MASTERキートン(マスターキートン)のネタバレ解説まとめ

1988年から1994年にかけて「ビッグコミックオリジナル」に連載された、勝鹿北星・浦沢直樹による漫画およびアニメ作品である。イギリスの保険調査員として日々過ごしてる平賀=キートン・太一。彼には考古学者と元特殊部隊という2つの顔がある。考古学で培った知識、特殊部隊で鍛え上げた鋼の精神と肉体を駆使して世界を飛び回る。

若かりし頃のユーリー・スコット教授の言葉。
大学で講義をしていたが、ドイツ軍のロンドン空襲に受けてしまう。外に逃げ延びると周りの建物は破壊され、もはや勉強どころではなく、自分の命も危うい危機的状況である。そのときに瓦礫の中で放った言葉。
15分という時間は短い。
しかし、「あと、これしかない」、「あと、これだけある」どちらを選択するかで、その後の人生変わってくるはずだ。
スキマ時間を利用したときに、たった5分でも、何十回、何百回と続けると相当な時間を作ることができる。
ちりも積もれば山となるということである。

用語

ドナウ文明起源説

ユーリー・スコット教授が提唱した学説。
西欧に文明はなかったのか、どこで発祥したのかという起源を探るのがこの学説の目的である。
文明発祥の地に非常に大きく関わって来るのが大河であり、その大河を起点としてドナウ川流域を中心に研究を進めている。
ドナウ文明はなぜ残らなかったのか。それは、ドナウ文明は木の文明と考えられているからである。
エジプト文明のピラミッドのように石で建造すれば、長い年月が経っても遺物が残るが、木で建造・製造されれば残らない。
しかし、この学説を発表したがために、ユーリー・スコット教授は考古学界から追放されてしまった。

西欧文明ドナウ起源論

平賀=キートン・太一の学説。
ユーリー・スコット教授は学会を追放されてしまったが、太一は教授の学説は正しいと信じている。
教授はドナウ川流域の発掘を夢見ていたが、志半ばでこの世を去ってしまう。
その学説が正しいと証明するためにも研究と志を受け継いだ。
だが、考古学者として日々従事しているわけではなく、調査員の暇をみての研究のため遅々として進んでいない。

完結…その後

コミックは、1988年~1994年にかけて『ビッグコミックオリジナル』に連載されていた。単行本は全18巻である。
しかし、2012年~2014年にかけて『ビッグコミックオリジナル』で『MASTERキートン Reマスター』として続編が描かれた。
これは、20年後の話が舞台となっている。

裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話(事実上の絶版)

『週刊文春』2005年5月26日号において、『MASTERキートン』の増刷が一時行われなくなった件について取り上げられた。その記事中においては、著作者に関し担当編集者の長崎尚志が、原作者とされている勝鹿が原作を仕上げたことはなく、全て長崎と浦沢が書いていた、と述べたとされている。また関係者(匿名)によると、その後浦沢の申し入れから、印税はそれまで通り浦沢と勝鹿で半分ずつのまま、単行本における著作者表示で勝鹿の名前を小さくすることとなったらしい。しかし、勝鹿と親しかった雁屋哲がこの措置に関し小学館に抗議を行い、増刷が中断されている、との記事内容であった。
著作者関連について漫画研究者の夏目房之介は「いまひとつ不明瞭なのは原作者の存在だが、(略)直接打ち合わせをしているのはほとんど長崎で、その段階で原作を改変していたというのが浦沢・長崎の語ったところだ。ここではそう理解しておく。」と、自著で述べている。
2011年8月から、雑誌掲載時の4色・2色ページを再現したA5版サイズの『MASTERキートン 完全版』全12巻が刊行された際には、浦沢に比べ脚本の名前表示は小さくなり、5巻までは長崎の著作者表示が加わっている。

出典: ja.wikipedia.org

漫画、アニメ情報

MASTERキートン

原作・原案:浦沢直樹、勝鹿北星、長崎尚志
作画:浦沢直樹
出版社:小学館
掲載誌:ビッグコミックオリジナル
発表期間:1988年~1994年
巻数:全18巻
話数:全144話

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

キートン動物記

原作・原案:勝鹿北星
作画:浦沢直樹
出版社:小学館
掲載誌:ビッグコミックオリジナル増刊号
発表期間:1989年~1993年
巻数:全1巻
話数:全14話

www.amazon.co.jp

MASTERキートン Reマスター

原作・原案:長崎尚志(ストーリー)
作画:浦沢直樹
出版社:小学館
掲載誌:ビッグコミックオリジナル
発表期間:2012年7月号~2014年17号
巻数:全1巻
話数:全8話

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

アニメ

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