「無冠の帝王」ディカプリオは今年こそオスカーを受賞できるか!?

長い俳優キャリアを誇り、演技派としても名高いハリウッド俳優・レオナルド・ディカプリオ。
彼ほどの俳優がこれまでに一度もアカデミー賞を取ったことがないのは、ある意味「七不思議」とも言えそうです。ところがまもなく発表される2016年度のアカデミー賞では、主演男優賞の本命として彼の名前がトップに上がっています。さぁ、今年こそディカプリオは無冠の帝王という称号を返上できるでしょうか。

THE REVENANT(「レヴェナント 蘇えりし者」)について

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【あらすじ】

19世紀末、未開拓のアメリカ。極寒の荒野の中、ハンターのHugh Glass(Leonardo DiCaprio)は狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負うが、同じ狩猟チームのメンバー、John Fitzgerald(Tom Hardy)に置き去りにされ、反抗した彼の息子も殺されてしまった。奇跡的に一命をとりとめたGlassは、裏切ったFitzgeraldに復讐を果たすべく、猛威をふるう大自然に耐えながら300キロにも及ぶ過酷な道のりを突き進んでいくのだった。Glass の体験をもとに書かれたMark L. Smithの小説を映画化。

出典: kspacey.exblog.jp

リアリティを追求するため、本作の極寒の地で撮影を敢行された本作。本気で格闘シーンに臨んだディカプリオの鼻が折れるも、そのまま撮影を続行し、彼の迫真の演技を極限まで引き出した逸話もあるほど、迫力あふれたシーンが繰り広げられている。撮影監督は、全編1カットかと見紛う驚異の長回し映像が話題を呼んだ『ゼロ・グラビティ』『バードマン~』で2年連続オスカーを獲得したエマニュエル・ルベツキ。『バードマン~』に続いてイニャリトゥとタッグを組み、本作では長回しのほか、照明機材を一切使わずに自然光だけで撮影し、臨場感溢れる大自然の舞台を映し出している。

出典: dramanavi.net

美少年から大人の俳優へ

実は昔昔、筆者はレオ様(と当時は呼んでいました)のファンでした。

こ、こんなに可愛い頃もありましたね。

しかし時は流れ、ここ最近の彼の動向にもすっかり疎くなっていたのですが、その間彼は(当たり前ですが)どんどんと年輪を重ね、
すでに40台の大人の男性となり、近作「レヴェナント 蘇えりし者」では、オスカーの前哨戦となるゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞するという素晴らしい結果を出しています。

ちなみに同賞で主演女優賞を受賞したのは、あの「タイタニック」でレオ様=ジャックの恋人・ローズを演じたケイト・ウィンスレットだったという素敵なおまけまでついていました。

思えばディカプリオが一躍注目を集めた「ギルバート・グレイプ」では、その若さにもかかわらず「すごい演技派」だとして評判になったくらい、もともと彼はすごい役者でした。
しかも主演クラスの俳優には必ずあるオーラを常に身にまとっている彼ならば、とうの昔にオスカーを受賞していてもおかしくはなかったと思われます。

しかしこれまでに彼はアカデミー賞を一度も受賞していない。
これに関しては様々な「理由:原因」が囁かれてきたようですが、どうやら今回のオスカーではとうとうその「オスカーを獲れないディカプリオ」の不名誉な称号が撤回されそうだ、という見通しが濃厚になってきているようです。

ノミネートは12部門!音楽は坂本龍一氏が担当しています。

ノミネート部門一覧

作品賞
監督賞(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)
主演男優賞(レオナルド・ディカプリオ)
助演男優賞(トム・ハーディ)
撮影賞(エマニュエル・ルベツキ)
美術賞
編集賞
衣裳デザイン賞
メイキャップ&ヘアスタイリング賞
視覚効果賞
録音賞
音響効果賞

出典: blog.foxjapan.com

2016年アカデミー賞 主演男優賞ノミネート一覧

ブライアン・クランストン/「トランボ(原題)」
レオナルド・ディカプリオ/「レヴェナント:蘇えりし者」
マイケル・ファスベンダー/「スティーブ・ジョブズ」
エディ・レッドメイン/「リリーのすべて」
マット・デイモン/「オデッセイ」

この中では、ディカプリオが大本命と言われています。

まとめ

過酷な状況下で撮影に耐えたディカプリオ。もとから持ち合わせていた天才的な演技センスと、選んだ作品の質の高さがようやくジャストマッチしたようです。
果たして今年こそ彼の頭上に栄冠が輝くのでしょうか。結果が楽しみです。

matsurika
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@matsurika

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