龍が如く0 誓いの場所(Yakuza 0)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く0 誓いの場所』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズの第6作目に相当する作品である。キャッチコピーは「日本中が狂喜乱舞していた時代。「龍」の伝説はここから始まった」。本作は初代「龍が如く」より過去の時系列の物語となっており、主人公の桐生一馬と、シリーズの顔役のひとりである真島吾朗がそれぞれ「堂島の龍」と「嶋野の狂犬」の異名で知られる極道になるまでの姿を描いている。

尾田も桐生を匿う場所として亜細亜街を訪れたが、堂島組との確執から断られてしまう。

神室町に戻ってきた桐生は、自分の住んでいたアパートが堂島組によって火をつけられ、さらに再び堂島組の執拗な追撃を受ける。そして久瀬、阿波野、渋澤までもが現れ、彼らが率いる大勢の堂島組組員に囲まれて、桐生は絶体絶命の危機に立たされた。しかしそこへ、車を走らせて立華が助けに現れたことで、桐生は九死に一生を得た。そして尾田も車に乗って現れ、「亜細亜街」と呼ばれる中国人たちの住む一角へと桐生を案内した。そこで桐生は、その亜細亜街の元締めである陳老人と出会った。
尾田によると、陳老人は日本に住む中国人たち「在日華僑」の中でも長老格の人物で、情報面において立華不動産の協力者ともなっているということだった。尾田は堂島組に追われる桐生を匿うよう依頼するが、陳老人はそれを拒否する。その理由として陳老人は、かつて自分たち在日華僑は東城会と肩を並べる程の勢力を誇っていたことを挙げ、そして堂島組が陳老人の仲間である多くの在日華僑や居場所を奪い、この狭い亜細亜街へと追いやったと言った。その堂島組への憎しみから、元とはいえ桐生が堂島組の人間であることから彼の受け入れを拒否する陳老人に対し、尾田はなおも説得しようとしたが、そこへ現れた立華に止められ、桐生は彼の計らいによって神室町の西公園にいるホームレスたちのところへ一晩身を寄せることになった。

第十章「男の値段」

翌日、尾田に連れられて桐生が訪れた先は、東城会本部だった。

二代目会長代行・二井原との謁見シーン。本作のみでの登場となるが、東城会の会長代行を通して東日本の極道社会のトップを務めるほどの貫禄と存在感を持ち合わせている。

そんな二井原への交渉材料として、立華は5億もの大金を提示してきた。

翌朝、桐生は立華と尾田と共に東城会本部へと向かい、現在の東城会におけるトップである会長代行・二井原隆と会った。立華は自分がカラの一坪についての情報を持っていて、その自分を捕まえるために堂島組が桐生を追っていることを説明し、堂島組に桐生から手を引かせるよう働きかけてくれることを交渉する。しかし二井原は桐生にも追われるだけの理由があると言い、カラの一坪を堂島組が手に入れれば、その利益も東城会にも入るから立華を助けてやる理由もないとも言い切った。すると立華は、堂島が東城会の中で最も強い力を持っている人間であることを挙げ、このまま堂島組がカラの一坪を手に入れればさらに莫大な金と力を得て、現在のトップである二井原も無事ではいられなくなるとも言い放つ。これに対し、二井原は堂島がカラの一坪を手に入れても、彼から相応の金が東城会にも納められることに変わらないと言い切ろうとするが、「そんな目先の話にとらわれてるようでは、トップは務まりませんよ」と、立華が挑発するかのようにそう言い放った。二井原がその言葉に顔色を変えたその時、尾田がアタッシュケースを手にして現れた。尾田が二井原に一礼し、彼の前に置いたケースを開けると、その中には5億円が入っていた。立華は二井原に「これを桐生さんの命の代金としてお納めください」と言い、堂島組の動きを止めてくれたらさらに5億東城会に支払い、加えて今後は神室町における立華不動産の収入の3割を東城会に納めるとも言った。「たかが極道崩れの男の命に、10億とはな……そこまでの価値があるのか?」と、二井原が尋ねると、立華は10億程度の金ならいくらでも作れるが、本当の友人を作るとなるとそうはいかないと自信ありげに答え、カラの一坪を手に入れるにはどうしても桐生の力が必要だとも言った。

謁見と交渉の終わり頃、二井原は桐生を呼び止め、風間の若い頃の話を出してくる。

そして二井原から与えられた大勢の東城会組員との戦いという試練に、桐生は迷わずに立ち向かっていく。

一方、これまで久瀬と阿波野に表舞台を譲る形で動きを潜めていた渋澤も、ここから本格的に動き出していく。

立華はさらにこう続けた。二井原には今ここで自分たちの首を堂島に引き渡すという選択肢もあるが、おそらくその選択肢で堂島から見返りは期待できない。しかし、ここで二井原が自分たちに協力してくれれば、堂島を東城会の忠実な一幹部にとどめておくこともでき、それが堂島にとって分相応な立ち位置となるだろう、と。そんな立華に、二井原は極道の黙らせ方と金の使い方がうまいと感心し、「桐生一馬は、今から東城会本家の預かりとする。手出しは無用だ」と堂島に伝えるよう、その場にいた側近の男に言った。これに立華と尾田が感謝して一礼して立ち去った後、二井原は後に続こうとした桐生を呼び止めた。風間が桐生と同じ年の頃は文字通りの一騎当千で、惚れ惚れさせる男気を持つ男だったと二井原は語り、もし風間が若かった頃に戻って彼を10億で買えるなら自分は迷わず払うとも言った。そして最後に、意味ありげな笑いを浮かべ、桐生にこう言った。「お前が本当に10億の価値があるのか……見させてもらう」
桐生たちが東城会本部を後にしようとした時、出入り口には二井原によって集められた大勢の東城会組員たちが待ち構えていた。桐生たちはこれを切り抜けることができれば二井原は立華との交渉に応じてくれると読み、大勢の組員に立ち向かう。そして大激闘の末に、桐生たちは東城会本部を無事に脱出することができ、この戦いを見届けた二井原も桐生たちの覚悟と強さを認めた。去りゆく桐生の後ろ姿を見て、二井原は「あの風間が目をかけただけのことはある……あれもいつか、化ける男なのかもしれねえな」と、しみじみとした面持ちで呟いた。その後、二井原によって桐生への手出し無用を通達された堂島組では、渋澤がこの通達は立華不動産の手配りであり、自分にとっては予想できた動きだと堂島に言った。そして自分にはこの次に立華が桐生をどう動かすのかもわかるとも言い切った渋澤に、堂島は感心したような笑みを浮かべる。「もう久瀬と阿波野に遠慮する気はねえってことか?」と、堂島が尋ねると、「カラの一坪は……俺のこの手で差し出しますよ、親父」と、渋澤は自信を込めてさらにそう言い切ったのだった。

真島吾朗編・転

第十一章「ドブ川の底」

真島に厚意を反故にされ、世良に横槍を入れられたことへの腹いせに佐川は大暴れする。

西谷の行方を追う真島は、彼の古い付き合いである刑事・ビリケンの元を訪ねる。

西谷の行方を教える条件として、ビリケンは重犯罪者同士を戦わせる非合法の地下闘技場「三途の川底」へと真島を案内した。

留置場で真島と再会した西谷。卑猥な言葉を口にしながら、真島との再戦を強く渇望する。

次の日、厚意を反故にされたことと、マコトを目の前で取り逃がしたことへの腹いせとばかりに、佐川は真島に一方的な暴行を振るっていた。そしてついにはバットを振るって真島を殴殺しようとしたが、ギリギリで寸止めにして「お前の事は…必ず殺すよ。でもその前に、あのマキムラマコトを盗んでいった泥棒猫を始末しねえとなぁ?」と、言ってバットを放り捨てた。こうして、佐川にまだ利用価値があると見なされて殺されずに済んだ真島は、佐川にマコトを殺そうとする理由はなんだと尋ねるが、佐川は自分だって知らないから教えられないとあしらうように答えた。さらに佐川は、自分は嶋野から「真島を使ってマキムラマコトという人間を殺せ」と言われているだけで、それをこなせたら真島を東城会に戻すよう考えてやってもいいという話になっているとも言った。何故嶋野は自分にマコトを殺させようとしているのかと困惑する真島だが、白スーツの男とマコトの行方を追うべく、まずは留置所にいる西谷の元へと向かうことにしたのだった。そこで鬼仁会の事務所に行き、組員を締め上げることで西谷の知り合いで窓口ともなっている「ビリケン」という名の刑事の存在に行き着いた。
毘沙門橋でビリケンと会った真島は、彼が極秘裏に運営している「三途の川底」と呼ばれる地下闘技場での試合に3連勝することで、留置所にて西谷との再会を果たしたのだった。早速、白スーツの男がマコトを連れ去っていったこを伝え、その白スーツの男について心当たりはないかと真島が尋ねると、西谷は白スーツの男は自分の仲間じゃないが、その素性についてはおおかた予想はつくと答えた。真島がさらに聞き出そうとするが、西谷はそこから先はおどけるばかりで答えようとしない。「大人しく吐かんと、今度は楽しい殴り合いで済まんことになるで」と、真島が業を煮やしかけると、「そんなん言われるとワシ……ごっつい期待してしまうで真島君!」と、西谷は興奮した表情で立ち上がった。さらに、グランドで繰り広げた一騎討ちがまたできることと、真島のような強い相手を前にするとアソコが堅くなると卑猥な言葉を口にしてくる西谷に、「変わった奴やのう……お望み通り、とことんしばき倒したるわぁ!」と、真島は呆れながらも拳を構える。

真島との心行く再戦へのお礼として、西谷は彼にマコトを狙う新たな勢力として日侠連の存在を教える。

その直後、何者かの凶弾に身体を貫かれたビリケンが現れ、西谷に危険を知らせてその場に倒れた。

ビリケンを射殺した留置場の看守。実は渋澤に高い金で買収されており、用無しとなった西谷を始末するよう依頼されていた。

そして自らを盾にして銃撃を浴びながら、西谷は極道として、男としての熱い思いを真島にぶつけ、彼の道を切り開く。

再びの激闘の末、真島は西谷を再び下した。「さすがやぁ……ワシ、ますます真島君に惚れてもうたぁ〜」と、真島の実力を再び体感できたことに大満足となる西谷。一方で真島も「出会いが違えば、ええ仲になっとったかも知れへんな……」と、西谷のことを良きライバルとして認める一言を口にした。そして西谷は、白スーツの男は東城会の直系組織・日侠連の総裁を務める世良勝という人物だと真島に教え、数日前に日侠連の組員たちを率いて蒼天堀に潜り込んできたという情報を掴んだことから、マコトをさらったのは世良に間違い無いと言った。そして日侠連の拠点についても調べ上げてあるという西谷に、真島はそこはどこだとさらに尋ねようとするが、ここで西谷は「知ってどないする気や」と警告するように言った。その理由として、日侠連は殺しなどの汚れ仕事をこなす東城会の特殊部隊のようなもので、真島がひとりで挑んだところで勝ち目はないと西谷は言った。しかし真島は、マコトは両目が見えなくなるほど裏社会の食い物にされてきたと述べ、さらに「マコトを生かした責任」として、彼女を殺す仕事を引き受けながら彼女を殺せず、さらに裏社会の食い物にさせてしまった負い目があるとも言った。
そしてその上で真島は「ただ命があったらええってことやない。人として生かさなアカン責任や……極道の食い物にはさせへん」と、これ以上マコトを裏社会の好きにはさせないという決意を述べた。そんな真島の決意を前にした西谷は、真島みたいな男と早く出会えなかったのが残念だと言いながら、日侠連の潜伏先は「椿園」と呼ばれる料亭街の一角にある「弁天屋」という店であり、マコトもそこに囚われてるはずだと教えたのだった。そして、真島がいざ弁天屋へ向かおうとした矢先、突如、銃声が鳴り響いた。真島と西谷が牢の外に出ると、ビリケンが現れた。「逃げや……西谷ぃ……」との一言と共に、その場に倒れるビリケン。見ると、彼の背中には明らかな銃創があった。さらにその背後から、銃を手にしたひとりの看守の男が現れた。その看守は、何者かに高い金で買収されて、西谷と真島を始末するよう依頼されており、それをビリケンに気づかれて彼も射殺したのだ。誰に買収されたと叫んだ直後、西谷は看守に銃撃される。その銃撃で致命傷を負った西谷は、最後の力を振り絞って真島の盾となる。「思いっきり暴れたらええ……! 思いっきり楽しんだらええ!! マコトっちゅう女、生かした責任……キッチリ取ったらんかいぃ!! 行けやぁ、真島ぁぁぁぁぁ!!!」と、雄叫びと共に銃弾を浴びながら看守に突進していく西谷。その西谷の後ろ姿を見て、彼の最後の思いと覚悟を受け止めた真島は、留置場を飛び出していく。そして扉が閉まった直後、看守の断末魔と思しき叫びが響き渡った。

第十二章「欲望の巣窟」

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