デジモンアドベンチャー(DIGIMON ADVENTURE)のネタバレ解説・考察まとめ

『デジモンアドベンチャー』とは、東映アニメーションが制作したデジモンアニメシリーズの第1作目で、ジャンルはSFや冒険といった、少年向けアニメ。本作を皮切りに、多数のデジモンアニメシリーズが生まれた。現実と異なる世界に迷い込んだ子供たちが、仲間やデジモンと関わり合う中で、出会いや別れを経て自分らしさを見つけて成長していく物語。主人公1人だけではなく、子供たち全員に等しく活躍のスポットが当たる群像劇でもある。子供たちの成長を、デジモンたちの進化という形で分かりやすく見ることができるのが魅力。

エテモンがサーバ大陸に張り巡らせたダークネットワークのケーブル。このケーブルを使い、様々な情報を集めていた。ケーブルに繋いだデジモンを操ることもできる。中枢は、砂漠の中の逆ピラミッドの中にあり、ナノモンに制御させていた。

その他

炎の壁

デジタルワールドのどこかにある炎が壁として吹き上がる場所。物語以前、凶悪な力を持った存在が炎の壁の向こうからデジタルワールドへやってきた。それは存在するだけで空間を歪めてしまうほどだったが、異世界からやっていきた子供たちとそのパートナーデジモンによって倒された。しかし、予言では再び壁の向こうからやってくるものが現れるという。それがアポカリモンであり、今作の元凶である存在。

『デジモンアドベンチャー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

エンジェモン初進化 デビモンとの命を懸けた戦い(第10話)

デビモンとの戦いで力を使い果たし、消滅していくエンジェモン

子供たちの最初の強敵デビモンとの決戦、次々とデビモンに倒されるデジモンたち。残るは、タケルと、未だ成熟期に進化できないパタモンだった。二人にデビモンが迫り、握りつぶされすになった時、タケルのデジヴァイスが光りパタモンはエンジェモンに進化した。邪悪な力を増幅させているデビモンを非難し、聖なる光を宿した拳でデビモンを滅することに成功する。しかし、それは全エネルギーを使った攻撃だった為、力を使い果たしデジタマに戻ってしまった。自身が消える時、エンジェモンは、タケルにまた会えると言い残す。

真の勇気が紋章を輝かす メタルグレイモン完全体進化(第20話)

超進化し、完全体になったメタルグレイモン

旅の中で、子供たちは、自分たちがいる世界はコンピュータやネットワークの中の世界ではないかと推測する。太一は、この世界で何が起こっても現実世界にいるであろう本体の自分にはまったく影響がでないと考え、無茶な行動を繰り返す。しかし、もしかしたら影響を及ぼす可能性があり、最悪の場合死に至るかもしれないと諭された太一は、空のピンチに足が竦んでしまった。勇気が出せなかったのだ。そして、エテモンがダークネットワークを吸収し子供たちに襲ってきた時、空間を歪ませる程の力を得たエテモンを目の当たりにした子供たちは弱気になってしまう。そんな時、一人駆け出した太一。太一は、無謀な勇気を反省し、臆病になった自分を乗り越え、グレイモンとともにどんな脅威にも立ち向かっていく真の勇気を持つことができた。そんな太一が持つ紋章が光り輝き、完全体メタルグレイモンに超進化することができた。

圧倒的作画力 ヒカリを残し、再び旅立つ太一(第21話)

再びデジタルワールドへ行こうとする太一との別れを惜しむヒカリ

エテモンとの戦いで次元の穴に飲み込まれた太一が辿り着いたのは、現実世界の東京だった。家に戻った太一は、体調が悪く今まで寝込んでいたヒカリと再会する。ヒカリとの会話の中で、デジタルワールドの歪みの影響が現実世界にも出ていると知った太一。しかし、他の人たちには、その影響がデジモンであると認識できない。そして、窓の外に突如現れるティラノモンの影。外に飛び出した太一だったが、ドリモゲモン、オーガモンと次々にデジモンの影が現れる。一人この世界にいるわけにはいかなくなった太一は、ヒカリの行かないでという懇願に応えず、「風邪しっかり治せよ」と言い残し、デジヴァイスに導かれてデジタルワールドに戻っていった。
そして、ラストカットで八神家におかれたデジヴァイスと、ヒカリもいずれデジタルワールドに足を踏み入れるというナレーションが入る。

最後の最後で盛り上がる 子供たちとデジモンたちの別れ(最終話)

現実世界へ帰る為に電車に乗り、デジモンたちと別れる子供たち

デジタルワールドの歪みを戻し、現実世界に帰還することになった子供たちは、自分のパートナーデジモンと最後の別れをしていた。空は母との関係を修復してくれたピヨモンに感謝を、丈はゴマモンと憎まれ口を叩き合いながらも握手を、光子郎はテントモンに他人行儀な口調を突っ込まれながらも感謝を、タケルはパタモンと泣きながらも再会の約束を、ヤマトはガブモンに頼まれ最後にハーモニカを吹き、太一はアグモンと笑い合いながら、ヒカリはテイルモンに自分の笛を渡し確信めいた口調でまた再会することを仄めかす。しかし、ミミはパルモンに会えずにいた。パルモンはミミとの別れを受け入れられず、顔を見せられないでいた。そして、子供たちが電車に乗り込み、現実世界への扉が開かれている日食へ向けて発進した時、パルモンが泣きながら姿を見せた。子供たちとパートナーデジモンの絆が描かれた感動のシーンである。
そしてパルモンに手を振るミミの帽子が風に飛ばされた瞬間に被せて、オープニング曲であるButter-Flyがかかる。

『デジモンアドベンチャー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

本作のコンセプトは「ポケモン卒業生集まれ」

本作はポケモンを卒業した世代を狙って制作されており、主人公だけでなく子供たちみんなに見せ場がある。また、両親の離婚や死別など現代社会の問題点を反映させた作品になっており、子供だけではなく、大人も楽しめるように工夫がされている。

アグモンの暗黒進化はフラグ

アグモンが完全体に初めて進化した時、本来であればメタルグレイモンに進化するはずがウィルス種のスカルグレイモンになってしまった。最終話、ゲンナイは進化そのものに良いも悪いもないと言い、それを受けてアグモンは、ならば次はスカルグレイモンになろうかなと言っていた。次回作では、アグモンは敵に捕らえられ、強制的にウィルス種に進化せられる場面があり、見事にフラグを回収している。

作中でボレロが使われている理由

ボレロは1828年にラヴェルが作曲したバレエ曲。この曲は、2種類の戦慄が繰り返されるだけという特徴的な構成になっている。最初は小さな音がだんだんと大きくなっていく様は、1個体のデジモンが進化し成長していくのとリンクしている為、この曲が使われることになった。ちなみに、作品内では編曲したものが使われている。

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@endouami0628t7

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