骨に沁みるブルース。何もかも疲れた男達へ。これが『W.C.カラス』だ!~ブルースについて解説付き!~

48歳にしてデビューを果たした日本ブルース界の遅れてきた超新星、W.C.カラスの略歴、楽曲などについて書きなぐりました。
趣味全開の記事ですがどうぞご容赦を。
(ブルースの簡単な解説もあるよ!)
W.C.カラスさんの魅力を1%でも引き出せてたら幸せ~。

2013年デビューアルバム発売、1964年生まれでなんとアルバム発売当時は48歳!日本のブルース界に衝撃を与えたW.C.カラスさんについてピックアップ。

まず始めに ~ブルースについて~

ブルース(Blues)は、米国深南部でアフリカ系アメリカ人の間から発生した音楽のひとつ、またはその楽式。19世紀後半頃に米国深南部で黒人霊歌、フィールドハラー(労働歌)などから発展したものと言われている。

出典: ja.wikipedia.org

四分の四拍子の哀愁を帯びた歌曲。アメリカ黒人に歌われた哀歌。ジャズの音楽的基盤になった。

出典: www.weblio.jp

「そもそもブルースってなんぞ?」「よくわからん」「とっつきづらい」
といった感じの声が多いと思います。
なのでざっくりとブルースについて解説をさせていただきます。

勉強不足ゆえ簡略版でご勘弁を。

~ブルースとは?~
上に載せた引用文のとおり、黒人たちの当時の生活の影響を強く表した音楽です。労働を強いられた黒人たちが生活に楽しみを見出そうと産み出しました。
同じブルースにしても初期の頃と近年のものでは違いがあります。

実際に聞いてみましょう。
まずは初期のブルース。

音質が良くわりと聴きやすかったものをチョイスしました。
アコースティックギター1本での弾き語りですね。なんというか、のどかな雰囲気。
しかし歌詞の内容には「監獄に収容された」とか「農作物が不作だ」なんてものがあったりしたそうです。
ちなみに覚える必要はありませんが初期のブルースをデルタブルース(響きがカッコイイ)と呼びます。

※動画の中の人
チャーリー・パットン(1891~1934)

この人も紹介しておきます。
こちらの方が聴き易さはあるかもしれません。

ロバート・ジョンソン(1911~1938)

続きまして近年のブルース。

つい昨年に逝去されましたカリスマ的なブルースミュージシャンです。
ご冥福をお祈り申し上げます。

B.B.キング(1925~2015)
曲: Every Day I Have The Blues

成熟してなんとなくお洒落な感じが備わってきていますね。大きな違いとしては演奏にエレキギターを用いています。あとはバンド編成のため後ろに楽器隊がいます。
(※動画開始1分くらいから弾き始めます。)

同じくB.B.キングの代表的な曲の一つ。これも紹介しておきます。

「The Thrill Is Gone」。

彼のギターの愛称は「ルシール」。

さて!ブルースの簡単な説明はここまでにして本題に入ります。
W.C.カラスとは何ぞや!

まずは1曲聴いてくれ!W.C.カラスの楽曲。

W.C.カラス「人生に救いはねえ」

なんとなくブルースって感じがするんじゃないかな、と。
さて、ここで彼の名前の由来を。

W.C.カラス~その名前の由来

髪も肌も黒いところから“カラス”と呼ばれてきました。W.C.は、ハーモニカ・プレイヤーWild Child Butlerから拝借。

出典: www.wckarasu.com

カラスを擁護するわけじゃありませんが、ある意味生きるのに必死な生き物だと思いませんか?
なんというか、彼のセンスが表現されたいい名前だと思います。

でもカラスって名前を自らにつけるのって勇気が要る。

W.C.カラス「うどん屋で泣いた」

ここまで踏まえた上で聴いていただきたい、彼のアルバムの表題でもある筆者の推薦の1曲。
ちなみに日本のiTunesのブルースチャートで1位を獲得しています。

最後に

彼の”W.C.”部分の由来でもあるワイルド・チャイルド・バトラー(Wild Child Butler)の動画。

Twitterもやっている、お茶目なW.C.カラスさん。素うどんではない。

ちなみに本職は樵(きこり)だそうです。

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