龍が如く3(ゲーム)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く3』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズの第3作目に相当する作品である。キャッチコピーは「伝説の龍が帰ってきた」。本作は前作「龍が如く2」にて近江連合との戦いを終えた桐生一馬が、生まれ育った沖縄へと帰ってからの物語を描いており、その物語の舞台として東京と沖縄のふたつが選ばれているのが特徴となっている。

名嘉原を撃った犯人を追うべく、自らも神室町へやってきた力也。公園で一人の女性を助けに、ひとりで三代目錦山組の組員たちに立ち向かう男らしさを見せた。

力也と共に訪れたラブホテルの最上階で、桐生はついに神田と直接対決する。

桐生の「堂島の龍」の異名は伊達ではなく、神田も最後はこのように床に這い蹲らされ、桐生に踏みつけられながら知っていることを全て話せと迫られた。

ミレニアムタワーを後にした桐生だが、柏木の血がスーツについてしまったことで、騒ぎを聞いて駆けつけてきた警察に不審者と間違われて追いかけられる。そして途中で身を隠していたところへ、一輝とユウヤと同じく親友で協力者である元刑事の伊達真が現れた。「事件あるところに桐生一馬の存在アリ……お前さんに話がある。久々に一杯、ひっかけねえか」と、親しげに声をかけてきた伊達は、桐生を自分の行きつけのバーであるニューセレナへと案内した。ニューセレナで一息つけた桐生に、伊達は神田ら4人の東城会の現幹部の情報を教え、彼らのうちの誰かが沖縄のリゾート開発の土地買収に絡み、利権を狙っている可能性があることを伝えた。その伊達の情報から桐生は、この4人のうちの誰かが風間の偽者と繋がっており、柏木の襲撃にも噛んでいると踏み、まずは神田の元へ向かうことに決めたのだった。
ニューセレナを出ると、桐生の携帯に電話がかかってくる。「……力也です。酷いじゃないですか、兄貴……!」そう、電話の向こうで悲しそうな声を投げかけてきたのは、力也だった。実は沖縄を出る前、桐生は力也から自分もお供させてくれと頼まれたが、桐生は力也を危ない目に遭わせたくないと思い、彼に黙って一人で神室町へ向かった。しかし力也は、名嘉原を撃った犯人をどうしても見つけたい一心で、幹夫にアサガオを任せる形で桐生の後を追って神室町へやってきたのだ。そこで桐生は、神室町の公園で力也と落ち合う約束を取り付け、すぐに向かった。するとその公園で、力也が三代目錦山組の組員たちと対峙していた。その力也の後ろには怯えている一人の女性がいた。彼女は神田の命令を受けたその組員たちに無理やり連れて行かれようとしており、それを目撃した力也がすぐさま女性を助けに入ったのだった。そして桐生は力也に加勢して三代目錦山組の組員たちを叩き伏せ、神田が神室町の「赤レンガ」と呼ばれるラブホテルにいることを突き止め、力也と共に向かった。
赤レンガへ到着した桐生と力也は、すぐに神田の部屋へ向かう。桐生がいきなり自分のところに現れたことに神田は慌てふためき、組員たちを桐生と力也にけしかけ、ホテル内のどこかへ姿をくらました。そこで桐生は上の階、力也は下の階と二手に分かれることに決め、各所に待ち受けている組員たちを蹴散らしながら神田を探す。そして桐生が最上階の特等客室に辿り着いた先で、「なんで四代目がここに来とんじゃあ〜!? こんなところまでカチコミかけやがって、このガキぁ!!」と、神田が隠れていた客室の浴槽から不意打ちをしかけてきた。不意打ちをかわした桐生は「お前とは、ゆっくり話す訳にはいかないようだな……力ずくで話聞かせてもらうぜ」と、身構える。対する神田も「上等じゃ!! 俺とサシの勝負したこと、後悔さしたるわぁ!! 行くでぇ……四代目ぇ!!!」と、威勢良く吼えた後に桐生へ向かってきた。そして激闘の末、桐生は神田を叩き伏せた。下の階での戦いを終えた力也が駆けつけてきた頃には、桐生は神田の頭を踏みつけにして、知っていることを話せと迫っているところだった。何も知らないと苦しげに首を振る神田に「この期に及んで、何も知らないとは言わせねぇ……柏木さんを弾いたのは、お前の組だろう!?」と、さらに踏みつける力を強くする桐生。神田は悲鳴をあげながらも「ホンマや……ホンマに知らんのじゃ!! 頭弾いて、何のメリットがあるんじゃ……!? 多分この絵描いたんは、浜崎や!!」と、浜崎の名前を出した。神田によると、浜崎も自分と同じように神室町を手に入れようと動いていて、活動の拠点にしている横浜で力を溜めて攻める機会を狙っていた。だからこそ、浜崎なら柏木を襲う動機もあるというのだ。そして、これ以上は何も聞き出せないと桐生が諦めて足を離し、背を向けた隙に、神田は最後の悪あがきとして隠し持っていたドスを引き抜いた。怒声と共に桐生に突っ込む神田だが、逆に桐生の回し蹴り一発で呆気なく撃沈させられるのだった。

神室町後編(第七章〜第九章)

真島に事の真相を確かめるべく、事務所を訪れる桐生。しかしそこにあったのは奇妙な笑い声の録音が入った偽の電話だけだった。

偽の電話と無人の事務所は、東城会の跡目争いで自分も狙われる立場にあると感じての真島の防御策だった。

真島は桐生に真実を話す条件として、地下闘技場での決闘を挑む。

真島に勝利し、賽の河原の奥深くに案内された桐生の前に、神室町いちの情報屋・サイの花屋が現れる。

神田と三代目錦山組との戦いを終えた桐生は、束の間の休息として力也に神室町の観光案内をした後、彼と共にニューセレナに戻った。そこで待っていた伊達から、ある1枚の写真を渡される桐生。その写真には、リゾート開発を推し進めている国土交通大臣の鈴木善伸と真島がリゾート開発についての密談を交わしている場面が写っており、真島組がリゾート開発の利権を得ようとしているらしいと伊達は言った。衝撃に言葉を失う桐生だが、真相を確かめるために真島へと会いに行く決心を固めた。そして、ニューセレナに力也を残してから、桐生が神室町の一角の更地にある真島組の事務所へ向かうが、中には誰もいなく、あるのは「御用の方は“007”まで」という置き手紙と電話だけだった。桐生はその置き手紙に従い、007と番号を入力して電話をかけてみたが、見知らぬ誰かの奇妙な笑い声が聞こえてくるだけで、真島に繋がる気配がない。仕方なしに桐生が外に出ると、いつの間にかやってきたのか、大勢の真島組の組員たちが事務所を取り囲んでいた。驚きに目を見張る桐生に組員たちが一斉にお辞儀をした後、「すまんのう、桐生ちゃん。驚かせてしもうて」という言葉と共に、真島が姿を現した。東城会で跡目争いが起きている今は真島も危ない立場に置かれていて、先ほどの無人の事務所と電話は彼なりの防御策だという。「ようこそ、真島組へ……ま、地下でゆっくり話でもしようや」そう不敵に笑いながら、真島は桐生を連れて神室町の地下にある大規模な歓楽施設「賽の河原」へと向かった。そして真島に賽の河原の一角にある闘技場のリングへと案内された桐生は、早速リゾート開発のことについて彼を問い詰めるが、真島は「大吾の為や……何とかして、大吾の奴を楽にしてやろうと思うて、俺はあの話に乗ったんや」とだけ答えた。
しかし、そこから先は桐生がどれだけ尋ねても、真島は答えようとしない。桐生が痺れを切らした瞬間、真島が不意にこう言った。「桐生ちゃんよ……こんな俺にもな、極道としての筋っちゅうもんがあるんや。たとえ俺がそいつに嵌められたとしても、タダで口割るようなことは出来へん」その言葉の後に真島が指をパチンと鳴らすと、突然、闘技場の明かりが一斉について、リングの周囲にはいつの間にかやってきたのか、大勢の観客が現れ、桐生と真島に拍手喝采を浴びせてきた。この様子を見て、桐生は詳しい話を聞きたければ、ここでの真島との勝負に勝つしかないと理解した。「俺の口を割らせたかったら……喧嘩で白黒つけてからにしようやないかぁ!!!」嬉々とした面持ちでそう吠えて、真島は上着を勢い良く脱ぎ捨てて背中の般若の刺青をさらけ出す。それに対し、「……そうだったな。俺らはいつも、そうやって生きてきたんだったな」と、不敵な笑いで応じながらも桐生も上着を脱ぎ捨て、背中の龍の刺青をさらけ出した。その瞬間、ゴングが鳴り響き、桐生と真島の勝負が幕を開けた。
勝負の末、桐生は真島を下した。最後に拳で思い切り吹っ飛ばされながら、真島は「や、やっぱりゴツイなぁ……桐生ちゃんよぉ」と、桐生の強さに満足した表情になる。その後真島は、賽の河原の奥にある自分の部屋へと場所を変えて、桐生に改めてこう話し始める。真島を鈴木との密談に引き合わせたのは浜崎で、彼は東城会が沖縄のリゾート開発の土地買収に関わっていることを嗅ぎつけ、その利権を狙っていた。そして大吾が土地買収から手を引いたのを知り、浜崎は陰で鈴木に近づき、浜崎組が東城会に代わってリゾートの土地買収を引き受けると申し出て、さらに自分が鈴木と繋がっていることを隠すためにあえて真島を鈴木と引き合わせ、その時に撮った写真をリークさせたのだ。そしてその密談がスキャンダルになって真島と鈴木が逮捕されるようなことになっても、浜崎はその後のリゾート開発を一手に引き継いで大儲けできるということだった。そんな浜崎の狡猾さに桐生は舌を巻かされるが、浜崎にはもうひとつ別の狙いがあると真島は言った。すると突然、真島と桐生のいる場所の床が下へと動き出し、神室町の様子を映し出した無数のモニターが立ち並ぶ部屋へと降りて行った。そのモニターの前の席に腰掛けたひとりの男が、煙草を燻らせながら「久しぶりじゃねえか……桐生」と、会釈してきた。彼の名は、サイの花屋。神室町いちの情報屋で、桐生の協力者のひとりだった。

武装した大勢の蛇華構成員を引き連れ、軍隊のように神室町を行進するラウ。彼はかつて自分に屈辱を味わわせた桐生への復讐のため、この後に力也を探すよう構成員に命令を下す。

ラウとの再戦に勝利する桐生だったが、ラウは最後の悪足掻きとして部下に力也を殺すよう命令を下した。

力也の窮地を救ったのが、咲のスケッチブックに銃撃犯として描かれていた、風間慎太郎に瓜二つの外見を持つ男だった。

風間によく似た男の放った銃弾で、ラウも頭部を貫かれてその場に静かに倒れた。

サイの花屋は、真島に代わって浜崎の別の狙いについてこう語り始めた。浜崎はその手に入れたリゾート開発の利権を中国に売り払おうとしており、その第一歩として、かつて桐生が4年前に神室町で争った中国マフィア「蛇華」の日本支部総統・劉家龍(ラウ・カーロン)とも結託したという。ラウは4年前の桐生との戦いの後、中国へ引き揚げてからは復活の機会を虎視眈々と窺っており、そこで当時横浜の市外を仕切っていた浜崎組に目をつけた。そしてラウと結託することで蛇華のバックアップを受けた浜崎は横浜全体を手中に収め、さらにリゾート開発が成功した暁には、リゾートの地下に自分が経営するカジノを作るのと引き換えに、その経営権を蛇華に任せるという契約書をしたためたらしいというのだ。そんな浜崎の動きにさらに舌を巻かされながらも、桐生はどうしてここまで浜崎について調べていたのかとサイの花屋に尋ねると、これは大吾からの依頼だとサイの花屋は答えた。大吾は1年くらい前から東城会内部にリゾート開発の利権目当てで鈴木とつるんだ裏切り者がいると踏んでおり、サイの花屋と協力する形でその裏切り者の行方を徹底的に追い、浜崎と蛇華の密談に辿り着いたのだ。それでは、大吾と柏木を撃った犯人は浜崎なのかと桐生と真島がサイの花屋に尋ねようとしたその時、モニターのひとつに、青龍刀や長刀で武装した多数の蛇華の構成員を引き連れたラウの姿が映し出された。4年ぶりに訪れる神室町の街並みを見てどこか不敵な笑いを浮かべた後、ラウは懐から力也の写真を出して、中国語で力也を探し出せと命令した。そして構成員たちが一斉に神室町の各所へと散らばっていくのを、モニターで真島やサイの花屋と共に目の当たりにした桐生は、すぐに力也に電話をかけた。しかし力也は電話に出た直後、電話口の向こうで蛇華の構成員たちに襲われたらしく、電話は途切れてしまった。
力也を助けに桐生がすぐさま神室町へと飛び出すと、そこで待ち受けていた蛇華の構成員たちが一斉に襲いかかってきた。次々と迫り来る構成員たちを倒しながら、桐生はラウが中道通り裏の神室町ビルディングの屋上にいることを突き止めた。そしてビルの屋上に辿り着いた桐生は、その隣のビルの屋上に立つラウと対峙する。そのそばには、武装した幹部構成員に捕らえられた力也もいた。「久しぶりだな……キリュウカズマ。こうすれば、お前に会える。だからコイツ、さらった」と、悠然とした表情で語りかけてくるラウ。桐生はラウたちの目的は知っていると叫び、力也は関係ないから解放しろと要求するが、ラウは桐生のいるビルの屋上へと飛び移ってきた後、こう言った。「分かってないナ、お前は。俺が、浜崎という男に協力したのは、お前への復讐……それだけ」ラウはリゾート開発の利権目当てで浜崎と協力関係を結んだが、それは表向きのことだけでリゾート開発の利権は眼中にはなく、桐生に復讐することが本当の目的だったのだ。そして、幹部が投げて寄越した武器を受け取り、「さあ、決着をつけよう……キリュウカズマ!」と、ラウは桐生に決闘を挑んできた。そして決闘の末、ラウに勝利した桐生は力也を助けに行こうとするが、ラウは最後の悪足掻きに桐生の足を掴み、幹部たちに力也を殺すよう命令する。「まだ、勝負は……終わってない! さあ、目の前で……あの男の首が、飛ぶところを、見ろ!」と、ラウが勝利を確信した笑いを浮かべると、幹部たちは力也を殺そうと武器を高く振り上げた。絶叫する桐生。すると突然、銃声が連続して響き渡り、どこからともなく胸や腹を撃ち抜かれた幹部たちが絶叫と共にビルから転落していく。驚きに目を見張った桐生が銃声の方向を向くと、近くのビルの屋上に、ひとりの男が拳銃を手にして立っていた。その男の風貌は、あの似顔絵にあった通り、風間によく似たものだった。さらにラウもその風間によく似た男を見て「ナ、ナゼ……? あの男は、死ん、だはずでは……?」と、驚きを隠せない。そして風間によく似た男は無言でラウに銃口を向け、その眉間を撃ち抜いてとどめを刺した後、何事もなかったかのように立ち去ろうとする。我に返った桐生が「親っさん! あんた……風間の親っさんじゃないのか!? どうして大吾を、名嘉原を撃ったんだ!!」と、呼び止めると、風間によく似た男はゆっくりと振り返った。「Youが、桐生一馬か」と、英語混じりの言葉でそうしゃべってくる風間によく似た男。桐生が耳を疑うと、風間によく似た男は「Beautiful eyes……Like I heard from my brother before」とだけ言い残し、どこかへ去ってしまった。

賽の河原に現れた峯。先の三代目錦山組の騒動に自分の白峯会も関わっていたことへのけじめとして、驚くべきものをアタッシュケースに入れて持ってきた。

桐生との戦いに敗れたことへの腹いせに、白峯会の事務所で大暴れする神田。彼がこの時に破壊したコレクションは総額10億は下らない値打ち物ばかりだった。

大暴れした挙句に厚顔にも白峯会の構成員と金を要求してきた神田に、ついに峯が牙をむく。神田の巨体を仰け反らせるこの鋭く重い一撃は、本作のラスボスの片鱗を見せるものとなった。

神田はこれまでの一方的な金銭の要求のツケとして峯に滅多打ちにされ、さらに恐怖と絶望に表情を歪め、悲鳴をあげながら、峯の部下に処刑された。

その後、解放した力也を連れて、桐生は真島とサイの花屋の元へと戻った。そこには知らせを受けた伊達もいて、彼も力也や真島たちと共に桐生から風間によく似た男の話を聞いていた。するとそこへ、アタッシュケースを手にした峯が現れた。「まさか神室町の地下に、こんな場所があったなんて……驚きです」と、初めて訪れる賽の河原を興味津々に眺め回しながら歩いてくる峯。そして峯は、自分がここへ来た理由として、今回の跡目争いにおける三代目錦山組の一件には白峯会も少なからず影響していたと言い、自分はそのけじめを取りに来たと語った。そして峯がアタッシュケースをゆっくりと開けた時、その中身を見て桐生たちは愕然となった。そのアタッシュケースに入っていたのは、切断された神田の頭部だったのだ。時は遡ること昨夜、桐生との戦いに負けた神田が白峯会本部に乗り込んできて「なに澄ました顔しとんじゃ……おう峯!? おのれがチンタラしとるから、桐生の阿呆がウチに攻め込んで来たんやろうが!!」と、峯に八つ当たりしていた。それに呆れた峯は「幹部会で言ったでしょう。別に俺は桐生さんに牙向けるつもりはない。あなたが喧嘩ふっかけるようなことするから、こんなことになるんです」と一蹴すると、逆上した神田は負けた鬱憤を晴らすかのようにその場で大暴れし、総額10億は下らないコレクションを破壊する。そして挙句に神田は、桐生との再戦のために白峯会の構成員と金を要求し、自分が桐生の首を取って東城会の跡目を継いだ暁には若頭にしてやると言い放つ。すると峯は冷笑して「……本当に状況の見えない人だ」と、さらに一蹴する。それに気色ばむ神田だが、峯はこれまでにも一方的に神田から金銭の要求をされたことで既に愛想を尽かしており、神田の要求を呑むつもりは毛頭なかった。そして破壊したコレクションの総額を挙げても、金だけは腐るほど持っているからどうってことないだろうと神田に返されたことに峯は呆れ果てて、物の価値よりも金のほうしか考えていないのが神田の問題だと挑発するように指摘した。さらに逆上して殴りかかろうとする神田だが、次の瞬間、峯は神田の急所に鋭い拳の一撃を叩き込んだ。「あなたに一つ言ってなかったことがあります。私、こう見えても結構……強いんですよ」と、恫喝するように言った後、峯は神田に容赦のない連打をお見舞いした。その場に崩れ落ち、たちまち虫の息になる神田を冷ややかに見下ろし、「あんたとの縁もこれまでだ。俺は、桐生さんに義理……通してきます」と、吐き捨てるように言った後、駆けつけてきた部下たちに神田の処刑を命令した。部下たちに囲まれて、恐怖に表情を歪めた神田が何度か助けを求めるように呼んできたが、峯は一瞥もくれずにその場を後にした。
そして神田は峯の部下によって処刑され、彼の死体のうち頭部はアタッシュケースに納められ、峯の桐生たちへのケジメとして桐生たちへの見せしめとされたのだ。「神田のような男、必要以上に大きくしてしまったのは私です。手荒い方法を取りましたが、錦山組の一件、これでケジメとさせてください」そう桐生に詫びながら、峯はアタッシュケースを閉じ、それから浜崎組についてこう話した。浜崎組は協力関係であったラウが死んだことで蛇華の中国本部の報復に遭い、全ての構成員が横浜港から死体で上がり、浜崎も蛇華に捕まったか、もしくは殺されたかで行方不明のままだと言った。そして、自分はこれから他の東城会の直系組織に召集をかけて、事態の収拾を図ると言い残し、峯は去ろうとした。すると桐生が突然「お前はそういう教育をされたのか? 内輪の落とし前、大吾がそんな付け方を命令したのか」と、呼び止めてきた。それに対して峯は、大吾は錦山組の騒動のケジメとして神田の首を持っていけという命令は多分しないだろうと言いながらも、命令する大吾がいない今、この落とし前こそが自分の判断にしてやり方で、大吾の意志と東城会の未来を背負っているつもりだと言い切り、その場を後にした。その後、伊達が浜崎の行方を、サイの花屋が風間によく似た男と峯の白峯会の動きをそれぞれ追い、真島が柏木を失った風間組の組員たちをまとめることになり、力也は桐生の判断でひとまず沖縄へ戻ることになった。そして桐生も行動に出ようとした時、桐生の携帯に突然電話がかかってきた。桐生が電話に出ると、その電話の相手は「桐生一馬だな? 防衛大臣の田宮だ」と、名乗った。鈴木が沖縄のリゾート開発を進めている一方、国土防衛大臣として沖縄の基地拡大を進め、彼と対立関係を築いている人物である田宮隆造。その男からの突然の電話に桐生が驚くと、「あんたに頼みたいことがある。まだリゾートの土地買収を止めたいと思っているなら、議事堂まで来てくれ」と言い残し、電話を切った。そして伊達に連絡を入れて彼にも来てもらい、田宮が寄越した迎えの車に乗り、桐生は議事堂へと向かった。

賽の河原を後にした桐生に、意外な人物からの電話がかかってくる。その人物は、沖縄のリゾート開発とセットになっている基地拡大法案を進めている防衛大臣の田宮だった。

田宮からの呼び出しがあったことを聞いて、伊達も桐生に同行を申し出る。

日本の政治の中枢となる国会議事堂で、桐生と伊達は田宮との面会を果たした。

田宮の口から、世界的に暗躍する武器密売組織「ブラックマンデー」と、その首領であるアンドレ・リチャードソンの存在が明かされる。

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