キラークイーン(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

「キラークイーン」とは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4に登場する殺人鬼吉良吉影(きら よしかげ)のスタンドである。何でも爆弾に変え、好きな時に起爆する能力を持つキラークイーンは、平穏に生きたいという願望と強い殺人衝動を併せ持つ吉良の精神の具現化といえる。指定したものを無に帰す恐ろしい能力だが、無機質ながらもスタイリッシュなキャラデザインと後に得る無敵の能力「バイツァ・ダスト」も相まって、Part4のスタンドの中でも人気が高い。

空条承太郎(くうじょう じょうたろう)

CV:小野大輔(TVアニメ版 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)
演:伊勢谷友介(実写映画版)

Part3の主人公で、仗助の年上の甥。凄まじい破壊力とスピードを有し、1秒程度時を止められるスタンド「スター・プラチナ」を持つ。戦い慣れしており、沈着冷静な性格。
シアーハートアタック戦の際もその戦闘経験から吉良を追わずともスーツのサイズ、素材からある程度持ち主のプロファイリングをした。康一の独断専行が元で重傷を負うが、彼の奮闘により窮地を切り抜け、吉良にラッシュを食らわせて撤退へと追い込む。
バイツァ・ダスト発動後仗助らとともに一度爆殺されるが、吉良がバイツァ・ダストを解除した為爆死の運命から逃れる。最終戦の際、康一がキラークイーンの右手を重くしたためスタンドによるラッシュを叩きこむことができた。

岸辺露伴(きしべ ろはん)

CV:櫻井孝宏(TVアニメ版 / OVA『岸辺露伴は動かない』)、神谷浩史(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)
演:高橋一生(TVドラマ『岸辺露伴は動かない』)

杜王町出身の人気漫画家。他者の心と記憶を読み、命令を書き込むことで操るスタンド「ヘブンズ・ドアー」を持つ。漫画を描くために必要なリアリティを得る為なら、自身が傷つくことも厭わない。知性的で博識な一方、傲慢さや子供っぽい意地の張り方を見せることもある。
露伴本人は忘れていたが、4歳の頃一晩だけ杉本家に預けられたことがある。吉良が杉本一家を殺したのはその晩で、鈴美に逃がされなければ露伴も犠牲者になっていた可能性がある。
吉良捜査の為、彼が化けていると思しきサラリーマンの写真を撮っており、写り込んでいた早人から川尻浩作へと行きついた。
早人と接触し、バイツァ・ダストで爆殺される運命が固定化された。時間が巻き戻り、早人が接触せずとも同じ時間に爆死させられていたが、バイツァ・ダストの解除によりその運命から逃れた。

矢安宮重清(やんぐう しげきよ)

CV:山口勝平(TVアニメ版 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』)

ぶとうヶ丘中学2年生。通称「重ちー」。群体型のスタンド「ハーヴェスト」を持つ。精神的に幼くがめつい一面があるが、憎めない性格でもある。仗助、億泰とは友人。
吉良の「恋人」である手首が入った袋を、自分が昼食用に買ったものと勘違いをして持ち去る。学校までついてきた吉良が、隠れたまま袋を回収した際、袋を探すため部屋中にハーヴェストを放った。吉良の後を追い、手首を見てしまった為キラークイーンに標的にされる。
キラークイーンにより爆弾化された硬貨を持っていた個体も含め数体のハーヴェストが爆破されるが、全体の数が多かったため重ちー本人にフィードバックされたダメージは致命傷には至らなかった。傷を治してもらうために仗助のいる高校へ向かうが、先回りしていたキラークイーンが仗助のいる部屋のドアノブを爆弾化していた。仗助の名を叫びながら爆殺される。

辻彩(つじ あや)

大原さやか(TVアニメ版)、水橋かおり(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)

杜王町でエステサロン「シンデレラ」を構えるエステティシャン。他者の肉体のイメージを変換し、運勢を変えるスタンド「シンデレラ」を持つ。童話『シンデレラ』に登場する魔法使いに憧れてこの道を選び、杜王町内では女性たちに評判の店となっていた。
シアーハートアタック戦の後で現れた吉良の顔と指紋を、川尻浩作のそれと交換させられ爆弾化された。
仗助たちに吉良の顔を教えようとした瞬間爆発する。

杉本鈴美(すぎもと れいみ)

CV:原紗友里(TVアニメ版)、広橋涼(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)

15年前吉良に殺された少女の幽霊で、この世とあの世の境目にある小道に愛犬アーノルドの霊と共に住んでいる。愛する杜王町の誇りの為、小道に迷い込んだ露伴と康一に殺人鬼のことを止めてほしいと訴えた。
「振り返ってはいけない」とのルールがある小道で吉良を振り向かせ、その魂を「安心なんかないところ」へ送り込む。この時、キラークイーンでさえ吉良を連れ去ろうとする無数の手を爆破できず、共に引きずり込まれて消滅した。
最終的に、鈴美は杜王町のスタンド使いに見守られて成仏する。

キラークイーンの名言・名セリフ/名シーン・名場面

キラークイーン登場シーン

康一経由で杜王町に潜む殺人鬼の存在を知った仗助たちだが、「殺人鬼がスタンド使いかどうか分からない以上、スピードワゴン財団や承太郎さんたちが動くわけがない」との結論に至った。前後して物語に絡んできた吉良は、女性の手首を切り取って持ち歩く、生きた恋人のように語り掛けるといった奇行を見せる。仗助たちとの絡みはなかったものの、読者はその異常性に戦慄する。
そんな折に起きたのが重ちーの一件だった。吉良が跳び箱の中に隠れていた為、何が起きているのか分からず、部屋中に放たれたハーヴェストのことも見えているのか分からない状況にあった。取りようによっては、吉良にハーヴェストが見えていない(吉良がスタンド使いではない)との印象も与える。
学校の外でハーヴェストと袋の奪い合いの果て、吉良は「恋人」である手首を重ちーに見られてしまう。吉良は冷静に「君(重ちー)も私と同じような能力を持っているのか」と言い、キラークイーンを出した。
このシーンは、不気味な殺人鬼である吉良がスタンド使いであったことをより強く印象付けるものとなっている。

エコーズに能力を封じられたキラークイーン

仗助を追い詰めたと思ったのも束の間、倒したはずの億泰が生きており、空気弾を封じる。爆発音が続いたために承太郎や救急車、消防車まで現われ吉良は追いつめられる。しかし、追い詰められたがために再びバイツァ・ダスト発動のチャンスが訪れた。
時を止められる承太郎だが、時間の停止した状態で無制限に動けるわけではなく、攻撃可能な距離の外にいる吉良の動きは止められない。吉良は「もっと私を追い詰めてみろ!」と挑発し、バイツァ・ダストを発動させようとする。ところが、起爆スイッチである右手は康一の能力エコーズact3により封じられた。
主人公の仗助が重傷を負い、同じく主人公級である承太郎の能力も発動できるか分からない状況は読者にも緊迫感を与える。その中で、一度キラークイーンに敗れかけた康一の能力によって起爆が防がれるこのシーンには、大きなカタルシスがある。

キラークイーンの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

TVアニメ版OPにはバイツァ・ダストバージョンが存在する

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

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