清々しくて逆に愛おしい!映画界の愛すべきお馬鹿キャラ!

インテリジェンスなキャラもいれば、その逆もいます。何ていうか、「お馬鹿」な印象を与えるキャラが。馬鹿なじゃないはずなのに、どこから来るんでしょうか、「お馬鹿感」と愛おしさは…。

エドワード王子(『魔法にかけられて』)

アニメの世界から、マンホールを通って現実世界にやってきた姫!を追って来たのはいいんですが、何ていうか、王子の癖して脳内お花畑状態なのが何とも…。いや、文明の利器とは無縁のおとぎ話のような世界から来たからバスを怪物扱いするのもしょうがないんですけどね。ただ、義理の母が姫の抹殺をたくらんでいるのも知らないし、資格が送られたことを友人のリスが必死にジェスチャーで教えても意味を勘違いですよ。

「そうか!ナサニエル(刺客。元の職業は庭師?)は僕に会えてうれしいんだね!?」リスのリアクションがこの王子を馬鹿に見せている気がします…。純粋で人がいいだけですね、王子。

ケン(『トイ・ストーリー3』)

バービーちゃんの恋人人形ですね。で、『トイ・ストーリー3』に登場しました。彼は独裁的に補遺有縁のおもちゃを支配するロッツォの部下でしたが、その支配から逃れた後もおもちゃの掟(人間の前で動いてはいけない)を守っていますし、人間の目が届かない所でもうまく保育園を切り盛りしている模様。

やっと来たぜ俺の時代!

ただ、ファッションショーが何か馬鹿っぽい!いや、服やおしゃれが好きなのはいいんですけど、ミラーボール回したりBGMつけたり、キメ顔したり…。バービーの作戦だとも知らずにノリノリで一人ファッションショー大会ですよ。「何か着てみて…」と言われた時のうれしそうな顔。彼は自分の家(リカちゃんハウス的なもの)を持っており、衣装も多分すべてそろえていましたが、ファッションに興味を持ったおもちゃがいなかったようで…。

「言わないと破るわよ…」

「服馬鹿」といったところでしょうか。

モルト(『バグズ・ライフ』)

バッタです。リーダーのホッパーとは双子だそうですが、聡明でカリスマ性ある兄とは性格から何から真逆です。兄貴が食物連鎖について語ってる時、「鳥がバッタを食うんだよね、そういえば兄貴こないだ捕まったよね」と無邪気に語ってました。「どんな馬鹿弟でも殺さない」と誓う兄を「優しい」と言ったり、空気読めないアホの子です。

好意的に捕えれば、王子同様純粋なだけかもしれませんね。なまじ兄貴が着れ者だから頼っちゃったりする部分もあるんでしょう。でも最後ちゃっかり再就職先見つけてましたし、世渡りうまいです。

スクラッド&チャーリー(『メン・イン・ブラック2』)

頭が二つ、というかどこからか分かりませんが、蛇のようににょろっとした首と第二の頭がついてる宇宙人さんです。悪役宇宙人「サーリーナ」の手下で、共に「ザルタの光」とやらを追ってるんですが…第二の頭(蛇みたいな方)、チャーリーのお馬鹿ぶりが何かかわいい。

第三惑星が地球ってことを知らないし、(スクラッドは「常識」と言ってましたが、彼が少々間抜けた声で「へー知らなかった」と言うあたり、多分スクラッドも知らなかったかと)相棒がかっこつけた時にくしゃみするし、「仲間」からお義理で「お大事に…」と言われた時は満面の笑顔で「ありがとう!」。たぶん根はいい奴です。

純粋なだけだったり、意外といいところあったり、悪役でも意外と微笑ましく見られる「お馬鹿キャラ」でした。

えどまち
えどまち
@edono78

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