龍が如く0 誓いの場所(Yakuza 0)のネタバレ解説まとめ

『龍が如く0 誓いの場所』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズの第6作目に相当する作品である。キャッチコピーは「日本中が狂喜乱舞していた時代。「龍」の伝説はここから始まった」。本作は初代「龍が如く」より過去の時系列の物語となっており、主人公の桐生一馬と、シリーズの顔役のひとりである真島吾朗がそれぞれ「堂島の龍」と「嶋野の狂犬」の異名で知られる極道になるまでの姿を描いている。

彼が借金の取り立ての仕事をした路地で起きる殺人事件。この路地が本作における大きな鍵となっていく。

久瀬、阿波野、渋澤の初登場シーン。若頭補佐というNo.3のポジションにつくこの3人の実力も決して伊達ではなく、後に桐生の前に幾度となく強敵として立ち塞がる。

1988年12月、関東一円を束ねる暴力団組織「東城会」の直系組織・堂島組の若衆である桐生一馬は、神室町の路地裏でひとりのサラリーマンを相手に借金の取り立ての仕事を行った。その後、同じ堂島組に所属する若衆であり、親友にして相棒の間柄である錦山彰と共に神室町のラーメン店で食事を取っていた時、店内のテレビのニュースで、あの路地裏でサラリーマンが何者かに射殺されたという事件が起きたことを知る。さらに桐生は堂島組若頭補佐の久瀬大作、阿波野広樹、渋澤啓司から呼び出され、そのニュースでの殺人事件で問い詰められる。桐生は自分は殺してなんかいないと潔白を証明するが、久瀬たちは取り合おうとしない。そればかりか堂島組の若衆が堅気の人間相手に殺しをやってしまった以上、このままでは組に迷惑がかかることから、その責任を取って桐生に警察へ自首しろと一方的に迫る。さらに堂島組の若頭で桐生の恩人でもある風間新太郎にも、殺しを指示したということで疑いの矛先が向けられるとも聞かされた桐生は、堂島組を離脱することを決意する。

桐生に激しい叱責混じりの制止をかける柏木。その後彼は桐生を容赦なく殴りつけるが、それでも桐生の覚悟は変わらなかった。

そして真実を探るべく堂島組の離脱を試みる桐生の前に、同僚や兄貴分だった組員たちが敵として立ち塞がってくる。

本作最初のボスとして桐生と対峙する久瀬。その屈強な彼の肉体と、その背に彫られた閻魔大王、両腕の牛頭馬頭の刺青がインパクトを与えてくる。

最初の激闘を切り抜けてきた桐生の前に、堂島がついに姿を現す。

その後錦山や、風間の右腕で自分たちの兄貴分である風間組の若頭・柏木修の反対を押し退けて堂島組事務所に赴き、桐生は久瀬に堂島組の組長・堂島宗兵に会わせてくれと頼んだ。だが久瀬は取り合わず、それどころか部下の組員たちをけしかけてきたので、桐生は組員たちを相手に大乱闘を繰り広げながら、堂島の部屋のある事務所の最上階へと向かう。そこで待ち受けていた久瀬とも一戦を交え、勝利した桐生の前に、ついに堂島が現れた。自分の潔白を訴えつつ、疑いがかけられた以上組に迷惑はかけられないと言い、組を離脱させてほしいと堂島に訴える桐生。自分の負けと桐生の好き勝手を認められない久瀬が食ってかかろうとするが、その場に居あわせた阿波野と渋澤がこれを黙らせる。こうして堂島は桐生の離脱を認めたが、桐生が離脱したところで、あの殺人事件で風間に責任を負ってもらうことに変わりはないと言い放つ。桐生は自分が事件の犯人を捕まえるから風間だけは助けてやってくれと頼もうとするが、「極道は一度身ぃ引いたらしまいだ……お前は堅気として幸せになる道でも探すんだな」と、堂島は取り合わず、その場を去っていった。

第二章「闇の不動産王」

立華の初登場シーン。一見すると穏やかで紳士然とした不動産会社の若社長だが、後に本作の重要なキーマンとして活躍していくことになる。

尾田の初登場シーン。ノリが軽く飄々とした性格だが、堅気の人間とは思えない方法で仕事をこなしていく。

地上げや立ち退きなど堅気の人間とは思えないやり口をする立華不動産だが、一方で堂島組など東城会の極道たちの地上げから住人たちを守ることから、彼らを味方として認め慕う者たちもいる。

その後、路頭に迷い、途方にくれる桐生の前に、スーツを上品に着こなした、ひとりの穏やかな風貌の男性が現れる。彼の名は立華鉄。神室町にある不動産会社「立華不動産」の社長だと自らを名乗った彼は、「あなたが今置かれている状況はすべて承知しています……私は、あなたと会うこのときを、ずっと前から待っていたんです」と、意味ありげな言葉を投げかけ、桐生を立華不動産に招待した。立華はそこで、桐生が殺人事件の濡れ衣を着せられたこと、そして風間もその責任を負わされ、破門されそうになっていることは、桐生が取り立てを行った路地裏「カラの一坪」と関係していると言った。そこで立華は「カラの一坪」を手に入れるために桐生に協力を申し出るが、桐生は立華をすぐには信じられず、その申し出を固辞してしまう。
次の日、桐生は立華不動産について調査を始めた。その調査で分かったことによると、立華不動産は神室町の各所にある店に対して強引な地上げや立ち退きを行って、土地を買い占めているということだった。しかし一方で、堂島組も含めた東城会に所属する極道たちから地上げされそうになったところを立華不動産が守ってくれた店も多くあることが判明した。そんな中、立華不動産の社員である尾田純という男に桐生は出会う。自分たち立華不動産のことを嗅ぎ回っている桐生に何が目的だと尾田が尋ねると、桐生は昨夜、立華に誘われたことを話した。それに半信半疑になりながらも、尾田は電話で立華に連絡を取り、もう一度桐生と会って話をする約束を取り付けた。

殺気立った立華不動産の人間たちに行く手を阻まれる桐生。しかしこれは、桐生の実力を確かめるための尾田の差し金だった。

トンファーを手に取り、戦闘態勢に入る尾田。不動産会社の人間だが、極道も闊歩する神室町だからこそ数多くの修羅場を経験してきているらしく、戦いの腕も侮れない。

そして尾田の腕試しもクリアした桐生の前、再び立華が現れ、桐生の育ての親である風間とも協力関係を結んでいることを明かした。

そこで再び立華不動産の会社を訪れた桐生だったが、殺気立った立華不動産の社員たちが現れ、桐生に力ずくで門前払いをかけてくる。これを押し退けて会社の奥へ入った桐生を待っていたのは、尾田だった。桐生は先ほどの社員たちが尾田の差し金だと読み、なぜそんなことをしたと尋ねる。これに尾田は桐生が自分たちについてあれこれ聞きまわっていたことを理由に挙げ、ならば自分たちも桐生が立華がわざわざスカウトするほどの人間かを確かめる権利があると言った。そこで今度は自分が直接桐生を確かめると言い、尾田はトンファーを手にとって向かってきた。激闘の末、ついに尾田を下した桐生の前に立華が再び現れる。立華は、自分はカラの一坪の一件で風間とは協力関係にあり、さらに風間から桐生のことを頼まれていると明かした。そこで風間の信頼に応えるため、堂島組も含めたカラの一坪を巡る水面下での争奪戦に自分たちは参加していると明かした立華に、カラの一坪の事件の真実を突き止めるべく、桐生は協力の申し出を受け入れたのだった。

真島吾朗編・起

第三章「輝く監獄」

真島の初登場シーン。後に「嶋野の狂犬」の二つ名で桐生と同じく伝説の極道として名を馳せる彼だが、この頃の彼は「夜の帝王」と、並み居る蒼天堀のキャバレーの間で名を馳せている。

佐川の初登場シーン。普段はこのように気の良い遊び人然とした性格と振る舞いだが、近江連合の極道として冷酷かつ凶暴な本性を併せ持っている。

「穴倉」で自分の極道としての渡世の親・嶋野と会う過去の真島。満身創痍となった彼の様子からして、「穴倉」での監禁・拷問生活は想像を絶するものに違いない。

極道社会から追放され、佐川に監視される形で堅気の仕事につき続けている真島に、ついに極道へ戻るためのチャンスとなる指令が下される。

大阪のとある繁華街・蒼天堀の一角に「グランド」と呼ばれる人気店のキャバレーがあり、真島吾朗はそこの支配人として経営を切り盛りしていた。彼はかつて東城会の直系組織・嶋野組の組員であったが、東城会の敵対組織・上野誠和会の会長・上野吉春の襲撃の件で、嶋野組長の嶋野太の命令に逆らった罰として極道社会から追放された。その後、嶋野の代紋違いの兄弟分であり、関西一円を束ねる暴力団組織「近江連合」直参の組織・佐川組の組長である佐川司の監視下に置かれた真島は、嶋野組への復帰を目指し、佐川から条件として提示された売上金を稼ぎ続けていた。
そんなある日、真島は佐川に、あしたば公園近くのおでん屋の屋台に呼び出される。そこで佐川は、「マキムラマコト」という、蒼天堀で荒稼ぎしている売春組織の元締めたる人物を挙げて、そのマキムラマコトを殺せば極道に戻れるよう取り計らうと言った。「相手がクズで殺りやすくてよかったな」と真島をからかうように言いながらも、佐川は「殺しに人数や相手は関係ねえ……殺った瞬間、真っ当な人生には二度と戻れなくなる。極道の先輩として忠告しておくけど、殺しなんてやらないで済むならそのほうがいい」と、真摯な表情で釘を刺すように言い放つ。しかし真島は「どっちみち、人のひとり殺せん奴は極道として半人前や!」と、気色ばみ、この指令を引き受けたのだった。

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