがねーなー」。チーム内で「くだらない」と言われていたスタンド能力だったが、「知恵の使い様」で「ナランチャ」を追い詰める。最後はエアロスミスの機銃弾を受け、今後の未来を暗示するかのようなセリフを残し死亡した。

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ティッツァーノ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ティッツァーノ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ティッツァーノとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のボスの親衛隊のひとり。常に相棒のスクアーロと行動し、巧みなコンビネーションとスタンド能力の相性の良さでターゲットを追い詰める。 スタンド能力はターゲットの舌に取りつくことで嘘しか言えなくさせる「トーキング・ヘッド」。非常に小さく、自力で移動できないほど非力なスタンドだが、スクアーロのスタンド「クラッシュ」の破壊力と合わさることで凶悪な力を発揮する。

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ソルベ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ソルベ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ソルベとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームのメンバーだ。ジェラートという男といつも一緒にいて、仲間からは「デキてんじゃあないか?」と思われていた。暗殺チームの不遇を不満に思ったソルベとジェラートは組織のボスの正体を調べはじめ、無惨な方法で殺されてしまう。 ソルベとジェラートの死は、暗殺チームがボスに反旗をひるがえし、ボスの娘・トリッシュを狙うきっかけとなった。

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カルネ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

カルネ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

カルネとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のボスの親衛隊のひとり。セリフは一切なく、ジョルノたちの前に姿を現した直後にミスタによって射殺された。しかしこれこそがカルネの狙いだった。 カルネのスタンドは「ノトーリアス・B・I・G」。本体であるカルネが死亡することで初めて発動する能力で、動くものを自動的に追跡・攻撃する。カルネは既に死んでいるため、ノトーリアス・B・I・Gを止める術はない。

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ジェラート(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジェラート(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジェラートとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームのメンバーだ。ソルベという男といつも一緒にいて、仲間からは「デキてんじゃあないか?」と思われていた。暗殺チームの不遇を不満に思ったジェラートとソルベは組織のボスの正体を調べはじめ、無惨な方法で殺されてしまう。 ジェラートとソルベの死は、暗殺チームがボスに反旗をひるがえし、ボスの娘・トリッシュを狙うきっかけとなった。

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スクアーロ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

スクアーロ(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

スクアーロとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のボスの親衛隊のひとり。常に相棒のティッツァーノと行動し、巧みなコンビネーションとスタンド能力の相性の良さでターゲットを追い詰める。 スタンド能力は鮫の姿をしたスタンド「クラッシュ」。液体のあるところであればどこにでも出現することができ、映画『ジョーズ』のようにターゲットを食い殺す。川などの広い場所であればリアルな鮫に近い大きさになり、グラスの中のような狭いところでは人形のように小さくなる。

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【ジョジョの奇妙な冒険】ディオ・ブランドーのカリスマ的魅力と彼の人生を徹底解説【DIO】

【ジョジョの奇妙な冒険】ディオ・ブランドーのカリスマ的魅力と彼の人生を徹底解説【DIO】

「ジョジョの奇妙な冒険」に登場し、初代・ジョジョとの死闘を繰り広げ、血の因縁を作り上げた巨悪、ディオ・ブランドー。底なしの野心のため、人間を辞めて怪物へと変貌した彼の奇妙な人生と「悪のカリスマ」として多くの人々を突き動かした、彼が持つ独特の魅力について、解説する。

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ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦によるアクション・アドベンチャー漫画及びそれを原作としたアニメ・小説・ドラマ・映画などのメディアミックス作品。この記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、その他の劇場アニメ、OVAなどの主題歌を紹介していく。

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ジョジョの奇妙な冒険シリーズのモデル・元ネタ・由来まとめ

ジョジョの奇妙な冒険シリーズのモデル・元ネタ・由来まとめ

“ジョジョ”の名を冠する勇者たちの戦いを描いた『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズには、膨大な数のキャラクターが登場し、その中には現実の人物やグループがモデルとなっているものも少なくない。 伝説的殺人鬼のジャック・ザ・リパー。ゾンビ騎士ブラフォードとタルカス。波紋の戦士リサリサ。ナチスドイツのサイボーグ戦士シュトロハイム。恐るべき柱の男たちに、4部以降の数々のスタンドたち。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクターのモデルとなった人物やグループを紹介する。

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ジョジョの奇妙な冒険の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

ジョジョの奇妙な冒険の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは、荒木飛呂彦による漫画作品。世代と主人公を変えながら自身の掲げる正義と共に悪と戦い続ける、「ジョジョ」と呼ばれる勇者たちの活躍を描いている。 19世紀のイギリスから第二次大戦直前のアメリカ、現代日本からイタリアまで様々な国を舞台としており、作中には多種多様な料理が登場する。その突飛な演出でネット上でネタとして愛されるものも少なくない。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに登場する料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物を紹介する。

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『ジョジョの奇妙な冒険』に受け継がれる「人間讃歌」というテーマ

『ジョジョの奇妙な冒険』に受け継がれる「人間讃歌」というテーマ

連載を開始から30年という年月を経ても根強いファンをもち、ゲーム、アニメなど様々なメディア展開を行い続けている、名作漫画。絵柄、言い回し、擬音など、強烈な作風の中でも、時代を経て人々に愛される、シンプルな「人間讃歌」というテーマ、そこに描かれる唯一無二の世界観と、世代を超えて受け継がれていくキャラクター達の生きざまについて解説する。

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ジョジョの奇妙な冒険シリーズの都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

ジョジョの奇妙な冒険シリーズの都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

場所と時代を変えながら活躍する、“ジョジョ”と呼ばれる勇者たちを描いた『ジョジョの奇妙な冒険』には、様々な都市伝説や豆知識、裏設定が存在する。 ディオの母親の存在。ゾンビ騎士ブラフォードとタルカスの真実。ツェペリの設定の変遷。カーズの行方。シュトロハイム最後の戦い。設定のみ存在するアヌビス神のスタンド使い。作者がその強さを保証する意外な強豪キャラクター。物語中盤でフェードアウトしたフーゴの本当の役割。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』の有名な都市伝説や豆知識、裏設定を紹介する。

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『ジョジョの奇妙な冒険』×「資生堂」になんだかワクワクさせられた!

『ジョジョの奇妙な冒険』×「資生堂」になんだかワクワクさせられた!

資生堂といえば日本が誇る化粧品メーカー。ところが資生堂が“本気”を出した「ジョジョ」のコスプレ(?)を、それも18人にも及ぶキャラクターを披露していた事実をご存知でしょうか? その本気クオリティたるや「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」レベルなうえに、実はコスプレをしたモデルやスタッフなどにも大きな秘密があったのです。

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