龍が如く0 誓いの場所(Yakuza 0)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く0 誓いの場所』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズの第6作目に相当する作品である。キャッチコピーは「日本中が狂喜乱舞していた時代。「龍」の伝説はここから始まった」。本作は初代「龍が如く」より過去の時系列の物語となっており、主人公の桐生一馬と、シリーズの顔役のひとりである真島吾朗がそれぞれ「堂島の龍」と「嶋野の狂犬」の異名で知られる極道になるまでの姿を描いている。

第四章「極道の証明」

盲目の女性ことマコトの初登場シーン。この時の彼女は目が見えていなく、真島がドスを持っていることはおろか、入っていることにすら気づかなかった。

目が見えないため、真島とぶつかって泥棒と騒ぐマコト。それを真島は必死になだめすかした末、彼女の整体をやむなく受けることになる。

マコトを名乗るとある整体師こと李文海は、ドスを持った真島を前にしても臆することなく、鍼術に使う針を武器にして真っ向から向かってきた。

その後、蒼天堀で情報収集をする中、真島はテレクラでマコトの協力者だとされる女子大生・アッコから、マコトは「ほぐし快館」と呼ばれる整体院の店長をしていることを突き止めた。真島は意気揚々とドスを片手にほぐし快館に乗り込む。しかし店内には誰もいなく、マコトは留守だと察した真島は出直そうと外に出ようとするが、そこへ一人の盲目の女性の整体師が現れた。誰かいないのかと大声で呼びかけながら歩いてくるその女性を見て、真島はこの女性は目が見えていないと気づき、壁に張り付いて女性を避け、息を潜めながら外に出ようと出入口に向かって後ずさりする。その時、電話が突然鳴り出して、盲目の女性は電話に出ようと早足で向かうが、そこで真島とぶつかってしまう。真島が隠れていることに気づいた盲目の女性は、彼を泥棒だと勘違いして騒ぎ立てるが、真島は慌てふためきながらも自分は客だと説明し、店長に整体をしてもらおうと頼む。しかし店長は出かけていて留守だと聞き、出直そうとしたが、盲目の女性は騒いでしまったことへの詫びとして真島に整体をすることを申し出てきた。
盲目の女性にマッサージをしてもらう中、店長と思しき坊主頭の屈強な男性が戻ってきた。男性は真島の体の刺青と、彼が近くに置いている鞘入りのドスを見て、真島が極道であることに気づいた。そこで盲目の女性に鍼術をするための道具を買ってくるように言って人払いをかけた後、坊主頭の男性は「早ぅドス取ったらどうや……片目のアンちゃん?」と、不敵に笑いながら挑発をかけてくる。そして真島もこの男がマキムラマコトだと確信し、「こういう状況も慣れっこちゅうワケか……マキムラマコトさんよ!」と、ドスを手に取り、鞘から引き抜いた。こうして戦闘態勢に入った真島を見ても、坊主頭の男性は動じた様子を少しも見せず、鍼術に使う針を武器として手に取る。この様子に訝しげになる真島に、標的の店で気を抜いている素人の殺し屋など怖くもなんともないとさらに不敵に言い放つ。それに気色ばむ真島に、坊主頭の男性は「このまま大人しく帰れば見逃してやってもいい」と挑発をかける。しかし真島が動じず、さらにドスを握りしめて睨みつけてきたのを見て、坊主頭の男性はさらに不敵に笑いながら「ゴッドハンドの大サービスや! 行くでぇ!!」と、針をかざして真島に向かってきた。

真島と李文海の壮絶な一騎討ちの合間に乱入してくる極道の男たち。そして彼らは、帰ってきたマコトを見て、彼女にいきなり標的を変える。

目の前の事態の急変に混乱しながらも、とりあえず真島はマコトを連れて逃げることを決意する。

安全な場所まで逃げてきたところで、マコトは真島の足に縋り付いて「こわ、か、った……」と、泣きじゃくり出した。

激しい一騎討ちを繰り広げる真島と坊主頭の男性。すると突然、極道と思しき男たちが割り込んでくる。「取り込み中すんまへんな。あんたが店長の李文海(リー・ウェンハイ)やな? マキムラマコトはどこや」と、極道のひとりが言った。それに耳を疑う真島に、李文海と呼ばれた坊主頭の男性は「何言うてんねん。ワシがマキムラマコトや」と、動じずに言った時、ちょうどそこへ盲目の女性が戻ってきた。その時、盲目の女性を見た極道たちが、この女性がマキムラマコトだと言い出し、一斉にその女性を外へと連れ出してしまう。止めようとした李は、逆に男たちに銃で撃たれてしまう。真島は困惑しながらも「あの女は俺の獲物なんや…お前らの勝手にされたら困んねや!!」と、後を追い、極道の男たちを蹴散らし、盲目の女性ことマキムラマコトを奪い返す。
それから真島は、マコトを守りながら蒼天堀を逃げ回りつつ、次々と襲い来る極道たちを蹴散らしながら人気のない路地へと逃げ込んだ。そこでマコトを見て、ドスを手に取ろうとする真島だが、自分の足に縋り付いて泣きじゃくってくるマコトの姿を見て、その手を止めてしまう。こんな極道の世界とは縁がなさそうな女性がどうして狙われているのか理解できず、真島はただただ困惑しながらも、泣きじゃくってくるマコトの頭を撫でて宥めすかすしかできなかった。

桐生一馬編・承

第五章「白への道」

立華不動産に身を置いた桐生の初仕事の相手となった占有屋の極道。呆気ない相手だったが、彼らが予想外の展開を招くこととなってしまう。

その占有屋は、なんと阿波野が取り仕切る泰平一家の組員で、組員からの報告を受けた阿波野が桐生の前に現れる。

阿波野にも立ち向かう桐生だが、阿波野の若頭補佐の肩書きは伊達ではなく、軽くあしらわれ、さらに脅しをかけられてしまう。

立華不動産と協力関係を結んだ桐生は、尾田の指導のもとで立華不動産の仕事をこなしていた。しかしある時、その仕事でとあるビルに居座っていたところを追い出した占有屋の極道が、阿波野が組長を務める堂島組の直系組織・泰平一家の構成員だったことが判明する。これが原因で桐生と立華不動産の協力関係が堂島組に露呈してしまい、占有屋から話を聞いた阿波野が桐生の前に現れる。そこで阿波野は、占有屋の件、そして桐生や風間がカラの一坪に手を出そうとしてることは目を瞑るから、自分を立華に会わせろと要求するが、桐生は「俺はもう堂島組を抜けてる。あんたに指図される義理はねえ」と一蹴する。すると阿波野は「このままマトにかけられてえか……? 堂島組傘下の全組織からだ」「刑務所に逃げ込んだとしても死ぬまで追い込まれるだけで、錦山も無事ではいられなくなる」と脅しをかけてくる。これに桐生が「立華に会ってどうする気だ」と阿波野に尋ねると、阿波野は「『カラの一坪』に関する情報を洗いざらい吐き出させるだけだ。そのあと部外者には御退場願う」と言い放った。そして最後に「朝まで考える時間をやる……返事がねえ時は、狩りを始める。獲物は当然、お前の首だ」と、言い残し、阿波野は去っていった。
その後桐生は、カラの一坪に向かって改めて手がかりを探そうとしたが、「真犯人につながるような証拠は、残っていませんよ」と、誰かが後ろから声をかけてきた。振り返ると、立華が立っていた。そして立華は、自分の情報網を使って桐生に殺しの濡れ衣を着せた真犯人を探しているが未だ見つかっていなく、その代わりにこのカラの一坪の所有者を見つけることができたと言った。立華によると、まだ接触はできていないが、その所有者を押さえてカラの一坪を手に入れれば、立華不動産は堂島組を大きく牽制し、有利な立ち位置に回ることができるということだった。その所有者を見つけるまでは桐生には無事でいてもらうと立華は言い残し、その場を去っていった。

第六章「極道たちの生き様」

翌日、久瀬から組員たちに桐生追撃の命令が下される。

街中いたるところから堂島組の組員たちが現れては襲いかかってきて、桐生に休む暇を与えない。

前回の雪辱に燃える久瀬も、地下道で桐生に強襲を仕掛けてきた。

翌日、桐生から返事がなかったことから、桐生が立華を渡さないと読み取った阿波野は、久瀬と渋澤、堂島に電話で「桐生は始末します。堂島組に義理欠いたケジメは……きっちりつけさせます」と、連絡する。そして久瀬が「お前らぁ! 桐生探し出してここに連れてこい!! 生け捕りにして、俺の前に出せやぁ!!」と、命令を下したその瞬間、堂島組の桐生追撃が幕を開けた。神室町の各所を逃げ回りながら堂島組組員の執拗な追撃を切り抜け、さらに逃げ込んだ先の地下道で待ち構えていた久瀬に再戦を挑まれるもこれを退け、とあるディスコに逃げ込んだ桐生の前に、再び阿波野が姿を現した。阿波野は桐生と錦山が育った養護施設「ヒマワリ」の存在をちらつかせ、さらに住所や錦山も含めた友人関係、神室町の行きつけの店などは全部調べがついていると豪語する。そこで再び立華を渡すよう要求し、この要求をのめば命は助けるだけでなく、その分の見返りを約束してやってもいいと阿波野は迫るが、桐生は「それだけか。話にならねえよ」と再び一蹴する。すると阿波野は桐生に銃を向け、ディスコの前には100人は下らない堂島組の組員が銃を持って待ち構えていると言い放つが、桐生は動じなかった。「あんたは揺さぶりをかけたつもりかもしれねえが……死ぬか生きるかは大した問題じゃねえ。あんたが楽しいかどうかで物事を決めるのと同じ、俺は“好きか嫌いか”で決めるだけだ」と言って桐生がディスコの外に出たが、そこには堂島組の組員たちの姿はなかった。100人の武装した堂島組の組員は、阿波野の脅しでハッタリだったのだ。そのハッタリを前にしても怯まなかった桐生に、阿波野は「本当の馬鹿には、脅しも通用しねえってことかい……」と、溜め息をついた。

専門の脅しが通じなかったことに、阿波野は煙草を吹かしながら脱帽の言葉を口にする。

裏切り者に対しては残虐非道の報いを受けさせる堂島組から、自ら手にかけてでも桐生を守ろうとする錦山。

残虐非道の報いから親友を守るためだと断腸の思いで引き金を引こうとするが、それでも錦山には桐生を撃つことはできなかった。

こうしてひと段落つけた桐生の前に、今度は錦山が車に乗って駆けつけてきた。錦山の車に乗って、桐生は神室町を脱出し、郊外まで逃げることができたが、今度は錦山が銃を突きつけてきた。「……何のマネだ。悪ふざけにしちゃタチが悪すぎねえか?」と、桐生が尋ねると、錦山は「もうこうするしかねんだよっ!!」と、叫んだ後、悲しげに表情を歪めた。これを見て、桐生は錦山も組に自分を殺すよう強制させられていると悟ったが、錦山は桐生にこう語った。堂島組は、裏切り者に対しては死ぬまで甚振ってから殺すのを主なやり方としており、そのやり方で殺された人間は、人間と呼ぶには無残すぎる有様だった。それが堂島組にマトにかけられるということであり、親友として桐生にそんな死に方はさせられないから、自分の手で一思いに死なせるしかないのだ、と。そんな錦山の悲痛な思いを前に、桐生は「……お前にここまでさせちまったのは、俺のせいなんだな」と詫び、ここで自分を撃ったらその首を手柄にして出世してくれと頼んだ。しかし、錦山は引き金を引くことはできず、その場に膝をついて泣き崩れる。「やっぱり俺は……お前と一緒じゃなきゃ駄目だ……。俺は……お前が一緒じゃなきゃ、何やっても半端で意味がねえんだよっ!!」と、叫んでくる錦山に、「俺だって……同じさ。お互い、まだガキだってことだ」と、静かに返す桐生。そして、自分にはもう二度と関わるなと訣別を言い渡し、ひとり神室町への道を引き返していった。

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