半妖の夜叉姫 弐の章(犬夜叉続編アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『半妖の夜叉姫 弐の章』とは、現代と戦国時代を舞台にした、人と妖怪の混血の少女たちの冒険譚『半妖の夜叉姫』の続編である。高橋留美子原作の『犬夜叉』とは世界観と一部キャラクターを共有しており、同作が本作の前日譚となっている。
時を行き来する力を持つ時代樹の精から、世を滅ぼさんと画策しているという大妖怪・麒麟丸の討伐を請け負った、それぞれに妖怪の血を引く日暮とわ、その妹のせつな、賞金稼ぎのもろは。麒麟丸を倒す力を求めて新たな旅を始めたとわたちの前に、その麒麟丸の娘だという少女・りおんが現れる。

『半妖の夜叉姫 弐の章』の概要

『半妖の夜叉姫 弐の章(はんようのやしゃひめ にのしょう)』とは、現代と戦国時代を舞台にした、人間と妖怪の混血の少女たちの冒険譚『半妖の夜叉姫』の続編である。高橋留美子による世界的ヒット作『犬夜叉』とは世界観と一部キャラクターを共有しており、時系列的には同作が本作の前日譚という関係にある。
『半妖の夜叉姫』と『犬夜叉』が世界観を共有していることについては高橋留美子も公認しているが、本作においてはキャラクターデザインにしか関わっておらず、実質オリジナルアニメに近い作品となっている。国内外にファンの多い『犬夜叉』のその後の物語ということもあり、“主人公たちの敗北”という形で終わった前シリーズの続きがどうなるのか、放送前から期待と注目を集めていた。

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戦国時代、日本の妖怪の頂点に立っていたのは、殺生丸(せっしょうまる)と麒麟丸(きりんまる)という二大妖怪だった。その麒麟丸が「この世を滅ぼそうとしている」ことを感づいた時代樹の精霊は、殺生丸の双子の娘である日暮とわ(ひぐらし とわ)とせつな、彼女たちの従姉妹にあたる賞金稼ぎのもろはに討伐を依頼する。
そのとわは、幼い頃に時代樹の力で戦国時代から現代へと飛ばされ、平和な日本で自分の力を持て余しながら生きていた。再び時を渡ることでせつなと再会したとわは、彼女が過去の記憶を完全に失っていることを知ると、それを取り戻す鍵となる「夢の胡蝶」という存在を追い求めて冒険を繰り返す。現代育ちのとわを危なっかしくて見ていられないせつな、共に麒麟丸討伐の依頼を受けたもろはもこれに同行し、3人は互いを仲間と認識して強い絆を結んでいく。

一方、「時空を超える半妖たちによって麒麟丸が倒される」という予言を受けた麒麟丸の周囲でも、それを体現するとわたちを排除すべきとの機運が高まる。送り込まれる刺客を次々に打ち倒していった末に、ついに麒麟丸と対峙するとわたちだったが、彼の強大な力に及ばず敗北する。
夢の胡蝶、時の歯車、阿久留、吸妖魂の根。殺生丸の力を借りて死地から生還した3人は、物語の根幹に迫る謎を追う新たな旅を始める。そんな彼女たちの前に、麒麟丸の娘だという少女・りおんが現れるのだった。

『半妖の夜叉姫 弐の章』のあらすじ・ストーリー

第1期(第1話~第24話)

左からもろは、とわ、せつな。

戦国時代。大地を穿つ妖霊星すらも切り伏せる力を持つ大妖怪「麒麟丸」と「犬の大将(いぬのたいしょう)」は、それぞれ東と西の日本妖怪を従えて睨みを利かせていた。その犬の大将が死した後、彼の息子で匹敵する力を持つ殺生丸は西の妖怪王としての跡を継がず、自由気ままに妖怪らしく生きていた。
しかしある時、「時空を超える半妖たちによって麒麟丸は倒される」という予言がもたらされる。殺生丸の腹違いの弟である犬夜叉(いぬやしゃ)は、現代から時を超えて戦国時代にやってきたかごめという娘を妻にしており、彼女こそはまさにこの予言で言い表されている人物かと思われた。

麒麟丸はこれを一笑に付したものの、彼の姉である是露(ぜろ)は本気で案じ、かごめと犬夜叉、彼女たちと共に大冒険を繰り広げた者たちの抹殺を画策。是露や部下たちにせっつかれる形で麒麟丸も重たい腰を上げる。かごめと知り合いの人間の少女・りんを妻としていた殺生丸は、是露が彼女をも狙っていることを察し、自身の家族と血族を守るために表向き麒麟丸に協力しながらこれを逃がしていく。
犬夜叉とかごめは麒麟丸にも手出しができない冥道に封じ、妻であるりんと彼女が産んだ2人の娘・とわとせつなは時代樹の森に施した結界の中に隔離する。しかし是露は執念深くこれを突き止め、時代樹の森に火を放つ。火事から逃げ惑う中、とわはせつなと離れ離れになり、時を行き来する力を持つ時代樹が開けた時空の裂け目を通って現代日本へと辿り着く。

その後とわは現代で普通の少女として、半妖としての力を隠しながら生きていく。しかしある時、妖怪退治屋として成長したせつなと、犬夜叉とかごめの娘であるもろはが、時代樹の力で現代まで飛ばされてくる。
「夢の胡蝶」という精霊に記憶を奪われ、せつなはとわのことを完全に忘れていた。とわは妹の記憶を取り戻すため、夢の胡蝶を捕まえるために己の生まれた戦国時代へと帰還。せつなともろはも巻き込み、様々な冒険に繰り出していく。

戦国時代に向かう途中、とわたちは時代樹の精霊から「世を滅ぼそうとしている麒麟丸を倒してほしい」と依頼される。なぜそんなことをしなければいけないのかピンと来ない3人だったが、是露はとわたちこそが予言にあった「時空を超える半妖たち」ではないのかと考え、次々と刺客を放つ。その内の1人で、自らを“木偶”と称する理久という少年は、とわたちを直接襲うでもなくなんらかの思惑を持って暗躍。怪しげな雰囲気を漂わせつつも、根っこのところでは親切で物腰柔らかい理久に、とわは心惹かれていく。
夢の胡蝶に至る有力な手掛かりも得られないまま刺客を退け続けたとわたちは、ついに是露と相対する。一度はこれを倒すものの、その場に殺生丸が駆け付けて彼女を助ける。まともに言葉を交わしたこともない父親の登場と、彼が敵である是露を救ったことに困惑するとわたちだが、姉の窮地を見て取った麒麟丸がその場に登場。なぜか手助けしようともしない殺生丸が見守る中、とわたち3人と麒麟丸の死闘が始まる。

各々の身に流れる大妖怪の血を覚醒させて奮闘するとわたちだったが、麒麟丸の力はそれをも上回り、せつなが命を落とす。とわたちもまた力尽きて立ち上がれなくなると、麒麟丸は彼女たちにトドメは刺さずに引き上げていく。
守らなければならなかった妹を失い、悲嘆に暮れるとわ。そんな彼女の前に殺生丸が降り立ち、「試してみるか」と言いながら、一連の戦闘の中で刀身が半ばから折れた己の刀を差し出す。その刀は天生牙と呼ばれ、死者を一度だけ蘇らせる力を持っていた。

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第25話(弐の章1話)「天生牙を持つということ」

力を使い果たしたとわを抱き留める殺生丸(奥)。

折れた天生牙を差し出す殺生丸。完全な状態なら、一度だけ死者を蘇らせるこの刀だったが、今は刀身が半ばから折れてしまっていた。せつなを生かすも死なせるもお前次第だと殺生丸に言われたとわは、「私がやるしかない」とこれを受け取る。
とわがこれを構えた途端、不意にせつなの亡骸から夢の胡蝶が現れる。なぜここに夢の胡蝶がと動揺するとわだったが、殺生丸に「今は余計なことは考えるな」と助言され、慌てて意識を天生牙に集中する。

麒麟丸に吹き飛ばされて倒れていたもろはも重たい体を引きずりながらここに駆けつけ、うまくいってくれと祈る。そこに、膨大な妖気の激突(=とわたちと麒麟丸の戦い)を感じ取ったか、妖怪鍛冶師である刀々斎(とうとうさい)が現れる。
天生牙もまた彼の打った刀で、元に戻すことも可能ではあったが、それには3日はかかるという。せつなを蘇らせるなら、彼女の魂が冥府の使いに連れていかれる前に、今ここで天生牙の力を完全な形で発動させるしかない。とわは自分の妖気を代わりの刀身として生成するべく力を込めるが、麒麟丸との戦いで消耗した身でそれを為すのは至難の業だった。

ハラハラしながらそれを見守るもろはの隣で、刀々斎はせつなの得物である薙刀・兼光の巴を拾い上げる。これをせつなの力には見合わないナマクラだと断じた刀々斎は、冥途の土産だと言ってこれをその場で打ち直し始める。ここで妖気に惹かれて集まってきた魑魅魍魎が一行に襲い掛かり、もろはがこれを撃退していく。
一方、とわはなんとか刀身の生成には成功するも、もはや一歩も動くことができないほどに力を使い果たしてしまう。それでも冥府の使いがせつなの魂を連れ去ろうとしているのに気づくと、限界を超えて刃を振るいこれを切り伏せる。精も魂も尽きて倒れるとわを、娘の成長を確かめるように見守っていた殺生丸が優しく抱き留める。

魑魅魍魎の群れは次々に現れ、その物量にもろはも対応しきれなくなっていく。殺生丸はとわをせつなの隣に横たえ、2人の娘の頬に触れると、未だ目を覚まさないせつなの名を呼ぶ。それをきっかけに復活したせつなは、刀々斎が完成させた新しい薙刀・所縁の断ち切り(ゆかりのたちきり)を振り回して魑魅魍魎を殲滅する。
せつなが息を吹き返したことを喜ぶもろは。殺生丸は刀々斎に天生牙を預けると、とわたちに言葉を残すこともなくその場を飛び去る。その刀々斎は、所縁の断ち切りの威力に驚いているせつなに近づくと、麒麟丸と戦うならもっといい得物を探すように助言する。

吸妖魂の根を手に入れろ。その在処が知りたければ、朴仙翁という妖怪に尋ねろ。そう言って、「私には何もないのか」とダダをこねるもろはを尻目に去っていく刀々斎。妹を救うために力を使い果たして気を失い、なお譫言で自分のことを案じ続けるとわに目を向けると、せつなは「戻ってきたよ」と小さく応じるのだった。

第26話(弐の章2話)「海の妖霊」

漁師の青年を助ける海蛇女。この頃は「わだつみのたまひ」と呼ばれる善良な妖霊だった。

とわたちによってせつなが息を吹き返した数日後。麒麟丸の配下で、“陸に上がった海賊”を自称する少年理久(りく)は、耳千里という妖怪に接触する。耳千里はその名のごとくあらゆる場所でささやかれる噂を聞き取る力を持ち、理久が麒麟丸の下から裏切りに近い形で離れたこともすでに承知していた。これからどうするつもりなのかと問われた理久は、「好きなことでもしてみようかと」と嘯き、是露の力の源である虹色真珠の回収ととわたちのサポートのために、耳千里からなんらかの情報を得る。
その頃、1人で勝手に出掛けてしまったせつなを追って、とわは浜辺の村にまで足を運んでいた。村人たちのただならぬ様子を見て、何かあったのかと尋ねてみれば、今この界隈では海蛇女(うみへびおんな)という妖怪が暴れ回っているのだという。特に長く美しい髪の女が狙われていると聞いて、とわはどこにいるかも分からないせつなを案じる。彼女もまた長く美しい髪の持ち主なのだ。

そのせつなは、吸妖魂の根の情報を求め、猫又の雲母(きらら)と共に方々を訪ね回っていた。自身は所縁の断ち切りという新しい得物を手に入れたが、とわは相変わらず折れた刀に自分の妖気をまとわせて戦っている。これ以上彼女をあんな頼りない武器を持たせたまま戦わせたくない。そんな思いを胸にとわに黙って出掛けたせつなだが、これといった手掛かりはなかなか見つからない。そんなところにもろはが現れ、吸妖魂の根の在処を知るという朴仙翁につながる手掛かりになるかもしれないという妖怪の存在を彼女に伝える。
その妖怪は海に潜み、浜辺の村々を脅かしているらしい。目を合わせれば石にさせられてしまうというその妖怪をどうやって倒すか、せつなともろはが相談しているところに、大荷物を抱えた尼僧が通りかかる。見兼ねた2人は尼僧を手伝い、荷物を持って彼女を家まで送り届ける。これに感謝した尼僧は、今晩は泊っていくようにせつなたちに告げる。

一方、とわはせつなの所属する妖怪退治屋に向かい、その御頭である琥珀(こはく)に海蛇女について報告していた。居場所の分からないせつなが、もしや海蛇女に襲われているのではないかと気が気でないとわ。そこに雲母が現れ、一行をせつなの下へと導いていく。
せつなともろはが助けた尼僧こそは、浜辺の村を襲う海蛇女の変化した姿だった。妖怪の血を引くせつなともろははそのことに気付き、返り討ちにしてやろうと画策していたのである。しかし「目が合った者を石化する」という海蛇女の能力の前に苦戦し、まともに攻撃することもできずに逃げ回る。

戦いの中、せつなから「人間に悪さをするから退治する」と言われた海蛇女は、憎々しげに己の素性を語る。彼女はもともと善良な存在で、この近辺の海で舟から投げ出された漁師を何度も救い、人々から感謝されていた。しかしある時、以前から想いを寄せていた若い漁師の青年を助け、「もう一度彼に会いたい」との気持ちを抑えられずに海蛇に化けて村に近づいてしまう。当時、漁師たちは「海蛇が海難を起こす」と信じており、その災いを退けようと海蛇に化けた海蛇女を叩き殺す。しかもトドメを刺したのは、よりにもよって彼女が愛し命を助けた青年だったという。
その怒りと憎悪で海蛇女は邪悪な妖怪と成り果て、人間を襲うようになった。もう二度と元の姿には戻れず、だからこそかつての自分と同じような美しい髪を持つ女は集中的に狙うようになったのだ。海蛇女の身の上を聞いて、せつなともろはが同情を感じる中、とわと琥珀に率いられた妖怪退治屋が駆けつける。

とわは現代から持ち込んだサングラスで、妖怪退治屋は仮面で、それぞれ海蛇女の視線の力を封じながら戦いを挑む。しかし海の中にいる海蛇女になかなか有効な一撃を加えられず、とわが危うく大波に飲み込まれそうになったところで、突如海面が凍結。吸妖魂の根を求めるとわたちが、その手掛かりとなる海蛇女と戦うだろうと考えた理久が、彼女たちを助けるために密かに準備していたのである。
なおも暴れる海蛇女を前に、せつなはふと己の得物を、所縁の断ち切りに目を留める。何かと何かを結ぶ縁を、切っても切れないものを切るというその刃に導かれ、せつなは戦闘の余波で再び顔を覗かせた海面に飛び込む。その下の海底には一体の石像が、かつて海蛇女が愛し石に変えてしまった青年が沈んでいた。

青年は自分が殺した海蛇が、海蛇女の化けた姿だったことに気付いてから、ずっと罪悪感に心を痛めていた。彼もまた海蛇女を、心優しかった頃の彼女のことを愛していたのだ。所縁の断ち切りの力か、今さらのように青年の想いを知り、後悔に絶叫する海蛇女。するとその姿はかつてこの海で暮らす人々を守っていた頃の、漁師の青年が愛した美しい姿へと戻り、力尽きたように海に没していく。
戦いを終え、「悲しい妖怪だった」としんみりした想いを抱えたまま引き上げていくとわたち。そういえば朴仙翁のことを何も聞いていないと遅ればせながら頭を抱える彼女たちを密かに見上げ、理久は「次は吸妖魂の根ですね」と笑みを浮かべるのだった。

第27話(弐の章3話)「銀鱗の呪い」

「娘たちを差し出して死なせるくらいなら自分が死にます」。妻のりんにそう訴えられ、殺生丸は彼女も娘たちも救うために一計を案じる。

とわが戦国時代に帰還し、せつなやもろはと冒険を繰り広げる14年前。とわとせつなの母親であるりんの前に突如是露が現れる。是露は「時を超える半妖たちが麒麟丸を倒す」という予言を回避するために、血眼になって半妖とそれに関わる者たちを追い続けており、殺生丸との間に半妖の子を成したりんも始末しようと考えていた。ただ殺すだけでは殺生丸の心に“人間の娘を愛した”という想いが残り続けるだろうと、それにより再び人間に味方するかもしれないと考えた是露は、その身が銀色の鱗に覆われて醜く朽ち果てていく「銀鱗の呪い」をりんに施す。ここで殺生丸が駆け付けるものの、すでにりんと是露の間には“どちらかを殺せばもう一方も命を落とす”という縁が結ばれてしまっていた。
「呪いを解いてほしければ、半妖の双子(とわとせつな)の居所を教えろ」と迫る是露。「娘たちを差し出して死なせるくらいなら自分が死にます」と殺生丸に訴えるりん。殺生丸が迷っていることを見抜くと、是露は「考える猶予をやる」と言ってその場は引き下がる。

このままではりんが呪いによって命を落としてしまう。しかし、とわとせつなを差し出すこともできない。ここで殺生丸の従者である邪見が、「りんを時代樹の中に封印して時の流れをほぼ停止させる」という方法を提案。妻にかけられた呪いを解き、とわとせつなを守るため、殺生丸はこれを承諾する。
もう1つの問題は、りんと縁で結ばれた是露が誰かに倒されてしまうかもしれないということだった。半妖を根絶やしにせんとする是露が、殺生丸の弟にして半妖である犬夜叉と接触するのは時間の問題で、犬夜叉と彼の仲間たちなら是露を倒すことも不可能ではない。りんが犬夜叉の妻であるかごめと親しいことを知っていた殺生丸は、りんを守りつつ弟一家も助けるべく、麒麟丸に協力するふりをして犬夜叉とかごめを封印。これで当面の時間稼ぎはできたかと思われた。

しかし銀鱗の呪いは強力で、りんを時代樹に封印してなお、その進行を完全に止めることはできなかった。頭を抱える邪見の前に時代樹の精霊が現れ、「夢の胡蝶という精霊をりんに近しい者に憑依させ、その夢と眠りを彼女に捧げる」ことを勧める。そうすることで、りんは時代樹の封印の中で眠り続け、銀鱗の呪いも完全に停止するという。
「りんを救うためにはこうするしかない」と考えた邪見は、彼女の娘であるせつなに夢の胡蝶を憑依させ、彼女から夢と眠りを奪う。こうしてようやく、りんの呪いの進行は完全に食い止められたのであった。その後殺生丸はりんの呪いを解除する術を求めて日本中を探し回るが、有力な手掛かりが得られないまま時は流れていった。

両親たちに起きた転変について何も知らないとわたちはそれぞれに成長し、今日も今日とて吸妖魂の根を求めて冒険を続けていた。吸妖魂の根の情報を知るという朴仙翁の下へと向かう途中、妖怪に尾行されていることに気付いたせつなは1人これを迎え撃つ。3匹の妖怪を相手に苦戦するせつなだったが、そこに理久が助太刀に入り、どうにか敵を撃破する。
どうして自分たちを付け回すのか、理久を問い質すせつな。理久は「せつなに何かあればとわが悲しむから、勝手に用心棒をさせてもらう」と嘯き、今となっては麒麟丸の一味であることを否定もできないが肯定もしないと謎めいた言葉を残してその場を去る。

そんな理久のもう1つの目的が、恩のある是露に彼女の妖力から生み出された虹色真珠を捧げることだった。7つの虹色真珠を集めて取り入れることで、是露は大妖怪・麒麟丸の実の姉にふさわしい強大な力を取り戻すのである。
是露の前に現れた理久が集めた虹色真珠を捧げると、是露は「よくやった」と誉める一方、彼にある真実を告げる。理久はかつて犬の大将との戦いで切り落とされた麒麟丸の角から生み出された存在で、彼が見たもの、聞いたこと、考えた全ては麒麟丸に筒抜けなのだという。うまく暗躍して麒麟丸を出し抜いてやろうとしていた理久だったが、自分がただ泳がされていただけだったことを知って愕然とする。是露に「2度と前に現れるな」と突き放され、恩に報いたい一心で彼女に尽くしていた理久は意気消沈しながら姿を消す。

しかし、そのまますんなりと是露がかつての力を取り戻すことにはならなかった。虹色真珠の中には、とわやせつなを含むかつての持ち主たちの記憶や想いが色濃く残されていたのである。虹色真珠を取り入れることは、とわやせつなの記憶、思い出、仲間たちとの絆までも己の一部とすることとイコールなのだと知って、是露は「殺生丸が虹色真珠を娘たちに授けたのはこれが目的か」と怒り狂う。
その頃、とわたちはようやく朴仙翁の下へと辿り着いていた。「半妖などに何も教えるつもりはない」と言い張る朴仙翁だったが、もろはが巧妙に煽てて情報を引き出す。それによれば、吸妖魂の根は産霊山(むすびやま)の中にある妖霊樹から掘り出すのだという。さらに産霊山には結界が張られているらしく、生中な方法では入るどころか見つけることもできないらしい。そこに行けば吸妖魂の根が、麒麟丸と戦うための力が手に入ることを知り、とわたちは夢の胡蝶の生息地だと聞かされて探し続けていた産霊山を次の目的地と定めるのだった。

第28話(弐の章4話)「産霊山の結界」

産霊山の結界を突破したとわたちは、りおん(左から2人目)から吸妖魂の根を渡される。

とわたちが冒険を繰り広げる戦国時代の日本から、さらに遡ること600年。西回りに世界を一周しながら各地の妖怪と戦い、その全てに勝利してきた麒麟丸は、“小さな島国”と軽んじていた日本で生まれて初めての敗北を喫した。この時彼と相対し、その角と右腕を切り落とした妖怪こそ、とわたちの祖父・犬の大将である。
しかし勝負が決した後、犬の大将は麒麟丸にトドメを刺さずに刀を収める。麒麟丸の娘・りおんが、両者の戦いを泣きながら止めようとしていたためである。「戦場に子など連れてくるな」と言い残して去っていく犬の大将を悔し気に睨みつけ、麒麟丸もまた拠点としている大型船に引き上げていく。

初の敗北を受け入れられず荒れる麒麟丸だったが、「敗因は鍛錬を怠った自分自身にある」と反省し、犬の大将への憎しみではなく自分の驕りへの怒りを忘れぬため、切り落とされた角の欠片に人としての姿を与える。理久と名付けられた角の欠片は、是露から切り落とされた麒麟丸の右腕をどこかに捨ててこいと命じられ、それをどこかの森の奥に放置されていた古井戸に投げ入れる。この井戸こそは、後に“骨喰いの井戸”と呼ばれることとなる、戦国時代と現代を結ぶ時空の歪みの入り口となる代物だった。
舞台は再び戦国時代に戻り、人気のなくなった大型船の中で、麒麟丸は自分の角から生み出した、自分の一部でしかないはずの理久に裏切られたことに、感慨深いものを感じていた。とわたちとの戦いで負った傷を眺めて「さすがは犬の大将の血を引く者たちだ」と感心する麒麟丸の前に夢の胡蝶が現れ、彼をしばしの眠りに誘う。麒麟丸は特に抵抗するでもなく、「夢の中でまたお前に会える」と言って目を閉じるのだった。

その頃、とわ、せつな、もろはの3人が産霊山に到着する。もろはは母であるかごめから受け継いだ霊力で、ここに邪悪な妖力が満ちていること、それを抜けた先には聖なる力が満ちていることを看破。とにもかくにも進んでみようと産霊山に踏み入るとわたちだったが、入ってすぐに強力な結界に囚われてしまう。
現代の街並みの中に1人放り出されるとわ。時代樹の前に1人立ち尽くすせつな。いつの間にか仲間とはぐれたことに慌てる彼女たちに、どこからか「お前たちに守りたいものと捨て去りたいものはあるか」との問いが投げかけられる。とわはその声が、彼女の担任だった希林理(はやし おさむ)のものと酷似していることに気付くのだった。

一方、もろははただ1人無事に結界を踏破し、産霊山の中心部に辿り着いていた。なぜ自分だけが突破できたのか、とわたちはどこに消えたのか不思議がるもろはだったが、妖霊樹らしきものを発見してそこに近づく。するとそこには精霊なのか幽霊なのか、半透明の姿で寝入る少女の姿があった。目を覚ました彼女はりおんと名乗り、もろはに「あなたが私を連れ出してくれる人か」と尋ね、さらに彼女が強い霊力を持っていることを言い当てる。それが産霊山の結界を無力化できる条件だったのだ。
りおんによれば、産霊山の結界とは、生と死と時空の狭間に相手を強制的に送り込むというもので、このままではとわとせつなは永遠に結界に囚われたままになるという。2人を助けたいと望むもろはにりおんは協力し、結界の中に入り込む道を作り出す。この中では妖力は完全に無効化されるものの、霊力は普段通り使うことが可能で、もろははこれを使ってとわたちの下に辿り着こうとする。

その途中、もろはは巨大な犬の骸骨が飾り付けられた墓標のある場所を通過する。最初に飛び込んだ勢いのまま空を吹き飛ばされていくだけで、内部に降り立つことすらできなかったが、そここそは彼女の祖父である犬の大将の墓地であり、犬夜叉とかごめが殺生丸に封じられた場所でもあった。空を横切るもろはを見つけた2人は、それが自分たちの娘であることに気付いて必死に呼びかける。もろはもまた、現代で見せてもらったアルバムの中にあった“自分の両親”だという男女の姿に気付くも、空を飛んで引き返す力があるわけでもなく、込み上げる想いに涙を浮かべたまま別の時空へと突入していく。こうして犬夜叉たちともろはの親子の再会は、もうしばらく先延ばしされることとなった。
時代樹の前に放り出されたせつなは、その幹の中に1人の娘が封じられていることに気付く。夢か幻か、時代樹の精霊が不意にせつなに声をかけ、この娘こそはとわとせつなの母親であるりんだと説明する。りんが呪いに侵され、是露と縁を結ばされているために助けることもできず、こうして封じられていることを教えられ、せつなの中に「母を助けたい」との想いが芽生えていく。時代樹の精霊によれば、せつなが産霊山の結界の中から時代樹の前に迷い出たのは、彼女の持つ所縁の断ち切りの力であり、またこれを使えばりんと是露の縁を断つことも可能だという。
そこに別の場所で合流したとわともろはが現れ、再び結界の中で聞いたあの声が響く。声はりんこそがとわとせつなにとって“守りたいもの”であることを指摘し、「我が娘りおんの話し相手にでもなるがいい」との言葉を投げかける。

こうしてとわとせつなは結界を突破し、先んじて産霊山の中心部に辿り着いたもろはとりおんがそれを出迎える。りおんは「結界の中での出来事に嘘偽りはない」と語り、とわたちに吸妖魂の根を差し出すのだった。
ここで舞台は現代に移る。かつてこの時代に飛ばされたとわを保護し、娘として育てた日暮家が代々宮司を務める日暮神社に、彼女の担任教師である希林がふらりと来訪する。彼は「以前売っていた四魂の玉お守りキーホルダーは残っていないか」と尋ねるも、神社ではそのようなものを売っていたことがなく不審がられる。希林は勘違いだったと謝罪し、そのまま境内を歩いていく。

「やはり何かが変わりつつある。かつて自分が通り抜けてきた骨喰いの井戸も無くなった。自分はこの世界で異物になってしまった」
そう言って時代樹に触れる希林の右腕からは、膨大な妖気が放たれていた。

第29話(弐の章5話)「りおんという名の少女」

新たな得物、無限に妖力を吸収する斬星剣を構えるとわ。

YAMAKUZIRA
YAMAKUZIRA
@YAMAKUZIRA

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犬夜叉 天下覇道の剣(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『犬夜叉 天下覇道の剣』とは高橋留美子による『週刊少年サンデー』で1996年から2008年まで連載された、戦国時代を舞台にした半妖・犬夜叉と女子中学生かごめのタイムスリップ漫画『犬夜叉』を原作とする2003年に公開された3作目の映画作品である。 かつて西国を支配していた犬の大妖怪がいた。そしてその血を引く息子、兄・殺生丸と弟・犬夜叉。父から譲り受けた剣「鉄砕牙」と「天生牙」の他にもう一つ「叢雲牙(そううんが)」という3本目の剣が存在した。

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犬夜叉 紅蓮の蓬莱島(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『犬夜叉 紅蓮の蓬莱島』とは高橋留美子によって『週刊少年サンデー』で連載されていた少年漫画『犬夜叉』を原作とした映画作品。2004年に公開された。劇場版としては4作品目であり、『犬夜叉』最後の映画作品でもある。『犬夜叉』とは、戦国時代を生きる半妖・犬夜叉と、その時代にタイムスリップした女子中学生かごめのファンタジー漫画。 50年に一度姿を現す幻の島、蓬莱島は四闘神(しとうしん)に支配されていた。島に残った半妖の子供たちを助けるべく、犬夜叉一行は蓬莱島へと乗り込み熱いバトルが繰り広げられる。

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機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)のネタバレ解説・考察まとめ

機動戦士ガンダムUC(機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096)は福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。 2007年より小説版が連載され、2010年よりOVA劇場上映および発売、2016年にはTVアニメ版が放送された。 機動戦士ガンダムから続く宇宙世紀を舞台に、ラプラスの箱と呼ばれる重要機密を巡る戦いを描く。

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機動戦士Ζガンダム(ゼータ)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士Ζガンダム』とは、1985年から1986年にかけて日本サンライズによって制作・放送されたロボットアニメ。全50話で略称は「Ζ(ゼータ)」。 一年戦争終結から7年、地球連邦軍は増長したエリート組織ティターンズと反地球連邦組織エゥーゴが内紛状態に陥っていた。学生だったカミーユ・ビダンはその抗争に巻き込まれる中で、様々な出会いや別れ、戦いを経験し、新たなニュータイプとして覚醒していく。

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機動戦士ガンダムSEED(シード)のネタバレ解説・考察まとめ

「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月から2003年9月まで毎日放送・TBS系列で放送されたロボットアニメ。「機動戦士ガンダム」シリーズの中でも新しい世代に向けて作られた、“平成のファーストガンダム”と呼ばれる作品。幼少期の親友でありながら敵対する立場にいる2人の少年と、戦争を終わらせるために戦場に身を投じる中での葛藤や苦悩を描いた壮大なストーリーが見どころ。

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ガンダム Gのレコンギスタ(Gレコ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ガンダム Gのレコンギスタ』とは、「機動戦士ガンダム」シリーズの続編で、全26話のアニメシリーズ。 ∀(ターンエー)ガンダム以来、ガンダムのTVアニメシリーズとしては15年ぶりの富野由悠季監督作品である。また後年にはテレビシリーズを基に再編された劇場版も制作されている。 独特な演出とセリフ回しはファンから富野節とも呼ばれ、小気味良いテンポで展開されていくストーリーの中で、物語中の状況の変化と共に数々の名台詞が存在している。

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新機動戦記ガンダムW(ウイング)のネタバレ解説・考察まとめ

『新機動戦記ガンダムW』とは、サンライズ制作の『ガンダムシリーズ』のテレビアニメ。物語の主軸は戦争であるが、本作ではコロニーを支配するためにOZがめぐらす戦略やガンダムに乗るパイロットたちをめぐる人間性と様々な葛藤も描かれている。また日本、西洋、中東、アメリカ、中国をイメージした5機のガンダムが登場し、それぞれのガンダムパイロットの5人全員が主人公役扱いになっている。

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機動戦士Ζガンダム(ゼータ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

機動戦士Ζガンダムは富野由悠季原作のTVアニメ。前作である機動戦士ガンダムから数年後が舞台となっており、登場人物やMS(モビルスーツ)は刷新され、前作の登場人物は年齢を重ねて再登場している。前作とは違い、エゥーゴ対ティターンズという地球連邦を母体とする2つの勢力抗争、そしてジオンの残党であるアクシズの三つ巴による同盟・裏切りなどの複雑な展開は様々な名言を残している。

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機動戦士ガンダム(ファースト・初代)のネタバレ解説・考察まとめ

1979年から1980年にかけて日本サンライズによって制作・放送されたロボットアニメ。ファンが多く知名度が高い作品だが、放送当時は視聴率が振るわず打ち切りとなった。 ガンダムシリーズの1作目で「初代(ガンダム)」や「ファースト(ガンダム)」とも呼ばれる。 ガンダムに乗ったアムロやその仲間が各地を転戦しながら、宿敵シャアをはじめ様々な人々との出会いや別れ、戦いを経て成長していく物語である。

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機動戦士ガンダムF91(Formula 91)のネタバレ解説・考察まとめ

機動戦士ガンダムF91は、1991年に劇場公開されたアニメ作品。 シリーズである「機動戦士ガンダム」の劇場公開10周年を記念して製作された。 宇宙世紀0123年を舞台に、地球連邦軍と貴族主義を掲げるクロスボーン・バンガードとの戦いを描く。 「人は、いつ戦争を忘れることが出来るのか?」がキャッチコピーとしてつけられた。

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機動戦士ガンダム00(ダブルオー)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士ガンダム00』とは、サンライズが製作した日本のオリジナルロボットアニメである。2度のテレビ放映の後に劇場版も公開されている。 宇宙へ進出し、地域格差が現代よりも厳しくなっている地球を舞台に武装組織「ソレスタル・ビーイング」が戦争根絶を目的として、世界へ宣戦布告する。世界は混乱しながらも一致団結して「ソレスタル・ビーイング」と戦いを繰り広げていく。

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聖戦士ダンバイン(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『聖戦士ダンバイン』は、1983年から富野由悠季が名古屋テレビと日本サンライズで放送・制作したロボットアニメである。 異世界と地上で起こる戦争に巻き込まれた人々がおのれの愛と憎しみ、エゴに翻弄され自滅していくさまを残酷なまで丁寧に描き切っている。 美しいファンタジー風の世界観と救いようのない人の業のコントラストが特色である。

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アイカツ!(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『アイカツ!』とは、バンダイの展開するトレーディングカードを用いた女児向けアーケードゲームと連動して作られたアニメである。 主人公の星宮いちごはトップアイドルである神崎美月にあこがれて、名門アイドル養成学校スターライト学園に入学する。個性豊かなアイドル仲間達と切磋琢磨し、学園の女王「スターライトクイーン」を目指す青春ストーリーである。 姉妹作品に『アイカツスターズ!』、『アイカツフレンズ!』、『アイカツオンパレード!』がある。

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機動戦士ガンダム サンダーボルト(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士ガンダムサンダーボルト』とは、原案を矢立肇と冨野由悠季、作画を太田垣康男によるガンダムシリーズの漫画作品またはそれを原作とするOVA(オリジナルビデオアニメーション)作品である。 本作は大元の原作であるアニメ『機動戦士ガンダム』とほぼ同じ時代から数か月たった期間を描いた作品である。 地球連邦軍所属のイオ・フレミングとジオン公国軍所属のダリル・ローレンツのダブル主人公で構成され、二人の宿命的な出会いと運命的な殺しあう様を描いている。

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伝説巨神イデオン(THE IDEON)のネタバレ解説・考察まとめ

『伝説巨神イデオン』は日本サンライズ制作・富野喜幸監督(当時)による日本のアニメ。 地球植民星ソロで発掘された、第6文明人の遺跡かつ変形合体する巨大ロボット「イデオン」と、その力の源「無限力イデ」を巡り、地球人と異星人バッフ・クラン両文明の衝突が発生。 銀河全体を巻き込む果て無き抗争へ発展していき、それを見つめ続けたイデの裁きによる全文明の終焉と全人類の輪廻転生までを描いた「解り合えぬ人々」を主役とした群像劇。 『新世紀エヴァンゲリオン』に強い影響(元ネタ)を与えた作品としても有名である。

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機動戦士ガンダム THE ORIGIN(オリジン)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』とは、アニメ「機動戦士ガンダム」の作画監督を務めた安彦良和が原作アニメ設定やストーリーを再構築したコミカライズ(マンガ化)作品をアニメ化したもの。 アニメ化に際し、原作マンガの描いた79年の原作アニメの前日談の部分を再構築し、原作アニメにつながるストーリーとなっている。79年のアニメでは主人公アムロ・レイの好敵手であるシャア・アズナブルが本作の主人公として描かれている。

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機動戦士ガンダム 第08MS小隊(08小隊)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』とは、1年戦争当時、東南アジアのジャングル地帯でジオン軍の開発する新兵器を巡る攻防と、それに関わる若き連邦士官とジオン軍女兵士との関係を描いた外伝作品。 ビデオ11作と完結編で構成されており、1996年から1999年にかけて発売された。陸戦が主体で、リアルな戦場を描いた作品であるとともに、戦時下の兵士の苦悩を描いている。ガンダムシリーズには珍しく、特別なガンダムが活躍する話ではない。

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機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダムUC(機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096)は福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。 機動戦士ガンダムから続く宇宙世紀を舞台に、重要機密であるラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれた少年の葛藤と成長を描く。 緻密に練り込まれた物語もさることながら、戦闘シーンも見所の一つであり、それを彩る兵器であるモビルスーツ、モビルアーマーも幅広い層から人気を集めている。

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結界師(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『結界師』とは、『週刊少年サンデー』で連載していた田辺イエロウによる日本の漫画作品。『週刊少年サンデー』で2003年47号から2011年19号まで連載され、2006年度(第52回)小学館漫画賞少年向け部門受賞。テレビアニメは2006年10月から2008年2月まで読売テレビ制作で放送。主人公、墨村良守は古くから続く結界師の一族である。隣に住む幼馴染の雪村時音とともに、夜の学校を舞台に「結界術」を使って妖怪を退治し、烏森という霊的エネルギーが集まる場所を外敵から守るために日々奔走する物語である。

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コードギアス 反逆のルルーシュ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『コードギアス 反逆のルルーシュ』とは、2006年10月~2007年3月にかけて全25話が放送されたサンライズ制作のSFロボットアニメ作品。コードギアスシリーズの第1期作品である。 神聖ブリタニア帝国領土下の日本に住むブリタニア人のごく普通の学生ルルーシュ・ランペルージがある日、超能力であるギアスの力を手に入れたことをきっかけに、死んだ母親の仇と妹のナナリーのためにブリタニアへの復讐を始めていく。

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コードギアス 亡国のアキト(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士ガンダム』でお馴染みの赤根和樹(あかねかずき)が監督を務め、2012年〜2016年にかけて劇場公開されたSFロボットアニメ。世界の3分の1を支配する大国・ブリタニア帝国に祖国を奪われた日本人の少年少女たちは、遠く離れたヨーロッパの地に流れ着き、尚も過酷な戦争に身を投じていく。

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ガンダム・バルバトス(鉄オル)の徹底解説・考察まとめ

ガンダム・バルバトスとは、アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場する機動兵器「モビルスーツ」の一体にして、同作の主役機である。物語開始の300年前に起こった「厄祭戦」時に建造された72機のガンダムタイプのうちの一機で、「バルバトス」の名はソロモン72柱序列8位の悪魔の名に由来する。

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機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(Mobile Suit Gundam 0083)とは、1991年から1992年にかけて、全13話が製作されたOVAシリーズである。アムロ・レイの活躍によって終結した、『機動戦士ガンダム』の戦いの三年後を描く。本作の星の屑作戦によって地球にコロニーが落とされたことで、物語は『機動戦士Ζガンダム』へと続いていく。

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