龍が如く0 誓いの場所(ZERO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く0 誓いの場所』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第6作目に相当する作品である。キャッチコピーは「日本中が狂喜乱舞していた時代。「龍」の伝説はここから始まった」。本作は初代『龍が如く』より過去の時系列の物語となっており、主人公の桐生一馬と、シリーズの顔役のひとりである真島吾朗がそれぞれ「堂島の龍」と「嶋野の狂犬」の異名で知られる極道になるまでの姿を描いている。

『龍が如く2』にて桐生のライバル兼ラスボスとして登場する、「関西の龍」と名高い近江連合の猛者・郷田龍司は、本作では大吾と同じく12歳の少年として登場する。しかし、小学生とは思えないその風貌と体格、高校生の不良たちを相手にひとりで大立ち回りを演じるほどの腕っ節と度胸の強さは、後のラスボスとしての貫禄を漂わせており、登場サブストーリーのタイトル「龍と呼ばれそうな男」の通りのものとなっている。
ある時、蒼天堀の街をひとり歩いていた真島に、下半身がパンツ一丁の高校生の男・トオルが現れる。トオルは真島にズボンを貸してくれとせがむが、真島はそうしたら自分が下半身丸出しになると当然のように断る。そのまま呆れ返って立ち去ろうとする真島に、高校生はヤケになってズボンを剥ぎ取ろうと襲い掛かるが、真島にあっさりと返り討ちにされた。そこで事情の説明を求める真島に、トオルは最近蒼天堀で、自分も含めた蒼天北高校に通う高校生を襲っては叩き伏せ、戦利品として「ボンタン」と呼ぶ高校生のズボンを剥ぎ取っていく「ボンタン狩り」に出会ったと言った。そしてそのボンタン狩りの男はランドセルを背負った小学生であり、自分もその小学生に襲われてズボンを剥ぎ取られたというのだった。
そして、トオルと別れた真島が、ボンタン狩りがよく現れるというたこ焼き屋のある通りに何となく向かってみると、「ええボンタンやなぁ…そのボンタンも、ワシがもろうとくわ」と、肉食獣めいた笑いを浮かべ、ひとりのランドセルを背負った大柄な小学生こと龍司が声をかけてきた。真島は自分が履いているのはボンタンではなくタキシードだと言うが、「わけわからんこと言うとらんでさっさと脱いでけや…脱がんいうんやったらワシが手伝ったるでぇ。気持ちよう下半身剥いたるわぁ!!」と、真島の話も聞かず、龍司はそのまま襲いかかってきた。そこで繰り広げられる激闘の末、真島は龍司を下す。自分の敗北が信じられない龍司だが、一方の真島も龍司の小学生とは思えない強さに驚きを隠せない。するとそこへ、龍司の同級生の少年たちが現れ、「もう堪忍したってください! 龍司君は、僕らのためにこないなことを…!」と、真島に懇願してきた。

同級生たちの話によると、自分たち小学生からカツアゲしまくって我が物顔に振る舞う蒼天北高校の高校生たちが龍司は許せないらしく、それで自分たちに代わって仇討ちとしてボンタン狩りをしてくれているのだという。しかし同級生たちは、龍司が近江連合の会長の息子であり、教師ですら恐れて余所余所しく接していることからクラスでも仲間たちと総出でシカトし続けたから、自分たちには仇討ちをしてもらう資格はないと苦々しい表情で打ち明けた。それに龍司が「いらんこと、言うなや…ワシは、蒼天北のアホどもが気にくわんだけや」と、素っ気なく言うが、同級生たちは「僕らもうシカトなんかせえへん…今までのこと許したって」と揃って頭をさげる。それにバツが悪そうな顔になりながらも、龍司は真島のほうへ向き直った。「片目のおっちゃん…われ、何モンや。このワシが子供扱いやったやないか。ほんまに高校生かいな?」と、尋ねてきた龍司に、自分の履いているのは高校生のズボンではなく、龍司は見た目以外は正真正銘の子供だろうと真島は呆れる。しかし、その呆れ顔の真島の一言をどうでもいいと龍司は一蹴し、「ワシは、親父を超える男になる決めたんや。通りすがりに負けてええわけない…今度会う時は、絶対そのボンタン狩ったる! ワシはもうおっちゃんの下半身丸出しにせなおさまらんのや!!」と、大声で宣戦布告する。それに困惑させられながらも、ガキの遊びに付き合うつもりはないと言い捨てた真島はその場を後にした。
その後、真島は龍司が奪ってきたもので、同級生たちから返してきてくれるよう頼まれたズボンをトオルの元へとりあえず届けに行った。真島からズボンを受け取ったトオルは、意気揚々となってすぐさま高校生の仲間たちを集めて龍司へ仕返ししに行くと言い残してその場を後にする。それに慌てた真島が後を追ってあのたこ焼き屋の通りへ向かうと、そこには叩き伏せられて地面に倒れているトオルたちと、何事もなかったかのように平然として立っている龍司の姿があった。その光景に驚きを隠せない真島に、龍司は「この程度の相手、何人群れてこようが同じことや」と吐き捨てるように言うと、学校で出された宿題のドリルをやると言い残してその場を後にしようとする。その時、自分が打ち負かされたことを信じられないトオルが名前を龍司に尋ねると、龍司は「郷田龍司や」とだけ答えて、立ち去っていった。そして、龍司の後ろ姿を見送った真島は「ほんま末恐ろしいガキやで…いつかまた会うことになるかもしれんな」と、胸の中でそう呟き、自分を楽しませてくれる相手の訪れを予感してひとりほくそ笑んでいた。

プロデューサー代役を任された桐生

プロデューサーの代役として、そのプロデューサーが着ているという奇抜な服装を着せられた桐生。さすがの桐生もこれに戸惑ったが、制作スタッフたちからこれで問題ないと押し切られた。

ある時、神室町を歩いていた桐生は、とあるTV番組の制作スタッフらしき男たちと出会う。そこで制作スタッフたちからいきなり、事情があって急に来られなくなってしまったプロデューサーの代役をお願いされてしまう。桐生も最初は「素人の俺がそんなことできるわけないだろう」と拒否的だったが、制作スタッフたちの必死の懇願に根負けして、仕方なしに引き受けるのだった。その後、制作スタッフが用意した奇抜なプロデューサーの衣装に着替え、さらに気難しい番組ディレクターの指示や要求に従わされながら、番組撮影に関わっていくことになる。
それから、なんとか指示と要求をすべてこなしてプロデューサーの代役を果たせた桐生だったが、その直後に本物のプロデューサーが現れた。本物のプロデューサーは、番組撮影のたびにディレクターに散々こき使われたことに辟易しており、今日来なくなったのはそのこき使いに対するボイコットだと言い放つ。そして、同じくディレクターにこき使われたことを恨みに思うスタッフたちと共に、本物のプロデューサーはディレクターに報復しにやってきたのだった。しかしそこへ桐生が割って入り、本物のプロデューサーたちの報復を腕ずくで止めたことでこの場は事なきを得た。
その後、ディレクターは桐生に助けられたことへ礼を言うと共に、桐生が素人ながらも情熱を持って一生懸命仕事をやってくれたことを高く評価する。そしてテレビとは観る人間に夢や希望を与え、人生をも変える力を持つメディアだと思っているともディレクターは言い、たとえそれがどんなにこき使ったりこき使われたりするなど過酷なものになっても、情熱を持って番組を作らなければならないとも語った。「それが、モノづくりをする者の…夢を与える者の、責任だと思うんだよ」と、締めくくるディレクターに、「…あんた、大したディレクターだな。これからも俺たちにいい夢、見せてくれよ?」と、桐生も感心し、激励の言葉を送る。さらに制作スタッフたちもディレクターの言葉に感動し、情熱を込めて、もっと人が喜ぶいい番組を共に作っていきたいと申し出たのだった。

心優しいSM女王

桐生が通りかかったSMクラブ前で見かけたSM女王・あゆ。しかし彼女は、心優しすぎるというSM女王らしからぬ性格の持ち主だった。

神室町の街中で、SM女王と思しき際どい格好をした女性・あゆと出会った桐生。話を聞いてみたところ、彼女はSMクラブで女王のひとりとして仕事をしているが、実は心優しい性格で人を罵ることがなかなかできないという弱点を抱えていて、クラブを訪れる客から毎日のように顰蹙と不満を買っていた。さらにあゆは、自分は昔から人に文句を言うことができない性質であり、友人にひどいことをされても笑って許し続けていたと打ち明け、そんな自分を変えるためにSM女王の仕事に挑戦したが、自分に合っていなかったと早くも思い悩むようになったとも語った。
しかしその時、自分に絡んできた通りすがりのチンピラたちを目の前で打ちのめし、強烈な脅しの言葉をかけて退散させた桐生に感服してしまったあゆは、なんと桐生に「私に…ののしる言葉を教えてくれませんか!?」と、申し出てきた。そんなあゆに困惑させられながらも、力になってやれることはしてあげたいと考えた桐生は、その申し出を引き受けたのだった。その後、桐生の指導でなんとか罵りの言葉、そしてSM女王としての心得を身につけたあゆは、客の要望通りに女王としての振る舞いをすることができた。別れ際にあゆは「桐生さん、次は客として来るのよ! あゆ様の鞭で気持ち良くさせてあげるからね!」と、SM女王としての挨拶を送り、桐生は鞭は正直考えさせて欲しいが、うまく力になってやれてよかったと胸の中で安堵したのだった。

蒼天堀の名物「オバタリアン」

ある日、屋台の行列に並ぼうとしていた真島の前に、ド派手な格好をしたこの中年女「オバタリアン」が現れる。

とある屋台で食べ物を買おうと行列に並んでいた真島だが、そこにひとりの派手な服とパーマをした中年女が割り込んできた。「おい、オバハン。横入りすんなや」と、真島が注意をしようとしたところ、中年女は「あんた、まだちゃんと並んでなかったやないの」と、図々しく反論する。それに真島が自分はちゃんと並んでいたと反論し返すが、中年女は真島の言葉を最後まで受け付けず、さらに手でどかそうとすると真島を痴漢呼ばわりするという騒ぎまで引き起こす。それに真島が辟易させられた隙をついて、中年女は何食わぬ顔でどこかへ行ってしまった。この一幕を見ていた屋台の店主によると、その中年女は「オバタリアン」と呼ばれている巷で噂の名物おばちゃんで、彼女に関わるとロクなことにならないという。「関西のおばさん、舐めてると痛い目見るでぇ?」と、店主に揶揄混じりの忠告を投げかけられた真島は、「オバタリアンか…次会ったら覚えとけや」と、オバタリアンへの闘志を密かに燃やしたのだった。
その次の日、屋台の行列に並ぼうとしていた真島の前にオバタリアンが現れ、割り込みをかけてくる。何食わぬ顔で自分が先だと言うオバタリアンに、「ふざけんなや。今日は勝手なことはさせへんで」と、真島は真っ向から強気で反論する。しかしそこへ、オバタリアンの友人である別の中年女が現れ、オバタリアンと一緒になって真島を言葉巧みで自分たちのペースに引き込み、さらに通りすがりの警官にも助けを求める形で言い掛かりをつけてくる始末となった。そして、これに完全に辟易させられ、付き合いきれないとばかりに退散を余儀なくさせられた真島の後ろ姿に、「あれはもう、輩やな」と、オバタリアンはさらに言い掛かりをつけたのだった。

また次の日、真島が屋台のところへ行ってみると、オバタリアンとひとりの極道風の男がいた。「あぁ〜、痴漢! ここに痴漢おるでぇ〜!」と、何食わぬ顔で極道風の男にオバタリアンが言い掛かりをつけると、「誰が痴漢や! 調子に乗っとるんやないで、ババア…!」と、キレた極道風の男はドスを取り出し、オバタリアンに突きつけた。それにさすがのオバタリアンが恐れ戦くと、極道風の男はそのままドスを手にしてに襲いかかった。しかしその時、真島がその場に割って入って極道風の男を止めた。「いくら相手がムカつくオバハンでも…カタギに手ぇ出すんはあかんで」と、真島は冷静に諭そうとするが、オバタリアンの言い掛かりで完全に腹を立てた極道風の男は、真島に矛先を変えて襲いかかった。
その後、極道風の男を叩きのめして退散させた真島に、オバタリアンが「眼帯の兄ちゃん、あんたやるやないの!」と、表情を輝かせて近づいてきた。そして、結果的にオバタリアンを助けることになってしまったと舌打ちする真島だが、オバタリアンは真島の顔を見て「よく見ると、ええ男やなぁ…若い頃のダンナにそっくりやわ! 胸が高鳴るわ〜!」と、今までの横柄さを一変させて急に好意的な態度になる。それに真島が急に女見せるなとドン引きした瞬間、「すきすきすきすきすききすきすうううう!!!!」と、オバタリアンは猛然と真島にアタックをかけてきた。これにさらに驚き、ドン引きさせられながらも真島は抵抗を試みるが、予想以上のオバタリアンの力と勢いに押し負けられ、ディープキスをお見舞いさせられたのだった。その後、地面に大の字になってぶっ倒れた真島は、店主の忠告通り、オバタリアンにはもう関わらないことを密かに強く決意すると共に、この世で一番強いのは極道でも格闘家でもなく、関西のおばちゃんであると強く認識したのだった。

宗教団体へ潜入した真島

教祖と教徒たちが「ムナンチョ」と挨拶をしあった後、場の流れに合わせるべく、真島も教徒たちと同じく「ムナンチョ」と、挨拶をした。

ある時、真島は街の一角でひとりの女性が白装束を着た男女と言い争っているのを目撃する。白装束の男女が去っていってから真島が女性に話を聞いてみると、白装束の男女が所属する宗教団体「ムナンチョヘペトナス教」に娘である女子大生のいおりをさらわれてしまったといった。いおりの母親の話によると、娘は最近大学に行っていないらしく、心配して出かけていった娘の後をつけてみたらそのムナンチョヘペトナス教の本部があるビルへと入っていったのを目撃した。そこで家に帰ってきたところを問い質したら、いおりは「お母さんも一緒に入信しようよ」と言ってきた。そう言ったいおりの目は虚ろで、さらに怪しげな像やお守りを高い金まで買わされているということまで判明したのだという。その次の日、いおりはムナンチョヘペトナス教の人間に無理矢理連れて行かれてしまい、それ以降は門前払いで会わせてもらえないそうだった。そして、いおりの母親は夫を亡くしてまだ間もない頃であり、その上で娘までいなくなったらどうしたらいいのかと悲観にくれていた。そんないおりの母親を真島が可哀想に思っていると、いおりの母親は真島に入信するよう頼み込んできた。仰天する真島だが、いおりの母親は娘の行方を確かめるには入信するしか方法がなく、顔が割れていない真島に頼むしかないと言ってきた。さすがに渋る真島だが、いおりに「帰ってきて」と伝えるだけでいいからという条件で懇願され、仕方なく了承する。
そして、いおりの母親から伝言と手作りのお守りを託され、早速ムナンチョヘペトナス教の本部へと潜入することになった真島。そこで本部のビル前にいた、いおりの母親と言い争っていたムナンチョヘペトナス教の教徒に「すんまへーん。俺、ムナンチョヘペトナス教に入りたいんやけど…」と真島は話しかけてみると、教徒たちは真島を歓迎する。こうして潜入に成功した真島は、案内役の教徒にムナンチョヘペトナス教についての説明を受けていると、ひとりの男性が悲鳴をあげてその場に転がり込んできた。その後を追って現れた教徒のひとりによるとその男性は「違反者」らしく、教徒はすぐに男性に制裁を与えると言った。異常に怯える男を見て、真島はよくわからないがやめてやれと助け舟を出そうとする。しかし、男性のように時々ああやって発作が出る教徒もいると案内役の教徒に流され、結局男性はどこかへと連れて行かれてしまった。

その後、集会室と思しき広い部屋に案内された真島は、「シュレピッピ! シュレピッピ!」と、呪文のような奇妙な言葉を唱えながらダンスをしている教徒たちの姿を目撃する。案内役の教徒によると、この部屋は「シュレピッピ」と呼ばれる修練を最近入団した教徒たちにやらせている場所で、ここでシュレピッピを行って「ク・リパース」という徳のようなものを溜め、神であるムナンチョヘペトナスから幸福を授けてもらえるようにするということだった。目の前の奇妙な光景、そして奇妙な用語の連発に真島が考えるのが面倒くさくなってきた時、案内役の教徒がひとりの女性教徒にこう話しかけた。「おや? いおりさん、体の揺らぎが足りないですよ」そう話しかけられたその女性教徒は「は、はい! ご指導、ヘペトナス(日本語で「ありがとう」の意味)!」と、慌てた様子で反応した。それを聞いた真島は、案内役の教徒が、他の教徒たちの指導に向かうからしばらく自由に見学するよう言い残して去っていったのを機に、早速、その女性教徒がいおりであるかどうか確かめるべく、行動に出るのだった。
真島は、「あんた、いおりちゃんやろ」と、言ってみると、女性教徒は驚いて振り返った。「あなた……なぜ私の名前を?」と、返事する女性教徒を見て、彼女がいおりで間違い無いと確信した真島は、母親からの伝言を伝えた。するといおりが突然苦しみ出し、真島は困惑する。その時、この様子を見て慌てて案内役の教徒が飛んできて、シュレピッピの邪魔をするなと真島に注意する。さらに案内役の教徒によると、いおりの中から家族や友人の記憶は消してあり、彼女のように修練の邪魔にならないように記憶を消す処置を施した教徒も何人かいるということだった。それに真島が絶句していると、教祖であるムナンチョ・鈴木が現れた。「みなさん。ムナンチョ」と、ムナンチョ・鈴木が奇妙なポーズを取って挨拶すると、教徒たちも同じポーズをとって挨拶する。案内役の教徒はムナンチョとは挨拶の言葉であり、別れの言葉はムナンチョッチョだと説明し、真島にも同じ挨拶をするようにと言った。真島も同じポーズで挨拶した後、ムナンチョ・鈴木は教徒たちにどのくらいの「フセリンチョ(お布施)」をしたのかどうか聞き始めた。案内役の教徒曰く1リンチョで10万円という単位であり、教徒たちは5リンチョ(50万円)や8リンチョ(80万円)と結構な額を注ぎ込んでいることに、真島はさらに絶句する。そして案内役の教徒がこのフセリンチョの意味について「お金の概念に縛られているうちは幸せになれない」と真島に説明するが、真島はこんなのは完全に詐欺だと胸の内でぼやいた。
ちなみにいおりはお金の工面がなかなかできないらしく、1円もフセリンチョができていなかった。これに教徒たちが「そんな奴がいたのか」「信仰が足りない」と騒ぎ立て、さらにムナンチョ・鈴木もフセリンチョも立派なシュレピッピであり、このままフセリンチョができないままだとク・リパースが溜まりにくいと言ってきた。それに落ち込むいおりに、ムナンチョ・鈴木は「優れた容姿なので特別なシュレピッピをしてあげましょう」と言って去って行き、いおりもそのムナンチョ・鈴木と心も体もひとつになれる女性専用の特別なシュレピッピをするため、身を清めに行ってしまった。この一幕を見て、真島はムナンチョ・鈴木は金だけでなく教徒の女性までもを食い物にしていると悟り、このままではいおりまでもが食い物にされてしまうと危惧する。そして、母親から伝言しか頼まれていなく、当初の目的自体は達成したが、すぐにいおりを助けに行くと真島は目的を切り替えたのだった。
案内役の教徒が出したテストに合格し、ムナンチョ・鈴木に会う資格を得た真島は、彼がいる奥の部屋へと案内された。ムナンチョ・鈴木はいおりへのシュレピッピがあることで真島に水晶という現物を渡しての手軽に祝福をすると、身を清めてきたいおりが到着する。そのいおりの姿を見た真島は、「いおりちゃん! そんなことしたらあかん! お母さんが悲しむで!!」と、訴えた。その真島の訴えに、記憶を消されているいおりは母親のことが思い出せず再び苦しみ叫び出したが、真島が落とした手作りのお守りを見て母親の記憶を復活させた。そして、正常な判断ができるまでに回復したいおりは、先ほどまでの自分の行動に困惑する。自分の目論見を台無しにされたムナンチョ・鈴木は憤激する。その教祖の憤激を目の当たりにした案内役の教徒が驚くと、「だいぶ本性出てきたみたいやな! ふたりとも、よう見とき! これがお前ら、インチキ宗教の教祖様や!」と、真島が煽り立てるように言い放つ。そして自分に襲いかかってきたムナンチョ・鈴木に鉄拳制裁を下したのだった。
ムナンチョ・鈴木は乱闘の物音を聞いて駆けつけた教徒たちに救急車を呼ぶよう必死に言いつけるが、案内役の教徒の言葉に従い、教徒たちは回復の儀式と称した奇妙なダンスを踊り始める。「ば、馬鹿野郎がぁぁぁ!そんなもんで治るわきゃねーだろぉぉぉ!!」と、ムナンチョ・鈴木は悲鳴をあげる。こうして完全に馬脚を表したムナンチョ・鈴木と、彼の悲鳴を聞いているのかいないのか、構わずに回復の儀式の踊りを続ける教徒たちの姿を見て、「……私も、こんなんだったんですね」と、いおりは途方に暮れていた。そんないおりを連れて、真島はムナンチョヘペトナス教の本部を後にするのだった。
その後、母親と無事再会を果たしたいおりは、夫を亡くしてずっと泣いている母親を見て、父親を生き返らせたくてムナンチョヘペトナス教に入信したと打ち明けた。しかしそのムナンチョヘペトナス教は紛れもないインチキ宗教であり、逆に自分までいなくなって余計悲しませたら元も子もなかったといおりは母親に謝り、母親も娘にそんなに心配をかけていることを知らなかったといおりに謝った。こうして元通りになった母娘を見て、真島はいおりに手作りのお守りを渡した。「そのお守り、めっちゃ御利益あったで。なんせ、いおりちゃんを救えたくらいやからな。このお守り持って、これからお母さんとふたりで仲良く助け合って生きていくんやで」真島のその激励の言葉に、いおりは笑顔で頷いた。その後、真島との一件で詐欺行為がバレたムナンチョ・鈴木が逮捕され、ムナンチョヘペトナス教は一度は解散するが、その後に「極」で神室町、「6」で尾道仁涯町を舞台に残党が立て直して活動を再開させており、それぞれのサブストーリーで桐生と対決することになる。

『龍が如く0 誓いの場所』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):湘南乃風「バブル」

作詞・作曲・編曲:湘南乃風

湘南乃風の15枚目のシングルとしても有名で、2015年3月4日にトイズファクトリーから発売されている。

ED(エンディング):湘南乃風「紅」

作詞:湘南乃風/作曲:湘南乃風、松田岳二/編曲:松田岳二、湘南乃風、CHIKA

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龍が如く 維新!(ISHIN)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『龍が如く 維新!』とは、PS3・PS4対応のアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品。『龍が如く 見参!』に続く時代物の外伝作であり、キャッチコピーは「かつて日本には、英雄がいた。」である。日本の幕末が舞台となっており、忠実をベースに物語が作られている。主人公の坂本龍馬は育ての親である吉田東洋の殺害犯を捜すため、名前を変え新選組に入隊。吉田を殺した特異な剣術をヒントに、組織内部から新たな犯人を捜していく。

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龍が如く1(初代・極)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く1(初代・極)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く』とは、2005年にSEGAからPlayStation2用ソフトとして発売された3Dアクションアドベンチャーゲーム。『龍が如く』シリーズの第1作である。主人公の桐生一馬を操作して物語の舞台となる神室町でストーリーを進めたり、ヤクザやチンピラなどの敵と戦ったりする。企画当初は成人男性をターゲットにしていたが、リアルに再現された繁華街を自由に探索できるのと、日本の裏社会を題材とした濃厚なストーリーが繰り広げられることから話題となった。

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龍が如く OF THE END(オブ ジ エンド)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く OF THE END(オブ ジ エンド)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く OF THE END』とはアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズのスピンオフ作品で、2011年6月9日に発売されたPlayStation3用ゲームソフト。キャッチコピーは「伝説の男達、最後のケジメ」。本作は「龍が如く4 伝説を継ぐもの」後の神室町を舞台にしており、バイオハザードが発生した神室町を舞台に桐生一馬ら主人公たちが銃を手に戦いながら、事件の真相を追う姿を描いている。

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龍が如く1(初代・極)の必殺技・ヒートアクションまとめ

龍が如く1(初代・極)の必殺技・ヒートアクションまとめ

『龍が如く』とはSEGAから発売された裏社会を舞台とするアドベンチャーゲームである。主人公の桐生一馬は、堂島の龍と呼ばれた伝説の極道であり、極道組織東城会に所属している。100億円をめぐる事件を彼なりの方法で解決していく。 『龍が如く』のヒートアクションとは、『龍が如く』で敵と戦う時に使用可能な攻撃の種類のことである。ヒートゲージが溜まった状態で、コマンド△を押すと発動可能。通常攻撃では見ることのできないムービーが流れるのが特徴で、中にはムービー中にコマンドを選択するアクションもある。

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龍が如く8(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く8(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く8』とは、株式会社セガが販売するドラマティックRPGで『龍が如く』シリーズのナンバリング8作目。2020年に発売された『龍が如く7 光と闇の行方』以来、4年ぶりのタイトルである。キャッチコピーは「世界一、運が悪くて世界一ハッピーなヤツらの物語」。 どん底から再び這い上がる男「春日一番」と人生最後の戦いに挑む伝説の極道「桐生一馬」の2人の主人公を軸にシリーズ最高のドラマが繰り広げられる。2人の主人公が織りなすストーリーの濃密さと、サブストーリーの豊富さが魅力の作品。

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龍が如く7外伝 名を消した男(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

龍が如く7外伝 名を消した男(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く7外伝 名を消した男』とは、セガより2023年11月に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。 2020年に発売された『龍が如く7 光と闇の行方』の外伝作品である。 愛する人を守るため、自らの死を偽装した、主人公・桐生一馬。しかし、謎の覆面集団に襲われたことがきっかけで、再び極道の抗争に巻き込まれることになる。 本作は、『龍が如く7』での桐生一馬の「空白の時間」を埋める作品であり、「桐生一馬」という人間の魅力を前面に押し出している作品となっている。

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サクラ大戦シリーズ(ゲーム・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

サクラ大戦シリーズ(ゲーム・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

サクラ大戦とは1996年9月27日にセガゲームスより発売されたアドベンチャーゲーム。 蒸気機関が普及する「太正」時代を舞台に、主人公(プレイヤー)が特殊部隊「帝国華撃団・花組」を率いて都市に巣食う闇の勢力と対決する。 テレビアニメのほか、OVA、ドラマCD、小説、舞台、マンガ、パチンコ・パチスロなど幅広く展開されている。

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JUDGE EYES:死神の遺言(ジャッジアイズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

JUDGE EYES:死神の遺言(ジャッジアイズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『JUDGE EYES:死神の遺言』とは、2018年に発売されたリーガルサスペンス巨編のコンシューマーゲームである。本ゲームは、極道モノのアクションアドベンチャーゲームとして地位を築いている『龍が如く』シリーズ初の派生作品でもある。 主役は木村拓哉が務める。舞台は『龍が如く』でお馴染みの「神室町」で、関東一帯を束ねるヤクザ「東城会」の人間も登場する。猟奇殺人や、現代の日本の課題である「認知症」がテーマとなり、ストーリーを展開していく。

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LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』は、2021年にセガから発売されたリーガルサスペンスアクションゲーム。『龍が如く』シリーズの派生作品で、2018年に発売された『JUDGE EYES:死神の遺言』の続編となっており、主演は引き続き木村拓哉が務める。 前作から3年。「神室町」の探偵である八神隆之は、「横浜・伊勢崎異人町」に潜む「闇」に直面する。「法とは何か」「正義とは何か」時代を問わず、どこにでもあり得る「イジメ問題」をテーマにサスペンスフルなストーリが繰り広げられていく。

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プロジェクトセカイ(プロセカ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

プロジェクトセカイ(プロセカ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『プロジェクトセカイ』(プロセカ)とは、音声合成ソフトの「ボーカロイド」が題材のスマホ向けリズム&アドベンチャーゲームである。人気のボーカロイド楽曲(通称:ボカロ曲)で遊べるほか、『プロセカ』オリジナルキャラクター達が展開するストーリーを読む事ができる。全5ユニットでわけられているストーリーでは、さまざまな悩みや葛藤を抱える少年少女達が、仲間や初音ミク達バーチャル・シンガーとの交流にくわえ、音楽そのものを通して成長・変化していく様が描かれている。

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サクラ大戦TV(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

サクラ大戦TV(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サクラ大戦TV』とは、セガサターン用アドベンチャーゲーム『サクラ大戦』及び、ゲームのストーリーを元に新たなストーリーや構成を加えたテレビアニメ作品である。ゲーム版の世界における日本の年号である太正12年、真宮寺さくらの帝国華撃団加入から、葵叉丹率いる黒之巣会との戦いまでを描いている。ゲーム版が帝国華撃団隊長の大神一郎を主人公とした恋愛シミュレーションであるのに対し、本作は華撃団隊員の真宮寺さくらを主人公としたメンバーの結束をメインテーマとして描いており、シリアスなストーリー展開が特徴である。

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ソニックアドベンチャー2(Sonic Adventure 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ソニックアドベンチャー2(Sonic Adventure 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ソニックアドベンチャー2(Sonic Adventure 2)』とは株式会社セガより2001年6月に発売されたアクションゲームである。2001年6月にドリームキャスト用として発売された後、同年12月にはゲームキューブ用に『ソニックアドベンチャー2 バトル』が発売された。また2012年10月にPlayStation 3用、Xbox 360用がダウンロード版として販売された。前作『ソニックアドベンチャー』の続編ではあるが、ストーリー的繋がりは無く本作からでも楽しめるゲームである。

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龍が如く2(極2)の必殺技・ヒートアクションまとめ

龍が如く2(極2)の必殺技・ヒートアクションまとめ

『龍が如く2』とはSEGAから発売された裏社会を舞台とするアドベンチャーゲームである。主人公の桐生一馬は、堂島の龍と呼ばれた伝説の極道であり、極道組織東城会に所属している。『龍が如く2』のヒートアクションとは、ゲーム内で敵と戦う時に使用可能な攻撃の種類のことである。ヒートゲージが溜まった状態で、コマンド△を押すと発動可能。通常攻撃では見ることのできないムービーが流れるのが特徴で、中にはムービー中にコマンドを選択するアクションもある。

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わくぷよダンジョン決定盤(わくわくぷよぷよダンジョン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

わくぷよダンジョン決定盤(わくわくぷよぷよダンジョン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『わくぷよダンジョン決定盤』とは、1999年にコンパイルから発売されたPlayStation用ローグライクゲーム。落ちものパズルゲームの代表作『ぷよぷよ』の名前がタイトルに付けられているが、パズルゲームではない。3人のキャラから主人公を選んで、ダンジョンの攻略を目指すRPGとなっている。 「すっごい魔法のアイテム」がどこかにあるというテーマパークに足を踏み入れた3人の主人公・アルル、ルルー、シェゾ。それぞれは期待を胸に、不思議なダンジョンが建ち並ぶテーマパークで大冒険をする。

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ぷよぷよテトリス2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ぷよぷよテトリス2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ぷよぷよテトリス2』とは、『ぷよぷよ』と『テトリス』という2つの落ち物パズルゲームによるコラボレーション作品で、2014年発売のゲーム『ぷよぷよテトリス』の続編である。2020年にセガから発売されたアクションパズルゲームだ。 前作同様『ぷよぷよ』同士・『テトリス』同士・『ぷよぷよ』対『テトリス』の対戦などが行える他、演出が強化され、「スキルバトル」という全く新しい対戦形式が実装されている。ルールが簡単な対戦ゲームとして、配信者の間でも人気となった。ストーリーは前作の続きとなっている。

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サクラ大戦3(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

サクラ大戦3(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』とは、2001年にセガから発売されたドラマチックアドベンチャーゲーム。『サクラ大戦』シリーズの3作目であり、タイトルにもある通り物語の舞台をパリへと変更し、登場キャラクターも一新。極めて美麗なOPアニメーションが話題となった。 日本で帝国華撃団が悪党を退けた頃、フランスの都パリでも謎の怪人による事件が続発。事態を打開するため帝国華撃団の隊長である大神一郎がパリに派遣される。新しい仲間たちと協力しながら、大神はパリの市民を脅かす怪事件に挑んでいく。

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