新劇場版最終作はよ!『エヴァ』シリーズ新旧使徒比較(ネタバレあり)

『序』『破』『Q』と来て急展開しましたね、新劇場版の『エヴァ』。もうあまり重要になってないかもしれませんが、新劇場版の使徒を旧作と比較、まとめてみました。

使徒(『新世紀エヴァンゲリオン)』とは

劇中に登場する「敵」。本来「使徒」という名称はキリストの弟子を指しますが、劇中では天使(Angel)と示されます。形状も能力もバラバラですが、分析パターンが青になること、A.T.フィールドというバリアのようなものを展開することで使徒だと判明。基本的には汎用人型決選兵器エヴァンゲリオンにより殲滅されます。正体も目的も不明とされていましたが、TV版のラストに当たる旧劇場版『Air/まごころを、君に』(以下旧映画版)では人の形を捨て、別の可能性を得た別の人類という正体が明かされました。S2機関という、永久に活動が続けられる部位を持つのも共通の特徴。『エヴァ』でよく示される聖書の暗示に伴い、知恵の実を食べた人類に対し、使徒は生命の実を食べた別の人類という解釈が語られます。新劇場版では詳細不明。使徒の設定は二転三転していたようで、一旦は旧劇場版に落ち着いたようです。

【知恵の実】アダムとイブが食べたという禁断の木の実。りんごとして語られますが、これは誤訳による解釈が広まったもので、実際には善悪を知る知恵の実と、永遠の命を得られる生命の実です。これを食べるまでアダムとイブは互いが裸であることなどを恥ることなく、楽園で平和に過ごしていたとされます。神から「知恵の実と生命の実に手を出してはいけない」と言われていたにもかかわらず、蛇(悪魔の化身)にそそのかされ口にした瞬間楽園から追放された、というのが聖書のお話。食べちゃいけない理由は、「両方を得ると、神に等しい力を得られる」ため。神は生命の実のなる木を守らせるため、ケルビムという天使を置いたとされており、これが使徒の初期設定でした。『エヴァ』の中では、知恵は科学を指し、旧映画版のパンフレットでは「呪われた力」と表現されました。

共通の違い

前作との主な違いとして、以下のものがあります。

・アダム、リリス以外「天使」の名前が付けられていない。
・天使のような光輪が頭部と思しき部位の上部に現れて浮上することも。
・死亡(というか活動停止)後形が崩壊し、血の雨が降る。
・死亡後虹がかかる。
・コアという心臓というか魂のような部位を持っており、コアの破壊により「殲滅」される(旧作ではコアがないと思われる使徒もいました)。

アダム(第1使徒)

旧作:「エヴァのモデル」だけあって、シルエットはロボットアニメに登場する正義のロボット風。その後胎児型に「還元」された。

こっち見んなって、見てません。

新劇場版:素描画での回想シーンで、4体登場。象徴なのか、実際にミサトが目にしたものなのかは不明だが、いかにも「天使」ふうのシルエット。

またの名をアダムス。どっかの怖い家族じゃありません。あとこっち見んな。

リリス(第2使徒)

旧作:「アダム」ということになっており、第十七使徒タブリスが近づくまでリリスだと分からなかった。ネルフ職員も存在そのものを知らされていない模様。

新劇場版:最初から「リリス」。ネルフ職員皆その存在及び使徒と接触させてはいけないことを知っており、万が一使徒との接触がかないそうな場合は基地ごと爆破ということに。仮面のデザインが旧作でのゼーレのマークから「サキエル顔」に。また体を調べられた跡がある。

多感な時期にこんなん見たらトラウマになりますわ…。

「いざとなったら基地ごと破壊、それを承知で働いてもらうよ」って取りようによってはブラック企業っぽいです。中学生に戦わせるし。リリスさんとご対面したら辞めたくても辞めさせてもらえないんでしょう。それはともかくリリスさんの仮面について。旧作のものも不気味でしたが、骸骨を思わせる「サキエル顔」の仮面がより奇怪に見えます。

旧サキエル(第4使徒)

血の色以外特に変更点はないようです。

旧作:自爆の際、TVではコアが光るだけだった。

片手でミサイル受け止めるわ、エヴァ持ち上げるわ。

新劇場版:コアの発光後血だまりのようなものが膨れ上がり破裂に近い爆発。そして血が赤い。

爆弾使いまくるたび顔が増えていくという4コマ漫画がありました…。

シンジが初めて目にし、戦った使徒ですね。この使徒の顔(と思われる部位)があまりに有名なせいか、OPやグッズで使徒の象徴のように使われてました。そして新劇場版では大概の使徒がこの「サキエル顔」を持っています。

nicogame.info

えどまち
えどまち
@edono78

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