ラブ★コンの名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

大谷の女装写真を手に入れたリサが「大谷敦子ちゃん（もとの名は敦士）」と大谷のことをからかった後の、リサと大谷のやりとりである。「敦子ちゃん」から名作「ひみつのアッコちゃん」を連想するだけでなく、大谷の身長が小さいことを「小人に変身」とネタにしたリサ、それに対して見事なノリツッコミを返す大谷、それそれのギャグセンスが光る一場面である。

大谷「新学期始まってから毎日毎日呪いの呪文みたいのかけやがって！！」 リサ「そうや毎日毎日1cm背―縮んだらええわ…156日後にはあんたなんか消滅や…」

リサが大谷に恨みをこめてかけた言葉である。渾身の告白をまったくの勘違いでいとも簡単に受け流した大谷に、リサはその後も恨みがましい態度を取り続けていた。秋の文化祭シーズン、リサはクラスの出し物であるお化け屋敷のお化け役にあたっており、大谷へのリサの恨み言葉はあたかも呪いのような様相を呈していた。とくに上記のセリフは幽霊の恰好をしたリサが顔面を下から照らしながら発したものであり、リサの恐ろしくもコミカルな表情、ユニークな呪いの言葉が非常に印象的な一場面である。なお、セリフ中の「156日後」は、大谷の身長が156cmであることによるものである。

「ごめん、やっぱり『全部なかったことにして』っていうの取り消す」「あたしやっぱり大谷が好きやから」

大谷が好きだと言う自分の気持ちに気づいたリサは勇気を出して告白するも、その返事がうやむやなまま修学旅行を迎える。旅行中もぎくしゃくしたまま過ごしていたリサと大谷だったが、悩みぬいた大谷が出した答えは、リサのことは友達としか見られないというものだった。告白を断られたリサは、大谷と今まで通りの友達関係に戻ることを決意して本人にもそのことを告げる。そして、リサと大谷は告白などなかったかのように、ともに修学旅行を楽しんでいた。
しかし、共通の趣味であるマイナーアーティスト「海坊主」のゆかりの地を大谷と二人で巡っていたリサは、折に触れて大谷の魅力を再認識してしまい、あきらめきれない自分との葛藤に余計に悩むことになる。集合場所に戻ろうとしていたリサと大谷は、偶然、同じ旅先に来ていた「海坊主」とその家族に出会う。海坊主の妻は、リサと二人になったとき、海坊主と自分（妻）も高校時代の同級生であったこと、海坊主に最初に告白されたときには友達としか考えられずにこっぴどく振ってしまったこと、それでも今は結婚して一緒にいることを話した。その話を聞き幸せそうな家族の様子を目にしたリサは、自分にもまだ可能性があると考えを改めた。そしてリサは大谷にこれからも諦めないことを宣言し、大谷の心を射止めるべくチャレンジを続けることを決意したのだった。

「あたしってそんなに魅力ない？」

リサを女として見ることができないという大谷に、勇気を出してリサがアプローチしたときの言葉である。海坊主のライブの前日に大谷が熱を出して学校を休み、周囲の勧めもあってリサは大谷の家に見舞いに行く。大谷の部屋でリサと二人きりで話すことになった大谷は、なぜリサのことを彼女として考えられないのかと自問自答していた。大谷は「身長はそれほど気にしていない」「あとはオレ（大谷）の問題」「密室に二人きりでいても何かしようという気がまったく起こらない」と言い、それを聞いたリサは、つまりは自分に女としての魅力を感じていないのだと落ち込む。そしてリサは、勇気を振り絞って大谷に顔を近づけ、自分はそんなに魅力がないのかと問いかけた。しかし大谷はその瞬間に意識を失い、さらに勢いで大谷とリサの唇が触れてしまう。それがファーストキスだったリサは驚いて大谷の家を飛び出すが、熱で意識がもうろうとしていた大谷の記憶にはリサの言葉もその時の出来事も一切残っていなかった。後になってそれを知ったリサは、大谷に対する怒りを爆発させるのであった。

「このまま大谷のことすきでおってもなんにも変われへんの？」 「もういい！やめる！大谷なんかすきでおんのやめる！！」

大谷の家でのリサの必死のアプローチを大谷がまったく覚えていないことにリサが怒りを隠せずにいたところ、リサの理想の男性像ぴったりの容貌と性格をした新人教師、舞竹国海が現れ、リサたちのクラスの副担任として勤務することになる。舞竹のことを「マイティー」と呼び、大喜びで慕うリサを見ていた大谷は、「（舞竹は）やめとけ」と声をかけた。それを聞いたリサは大谷が嫉妬しているのかと一瞬考えるも、大谷のこれまでの何も考えていない言動を思い出して、嫉妬しているはずはないと落ち込む。そして、話題はリサが大谷の家に来たときのことになり、大谷が記憶を呼び起こし始めたために、リサは大谷がなにか思い出すのではないかと期待する。しかし大谷が思い出したのは、（リサが思い切ってアプローチして）リサの顔が近づいてきたときにリサの髪に乾いた米がついており、それを取ろうとしたらもうろうとしてきて記憶が途切れた（倒れた勢いで大谷の唇がリサの唇に触れた）ということだけだった。思い出したら恥ずかしくて仕方がないほどに頑張ったことがすべて無駄だったと分かったリサは、ひどくショックを受けて大谷を好きでいるのはやめると言い放ち、大泣きしてその場を後にしたのだった。

「なに言うてんの、やめへんよ」「やめれるわけないやんか」「大すきやわアホ！！」

大谷に「（大谷を好きであることを）やめんな」と言われたリサの心の声である。何も考えずに大谷と遊んでいるときはとても楽しいのに、すき、きらいの話になるといっきに嫌な感じになってしまうことに悩むリサは、このままの仲の良い関係でいることを望んで「今度こそ本当に大谷を好きでいるのはやめる」と大谷に話す。しかしそれを聞いた大谷は、自分を好きでいることはやめないでほしいとリサに告げる。まだ大谷本人もはっきりとは分からないものの、大谷のリサへの気持ちが以前と変わっていることを大谷本人から聞いたリサは、これまでの努力がやっと形になり始めていることを嬉しく思い、このまま努力を続けることを決めたのだった。

「このヘタレ！！」「負ける負ける言うてたら勝てるもんも勝てんわドアホ！！」

バスケの試合相手が強豪校であったためにやる気をなくす大谷に対するリサの言葉である。高校最後のバスケ部の試合が間近に迫り、大谷は自信満々で試合を心待ちにしていた。それを見たリサは、精一杯応援して大谷の力になろうと、夜通し応援グッズを作って当日を迎える。しかし、一回戦の対戦相手が去年優勝した超強豪校だと知った大谷はいっきにやる気をなくしており、「どうせ負けるから無駄」となげやりになっていた。そんな大谷を見たリサは、強烈なパンチとともに「最初から負けると思っていたら勝てるわけがない」と叱咤し、怒ってその場を去る。その言葉とパンチ、そして、リサが投げつけた応援グッズを見てやる気を取り戻した大谷は、大きな実力差があることはわかりながらも全力を尽くして試合に臨むことを決意したのだった。

リサと大谷の初キスシーン

リサ「あたしまだ夢でもみてんのかなあ」
リサの誕生日会の日、友人たちが企画したパーティーで楽しい時間を過ごしたリサだが、その場に大谷は現れなかった。パーティーの後、参加した面々は連れ立って屋上に行き、花火を見て盛り上がる。そこへようやく大谷が現れ、こっそりリサを物陰に呼び出した。そして大谷は、自ら選んで買ってきたリサへの誕生日プレゼントを渡す。「大谷おらんとあかん」と言うリサに対して、リサが眠っていて聞いていなかったときに自分も同じように「小泉がおらんとあかん」を言っていたことを打ち明けた大谷は、おどろき振り向いたリサに軽くキスをする。ようやく大谷の想いを確認することができたリサは、「夢ではないか」と思いながら、もう一度大谷とキスをしたのだった。

「すき！！あたし大谷めっちゃすき！！」「すっきやねん！！めちゃんこすっきやねん！！」 「…大谷もあたしのことすきやんなぁ？」