るろうに剣心(るろ剣)のネタバレ解説・考察まとめ

和月伸宏によって1994年から1999年まで週刊少年ジャンプで連載された漫画作品、およびそれを原作とするアニメ、映画。明治時代を舞台に、幕末最強の人斬りと恐れられながら、不殺(ころさず)の誓いを立て人々を守る抜刀斎こと緋村剣心や仲間たちの戦いを描きます。幕末から明治に至るまでの時代の混乱もまた断片的に、かつ克明に描かれました。

出典: mobile.twitter.com

キネマ版のイケメン外印。

乙和瓢湖

暗器と呼ばれる武器を体に13個仕込んだ男。弥彦が初めて、剣心により実戦を任された相手でもあります。中条という親友の仇と称して殺人や弱者のいたぶりを楽しみたいだけの人物。腰に刀を差していますが、剣の腕は素人。

【毘沙門剣・毘沙門粉】曰く、素人の太刀筋を達人の太刀筋に変える剣。毘沙門粉は毒、もしくは目つぶしと懸念されましたが、実際には砂鉄で、二つで一組になった時初めて効力を発揮する暗器。磁石で出来た鞘に納めておくことで剣も磁力を帯びるようになり、毘沙門粉を浴びた人物を自動追尾するように攻撃する、というのが実態。磁石の鞘で軌道をずらされ撃破されました。この暗器の正体に気付いたのは薫ですが、対処法は弥彦が自分で考えたもの。

【梅花袖笥】強力なバネで6連装の槍を撃ち出し、あたかも爆発したかに見せかける暗器。左手に描いた梵字と奇声で虚をつくリ、撃ち出すもの。中条にも袖笥という暗器を渡していました。

【過水毒煙】水に触れることで毒の煙を噴射。といっても致死量の毒ではなく、数分体がしびれる程度。

【六道蟲】襟飾りに見せかけた暗器。固く鋭く、自在に動かせます。暗器という隠しておく武器を、敢えて見せておくことで逆に暗器だと悟らせない効果がありますが非常に強力で、六本の鋼鉄は弥彦の体を吊り上げました。

出典: blog.goo.ne.jp

残りの暗器を考察するサイトもあります。

blog.goo.ne.jp

戌亥番神

闇乃武のボスとも言える辰巳の弟子。乙和同様、仇討ちを名目に戦闘や弱者のいたぶりを楽しみたいだけの人物。粗暴で怪力という厄介な人物ですが、「頭は悪そう」と評されます。同じく肉弾戦派の左之助から、命がけで戦ったことがない上、自分より弱い物しか相手にしなかった井の中の蛙と看破されて、二重の極みと頭突きで撃破されました。武器は銃弾をも弾くよう角度まで計算された無敵鉄甲。流派は無敵流。

八ツ目無名異

登場時、「わけあって姿は見せられない」として天井裏から挨拶。出陣の際もフードを被っていました。抜刀斎を狙う理由は、一族秘伝の掟である人体精製の結果である異常に長い手足を見られたことから。右手は過去剣心との戦いの際脇差により木に張り付け状態。深く刺さった脇差を、腕を犠牲にするように無理矢理引き抜いたため使えなくなっています。体の秘密を見られたのは脇差を抜こうと悪戦苦闘していた時で、「外部に漏れた場合は見た者を殺す」との掟に従って15年かけて左腕をさらに伸ばしました。元は金堀衆の一族でしたが、時代と共に金を掘り尽くしたため、戦闘にこの体を使うべく闇乃武に参加したというわけです。剣心ではなく自分を化け物呼ばわりした斉藤と戦いますが、手の内をすべて見破られた挙げ句に惨敗。腕に刀を刺されても芯棒替わりに刺し直すなど、抜刀斎打倒の執念は凄まじかったものの、力及ばず。その上仇と狙っていた剣心に命を救われたことで戦意を失くします。逮捕されることなく逃走したようですが、現状その後は不明。なお、一族は北へ向かったと八ツ目の口から語られております。

【人体精製術】赤子の頃より、手足に鉄輪をはめて徐々に長く精製。これは金堀衆としてより深く金を掘る為。しかし幕末には金も掘り尽くされて少なくなったため、幕府にこの人体精製術が戦闘にも使えることをアピールしようと手足以外にも生成を施すようになりました。歯も鋭く尖っていますが、これも幼時より研ぎつつ骨灰で固めた物。舌も異様に長いですが、こちらは自前とのこと。

鯨波兵庫

幕末、剣心に右腕を切り落とされた武士の一人。最強の抜刀際に殺されるなら本望と覚悟を決めますが、もう誰も殺したくない剣心から新しい時代を生きるように言われます。これを武人としての死に場所を奪われたと解釈、以降は浮浪者のような風体で生きてきました。本来の性格は、赤べこで一番安い食事を頼んだ際、二番目に安い食事にされたことを侮辱ではなく気遣いだと見抜き、礼を返す度量の持ち主。しかし抜刀斎のこととなると恨みが前面に出てしまいます。武器は右腕に仕込んだアームストロング砲。

神谷道場で負けたことが更に抜刀斎への憎しみを倍増させることとなり、逮捕されたものの逃走して暴れ出します。弥彦との戦闘のさなか、償いの答えを見つけ復活を果たした剣心が登場。アームストロング砲を斬られるという、憎しみの原点を繰り返したことで正気に返ります。またも命を奪われなかったことに怒りを見せはしましたが、「剣心は明治以降人を救う為戦ってきた、お前は残った左腕で何をしてきた」という弥彦の説得で今までの悔恨、わだかまりを捨て去り、二度も命を救ってもらったとして「かたじけない」と涙を流して再逮捕されました。

故人

大久保利通

明治政府の内務卿で、史実の人物。剣心に志々雄のことを伝え、京都へ向かうよう要請。その帰りに瀬田宗次郎により殺害されました。

新井赤空

幕末の刀工。殺人奇剣という、殺しに特化した刀を多く作っており、息子の青空からは幻滅、ある種見損なわれていました。しかしその実は殺人の道具である刀を作ることしかできない自分を歯がゆく思っており、平和な世の訪れの為、敢えて殺人奇剣を作っていたことが判明。逆刃刀真打ちには、辞世の句として「人を斬り、己を斬りて幾星霜、子に恨まれんとも、孫の世のため」との言葉が残されています。人斬りを辞める剣心に影打ちの逆刃刀を手渡し、「それを腰に剣客をやってみろ」「折れたらまた来い」と言って別れました。

雪白巴→緋村巴

剣心のかつての妻。元は士族の出。感情を表すのが下手とは本人の談。幼馴染から結婚を申し込まれますが、喜びを表すことができませんでした。それを不満ととった相手は、敢えて動乱の京都へ向かい剣心に殺されます。巴自身は剣心と接触し、維新志士らの住まう宿舎に身を寄せますが、その際に剣心が人を斬ることで自身も傷ついていることを知り、彼の鞘になると言いました。幕府から身を隠すため剣心と形だけの夫婦を演じることになった際「本当の夫婦として暮らそう」と言われて生活。実は闇乃武のスパイでしたが、その生活の中剣心を愛してしまい、探るように言われていた剣心の弱点(優しさ)を告げず、嘘の報告をし、気絶させられて閉じ込められていました。それでも、外で戦う剣心の姿にかつての婚約者、清里をだぶらせ、交戦相手の辰巳を抑えつけ共に斬られることになるのでした。この時、手にしていた短刀が手から滑り落ち、剣心の左頬に傷をつけ、十字傷を形成することになります。

出典: cinema-like.com

【OVAでの十字傷の演出】原作ではほぼ偶然ついたも同然の、巴の短刀による傷。ですが、OVA『追憶編』では巴自身が明確な意思を持ち、「ごめんなさい、あなた」との言葉と共に短刀で二本目の傷をつける描写に変更されました。原作では、強い念を込めて付けられた刀傷は念が晴れない限り決して消えないというオカルティックなセリフがあり、巴の言った「あなた」が誰なのか、どういう意図で傷をつけたのかについて様々な考察が上がると同時に、偶然ではなく意図して傷をつける描写が高評価を得ています。婚約者、清里や巴の登場前から、『剣心秘伝』にて十字傷を付けたのは剣客でも剣豪でもなく、二人の人物が異なる時期につけた、と記されていました。

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

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