ジョルノ・ジョバァーナ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

ジョルノ・ジョバァーナとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の主人公。第1部および3部の敵役DIOの息子で、物体に生命を与えるスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の使い手。15歳。
冷静沈着で正義感が強い性格で、ジョースター家の「黄金の精神」を受け継いでいる。ブチャラティとの出会いを通じてギャング組織「パッショーネ」に入団し、ギャングスターになる事を志す。口癖は「無駄無駄」。
最終的に「パッショーネ」のボス、ディアボロのとの戦いに勝利し、新たなボスとなって君臨する。

ジョルノ・ジョバァーナのプロフィール・人物像

生年月日:1985年4月16日生まれ。物語開始時点で15歳
身長:172cm
血液型:AB型
好きな音楽:ジェフ・ベック
好きな物語:レ・ミゼラブル
好きな食べ物:チョコレート、プリン、タコのサラダ
嫌いな食べ物:鳥肉(特に鴨の肉)
ヒーロー:幼い頃に出会った、名も知らぬヤクザ

ジョルノ・ジョバァーナとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の主人公。ジョルノとは俗称であり、本名は「汐華初流乃(シオバナ・ハルノ)」という。
第1部および3部の敵役DIOの息子で、物体に生命を与えるスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の使い手。
母親は日本人女性で、本来はDIOの食糧に過ぎない人間の女性がなぜ生き延び、ジョルノを産む事ができたのかは不明である。
DIOの首から下は肉体がジョナサン・ジョースター(第1部の主人公)であったため、ジョルノもまたジョースター家の血族であり、その特徴たる「星形のアザ」を持っている。口癖はDIOと同じく「無駄無駄」だが、れっきとした人間であり吸血鬼的な特徴は持っていない。
ジョルノは当初、日本人らしく黒髪だったが第5部開始(2001年)直前、急に金髪になった。本人は「エジプトで死んだ父親(DIO)の遺伝」だと説明している。

幼少期は身勝手な母親から育児放棄(ネグレクト)を受け愛情を注がれず、義父からは虐待を受け、近所の子供たちからいじめられる。
このままジョルノは劣等感から心のねじ曲がった人間となるのは時間の問題だったが、ある時転機が訪れる。名も知らぬギャングの男の命を(無意識にスタンド能力を使い)助けた事がきっかけで、そのギャングは「君がしてくれた事は決して忘れない」と礼を言う。その頃からジョルノをいじめていた義父や子供たちの態度が180度変わり、いじめられなくなる。ギャングの男からの、命を救ってくれた事に対する恩返しだった。彼はジョルノを遠くから見守るだけだったが、年下のジョルノに敬意を表し、対等に接してくれた。
悪事を働き、法律をやぶるはずのギャングから「人を信じる」という事をジョルノは学ぶ。ギャングの男はあくまでジョルノをカタギとして扱い距離を取るものの、ジョルノはセリエAのサッカー選手よりもギャング・スターにあこがれるようになった。

その後ジョルノは、ネアポリスのハイスクールで寮生活を送りつつ、旅行者相手に詐欺まがいの行為で金銭を巻き上げていた(ジョルノの調査のためイタリアに来た広瀬康一からも、パスポートと財布を盗んでいる)。が、空港でギャング「涙目のルカ」とトラブルを起こし、彼を再起不能にしたため、事件の調査に来たブチャラティと遭遇、彼と戦闘になる。
しかしブチャラティもジョルノと同じく「街を平和にするため」ギャングとなり、麻薬のはびこっている現状に心を痛めていると知って和解し、ブチャラティの紹介を受け幹部ポルポの入団テストを受ける事になる。テストに合格したジョルノはブチャラティのチームに入り、ポルポの隠し財産を上納して幹部となったブチャラティと共に、ボスの娘トリッシュの護衛任務を受け、裏切り者の暗殺チームと熾烈な戦いを繰り広げる。

その後、護衛任務を遂行したブチャラティが、ボスが娘を自らの手で抹殺しようとしている事を知り義憤にかられボスを裏切ると、ジョルノは積極的にブチャラティの行動をサポートするが、ブチャラティはボスのスタンド「キング・クリムゾン」の攻撃を受け肉体が死亡してしまう。ジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の生命を与える能力で一時的にブチャラティは活動可能になるが、死んだ肉体は生き返る事はなく、ブチャラティは徐々に死体のような特徴が出てくる事になる。
ブチャラティ・チームと共にジョルノはトリッシュを引き続き護衛しつつ、ボスの差し向ける親衛隊を次々と撃破。チームからアバッキオ、ナランチャといった犠牲者は出るものの、ローマのコロッセオにてボスのディアボロとの最終決戦となり、最終的にジョルノはスタンド能力に目覚める「矢」から新たな能力を獲得し「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」を発現させ、ディアボロを圧倒して勝利。ジョルノは組織「パッショーネ」の新たなボスに就任するのだった。

スタンド名「ゴールド・エクスペリエンス」の元ネタは、アメリカのマルチ・ミュージシャンのシンガーソングライター「プリンス」のアルバム「ゴールド・エクスペリエンス」より。

ジョルノ・ジョバァーナの来歴・活躍

ジョルノ登場

自分のカバンを「ゴールド・エクスペリエンス」の能力でカエルに変えられてしまう康一

舞台は2001年イタリア。第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場した「エコーズ」のスタンド使い広瀬康一は、空条承太郎から「汐華初流乃(しおばな はるの)」という日本人とイタリア人のハーフの少年の皮膚を採取するよう依頼を受け、イタリア旅行に来ていた。
そこで康一はジョルノ・ジョバァーナという少年に出会い、タクシー運転手のフリをされて騙され、手荷物だけを奪い取られそうになる。しかし康一はスタンド「エコーズACT3」の能力で、ジョルノの車を重くして動きを止める。車に積まれた自分の荷物を取り戻そうとする康一だったが、ジョルノはスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の使い手であり、物体に生命を与える能力を持っていた。ジョルノは車から逃亡するフリをして康一のカバンをカエルに変化させ、自分の所に戻ってくるように仕込んでいたのだ。こうして康一はまんまと自分の手荷物(お金やパスポート等)をジョルノに盗られてしまうのだった。そしてこのジョルノこそが、康一の探していた汐華初流乃本人だった。

vs涙目のルカ

涙目のルカに絡まれるジョルノ(右)

康一を巻いたジョルノは、ギャング「涙目のルカ」に遭遇する。ルカは空港でアルバイトをしているジョルノからショバ代を巻き上げようと接触してきたのだ。
すでに空港の警備員にショバ代を払っていたジョルノは「カネはないです」と答えるが、ルカは激昂。突如ジョルノの身体に飛び移ってきたカエルを「叩き落とせ」とルカは命令するも、ジョルノは拒否。ルカは怒り狂って持っていたスコップでカエルに一撃を加える。
実はカエルはジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」で生命を与えられた康一の旅行カバンであり、攻撃された衝撃を相手にそのまま返すという能力を持っていた。これによりルカの頭部がスコップ型に陥没し、再起不能となった。
その後、康一がジョルノを見つけて財布を返すよう言うが、ジョルノは「ゴールド・エクスペリエンス」で植物を発生させ、それに乗って逃げようとする。康一は「エコーズ」で植物を攻撃するが「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で攻撃を跳ね返され地面にめり込んでしまう。それを見てジョルノは「僕はきみの財布を盗ったのに、手加減した事がそのダメージから分かる。きみはいい人だ」と言ってその場を立ち去るのだった。

vsブローノ・ブチャラティ

ブチャラティに汗を舐められるジョルノ(左)

ジョルノは電車に乗っている時、ブチャラティに出会う。彼もまたギャングであり、「涙目のルカ」が自身のスコップを頭に叩き込まれ、意識不明の重体になっている事件の調査をしていた。
ブチャラティは空港で聞き込みをしてジョルノがいた事を突き止め、尋問を始める。「汗を舐めればそいつが嘘をついているか分かる」とうそぶくブチャラティ。しかしジョルノは「涙目のルカに会わなかったか?」の質問をされても「知りません」と答え、汗もかかなかった。
一旦ブチャラティは引き下がるが、彼のスタンド「スティッキィ・フィンガーズ」の能力で、ジョルノの握っていた左手にルカの「右目」を握り込ませる。驚き汗をかいたジョルノの頬を舐め、ブチャラティは「この味は! ウソをついてる『味』だぜ……」とジョルノの嘘を見破り、戦闘となる。ブチャラティの「スティッキィ・フィンガーズ」は殴ったものや触れたものにジッパーを作り出し、その中に物体を潜り込ませる事ができる能力。
ジョルノは追及を逃れるには自身のスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」で身を守るしかないと判断するが、今まで彼は自分のスタンドで人間を殴った事はなかった。ブチャラティを「ゴールド・エクスペリエンス」で殴った結果、ブチャラティは感覚だけが暴走し全ての動きがゆっくり見える状況になる。しかし肉体は元のままであり、ブチャラティは身動きが取れず吹っ飛ばされてしまう。ブチャラティは「お前の異常な能力に触れる危険はコリゴリだ。一旦距離を置いてから始末させてもらう」と言い、「スティッキィ・フィンガーズ」で壁にジッパーをつけて逃走、一時退却する。
ジョルノは逃げられて24時間つきまとわれては勝ち目がないと考えブチャラティを追跡する。ブチャラティは通行していた4人の男の誰かに「スティッキィ・フィンガーズ」で侵入し逃げようとするが、ジョルノは先ほど殴った時に折ったブチャラティの歯に「ゴールド・エクスペリエンス」で生命を与えハエに変えた。そのハエがつきまとった男の中にブチャラティが隠れていたのをジョルノは見つけ出す。戦いの末再びブチャラティは「ゴールド・エクスペリエンス」の能力を喰らってしまうが、ジョルノは攻撃を中断。
ブチャラティが「なぜおれへの攻撃をやめる?」と尋ねると、ジョルノは「あんたがいい人だからな」と答える。ブチャラティが侵入した少年の腕に麻薬の注射痕が見つかり、それに驚いて一瞬攻撃をためらったのがその理由だとジョルノは続ける。「この街には子供に麻薬を売るヤツがいて、そんな奴は許さない」と、ブチャラティはギャング組織のメンバーでありながら、自分が所属するギャングのボスが麻薬を売っている事に心を痛めていたのだ。
それでもブチャラティは「おまえを殺す事に変わりはない」と叫ぶも、ジョルノは「あんたはもう、ぼくを殺したりしない。あんたはぼくの仲間になるからだ」と答え、自分がギャングとなり、ボスを倒して町を乗っ取ろうと企んでいる事を明かす。それを聞いたブチャラティは態度を一変させ、ジョルノへの追及を不問とし、「おまえの気高き覚悟と、黄金のような夢に賭けよう。ジョルノ・ジョバァーナ」と言い、彼がギャングの入団テストを受けられるよう、幹部のポルポを紹介するのだった。

パッショーネ入団試験(vsブラック・サバス)

「ブラック・サバス」を撃退するため、康一と共闘するジョルノ(左下)

ブチャラティが紹介した幹部ポルポは刑務所に服役しており、15年は出てこないという。そしてブチャラティがスタンド能力を身に着けた理由も、ポルポの入団試験に合格すれば分かる、とブチャラティは言った。
ポルポはワザと刑務所から出る事はなく、牢獄の中には様々な品があり、ほとんど不自由はしていなかった。そんなポルポがジョルノに課した入団試験は「ライターの火を24時間消さずに持っている」事だった。
ジョルノは火のついたライターを受け取ったものの、刑務官は退出時もボディ・チェックをすると宣言する(ポルポから何か物を受け取る事は禁止されている)。ジョルノは左手にライターを隠し通そうするが、刑務官は手のひらを開くよう要求。そこでジョルノは「ゴールド・エクスペリエンス」の能力でライターを花に変えた。刑務官は「本物の花。この程度なら許可しましょう」とジョルノの退館を許可するのだった。
ジョルノは学校寮の自室に帰り、ライターをパンの上に挿して残り23時間、見守る事に決める。ところが、突如として広瀬康一が侵入してきたので、慌てて隠れる。康一はジョルノのいる寮の部屋を突き止め、パスポートだけでも取り返そうとやってきたのだ。ライターが見つかれば康一に火を消されると危惧したジョルノは、電線のコードを蛇に変えてパンをくわえさせる。が、蛇にライターの火が当たってしまい取り落として康一に発見されてしまう。そこでジョルノはわざと引き出しを開けて康一のパスポートを見つけさせ、彼がそちらに気を取られている隙にライターを取り戻して脱出に成功する。火を守り切ったかに見えたが、通りがかった掃除夫の男性がバケツの水をひっかけてしまい、ライターの火は消えてしまうのだった。
試験に失敗したとショックを受けるジョルノだったが、掃除夫は「ライターからガスが出とるし、点火できるんじゃないか?」と言い、スイッチを押すと勢いよく火が点いた。ジョルノは「いや…そんなはずはない」と訝しむ。再点火できるならテストの意味がないと思ったからだが、それには裏があった。ライターの火を再点火した者には、ポルポのスタンド「ブラック・サバス」が自動的に出現し、その魂を捕らえてスタンド能力を発現させる「矢」で貫くというシステムが、入団試験の真相であった。この洗礼を受けた掃除夫はスタンド能力に目覚める事ができず、死亡してしまう。そして「ブラック・サバス」は近くにいたジョルノにも「再点火したな?」と呼びかけ、「矢」で貫こうと襲ってくる。
ジョルノは「ブラック・サバス」が影の中を凄まじいスピードで移動し、影を通じて対象の魂を引きずり出す能力を持っており、また日光が弱点である事も知る。しかし遠隔自動操縦である「ブラック・サバス」には「ゴールド・エクスペリエンス」の感覚暴走能力も通じない。危機に陥るジョルノのところに康一が現れ、なし崩し的に共闘する事になる。ジョルノは「ブラック・サバス」が日光が弱点である事を利用し、動かす事が可能な影に誘い込んでから、その影を取り除いて倒そうと考えたが、「ブラック・サバス」は鳥の影を伝って木の影に移動し、ジョルノが木のそばを横切った所を狙って足首を掴んできた。康一は「エコーズACT3」の能力で「ブラック・サバス」の両腕を重くしたが、それでも「ブラック・サバス」はジョルノの足首を掴んで離さない。石畳が割れるほどに地面にめり込み、ジョルノの足首が砕けそうになる。が、ジョルノはこの状況を利用して「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で地面の中の「木の根」に過剰な生命力を叩き込み、成長を促して木を枯れさせた。これによって「ブラック・サバス」は居場所の影を失い、ジョルノのラッシュを浴びて日光にさらされ消滅するのだった。
これを見てジョルノは「ブラック・サバス」を撃退したと思ったが、康一は「遠隔自動操縦だから本体は生きている。戦いがあった事も気づいていないさ」と話す。ジョルノは裏にギャング組織「パッショーネ」がいる事を康一に明かし、ギャングについて話をしないよう彼に言い含めてから、翌日ポルポと再会する。確かに康一の言う通り、ポルポは激闘の事どころか「信頼通りライターの火を『消さずに』持ってきた。合格だ」とジョルノがライターの火を消した事にすら気づいていなかった。ジョルノはポルポの「この世で最も大切なものが信頼であるならば、最も忌むべきものは侮辱」という言葉を聞き、ポルポのスタンドに殺された掃除夫への侮辱を晴らすため、密かにポルポの拳銃を「ゴールド・エクスペリエンス」の能力でバナナに変える。翌日の昼食時、ポルポはバナナに変わった拳銃をうっかり食べようとして、能力解除された拳銃を口にくわえ引き金を引いてしまい死亡。警察は拳銃自殺と判断し、ポルポの持っていた「矢」もまた破壊されるのであった。

vsマリオ・ズッケェロ

仲間の信頼を得るため、囮になるジョルノ(上)

ポルポの入団試験に合格したジョルノは、ブチャラティの部下となり、彼のチームのメンバー(アバッキオ、ミスタ、ナランチャ、フーゴ)に引き合わされる。
アバッキオは歓迎するフリをして、ティーポットに自分の小便を混ぜてティーカップに注ぎ、ジョルノに飲ませようと画策する。ところがジョルノは事も無げに、アバッキオの小便入りのお茶を一気に飲み干した。ジョルノは「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で歯の一本をクラゲに変え、お茶の水分を吸い取らせたのである。
ブチャラティは拳銃自殺したポルポ(実際はジョルノの手によって、自殺に見せかけて殺害された)の隠し財産6億円を回収する事をチームに宣言する。隠し財産をポルポに命じられ隠したのはブチャラティであり、6億円を組織に上納すれば「幹部の座」が得られるからだ。ブチャラティたちは財産の隠し場所であるカプリ島に船に乗って向かう。
が、航行中突如ナランチャが行方不明になり、続けてミスタとフーゴも消えてしまう。ブチャラティは「スタンド攻撃を受けている」と残るアバッキオとジョルノに警告し、アバッキオに「お前のスタンドなら敵を倒せるかもな」と言う。しかしアバッキオはジョルノを信用しておらず、スタンド能力を見せたがらない。そこでジョルノは信用してもらうため、わざと自分が囮になって敵に襲われた。ジョルノも敵の術中に落ちて消えるが、アバッキオはスタンド「ムーディー・ブルース」を繰り出す。「ムーディー・ブルース」は特定の人物に変身し過去の「リプレイ」をする能力で、消えたナランチャの過去をリプレイした。するとナランチャは背中を針で刺された途端、風船のようにしぼんでペラペラになっていた。アバッキオは「ムーディー・ブルース」で船内を追跡するが、敵に襲われペラペラにされて消えてしまう。
襲ってきた男は勝利を確信しブチャラティに6億円のありかを聞き出そうとするが、ブチャラティは敵のトリックを見抜いており「スティッキィ・フィンガーズ」のジッパーで船底に穴を空けて浸水させていた。敵の名はマリオ・ズッケェロといい、彼のスタンド「ソフト・マシーン」は針で刺した物体をペラペラにする能力を持つ。ズッケェロは襲撃前に船を一隻「ソフト・マシーン」でペラペラにしてもう一隻に被せ、その間を移動して攻撃していたのだ。溺れそうになったズッケェロはたまらず外に這い出し、人質を殺そうとするが「スティッキィ・フィンガーズ」のスピードの方が速く、先に殴られジッパーで首を飛ばされる。

vsサーレー

ミスタを救うため、運転手を脅すジョルノ(右および中央)

ブチャラティたちはズッケェロを捕らえる。アバッキオの「ムーディー・ブルース」でリプレイすると、ズッケェロはすでに無線で仲間と連絡を取っており、その仲間が先に島に上陸して待っている事が分かった。仲間の居場所や能力を吐かせるため尋問するが、ズッケェロは筋金入りのギャングであり口を割らない。
そこでジョルノは浮き輪を「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で魚に変え、カプリ島にヨットより先に上陸して敵を叩く作戦を提案する。ミスタはジョルノの作戦に賛成し、ジョルノと共に島に向かう事になる。ミスタのスタンドは「セックス・ピストルズ」という6体の小人型スタンドで、弾丸を操作する「暗殺向き」の能力を持つ。
ミスタはボート監視小屋に敵を誘い込み、近づいてくる者がいれば狙撃しようとするが、すでに敵は監視小屋の中にいてミスタに気づいた。先に襲われる事を危惧したジョルノは無線機を通じて叫び、ミスタに警告する。これを聞きミスタは敵の足に銃弾を浴びせる事に成功するが、逃げられてしまう。
ミスタは敵を追い、走行中のトラックに乗り込み敵と交戦する。敵の名はサーレーといい、物体を固定するスタンド「クラフト・ワーク」の使い手であり、ミスタの銃弾を浴びても固定してダメージを最小限に留めていたのだ。頭部や口の中に銃弾をブチ込んでも死なないサーレーだったが、ミスタはサーレーの攻撃を逆に利用し、サーレーの頭部に命中していた銃弾をさらに食い込ませて気絶させる事に成功。ミスタはサーレーに勝利する。
すでに決着がついた事を知らないジョルノは、(ミスタがやったように)トラック運転手を脅してトラックを無理矢理走らせる一幕もあったが、結果としてブチャラティはポルポの財産6億円の隠し場所にたどり着き、その金を組織に上納する事で幹部に昇格する。

vsイルーゾォ

敢えて「パープル・ヘイズ」のウィルスに侵され、イルーゾォを巻き添えにするジョルノ(左下)

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

ジョジョの奇妙な冒険(第5部)のスタンドとスタンド使いまとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦の漫画作品である。第5部『黄金の風』はジョルノ・ジョバァーナという青年が、麻薬がはこびるイタリアで正義のギャング・スターなるために奮闘する物語。組織での成り上がりを目指すジョルノだったがボスの非道な行いに仲間たちと共に反旗を翻すことになる。第4部では敵スタンドが弱いという声があったが、第5部では強力なスタンドが登場し、ジョルノたちを苦しめた。

Read Article

ジョジョの奇妙な冒険(第5部)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』とは、2001年のイタリアを舞台に、15歳の少年ギャング「ジョルノ・ジョバーナ」を主人公としたエピソードである。主人公も含めて、登場人物のほとんどがギャングであるため、ジョジョの奇妙な冒険の歴代エピソードの中でも、ダークで、悲壮的な雰囲気に包まれている。 敵も味方も、ハードな世界に生きる者ならではの魂の熱い名セリフは、今なおファンの心を捉えている。

Read Article

ジョジョの奇妙な冒険 第5部(黄金の風)のネタバレ解説・考察まとめ

「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風」は、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの第5部となる作品(単行本47〜63巻に収録)、およびそれを基にしたメディア展開作品です。主人公ジョルノ・ジョバァーナが、ギャング組織のチームメンバーとともに「ギャングスターになる」夢を追う物語です。組織のボスや、ボスの放つ刺客たちとの戦いが、2001年のイタリアを舞台に繰り広げられます。

Read Article

【ジョジョの奇妙な冒険】ディオ・ブランドーのカリスマ的魅力と彼の人生を徹底解説【DIO】

「ジョジョの奇妙な冒険」に登場し、初代・ジョジョとの死闘を繰り広げ、血の因縁を作り上げた巨悪、ディオ・ブランドー。底なしの野心のため、人間を辞めて怪物へと変貌した彼の奇妙な人生と「悪のカリスマ」として多くの人々を突き動かした、彼が持つ独特の魅力について、解説する。

Read Article

ブローノ・ブチャラティ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

ブローノ・ブチャラティとは荒木飛呂彦原作『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」に登場する人物で、イタリアのギャング「パッショーネ」に身を置くスタンド(作中における超能力)使い。チームリーダーを務めた後、幹部に昇進する。葛藤を抱きながらも忠実な働きぶりを見せていたが、組織を根底から変える夢を持つ少年「ジョルノ・ジョバァーナ」に共感、共に組織の頂点を目指すようになる。 スタンドは対象にジッパーを取り付けて開閉する能力を持つ「スティッキィ・フィンガーズ」。人望が厚く、多くの者から慕われている。

Read Article

ディオ・ブランドー/DIO(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

ディオ・ブランドー/DIOとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物であり、吸血鬼にして時間を数秒間止めるスタンド「ザ・ワールド」の使い手。 歴代主人公であるジョースター一族の血統と、一世紀以上にも渡り因縁の宿敵となる、シリーズ最大の敵役にして悪のカリスマ。 第1部で吸血鬼となり、主人公ジョナサンと敵対する。第3部ではスタンド能力を身につけるが、主人公である空条承太郎に敗死する。死亡後も何らかの形で間接的にストーリーに関わってくる、最重要キャラクターである。

Read Article

ディアボロ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

ディアボロとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」のボスであり、物語の最終局面でジョルノ・ジョバァーナと対峙するボスキャラクター。時を消し飛ばすスタンド「キング・クリムゾン」という能力を持つ。自身の栄光のためにはどんな犠牲もいとわない冷酷かつ用心深い性格で、組織の中にその正体を知る者はいない。自分の情報が漏れることを恐れ、実の娘であるトリッシュ・ウナを自らの手で始末しようとする。二重人格で、気弱な青年ヴィネガー・ドッピオと肉体を共有している。

Read Article

パンナコッタ・フーゴ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

パンナコッタ・フーゴとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」のメンバーであり主人公ジョルノ・ジョバァーナと同じ護衛チームに所属するキャラクター。殺人ウイルスをまき散らすスタンド「パープル・ヘイズ」という能力を持つ。普段は紳士的だが、実は短気な性格でキレると暴力的になる。ボスを倒す決意をしたブチャラティたちとは対照的に、組織を裏切ることはできないという気持ちから、物語中盤で護衛チームを離脱する。

Read Article

NEW

グイード・ミスタ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

グイード・ミスタとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のメンバーにして、弾丸を操作する6体の小人型スタンド「セックス・ピストルズ」の使い手。イタリア人の18歳。 陽気な自信家で楽天的な性格だが、数字の「4」に関わる話になると「縁起が悪い」として、ささいな事でも怯えてしまう。 ブチャラティチームに属し、ムードメーカー的存在。主人公のジョルノとは早い段階で打ち解けており、最終決戦後も生き残り、組織のナンバー2となる。

Read Article

NEW

プロシュート(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

プロシュートとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームのメンバーであり、主人公ジョルノ・ジョバァーナが所属する護衛チームと対峙するキャラクター。生物を無差別に老化させるスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」という能力を持つ。性格は厳しくも面倒見のいい兄貴分で、弟分であるペッシにギャングの教えを説く。プロシュートが所属する暗殺チームは組織を裏切り、ボスの弱みである娘を奪おうと護衛チームを襲う。

Read Article

NEW

広瀬康一(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

広瀬康一(ひろせこういち)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びPart5『黄金の風』冒頭に登場するスタンド使いにして主人公の東方仗助の友人であり、語り部でもある。気弱な面もあるが、成長するスタンド「エコーズ」が目覚めてからは勇気を振り絞って敵に立ち向かうようになる。その姿勢は、戦い慣れしている空条承太郎にも一目置かれるものであった。普段は優しい性格で、読者を含めて共感を得やすいキャラクター。そのためか作中では癖の強い人物にも好かれる傾向にある。

Read Article

ジョジョの奇妙な冒険(第8部)のスタンドとスタンド使いまとめ

『ジョジョの奇妙な冒険 第8部 ジョジョリオン』は荒木飛呂彦の漫画作品である。杜王町が舞台で、巨大地震が原因で出現した「壁の目」に突如として現れた青年が主人公である。記憶がなく、衣服も身につけていない状態で見つかった彼は、自らのことが何も分からなかったが、スタンドと言う超能力を持っていることだけは分かっていた。彼はスタンドを用いつつ自分のことを調べ始めるも、スタンド使いたちが彼を妨害し始めた。普通の住人さえ犠牲にするような手段を用いる、そんなスタンド使いたちの性格やスタンドの特徴を紹介する。

Read Article

ジョジョの奇妙な冒険(第7部)のスタンドとスタンド使いまとめ

荒木飛呂彦の作品である「ジョジョの奇妙な冒険」の7部は「スティール・ボール・ラン」という、乗馬でのレースの名称を冠した作品である。アメリカ大陸を馬だけで横断すると言う過酷なレースに、主人公「ジャイロ」と「ジョニィ・ジョースター」が挑む。そのレースの最中、彼ら二人を妨害する大量のスタンド使いが現れる。二人は力を合わせて妨害者のスタンド使いを倒し、ゴールへと向かう。そんな大量のスタンド使いとスタンドを紹介する。

Read Article

『ジョジョの奇妙な冒険』に受け継がれる「人間讃歌」というテーマ

連載を開始から30年という年月を経ても根強いファンをもち、ゲーム、アニメなど様々なメディア展開を行い続けている、名作漫画。絵柄、言い回し、擬音など、強烈な作風の中でも、時代を経て人々に愛される、シンプルな「人間讃歌」というテーマ、そこに描かれる唯一無二の世界観と、世代を超えて受け継がれていくキャラクター達の生きざまについて解説する。

Read Article

レベルE(LEVEL E)のネタバレ解説・考察まとめ

「レベルE」とは1995年から1997年まで週刊少年ジャンプにて掲載された作品で、作者は冨樫義博。前作は幽☆遊☆白書であり、この漫画は冨樫義博の3作目の作品である。 山形県を舞台に、頭は宇宙一切れると称されるが性格が悪いドグラ星のバカ王子を中心に物語が進んでいく。彼に振り回されるのは主に地球人の筒井雪隆、バカ王子の側近のクラフト隊長である。

Read Article

炎炎ノ消防隊(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『炎炎ノ消防隊』とは、2015年9月より『週刊少年マガジン』にて連載しているダーク・ファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。突如発生した人体発火現象によって体を炎に包まれた「焔ビト」と呼ばれる存在が人々の脅威となっている世界を舞台に、第8特殊消防隊の消防官・森羅日下部が焔ビトの発生原因とその裏側にある真実を追求していく物語を描く。単行本は世界累計発行部数1300万部を記録しており、漫画を原作としたアニメ作品・舞台作品など様々なメディア上で人気を集めている。

Read Article

レベルE(LEVEL E)の宇宙人種族まとめ

『レベルE』とは、冨樫義博による宇宙人を題材とした漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。 ある日、天才的な頭脳を持ちながら、人が真剣に悩んだり苦しんだりする姿を見るのが大好きな宇宙人・バカ王子が地球へやって来る。バカ王子は様々な悪戯を繰り広げて周囲の人間を困らせていく。 この作品では様々な宇宙人が地球に来訪している。登場する宇宙人には、冨樫義博らしく綿密でユニークな設定がつけられており、それが人気の要因の1つになっている。

Read Article

【ジョジョの奇妙な冒険】漫画家・岸辺露伴の魅力と奇妙な人生を徹底解説

『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』に登場する漫画家・岸辺露伴。舞台となる杜王町に集う「スタンド使い」の一人として一度は主人公達に立ちはだかるも、やがて仲間の一人として町で起こる事件へと挑んでいく。数々のスピンオフ作品でも描かれる、彼の「奇妙な冒険」について、解説する。

Read Article

炎炎ノ消防隊の特殊消防隊まとめ

『炎炎ノ消防隊』とは、『少年週刊マガジン』にて連載されている大久保篤による漫画作品である。 世界中で人体が発火し、「焔ビト」と呼ばれる怪物と化す事件が相次ぐようになって数十年。東京皇国は、専門の対策班である「特殊消防隊」を結成して焔ビトによる大規模火災に対応していた。かつて火災によって母と弟を失った少年「森羅 日下部」は、自身がヒーローとなって焔ビトから人々を守ることを志して消防士になる。幾多の現場で焔ビトと相対する中、森羅は弟が生きていることを知り、それを追う過程で世界の謎にも迫っていく。

Read Article

ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦によるアクション・アドベンチャー漫画及びそれを原作としたアニメ・小説・ドラマ・映画などのメディアミックス作品。この記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、その他の劇場アニメ、OVAなどの主題歌を紹介していく。

Read Article

『ジョジョの奇妙な冒険』×「資生堂」になんだかワクワクさせられた!

資生堂といえば日本が誇る化粧品メーカー。ところが資生堂が“本気”を出した「ジョジョ」のコスプレ(?)を、それも18人にも及ぶキャラクターを披露していた事実をご存知でしょうか? その本気クオリティたるや「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」レベルなうえに、実はコスプレをしたモデルやスタッフなどにも大きな秘密があったのです。

Read Article

名言、迷言多し!第六部までの『ジョジョの奇妙な冒険』歴代ジョジョとラスボスを網羅

第一部冒頭より名言と迷言、そして名シーンの宝庫である『ジョジョ』。まさにタイトル通り、「ジョジョ」の異名を持つ者が過酷な運命に身を投じるというサーガ。「宇宙が一巡りする」前の第六部までの「ジョジョ」と、各部を盛り上げてくれたラスボス、並びに名言と迷言をまとめました。ジョジョ立ち、スタンド戦、頭脳戦ばかりがジョジョの魅力ではない!?

Read Article

子供、動物、ゾンビまで?『ジョジョの奇妙な冒険』異質のスタンド使いまとめ(第六部まで)

『ジョジョ』のスタンドバトルは知略戦、意外な能力などで見ていて白熱します。基本的にスタンド使いといったら10代半ば以降の人物、人間が多いのですが、中には「こいつがそうだったのか!」となるような「スタンド使い(本体)」も。動物だったり子供だったりと、そんな異色のスタンド使いをまとめました。能力を操れていなかったり、修行の果てに能力が目覚めた人までいて、奥の深いスタンド道です。

Read Article

『ジョジョの奇妙な冒険』第3部スタンドの「暗示」まとめ

『ジョジョ』第3部で初めて登場し、今やパロディやたとえで使われる「スタンド」ですが、初期のものはタロットカードがモティーフで、各スタンドの「暗示」が語られていました。が、「イエロー・テンパランス」以降何でか暗示を言わなくなりましたね。「いや、何の暗示だよ」と。気になりますよね。主人公側も特に語られていませんし、ネット上で散々解釈されているかもしれませんが、まとめました。

Read Article

目次 - Contents