龍が如く0 誓いの場所(Yakuza 0)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く0 誓いの場所』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズの第6作目に相当する作品である。キャッチコピーは「日本中が狂喜乱舞していた時代。「龍」の伝説はここから始まった」。本作は初代「龍が如く」より過去の時系列の物語となっており、主人公の桐生一馬と、シリーズの顔役のひとりである真島吾朗がそれぞれ「堂島の龍」と「嶋野の狂犬」の異名で知られる極道になるまでの姿を描いている。

椿園へ急ごうとする真島を捕まえる佐川。壁に叩きつけ、激しい声で恫喝する。

椿園を訪れる真島と佐川。華やかさを感じさせる灯りに彩られたこの料亭街の一角に、日侠連はアジトを構えている。

弁天屋に進入した真島と佐川の前に現れる日侠連の組員たち。佐川曰く「東城会の特殊部隊」である彼らの実力は侮れないものとなっている。

留置場を脱出し、椿園へと向かおうと蒼天堀を駆け抜ける真島。だがそこへ佐川が立ち塞がるようにして現れる。つい先ほど、蒼天堀から真島の姿が消えたという報告を部下から受けて、誰かに殺されたんじゃないかと心配したと言う佐川だったが、西谷に会いに行っていたという一言を真島から聞いた直後、態度を豹変させる。「蒼天堀はお前の庭じゃねえんだよ……檻なんだよ、檻! ホテルでさえ出かけるときにゃフロントにひと声かけるよなぁ? 檻ん中のお前が何黙って出てんだよ? なあ……? なあ!!!」と、激しく恫喝してくる佐川。真島はそれに気圧されながらも、西谷から聞いた情報を佐川に伝えた。そして「犬をひとりで散歩に行かせる飼い主がいるか? お前が蒼天堀から出る時ゃ、俺も一緒なの」という佐川の同行付きという条件で、真島は世良のいる椿園へと向かうことになった。
不夜城を彷彿とさせる煌びやかな眺めに息を呑みながらも、真島は佐川と共に椿園を進んでいき、ついに弁天屋へと辿り着く。そこで佐川と手分けする形でマコトを探しに弁天屋に入った矢先、日侠連の組員たちが現れた。総裁である世良は真島を殺さずに事を収めたいと思っており、東城会に情けをかけられているうちに身を引けと警告してくる組員たち。しかし真島は拒否し、マコトを助けるために挑みかかる。そして、各所での激しい戦いの末に悉くを蹴散らしながら進んでいき、ついに最奥の庭園で世良と対峙した。「日侠連を相手にここまで辿り着くとは、さすがは嶋野組で鳴らした男だ」と、真島の実力を評価する世良。真島がマコトの居場所を尋ねると、彼女ならある人間に託されてここを出たと世良は言い、さらに自分は真島の敵ではないとも意味ありげな一言を投げかける。その一言に困惑する真島。そして世良は、組員たちをけしかけたのは危険を冒してマコトを助けようとする真島の覚悟を知っておくためであり、今は東城会の未来を左右する事態で既に多くの血が流れている以上、真島がもしも生半可なヒーロー気取りで首を突っ込んでるなら受け入れがたいとも言った。そして最後に自分は慎重派である以上、自分もこの手で真島がどれほどのものかを確かめないと結論が出せないと言い、世良は拳を握る。「もしも命をかけてマキムラマコトを守る覚悟があるなら……俺を倒してみろ」その世良の一言と共に、真島は彼との一騎討ちに臨むことになった。

ついに真島と対峙する世良。マコトを巡る勢力争いのさらに奥深くへ挑める覚悟があるかどうか、真島との一騎討ちを挑んでくる。

その一騎討ちの後、以前の蒼天堀の仕返しとばかりに、佐川が世良に闇討ちをかけた。

そして世良のスーツのポケットから見つけた名刺から、真島は初めて桐生の存在を知ることになる。

一騎討ちの末、真島は世良に勝利する。真島のマコトへの覚悟を認めた世良は、マコトは不動産屋の人間と共にいて、さらに彼女は知らないところでカラの一坪と呼ばれる10億もの価値のある土地の所有者にもなっていると言った。一坪10億という言葉に驚きながら、真島がその土地はどこだと尋ねると、「お前のよく知った街だ」と、世良はそれだけ言った。その一言で、真島はカラの一坪は神室町にあり、マコトもその神室町に連れて行かれたと瞬時に理解した。世良によるとその10億の金など目先のものに過ぎず、カラの一坪は神室町で行われようとしている再開発計画に絡んで莫大な金と権力をもたらす鍵で、それを巡って東城会が今大きく揺れているということだった。こうしてマコトが狙われている理由を理解した真島は「ちょっと留守にしとる間に、東城会も堕ちたもんやな」と、溜め息をついた。自分たちはマコトに危害を加えていないから信用してくれと言う世良だが、世良がそうだとしても他の連中がマコトを狙っていることを挙げ、それなのに不動産屋に渡したのはマコトを奪ってくれと言っているようなものだと真島は反論し、神室町に行くから不動産屋の名前と行き先を教えろと迫る。これに世良が「教えてどうする? 神室町に向かうのはお前ひとりじゃ済まないだろう」と言った時、神室町に向かうのは佐川もだと真島は直感した。そして佐川はマコトを殺そうとしており、その佐川とまだ繋がりのある真島が神室町にくれば危険を持ち込むことになる。それならば蒼天堀に留まり、佐川を食い止めたほうがマコトのためにもなるのではないか、と、世良は諭してくる。それでも納得がいかない真島が「不動産屋が絶対にマコトを守れる保証はあんのか?」と、世良に問うた時、世良が突然背後から銃で撃たれ、倒れた。
「……この、泥棒猫が」そう吐き捨てながら現れたのは、佐川だった。真島と同じく組員たちを蹴散らしながらこの場へと辿り着いた佐川は、世良が真島に気を取られている隙に背後から銃撃を浴びせたのだった。そして、倒れた世良のスーツのポケットから、佐川は一枚の名刺を抜き取った。「こいつかぁ……マキムラマコトを託された不動産屋って」そう言って、佐川は真島にその名刺を投げてよこした。真島がその名刺を拾い上げると、そこには「立華不動産 桐生一馬」と書かれていた。

桐生一馬編・結

第十三章「罪と罰」

車で神室町へ向かう桐生だったが、渋澤組が数多の車とバイク、そして銃を使って追撃をかけてきた。

尾田から手渡された拳銃で応戦に出る桐生。その後、夜の高速道路を舞台に壮絶なカーチェイスバトルが幕を開ける。

その後、突然銃を向けて裏切り行為に出てきた尾田だが、マコトの咄嗟の反撃によって失敗に終わる。

そして、尾田の裏切りの理由は、過去に立華と共に見たニュース番組でのマコトの姿と、立華がマコトの名前を呼んだことにあった。

立華からカラの一坪の所有者が「マキムラマコト」という人物だと聞かされ、尾田と共にその保護をするよう頼まれた桐生。そこで真島と佐川が訪れる8時間前、尾田と共に椿園の弁天屋へ向かった桐生は、マコト、そして世良と出会う。それから尾田が手配したタクシーに乗り込み、彼やマコトと共に東京へ向かうが、その途中の高速道路で渋澤組の襲撃に遭う。壮絶な銃撃戦とカーチェイスを繰り広げた後、渋澤組の追撃を振り切るために高速を降りてとある廃ビルに身を隠すが、そこで今度は尾田が銃をマコトに突きつけてきた。何をすると気色ばむ桐生に、尾田は「悪いけど……俺はこの女を立華社長に会わせるわけにはいかねんだ」とだけ答えて、そのまま桐生とマコトを撃ち殺そうとする。ところが、マコトが世良から渡された杖の仕込み刀で反撃し、桐生がその隙をついて銃を奪い取った。そこで桐生がなぜ裏切ったと問うた時、マコトが突然「その人の左腕、刺青が入ってませんか? 蝙蝠の……!」と、聞いてきた。それを聞いて桐生が左腕を見せるよう促すと、尾田は左腕を見せた。するとその左腕には、蝙蝠の刺青があった。桐生が刺青が入っていると言うと、マコトは尾田と会った時、どこか覚えのある声だと思っていたが、その刺青が入っていることで確信を得たのか、桐生にこう言った。「私は2年前、その人に監禁されて……売られたんです!」
尾田は、桐生にこう語り始めた。尾田はかつては中国からの密入国者で、蝙蝠の刺青をシンボルとした中国マフィアのリーダーだった。蒼天堀にやってきてからは金になるためなら強盗や人身売買などの汚れ仕事もやってきて、マコトもたまたまその人身売買に使った女のひとりだった。マコトを売り飛ばした直後に立華と出会い、彼に勝負を挑んで敗北するが、立華の強さに惚れ込んだ尾田は彼を兄と崇めて心酔していく。そして、仲間の証として蝙蝠の刺青を入れさせ、さらには立華に協力して立華不動産の設立にも関わるようになった。しかしある日、テレビで中国の残留孤児の特集ニュース番組を立華と共に見ていた時、尾田はそのニュース映像にマコトが母親と思しき女性と一緒に来日している場面を目の当たりにする。その時、立華が声を驚きに震わせて「母さん……筱喬(シャオチャオ)……!」と、呟いたことから、マコトが立華の生き別れの妹だったことに、尾田は戦慄した。そしてさらにマコトがカラの一坪の所有者であると判明した時、彼女を売り飛ばした過去が立華に発覚することを恐れた尾田は、立華に頼んで桐生と共に蒼天堀までマコトを迎えに行くことを申し出た。そこでマコトの殺害を目論み、彼女の所在を渋澤に伝えて襲撃の手引きをしていたのである。

自分の保身のために渋澤と組んで立華への裏切りを働いた尾田だが、最後に立華への思いを取り戻し、背水の陣で渋澤組に戦いを挑む。

そんな尾田の決死の足止めによって、桐生とマコトはからくも死地を脱することができた。

渋澤組に背水の陣で戦いを挑むも、最後は多勢に無勢であちこちに銃弾を浴び、致命傷を負ってしまう尾田。

自分が金を掴ませて雇った人間の相次ぐ不手際に溜め息をつきながらも、渋澤は尾田にとどめを刺した。

尾田が全てを話し終えた時、階下から大勢の荒々しい声と足音が聞こえてきた。尾田と桐生が渋澤組が追いついてきたと即座に悟った時、マコトが「尾田さん……立てますか!? 早く逃げないと……!」と、尾田を気遣ってきた。自分を売り飛ばし、地獄へ突き落とした真犯人であるにも関わらず、まだ気遣おうとするマコトに桐生が驚くと共に、「どこまでおめでたいんだよ」と、尾田は呆れて溜息をつく。そして尾田は、最期ぐらいは立華の役に立ってから死ぬことを選んで再び銃を手に取り、桐生に「俺はほんとに立華さんが好きだった」という伝言を託し、彼とマコトを先へ行かせる。それから桐生とマコトを逃がすために単身渋澤組の組員たちに戦いを挑んだ尾田だが、ふたりが脱出した頃には交戦の末に致命傷を負わされ、虫の息となって倒れていた。そこへ現れた渋澤から「立華を裏切って俺についたんじゃなかったのか? なんですぐ俺に女渡さなかった」と問われると、尾田は弱々しく笑いながら「あんたらが……世良に先越されたから、でしょ。もっと早く女つかまえてくれてりゃあ……俺は大阪に来るまでもなかった……」と、皮肉を叩いた。この皮肉の後、渋澤はマコトを捕まえるために大金を払って協力関係を結んだ西谷が下手を打ったことを吐露する。そして、尾田も西谷と同じように役に立たなかったことに溜め息をつき、渋澤は尾田に向けて静かに引き金を引いて、とどめを刺したのだった。

第十四章「不滅の絆」

妹に会いたいと桐生に訴える立華。これまで穏やかでポーカーフェイスだった彼が、初めて感情を見せた場面である。

しかし、そんな立華と桐生の前に、堂島の切り札である最凶の殺し屋・老鬼が立ち塞がる。

立華を守るために老鬼に立ち向かおうとする桐生だが、無駄のない動きと技に圧倒され、逆に手傷を負わされてしまう。

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

龍が如く4 伝説を継ぐもの(Yakuza 4)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く4 伝説を継ぐもの』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」のシリーズの第4作目に相当する作品である。キャッチコピーは「それは熱き男達の、奇跡の記録」。主人公の桐生一馬が東城会で起きた内乱を収めた後からの物語を描いており、従来の主人公である桐生一馬に加え、秋山駿、冴島大河、谷村正義と3人の主人公とその物語が追加されているのが特徴となっている。

Read Article

龍が如く1(Yakuza 1)のネタバレ解説まとめ

セガの大ヒットシリーズ初作品にして、累計販売本数100万本を記録したキラータイトル、『龍が如く(Yakuza)』のポイント解説。キャッチコピーは「伝説の男と100億の少女」。ゲームでスポットを当てられる事がほとんどなかった「日本の裏社会」「極道の世界」をテーマにした硬派なストーリー、爽快なアクション、笑いありの豊富なお遊び要素で注目されているシリーズの第1作です。

Read Article

龍が如く5 夢、叶えし者(Yakuza 5)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く5 夢、叶えし者』とは、セガゲームスが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第5作目に相当する作品である。キャッチコピーは「その生き様に 男たちの血が騒ぐ」。本作は前作『龍が如く4』で桐生一馬と仲間たちが東城会と上野誠和会の抗争事件を解決した後、日本各地を舞台に起きる極道たちの動乱の物語を描いており、新たな主人公に品田辰雄と澤村遥、さらに物語の舞台に大阪、福岡、名古屋、北海道が追加されているのが特徴となっている。

Read Article

龍が如く3(Yakuza 3)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く3』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズの第3作目に相当する作品である。キャッチコピーは「伝説の龍が帰ってきた」。本作は前作「龍が如く2」にて近江連合との戦いを終えた桐生一馬が、生まれ育った沖縄へと帰ってからの物語を描いており、その物語の舞台として東京と沖縄のふたつが選ばれているのが特徴となっている。

Read Article

龍が如く OF THE END(Yakuza: Dead Souls)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く OF THE END』とはアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズのスピンオフ作品で、2011年6月9日に発売されたPlayStation3用ゲームソフト。キャッチコピーは「伝説の男達、最後のケジメ」。本作は「龍が如く4 伝説を継ぐもの」後の神室町を舞台にしており、バイオハザードが発生した神室町を舞台に桐生一馬ら主人公たちが銃を手に戦いながら、事件の真相を追う姿を描いている。

Read Article

『龍が如く』シリーズにおいて"堂島の龍"と呼ばれた伝説の極道・桐生一馬の人生

セガが送る人気作品「龍が如く」。この歴代主人公を務める極道・桐生一馬。不器用だが実直で、けっして曲がらない「信念」を持つ、作中屈指の「漢」。彼は圧倒的な強さとまっすぐな心で、極道や警察、犯罪組織を巻き込んだ数々の事件を解決に導いていく。「堂島の龍」と呼ばれた伝説の極道の人柄、人生について解説する。

Read Article

「龍が如く」各シリーズごとの面白さ・ネタまとめ

「龍が如く」シリーズは、歌舞伎町を中心に繰り広げられる極道の世界を再現したアクションRPGです。シリーズ最新作の6の発売を控える前に、今までにリリースされた各シリーズごとのポイントをまとめてみました。実は今でこそ有名なあの人や、あんなことやこんなことなど、とにかくネタも満載なんです!

Read Article

【龍が如く】オッサンだけじゃない! 『龍が如く』シリーズの若いイケメンキャラまとめ

渋いオッサンがたくさん登場する『龍が如く』の、若いイケメンキャラまとめ。 硬派なイメージのある作品ですが、硬派=オッサンというわけではモチロンありません。若いキャラも登場しますし、全員が主人公の桐生さんに負けないくらいの精神を持っています。このまとめでは龍が如くシリーズに登場する若いイケメン達を紹介します。

Read Article

目次 - Contents