映画“楽園追放” 電脳化社会の怖さとリアルワールドの人間とは

電脳世界「ディーヴァ」にハッキングを仕掛けるフロンティアセッター。フロンティアセッター逮捕のため旧人類の住むリアルワールドへ行くアンジェラ・バルザック。地上調査員のディンゴと出会い、考え方の違いを知る。人間として、電脳世界が良いかリアルワールドが良いかアンジェラの気持が揺らぐ。人間の本質を鋭く描くアニメ映画である。

楽園追放の作品PV

電脳世界「ディーヴァ」の住人アンジェラ・バルザックはディーヴァ保安局に所属する三等官。ビーチで張り込み中、フロンティアセッターのハッキングに会い、上図のシステムに入り込みフロンティアセッターを追跡する。しかし、相手が一枚上手で逃してしまう。

フロンティアセッターを逃したアンジェラはディーヴァ保安局に呼び出され、フロンティアセッターはリアルワールドにいると聞かされ、フロンティアセッターを逮捕するように命じられ、リアルワールドへ乗り込む。

リアルワールドで待っていたのは、地上調査員エージェント ディンゴだった。ディンゴは一般的な考えと違い、電脳化に頼らない自分の足でフロンティアセッターを追い詰める作戦を実行する。

電脳化に頼らない作戦のため、過労で倒れたアンジェラは、薬の調合もできず、安静らして体力回復を待つ。回復してから、フロンティアセッター追跡のため硝酸アンモニウムを売買しているラズロと会う。ディンゴは硝酸アンモニウムがロケットの燃料になることをアンジェラに教え、硝酸アンモニウムがどこに行くか追跡をする。

追跡した先にいたのは、自立AIロボットのフロンティアセッターだった。フロンティアセッターは電脳世界「ディーヴァ」に攻撃の意思は無く、単に地球脱出乗組員の勧誘作業として、ハッキングしていることを知る。フロンティアセッターは人間より人間臭いロボットで、仁義を持ったロボットだった。また、フロンティアセッターは地球を離れ外宇宙を目指していることを知り、電脳世界「ディーヴァ」に害のない人と確信し、ディーヴァ保安局へ報告のため帰還する事を決める。

報告を聞いたディーヴァ保安局高官達は、内容は理解したが、フロンティアセッターをなぜ拘束せぬ、破壊せぬかとアンジェラを責め、アンジェラを犯罪者として拘束する。

拘束されたアンジェラを救うため、フロンティアセッターはアンジェラを救出する。電脳化した世界では、アンジェラの肉体は無く、上図3番の状態だった。アンジェラは自分のデータをディーヴァ保安局から奪い、リアルワールドへと帰還する。

リアルワールドへ帰還したアンジェラは、ディンゴと共にフロンティアセッターを無事地球から脱出させるため、ディーヴァ保安要員からの攻撃を撃破に努めるのだった。
何とかロケット発射までの時間を稼ぎフロンティアセッターは宇宙にある母船へと行くことができた。
アンジェラは楽園である電脳世界「ディーヴァ」から追放され、リアルワールドに住む事を決める。アンジェラはディンゴと行動することにする。
電脳世界「ディーヴァ」が本当に楽園かを考えさせる。人が幸せに生活することは何か。考えさせられる作品です。

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