不倫にまつわる謎解き映画「アイズ・ワイド・シャット」で見るセクシーゲーム

映画公開当時、大きな話題となった「アイズ・ワイド・シャット」。不倫を題材にした映画であり、奇才キューブリックの遺作となったこの作品。作品に込められた神髄は視聴者次第。十人十色の答えがある作品となっています。さらに、エロも芸術のうちとセクシーなシーンにドキッとしながらも、魅力あふれるストーリーを持つ映画もご紹介します。

難解な愛の物語「アイズ・ワイド・シャット」

当時実際に結婚していたトム・クルーズとニコール・キッドマンの二人が主演を務め、キューブリックの遺作となった本作。映画公開後に不可解な死を遂げた奇才キューブリックや、劇中での過激なベッドシーンが大きく話題となった作品です。

結婚して9年目、ある日夫は妻から浮気願望があることを告白されます。そして、そこから妻に対して不信感を持った夫は、妻へあて付けるように行動を始めます。しかし妻の浮気を疑い始めた途端、夫の周りでは不可解な事件が度々起こり、彼はどんどんと巻き込まれていきます。

トム・クルーズ演じるビルが秘密で参加した魅惑の乱交パーティや、ニコール・キッドマンのセクシーで体当たり的なベッドシーンなど、愛と性についてストーリーだけではなく映像も魅力的に描かれている作品です。

映画を見終えたあとには「幸福なカップルに存在するセックスについての矛盾した精神状態を探り、性的な妄想や実現しなかった夢を現実と同じくらい重要なものとして扱おうとした」というキューブリックの言葉についてじっくりと考えることになるだろう映画です。この問いに対して、視聴者は様々な答えを抱き、さらに10年後、20年後と時間をおいて観れば、また違った価値観で見ることができる作品です。

これも見ておきたい!90年代の名作「愛人 ラマン」

時代背景は1920年代。映画「愛人ラマン」は中国人の大富豪と、その愛人となったフランス人女性の物語を描いた作品です。若くて美しく、どこか挑発的な娘は、中国人の大富豪が結婚していることを承知した上で、彼に近付き、彼を誘惑します。

伝説とも言われる芸術的なベッドシーン、さらに主役となる男女どちらも美しく描かれているこの映画。実は原作者であるマルグリット・デュラスの自伝小説とも言われています。出会ってすぐ親密な仲となっていくこの二人ですが、最後には衝撃のクライマックスを迎えます。さて、一体どのような終わりを迎えたのかは改めて映画を見ることで、確かめることをお勧めします。

セクシーで魅惑的な「氷の微笑」

90年代の映画の中で、強く記憶に残る映画の一つである「氷の微笑」。ミステリーとしても完成度の高い作品です。

物語はある日、誰もが知るロックスターが殺害されたことから物語が始まります。担当刑事であるニックが、事件の関係者であるキャサリンに出会い翻弄されながら、事件の闇へと落ちていくストーリーとなっています。ニックを誘惑しながら手の平で転がすキャサリン。そのキャサリンの過激なセクシーシーンだけではなく、ミステリアスなストーリー展開にも大満足の映画です。

70年代の衝撃作「ラストタンゴインパリ」

妻を失った中年の男が、胸にぽっかりと空いた穴を埋めるため、若い女性の持つ魅力に取りつかれていく…そんな物語です。過激なベッドシーンが当時話題となり、今でも伝説として名高い作品となっています。表面だけ見ればどうしようもないオトコの異常な衝動を題材とした映画とも言えますが、実は情緒的で人間的。描写こそ派手ですが、かなり深みのある作品となっています。

フランスの美しい女性の象徴「エマニエル夫人」

70年代のヨーロッパの映画は官能的で魅力的な映画の宝庫です。特にこのエマニエル夫人はセクシーな話の展開ながら芸術的とも言える官能美が素晴らしい映画です。

官能的で美しい映画として名高い「エマニエル夫人」。外交官の妻であるエマニエルは日常に退屈し、興味から性の儀式に参加します。そこからだんだんと欲望を開花させ、大胆な女性へと変身していきます。セクシーなだけではなく芸術的ともいえるヌードシーンは女性も憧れるほどです。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents