路地裏バンチ（漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2023.02.19

『路地裏バンチ』とは、かばた松本が『少年ジャンプ+』で2017年から連載していたハートフルアクションストーリーである。路地裏で気ままに暮らすはみ出し者たちと無邪気な女の子が繰り広げる少年漫画。掃きだめのような路地裏に無邪気で怖いもの知らずのお嬢様キティが現れ、路地裏の住人を引っ掻き回していく。最強ジジィとお嬢様の交流が見どころ。コメディ要素とアクション要素を中心にした物語でありながら人情もあり優しい気持ちにもなれる作品である。

『路地裏バンチ』の登場人物・キャラクター

路地裏の住人。いつもタバコを吸っている。本職はドロボー。手癖は悪いが本人曰く義賊。ハトの情報を運んでいた封筒の男とは何度か組んで仕事をしていた。
あまりにも純粋すぎるキティの事を心配して、ハトに守ってくれと頼んだ。盗みの技術を利用して、路地裏での乱闘時には相手の武器を奪い無力化している。

スマイリー

路地裏の住人。塒では古株。いつも身ぎれいで冷静沈着な気配り上手。気まぐれに路地裏の住人達に紅茶を振舞う。路地裏の住人達の中では珍しくハトを怖がっていない。本職はスナイパー。接近戦は苦手。
レディに依頼されてハトの調査資料を運んでいた封筒の男を殺した。レディがハトの居場所について調べていると知っていたが黙っていた。
子供の頃、戦争に行った父親の代わりに祖父に育てられ、狩猟の方法や心得を教えられる。ある日住んでいた山小屋に強盗が入り、一人狩りから帰ってきたスマイリーは強盗が祖父を銃で撃ち、傷つけているのを発見する。「命を弄ぶようなことはしてはいけない」と言う祖父の教えを守り、祖父を苦しませないように一発で頭を打ちぬくと次々と強盗を殺していった。スマイリーは銃で祖父を撃ち、弄ぼうとした強盗だけを残すとその強盗をじわじわと苦しめて殺す事にしたのだった。

ドク

路地裏の住人。いつも白衣を着て酒を飲んでいる。呑んだくれ集会に参加した時、路地裏でハトを探していたレディに声をかけて塒に案内した。怪我をしている人がいると放っておけず治療にあたる。

ニット

路地裏の住人。段ボールハウスに住んでいる。段ボールハウスには窓やドアがついており、凝った造りになっていたが、ハトとジィの戦いにより家を壊された。破壊された家の中にはコンピューター関係の物がたくさんあったが、キティのおかげで弁償してもらえた。

キャップ

路地裏の住人。船長のような帽子を被っている。いつもお菓子を食べている。キティに頼まれたジィによって路地裏に運び込まれたソファの上で何かを食べていることが多い。

キティの関係者

パパ

キティの父親。ホームレスになりたての新人と見せかけて路地裏に来た。いろいろなことに興味を持ってマツゲにホームレスの事を教えてほしいと言ったり路地裏の住人達を質問攻めにした。
キティが話すハトや住人達に興味を持ち、路地裏を訪れる。キティと同じで人懐っこく、キティとふたり揃うと同じ動きをしている。キティの事は「私のスターダスト」「私のプリンセス」「クッキーちゃん」などいつも違う。スーツの事はお金持ち繋がりで知っていた。キティの結婚相手はパシリに使えそうなマツゲがいいと思っている。

ジィ／バトラー

執事。元海兵隊員。キティからはジィと呼ばれている。大のキティ好きでキティの写真を複数枚持ち歩いている。あふれ出るキティへの愛のせいかキティ本人からは冷たくされている。
好きな映画のジャンルはコメディと動物系。好きな車はシャーマンファイアフライ（戦車）欲しい特殊能力はキティのそばにいる能力。好きな行事はキティの誕生日。
ハトと戦うシーンではハトとの戦いに引き分けるほど強い。