となりのトトロ(My Neighbor Totoro)のネタバレ解説まとめ

1988年公開。昭和30年代、緑豊かな農村に引っ越してきた草壁さつき、メイの姉妹は奇妙な生き物トトロと出会います。ネコバスも含め、子供の時にしか会えない彼らとの交流、そして少しの成長を描いたもの。爽やかな自然の描写と、それに相反する多くの暗い都市伝説を持つ作品でもあります。宮崎駿の原作、脚本、監督アニメ映画。

トトロの本音

出典: plaza.rakuten.co.jp

どこへ行ったか分からないメイを探し、トトロの元に向かったさつき。救いを求め泣きじゃくるさつきを優しく抱え、目をキラキラさせて何か吠えてましたが、その内容は「よし!任せろ!」ではなく「かわいい!」でした。確かに頬も染まっていましたが、惚れたというわけではなく、どうも妹のため心を砕いている点も含めていじらしく感じて、ちょっと手助けをしてあげたようです(宮崎監督談)。

『となりのトトロ』の都市伝説・噂

人気作の常ともいえる都市伝説。「あのシーンはこういう意味」「こんな裏設定がある」といくらか信憑性がある為信じてしまう人も多いようです。『トトロ』でよく言われているのが、「トトロは死神。死期が近い人物の前に現れる」「トトロに会ったのはさつきとメイだけ。だから二人は死んでいる」「というか、あの家で生きているのはお父さんだけ」というショッキングな噂。これらを裏付ける描写や事件があるのもまた事実です。

実際の誘拐事件が元となっている

少女が誘拐されて遺体で発見された、痛ましい事件。通称「狭山事件」。少女の姉は、妹を必死に探したとされます。生還したものの姉は錯乱状態で、「猫の化け物、大きな化け物を見た」と語っており、これが『トトロ』の元ネタになったという説。事件箇所が埼玉県の狭山市、対してトトロの舞台は所沢市と隣接している、引っ越しの片づけをしている場面で「狭山」の文字が入った箱がある、事件が起きたのは5月(草壁姉妹の名前はともに5月が由来)などからまことしやかに語られていましたが、事件当時姉は成人しており、妹も高校生。必死に妹を探し回ったなど、さつきとの共通点も噂に尾ひれがついたもののようです。メイが迷子になるエピソードは、宮崎監督自身の実体験が元。それは小さな弟がいつの間にか行方不明になり、探し当てたら知らないお婆さんの袖をつかんでいたとのこと。

ネコバスに乗った辺りから、さつきとメイに影がない

出典: www.amagaeru.com

「実体のない霊なので、影がない」という説。確かに姉妹の足元に影のような物は見られないようです。しかし、これはすでに暗くなりつつあり、影がつきようがないため、敢えてつけなかったとのこと。病院まで行ったのにお母さんに会わなかったことを不自然に感じたファンにより姉妹の死亡説に拍車がかかったようですが、ラストでネコバスに家まで送ってもらうシーンやカンタ、おばあちゃんとの再会シーンなどで締めているため、こちらも単なる噂だと分かります。お母さんに会わなかったのは、「お母さんが元気そうで良かった」と余裕で見守ることができるほど、姉妹が成長したと解釈されます。

メイが地蔵の近くにいた理由

出典: www.heibonnashufu.net

地蔵菩薩はあの世とこの世の境目にいるとの説話があります。親より先に死んだ子供が、あの世の入り口に当たる賽の河原で、延々石積みをさせられるのを救うなどの役割を担うのがお地蔵様。メイがうずくまっていたのは、六体一組の六地蔵でした。これは墓場の付近(ある意味であの世の入り口)にあることが多いです。さつきたちが急な雨に困って雨宿りをしたのが地蔵の祠だったのも意味深長。

しかしお地蔵様には子供の守り神という説や、一旦死んだものの、地蔵の化身に帰り道を教えられて生き返った男という昔話もあり、迷子になって死を覚悟したかもしれないメイを、ネコバスが来るまでの間守っていたとも考えられるでしょう。ちなみに、地蔵に「めい」と書かれている、との指摘もあります。

出典: kimamana-topic.com

池で見つかったサンダル

出典: kimamana-topic.com

上:メイのサンダル。下:池にあったサンダル。

カンタから「池で女の子のサンダルが見つかった」との情報を聞いたさつき。そのまま、村の大人たちがどぶさらいをしながらメイを探しているところに現れます。おばあちゃんから差し出されたサンダルを見て、「メイのじゃない」というシーン。さつきの表情が一瞬こわばっている為、実はメイのサンダルという説が生まれたようです。皆を心配させまいと嘘をついた、という解釈もありますし、死神とされるトトロの元に向かったのもこの直後。しかし、メイのサンダルと池で見つかったサンダルは別物です。

お父さんの書き物

お父さんが原稿を書くシーンがあることから、「劇中の出来事はすべて、お父さんが書いた回想録、もしくは小説」という説。翻訳業もこなしているので、恐らく論文か、翻訳仕事かと思われます。お母さんの入院先が、先の長くない結核患者を隔離する施設との説もありますが、エンディングで退院(仮退院かは不明)を始めその後が描かれており、完全な退院もほのめかされています(後述)。

エンディングは回想か?

何かお母さんが若い、などの理由や草壁姉妹の死亡説から生まれたようですが、これも噂。それを裏付ける描写として、
・分かりやすい形状のあの風呂に、3人で入っています。

・トトロのアップリケ付きの服を着たさつきとメイが、エンディングに登場。

・メイに成長の兆しが見受けられます。時にワガママなメイでしたが、赤ん坊や小さい子を気に掛けています。また引っ越しの片付けの時あまり役立っていなかったのが、おばあちゃんのお手伝いをしていました。

・さつきが他の子と遊んだりしているのは、母親替わりをしなくてもよくなったため(お母さんが元気になって退院した)。

原作小説『となりのととろ』

これはとあるサイトで一部文章が紹介されています。その中でもトトロは死神という扱いで、内容も地獄を巡るというもの。映画の『トトロ』からは想像もつかない家庭内暴力の描写もあるとか。臭気の描写など、映画版とは大分イメージが異なります。これも単なる噂で、都市伝説。『となりのトトロ』という作品は映画オリジナルであって、書籍という形での原作はありません。ただ、絵本版やノベライズ版はあります。

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えどのゆうき
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@edono78

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