夏目友人帳(アニメ・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『夏目友人帳』とは、「緑川ゆき」による漫画作品。2008年にアニメ第一期を放送し、2017年までに第六期まで放送。2018年に映画化された。妖の見える少年「夏目貴志」は、妖の「ニャンコ先生」と出会い、祖母の遺品で妖の名前が書かれた紙「友人帳」を手にすることとなった。貴志は多くの妖や人間と関わり、様々な葛藤をし自分の過去と向き合っていく。そして、多くの妖と出会いや別れを繰り返しながら、貴志は少しずつ人間として成長していく。

巳弥(みや)

CV:杉本ゆう

貴志がフリーマーケットで貰った絵を追って貴志の元に現れた妖。
その絵は自分の物で、絵の中には八坂という人間の男性が宿ってると話し、貴志から取り返そうとする。
しかし壁に飾った絵は何故か取り外せなくなっていた。
昔、満開の桜の木の上でお花見をしていた巳弥は気分が良くなり、近くに居た病弱な青年八坂に気まぐれに話しかけた。
仲良くなるにつれ自分が妖であることを知られるのが怖ろしくなり、桜で自分の姿が見えない季節だけ八坂の前に現れて語らった。
その関係が何年が続いたがある年から八坂は来なくなり、その後有名な妖怪絵師の絵の中に八坂が居るのを知り、巳弥はその絵と一緒に各地を旅していた。
しかし実際には八坂は絵に描かれただけで魂は宿っていなかった。
貴志の部屋に置いた妖怪絵師の絵は根を張り貴志の生気を吸っていた。
貴志を思い巳弥は絵を焼く決心をし、その前に巳弥と貴志とニャンコ先生は絵の周りの壁に桜を描いた。
絵を描き終わると貴志は気絶してしまい、巳弥と八坂が再会する夢を見た。

春地蔵(はるじぞう)

CV:太田哲治

強面な顔をしているが、人々の吉凶を占う無害な妖。
八坂の描かれた絵に生命力を吸われている貴志の前に現れ、注意するよう警告した。

カリメ

CV:千々和竜策

気に入った家に入り、家に住む人々に嫌がらせをして追い出し、家を自分の物にしてしまう妖。
凶悪な妖でコミュニケーションを取ることは不可能。
滋が小さいころの藤原家に進入し、レイコに退治された。
その後山で貴志とレイコを間違えて追い、再び藤原家に侵入しようとした。
滋の思い出話やカリメに食われそうになった時に見たレイコの記憶から、貴志もレイコと同じ呪術を使って藤原家からカリメを追い出した。

アオクチナシ

CV:京田尚子

山の社に祭られた神格。通称オババ。
過去にレイコと交流があり、良く分からないまま友人帳に名前を書いた。
レイコはオババを人間だと思っていて、オババに鏡を貸したが、オババの正体を知り友人帳に名前を書かせた後交流を絶った。
オババは鏡を返すためにレイコを探しており、妖の見える貴志を利用しようとするが、貴志はレイコの孫でありレイコは死んだと聞かされる。
強力な力を持っているが、人々からの信仰心が消えていくにつれ視力が衰えていき、今は僅かにしか見えない。
優しく上品そうな見た目をしているが、強引でせっかちな性格。

影茶碗(かげぢゃわん)

名匠に作られた茶碗が捨てられた後に妖になったもの。
家の軒下に住み、走り回って家の人に災厄を知らせ、自分が身代わりになることもある。
藤原家に住み着いていたが、妖怪に襲われ怪我をした貴志の代わりになって砕け散った。

カナワ

CV:星野貴紀

アニメオリジナルキャラクター。
友人帳に名前がある妖。
「浮春の郷」と呼ばれる妖の桃源郷のような場所出身で、妹と共に現世(貴志たちの居る世界)へやってきた。
しかし郷へ帰る扉が閉まって帰れなくなってしまい、帰る方法を探すうちに体が錆びていってしまう。
錆びた体からは低級妖怪を傷つける瘴気を発し、妹も衰弱して死んでしまったため、山奥で一人朽ち果てるのを待っていた。
そのときにレイコと出会い、叩いてかぶってジャンケンポンの勝負に負けて友人帳に名前を書いた。
人間嫌いのレイコを思い郷の扉が見つかったら一緒に来るかと誘うが、レイコは返事をせず悲しそうな顔をした。
その後扉を探して田沼の父が不在の隙に寺に侵入し、寺にある神楽堂跡地へ行く。
田沼は妖の気配を察知し、貴志は田沼から話を聞き心配して神楽堂跡地に行きカナワと出会い、名を返した。
カナワは浮春の郷から追放された妖・サグメに傷つけられ、流れた血により扉が出現し、郷へ帰って行った。

サグメ

CV:小林美奈

オリジナルキャラクター。
花の枝を折った罪で浮春の郷を追放された妖。
郷へ帰る扉は郷の住人の血液に反応するが罪人の血では反応せず、カナワを探していた。
カナワの妹を名乗って貴志に近づき友人帳を奪おうとし、三篠に追い払われた。
その後カナワを後ろから襲撃してカナワの血で扉を開けるが、郷の番人らしき人物に自分が手折った枝の姿にさせられた。

村崎

CV:折笠富美子

藤の木の精。
木はすでに枯れかけており、人間を食べる事で長生きできると思い女子高生の姿をし、柴田をたぶらかした。
しかし本当に柴田の事が好きになってしまい、柴田を食べる事ができなくなった。
柴田は村崎が人では無い事に薄々気づいており、昔の好で貴志と村崎を引き会わせた。
村崎は柴田の前で力尽き消滅したが、柴田はまた会えるかもしれないと思いその後も村崎の居た林の近くで村崎を待っている。
この件から柴田は貴志に本当に人では無い物を見る力がある事を知る。

8oaidatokio
8oaidatokio
@8oaidatokio

Related Articles関連記事

夏目友人帳の妖怪まとめ

夏目友人帳の妖怪まとめ

『夏目友人帳』とは、緑川ゆきにより2007年9月号から『LaLa』で連載が開始された和風ファンタジー漫画。妖怪を見ることができる主人公の夏目貴志(なつめ たかし)が自称用心棒のニャンコ先生とともに妖怪達との出会いや別れを繰り返していく物語である。妖とは妖怪のことを指す人ならざる者たちの総称で、人間に敵対的な者も居れば逆に友好的な者も存在する。また人間側も妖怪が見える者とそうでない者が存在し、作中では見える者の苦悩や見えない者の葛藤が描かれている。

Read Article

夏目友人帳の祓い屋まとめ

夏目友人帳の祓い屋まとめ

『夏目友人帳』とは、緑川ゆきによる漫画作品。2008年にアニメ第1期が放送され、2018年には映画化もされた。妖が見える少年・夏目貴志が、ニャンコ先生と出会い、祖母の遺品「友人帳」を手にしたことで物語が始まる。様々な人間や妖と出会い、夏目が人として成長していく姿を描く。 「祓い屋」は、怪異現象を解決することを生業としてきた人々。妖と契約して「式」として使役したり、独自に術の研究を行ったりしている。

Read Article

夏目友人帳の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

夏目友人帳の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『夏目友人帳』とは、緑川ゆきにより2007年から『LaLa』で連載が開始された漫画作品。2008年からテレビ東京系列でアニメ放送が開始した。幼いころから妖を見ることができた高校生の夏目貴志が自称用心棒のニャンコ先生と共に、妖や人との出会いと別れを繰り返す和風ファンタジーである。時に叙情的に、時に人間ドラマ的に語られる物語では、人の心に残る優しい言葉や悲しい言葉が多く登場する。

Read Article

【3月のライオン】史上最高に面白い漫画ベスト100!【夏目友人帳】

【3月のライオン】史上最高に面白い漫画ベスト100!【夏目友人帳】

今や漫画は日本を代表する文化となり、世代・性別・国籍などのあらゆる差異を超えて親しまれるようになりました。この記事では、世の中に溢れ返っている漫画作品の中から、史上最高に面白いと思うものを100個厳選してまとめています。どれも一読の価値があるものばかり!時間ができたら、ぜひゆっくり読んでみてください。

Read Article

夏目友人帳の壁紙・画像まとめ【ニャンコ先生も登場!】

夏目友人帳の壁紙・画像まとめ【ニャンコ先生も登場!】

『夏目友人帳』は妖の見える夏目貴志が妖怪の斑の封印を解いたことから始まる伝奇漫画だ。妖が見える能力のせいで不気味に思われたらい回しにされてきた貴志が、様々な出来事を通じて妖たちとの出会いと別れを繰り返し、彼らが抱えた事情や想いを知ってゆく。 ここでは『夏目友人帳』の壁紙・画像をまとめた。

Read Article

目次 - Contents