煉獄に笑うのあらすじ&みどころ紹介!

煉獄に笑うは唐々煙さんによる漫画。大ヒットした『曇天に笑う』より300年前の話です。今回の曇家は何と双子!ギャグ、シリアス、バトル、そのすべてを兼ね備えた『煉獄に笑う』のあらすじ&みどころを紹介したいと思います!

みどころ

なんといってもバトルシーンですね。コマを目いっぱいに使った躍動感あるバトルシーン。特に二巻終盤にある伊賀忍VS曇阿国。阿国の大胆な戦法が大きなコマいっぱいに書かれており、何度見ても惚れ惚れします。百地丹波VS石田佐吉、伊賀忍百地派VS織田信雄率いる軍。ページをこれでもかと贅沢に使い、構図もコマ割りも大胆に。もともと細かいコマ割りが少なく、読みやすい漫画ですが、バトルシーンはより一層いいです。
何回でも読み返したくなります。
そして、戦う女の子がカッコよくて可愛い。
性格はともかく、美女が多いこの漫画。しかし、簡単にくじけたり、守ってもらうような女の子なんていません。時には皆と家名を背負って自らも前線に立ち、また時には敵対するものを倒す為単独でも力をふるう。国友藤兵衛も曇阿国も。彼女たちは男性の背中を追いかけるような女の子ではなく、寧ろ隣に立って同じものを見たいと思う女の子なんでしょう。それでも、謎のかしらコールに照れたり、ツンツンした態度は実は照れ隠しで顔を赤くしたり。普通の女の子みたいに可愛らしい面を持ち合わせていたり。芯の強い女の子は魅力的です。

双子の性格がいい感じです。
シリアス展開の多い漫画ですが、そこまで重くないのは双子の性格にもあると思います。いたずら好きで、芭恋はしつこく根にもつタイプで、阿国は大胆で飽きっぽい。
芭恋が「もう一回、もう一回」と言ってる隣で阿国が「お腹空いたぁ」と言ってるような奔放ぶり。
それでいて、不器用。
実際いたら本当に面倒なタイプなんですけれど、なんだか憎めない。
『曇天に笑う』の曇家はどちらかというと使命に燃えたり、真っ直ぐなタイプだったので、逆に意外性があって良かったです。
それぞれの過去がかなり綿密なところもいいと思います。
色んな人の思惑が絡み合う漫画なので、登場人物の背景ががっつり書かれてます。バトル漫画にありがちな複数回に渡るバトルシーンというものが少なく、バトル漫画になじみがない人、女性でも読みやすいと思います。
伏線も多いですが、徐々に回収されてます。未回収も含め今後の展開が気になります。

『煉獄に笑う』まとめ

まだ完結しているわけではないので、謎が深まってきてます。今がいいところです。比良裏という隻腕の青年がキーパーソンである牡丹と深い関係があるのですが、今回はもしかして…この人!と思うのですが、隻腕じゃなかったり。顔はそのままなんですけれどね。性格が違いすぎて…。芭恋の眼帯の謎、阿国が銃を欲しがる理由。それとなんで生きてるのか。かなり無傷な感じなんですよね。拷問受けてボロボロのところを矢に貫かれた阿国、銃に撃たれた芭恋。なんでそんな無傷なのか、というより今までどこにいたのかとか。
大本命の大蛇は誰なのかという最大の謎が残ってますし。
まだ牡丹も完全に姿を現したわけではありませんし。『曇天に笑う』で未回収だった伏線も今回で回収されるようですので、『曇天に笑う』が好きだった方には特におすすめします。書店で見かけた際はぜひ手に取ってみてください。

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