アニマル横町(アニ横)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アニマル横町』とは、前川涼によるギャグ漫画作品及びそれを原作としたテレビアニメ作品である。少女漫画雑誌『りぼん』・『りぼんオリジナル』・『りぼん増刊』・『あみーご!』に1999年から連載されている。新しい家に引っ越してきた主人公の松崎 あみ(まつざき あみ)は、自分の部屋に異世界「アニマル横町」(通称アニ横)へと繋がる扉を見つける。そこからウサギのイヨ、クマのケンタ、パンダのイッサが登場し、ドタバタ劇が繰り広げられていく。少女漫画だが昭和ネタやシュールなネタが多く、大人にも人気の作品である。

ヤマナミさんから送られてきたメール

第97話、あみはタケルくんに嫌われていると思い、幼稚園に行きたくないと言う。そこで、ヤマナミさんのアイテムを使ってイヨがあみと入れ替わり、代わりに幼稚園に行くことになった。
心配になったあみとイッサとケンタは、幼稚園の窓の外からイヨの様子をうかがっていた。そこに、ヤマナミさんからメールが届く。メールの内容がすべてギャル文字で書かれており、あみとケンタは読めなかったが、イッサはなぜかスラスラと読むことができた。
ギャル文字が流行した時代を知っている大人向けのネタで、『アニマル横町』らしいシーンの1つである。

『アニマル横町』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

原作表紙のケンタ

『アニマル横町』2巻の表紙

原作ではみんなで表紙の撮影をする回があるが、ケンタは20巻以外、毎回ちゃんと写ることができずネタにされている。
1巻:写っていない。(あみとイッサのみ)
2巻:集合写真の欠席者のような形。
3巻:枠外に追いやられている。
4巻:あみ・イヨ・イッサに隠されている。
5巻:半目になっている。
6巻:ケンタだけ白黒。
7巻:ケンタだけ落書き。
8巻:半目でブレている。
9巻:写っていない。(あみ・イヨ・イッサ・ヤマナミさんのみ)
10巻:タイトルに隠されている。
11巻:ケンタだけプリクラのフレーム。
12巻:写っていない。(イヨのみ)
13巻:写っていない。(代わりにくまモンが写っている。)
14巻:ケンタだけ端にいる。
15巻:ケンタだけものすごく小さい。
16巻:写っていない。(代わりにクマ型のパンケーキが描かれている。)
17巻:写っていない。(イヨのみ)
18巻:写っていない。(イッサのみ)
19巻:イヨに落書きをされている。
20巻:あみ・イヨ・イッサと一緒にきちんと写っている。
21巻:タイトルに隠されている。

連載までの経緯

本作はもともと、1999年2月に『りぼんオリジナル』内で『みんなでクイズ!アニマル横町』という名称のクイズコーナーとして始まったものである。
人気が高まったことで増刊号に『みんなでマンガ!アニマル横町』として連載が始まり、後に『アニマル横町』に改名された。2001年1月には『りぼん』本誌で連載が始まり、2005年からはアニメ化もされた。
数ページの原作から始まり、本誌での連載、アニメやゲームなどマルチメディア展開された珍しい作品である。

『アニマル横町』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):江里夏、宍戸留美、永澤菜教、佐藤ゆうこ(あみ with イヨ・ケンタ・イッサ)「飛んでもNothing 〜どき☆どき アニマル横町のうたの巻〜」(第1話~第26話)

あみとアニ横トリオによるオープニングテーマで、アニマル横町らしい不思議な歌詞が特徴的な曲である。
作詞のマイクスギヤマは、『機界戦隊ゼンカイジャー』や『ウマ娘・プリティダービー』などの人気アニソンの歌詞も手掛けている。

OP(オープニング):りぼんガール「ラブ chu ユー!!」(第27話~最終話)

『りぼん』の読者からオーディションで選ばれる「りぼんガール」によるオープニングテーマ。作詞・作曲のunicorn table(ユニコーン・テーブル)は、『キューティーハニーF』の主題歌や『百獣戦隊ガオレンジャー』のエンディングテーマなども担当している。

ED(エンディング): the Indigo「ファンタジスタ★ガール」(第1話~第26話、最終話)

日本の音楽グループthe Indigo(インディゴ)によるエンディングテーマ。韓国、アメリカ、中国と活動範囲の広いグループで、メンバーの田岡美樹は韓国の歌手の作詞を多く手掛けている。

ED(エンディング): 折笠富美子「Sweetie」(第27話~最終話)

声優の折笠富美子によるエンディングテーマ。『苺ましまろ』や『BLEACH』といった人気アニメに出演している声優であり、歌手としても活動している。

Nacchan-Kana462
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