龍が如く0 誓いの場所(Yakuza 0)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く0 誓いの場所』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズの第6作目に相当する作品である。キャッチコピーは「日本中が狂喜乱舞していた時代。「龍」の伝説はここから始まった」。本作は初代「龍が如く」より過去の時系列の物語となっており、主人公の桐生一馬と、シリーズの顔役のひとりである真島吾朗がそれぞれ「堂島の龍」と「嶋野の狂犬」の異名で知られる極道になるまでの姿を描いている。

真島吾朗編・承

第七章「黒の流儀」

マコトに素性と狙われている理由を尋ねる真島。しかし、マコトも答えようにも答えることができない。

雀薔薇屋で李と再会する真島。そこで李は、マコトの残酷な過去を真島に教える。

回想シーンの中での李とマコトの出会い。目が見えなくなってしまったマコトは、李を助けと勘違いして、彼の手を縋るように何度も握った。

キャバレーの競争相手である山形が用意した倉庫へとマコトをかくまった真島は、マコトになぜ極道たちに狙われているのかと尋ねるが、マコトは自分にも心当たりがないと当惑するばかりだった。一方で真島も、マコトが佐川から聞いていた話とは全然違う人物だということに当惑しながらも、とりあえずマコトが何故狙われているのかを探るため、李にもう一度会いに蒼天堀の「雀薔薇屋」と呼ばれる雀荘へと向かった。その雀薔薇屋で真島と再会した李は、真島からマコトは無事だと聞いた後、マコトの過去をこう話した。2年前、マコトは大阪にやってきたが、彼女は行く宛ても身寄りもなく、住み込みのホステスなどいろんな職を転々としていた。その時、腕に蝙蝠の刺青を持ったひとりの男がマコトの前に現れて、突然彼女を檻の中へと監禁した。そして蝙蝠の刺青の男はマコトをとある韓国系の組織に高い金で売り飛ばし、売り飛ばされてからはマコトは何をされていたかは李にはわからないが、それが原因で極限状態のストレスからくる心因性視覚障害を患い、盲目になってしまったという。そして、目が見えなくなる前に最後にマコトが見たのが、自分を売り飛ばした男の腕にあった蝙蝠の刺青だという。そして半年前、李はマコトを拾ってほぐし快館の整体師として雇う形で保護することになった。そんな中、自分と同じ目に遭う人間を他には作りたくないというマコトの気持ちを汲んで、アッコをはじめとしたテレクラであった少女や女性たちに情報収集の協力をさせながら、蝙蝠の刺青の男を探している、とも李は語った。
その後、真島は李をマコトのいる倉庫に案内し、李からマコトを守り、さらに真島や自分も助かるための方法を教わる。それは、李が見つけてきた素性の悪いひとりの女性を殺し、さらにその女性にほぐし快館の従業員の服を着せてマコトに見立てるというものだった。ただの鍼師とは思えないその方法の思いつきに真島は一瞬息を呑み、お前は一体誰だと問う。すると李は「ワシも元はあんたと同じ……殺し屋や」と、切り出し、自分についてこう語り始める。かつて自分は大陸系の組織に雇われており、最後に仕事をしたのがマコトを拾った半年前のことだという。その頃の李は組織の命令に従って韓国系の組織を襲撃して、その韓国系の組織が人身売買で集めた女たちが監禁されている倉庫の扉を開け、監禁されていた女たちはみんな我先に逃げていくのを見ていた中、檻に監禁されたマコトを見つけた。それで李が檻に近づいて手を差し出してみたとき、マコトはその手を握って、李を助けと思ったのか、泣きじゃくりながら何度も「ありがとう」と言ってきたという。そして李は、かつて病気がちで目が見えなくなったまま死んでいった自分の一人娘のことを思い出し、マコトを放っておけなくなってしまったため、マコトの親代わりになることを決意したのだった。

李の提案を却下する真島。その後に他に手はあるのかと李に突っ撥ねられるが、真島は相手にせず立ち去ろうとする。

それに対し李は、片目のことを持ち出して真島に挑発をかける。

そして再びの一騎討ちの後、真島は李の語った「黒」の流儀を踏まえた上で自分の決意を打ち明けた。

だからこそ、赤の他人を何人殺しても、自分にとって娘同然の存在であるマコトだけは守らなければならないと李は語り、真島にも協力してもらうと言い放つ。しかし真島は李の言葉を「極道ナメすぎや……そない小細工すぐバレる」と一蹴し、協力を拒否した。すると李が「そうやって、また逃げんのか。お前が片目失くしてもたんも、そないして逃げてきたからやろ」と、挑発をかけてきた。真島がそれに表情を変えると、真島はあれこれ理由をつけて、自分の手を汚さないために正当化してきたんじゃないのか、と李は決めつけるように言ってくる。そして、「お前も所詮、元は極道やったんや。一度“黒”に染まったモンは……どこまで行っても“黒”。せやったら、腹ぁ決めて地獄落ちたらんかい!!」と、発破をかけるように李が勢い良く言い放つと、真島もついに怒りを露わにした。「お前が俺の何を知っとるんや、ボケ……!」その言葉と共に、真島は李と再び激突してしまう。
再びの激突の末、真島は李を再び下した。マコトを守るにはこの方法しかない、そしていつか真島以外の殺し屋がマコトのところに来て、その前に真島も殺されることになると李は叫ぶ。それに対し真島は「それやったらそれでええ……俺が、向かってくるモンひとり残らずブッ殺したるわ」と言い切った。そして真島は「一度“黒”に染まったものは“黒”でしかない」という李の言葉を肯定するが、裏社会に足を踏み入れ、もう真っ当に生きることはできない人間でも、戦う相手を選ぶくらいならできるとも言った。そして、李にマコトの面倒を見てやれと言い残し、真島は倉庫を後にした。

第八章「争奪戦」

次の日、テレビのニュースで李がマコトの身代わりに見立てた女性が何者かに殺されたことが取り上げられる。

その身代わり殺人を行ったのは、マコトを狙った極道たちが所属する鬼仁会の会長・西谷だった。

そして、真島が自分が求める強者だと予感した西谷は、ドスを取り出して真島に決闘を挑んできた。

次の日、真島がグランドで仕事をしていると、李から「すぐにほぐし快館に来い」という電話が届いた。それで真島がほぐし快館に向かうと、李はテレビでやっているニュースを指差す。そのニュースは、李が見つけてきた写真の女が何者かに殺されたという内容であり、ほぐし快館の従業員の服を着ていたことから写真の女はマコトと断定された。意外な事態に驚く真島に、李は写真の女を殺してマコトの身代わりにしてくれたんだろうと言った。だが真島は写真の女を殺していないと言ったことに、李は当惑する。すると突然、ほぐし快館の電話が鳴り出した。李が出てみると、その電話の相手は真島に代われと言ってきたので、李は真島に代わった。その電話の相手である男は「ワシからのプレゼント……気に入ってもらえたかぁ? マキムラマコトの死体やぁ」と、気の触れた感じの声で真島に言ってきた。さらに驚きを隠せない真島に、電話の男は「これでマキムラマコトは死んだということになり、雇い主の佐川もこれで納得して万事解決だ」とからかうように笑いながら言った。そして電話の男は、自分は今グランドにいて酒を飲んでいると明かし、電話を切る前、最後にこう言った。「取引したいんや。あんたと……今から一緒に楽しもやないかぁ? あんたも早よおいでぇ〜」
李にマコトを任せた後、真島がすぐさまグランドに向かうと、そこでは赤いスーツを着た無精髭の男が女たちを侍らせて酒を飲んで豪遊していた。その無精髭の男の名は西谷誉。近江連合の直系組織・鬼仁会の会長を務める彼は、自分がマコトの死の偽装をした取引の条件として、本物のマコトを渡せと言ってきた。そして、以前ほぐし快館にマコトをさらいに行った極道たちは自分の部下であり、さらいに行ったは良いものの、その前に立ち塞がった真島が手に負えないということで自分が出てこなければいけなくなったと西谷は言った。あの時、ほぐし快館に現れた極道たちを指揮していたのが目の前にいるこの西谷だということに真島は険しい表情になる。そんな真島をからかうように笑いながら、西谷は自分たち鬼仁会が欲しいのはマコトの命ではなく、マコトとちょっと話がしたいだけだから手荒なことはしないとも付け足した。そこで真島が何故マコトを狙うのかと問うが、西谷はそれは言えないとおどけた後、力ずくで自分から聞き出してみるか、と、挑発するように言ってきた。だが真島は、店の中では自分は支配人であり、西谷が客として来ている以上、客は殴ることはできない。それが自分の流儀だときっぱりと言った。すると西谷は「なんやなんや……あんたほんまワシ好みの男やなぁ?」と、不気味に笑いながら、わざと携帯でグランドに強盗が来ていると警察に電話する。不可解な西谷の行動に訝しげになる真島に、西谷はこれで自分は客ではなく強盗となり、店を荒らす立場になった以上、店を守る立場にある真島と思う存分勝負ができるとさらに不気味に笑い、ドスを手に取った。自分と勝負するためにここまでやる西谷に不可解な気分にさせられながらも、真島は「そこまで言うんやったら付き合うたる……俺も仕事抜きや」と、拳を構える。それを見た西谷は「ほないくでぇ? 真島君……がっかりさせんなやぁぁぁ!?」と、血に飢えた叫びと共にドスを唸らせて真島に向かってきた。

倉庫に現れた佐川組の組員たち。彼らは蒼天堀の住人に扮して、組長の佐川の命令に従い、真島を監視し続けていた。

佐川もついに冷酷な本性を露わにして、真島とマコトに銃を向けてくる。

しかしその場にさらに割り込む形で現れたのは、東城会の直系組織・日侠連の総裁である世良だった。

激闘の末、真島は西谷を下した。勝負に負けたが、真島の強さに西谷は酔い痴れた表情になった。そして、その場へ駆け込んできた警察に、お楽しみはここまでかと名残惜しそうになりながらも、自分が強盗だと名乗って素直に連行されようとする。そこへ真島がマコトを狙う理由はなんだと追い縋って問いただそうとするが、「それは次会うたときのお楽しみやぁ。お前はもうワシの獲物やでぇ……真島君?」と、不気味に笑いながら、西谷は警察と共にその場を去っていった。その後、腑に落ちない表情で真島が事務所に戻ると、そこに佐川がいた。佐川は「仕事終えたら電話しろっつったろ?」と、急に剣幕をきかせた声で真島に言ってきた。それに真島が驚くと、佐川はマコトが死んだニュースは自分もテレビで見たと言った。うっかりしていて、これから連絡するところだったと言い繕う真島に佐川は頷きながらも、「俺ぁ、なんか腑に落ちねんだよ」と、言った。佐川はその言葉の根拠として、死体の顔が潰されており、その上でほぐし快館の服が着せられていることを挙げ、これでは死体の身元を隠したいのか隠したくないのかよくわからないと言った。的を射た佐川のこの指摘に息を呑みながらも、「人、殺したんは初めてやったんや……自分でもよう覚えとらん」と、真島は再び言い繕った。こうして仕事は無事に済ませ、佐川には約束通り東城会に戻れるよう計らいをしてもらうことになったが、西谷の小細工が佐川にバレていると悟った真島は、すぐに李と連絡を取り合い、マコトのいる倉庫で落ち合った。
しかしその直後、佐川組の組員たちが現れていきなり真島と李を襲ってきた。この組員たちを蹴散らした後、自分は車を見つけてくるからマコトと共にほぐし快館へと向かえと李が言ったので、真島はマコトを連れて倉庫を脱出する。その道中、他の佐川組の組員たちが次々と現れ、マコトを奪おうと次々と襲いかかってくるが、真島はこれらを全て薙ぎ倒してほぐし快館に辿り着いた。そこで車を見つけてきた李と落ち合い、車に乗り込もうとするが、その車には佐川によって罠が仕掛けられており、李がキーを回した直後に車が大爆発する。李は爆死し、真島とマコトも爆発と爆風に煽られて負傷する。するとそこへ、「お前さぁ……ひどいよ。俺にこんなことさせんなよ〜」という言葉と共に、銃を手にした佐川が現れた。やはり佐川は、西谷の小細工と真島の嘘を見破っていたのだ。自分はマコトを殺せば東城会に戻れるよう本気で計らうつもりだったのに、真島がその厚意を反故にしたことで、もう殺すしかなくなったと佐川は残念がる。しかしすぐに冷酷な表情になって、「でもいいよな? 二人一緒に、殺してあげるから」と、佐川は真島とマコトに銃を向けた。しかしその時、佐川が背後から突然銃撃を受け、その場に倒れこんだ。驚きを隠せない佐川と真島。そして、倒れた佐川の後ろから、銃を手にした白いスーツの男が颯爽と現れ、マコトを抱き上げた。「だ……誰や、お前……?」と、真島が誰何しようとした途端、白いスーツの男は銃を持った腕を勢いよく振りかぶり、真島の顔に振り下ろした。その直後、真島の意識は途切れた。

桐生一馬編・転

第九章「大包囲網」

堂島組によって、桐生のアパートに火が放たれる。

久瀬、阿波野、渋澤の3人の若頭補佐も揃い踏みとなり、組員たちを率いてさらなる猛攻を桐生にかけてきた。

そうして絶体絶命の危機に陥った桐生を、慣れない運転で車を飛ばしながら立華が助けに駆けつけてきた。

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