ラブ★コンの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ラブ★コン』は、中原アヤ作のラブコメ少女漫画、およびそれを原作とする各種メディアミックス作品である。『別冊マーガレット』にて2001年から2006年にかけて連載された。巨女・小泉リサと小男・大谷敦士の名コンビを中心に、周りの友人たちを交えた恋愛や友情模様を描く。本作は恋愛漫画であるとともに、笑いの要素が極めて強い作品でもある。多くの胸キュンシーンだけでなく漫才さながらの掛け合いが随所に見られることで人気を集め、単行本の累計発行部数800万部を超えた人気作となっている。

ラブ★コンの概要

『ラブ★コン』は、中原アヤ作のラブコメ少女漫画、およびそれを原作とするアニメ、映画など各種メディアミックス作品である。『別冊マーガレット』にて2001年9月から2006年12月にかけて本編が連載され、本編完結の翌年、番外編2編が掲載された。単行本は全17巻で、2003年には小学館漫画賞を受賞し、累計発行部数800万部を超えた人気作である。
物語の舞台は大阪の高校、舞戸学園である。主人公である身長170cmの巨女・小泉リサ(こいずみ りさ)と、156cmの小男・大谷敦士(おおたに あつし)を中心に、周りの友人たちを交えた恋愛や友情模様を描く。正反対の身長コンプレックスをもつリサと大谷は、その組み合わせを面白がった先生やクラスメートから「オール阪神・巨人」と呼ばれ、何かとセットで扱われている。入学当初から犬猿の仲でつねにいがみ合っている二人だが、性格や行動パターン、音楽の好みなどがぴったりと一致することが分かり、傍から見れば相性は抜群であった。ことあるごとに行動をともにすることが続き、大谷の男らしさやさりげないやさしさに触れたリサは、いつのまにか大谷に惹かれ始める。はじめは大谷に好意をもっていることを認められなかったリサだが、次第に自分の気持ちを受け入れ、友人たちの力を借りて両想いになるべくアプローチを始める。持ち前の鈍さを発揮していっこうにリサの気持ちに気づくことがなかった大谷だったが、リサは落ち込みながらもめげずにチャレンジを続け、その結果が実って二人は晴れて両想いになる。それぞれに好意をもつライバルが現れたり、受験の波に飲まれたりと数々の壁が立ちはだかるが、それを乗り越えるたびに二人の思いは育っていく。いよいよ卒業のときが訪れ、お互いの深い愛情と感謝の気持ちを共有したリサと大谷は、これからもともに笑って過ごすことを誓うのだった。
恋愛漫画である本作には、胸がキュンとするようなセリフやシーンが散りばめられている。また、本作は、ラブコメ漫画の中でもとくにコメディー要素が強い作品である。舞台が大阪であることも手伝い、作中には大阪弁をフルに生かした漫才さながらの面白おかしいやりとりが数多く登場する。これからとくに人気を集める胸キュンシーン、物語の進行において重要な役割を担うシーン、名コントシーンを紹介する。

小泉リサの名言・名セリフ/名シーン・名場面

小泉リサ(こいずみ りさ)は本作の主人公であり、舞戸学園に通う高校生である。入学の時点で170cmという高身長の持ち主で、自他ともに認める「巨女(きょおんな)」である。明るくポジティブでノリのいい性格だが、自身の高身長をコンプレックスにしている。成績は悪いがボケとツッコミにおいては天賦の才能を発揮し、主にボケ担当である。日頃は「アホっ子」「オール巨人」のイメージが強いが、実はけっこうな美人である。
見た目のアンバランスさをおもしろがられて大谷と組まされることが多く、当初は辟易していたものの、彼の人柄を知るに連れて次第に惹かれていく。理想のタイプは「自分より背が高くて王子様みたいな人」であり、それとは正反対の大谷に惹かれる自分に戸惑っていた。しかし、大谷と行動をともにすることを重ねて大谷を好きだと言う気持ちを認めるに至る。多くの困難を経てようやくその恋が実り、見事に周りも公認の名物カップルとなった。

リサ「はいどうぞ♡」 大谷「…イヤミか?」 リサ「うん」

大谷の初登場シーンであり、なおかつリサと大谷の初の口喧嘩である。職員室でクラス担任に叱られていたリサは、高いところにある荷物に手が届かずに困っていた大谷を見かける。身長が高いリサは、これ見よがしに軽々と荷物を取って、大谷に渡した。ことあるごとにお互いに身長コンプレックスをからかい合い、遠慮のないやりとりをしていることが物語の開始早々にはっきりわかる一場面である。

「それぐらいでいちいちヘコむんやったらもう誰も好きになるな!」

好きな女子に身長のせいで男として見てもらえないことがわかって落ち込む大谷に、リサがかけた言葉である。リサの友達である田中千春(たなか ちはる)を気に入った大谷は、同様に同学年の鈴木涼二(すずき りょうじ)が気になるリサと協力体制を築き、各自のカップル成立を目指すことにする。二人は千春と鈴木を交えたグループでプールに行く計画を実行し、意中の相手と親交を深めるチャンスを狙った。実は千春は大の男嫌いであったが、とくに怯えられることもなく楽しく会話することができた大谷は、手ごたえを感じて自信をつけていた。しかし、リサと千春の会話からその理由が「小っさいから男ってかんじがせえへん」からであることが発覚し、会話の内容を耳にしてしまった大谷はひどく落ち込む。自暴自棄になっている大谷を見てパンチとともにリサが発したのが、上記のセリフである。キツイながらも励ましの気持ちが込められたリサの言葉に発破をかけられた大谷は、めげずに千春の気持ちを振り向かせるためにがんばることを決めたのだった。

リサ「あげるわ牛乳。これ飲んであんたはその男らしさのカケラもないちんちくりんの体を伸ばしていこう」 大谷「ありがとう、オレがんばる…」

背が低いせいで千春に男として見てもらえていないことを知って落ち込む大谷と、逆に背が高いせい鈴木に女として見てもらえないことを知って落ち込むリサのやりとりである。大谷とリサはお互いに両想いを目指して協力関係を築いていたが、そろって身長のせいでうまくいかずにいた。ボケ半分のリサのはげましに大谷は見事なツッコミを返し、大谷のノリツッコミスキルが初めて発揮された場面である。

ともに好きな相手に振られたリサと大谷が開き直って夏祭りを楽しむシーン

リサ「大谷って小っさいのに手はちゃんと男の子やねんなあ」「…なんやねんもう。調子狂うのはこっちの方や」
リサは鈴木と、大谷は千春と両想いになるべく協力し合うことを決め、それぞれにアピールを続けていた。しかし、リサと大谷の計画でともにプールにいったことがきっかけで鈴木は明らかに千春のことを好きになってしまい、千春も鈴木に好意を抱いていた。自分たちの思惑とはまったく逆の方向に事態が進んでしまっていることに焦るリサと大谷の次なる計画は、神社の夏祭りであった。千春と鈴木を誘って4人で夏祭りに行くところまではうまくいったものの、千春と鈴木は一緒に待ち合わせ場所にきたり、人混みの中でさりげなく鈴木が千春をフォローしたりと、まるで付き合いたての初々しいカップルのような様子であった。それを目の当たりにしたリサと大谷は、とうとう両想いになることをあきらめると決める。鈴木と千春を二人きりにしようとそろって場を離れたリサと大谷は、開き直って夏祭りを満喫していた。一人だったらヘコんでいたであろうところを大谷の明るさに救われ、はぐれないようにと手をつないだときに大谷の手が男の手であることに気づいたリサは、「なんかへんなかんじ」を抱く。リサ自身はまだ気づかないながらも、大谷へのほのかな恋心が芽生えた場面である。

「あたし、めっちゃ大谷のこと好きみたいやんか」

大谷の言動に一喜一憂する自分に戸惑うリサの心の声である。バレンタインにリサのチョコを断った大谷は、それを知ったリサの親友、石原信子(いしはら のぶこ)や、信子の彼氏であり大谷の親友でもある中尾平吉(なかお へいきち)から責められていた。さらに、リサが幼馴染で自身を慕っている深川遥と話しているところに偶然居合わせた大谷は、棘のある言葉を吐く遥に向かって「大谷はそんなヤツじゃない」と庇うようなことを彼女が口にしていることを知り、己の認識を改めていく。そして、放課後リサと二人きりになった大谷は、リサに対して小さく謝罪した。いつもとは違って静かで素直な様子の大谷とのとのやりとりを経て、リサは、自分が拗ねていたのだと気づき、「(自分が)めっちゃ大谷のこと好きみたい」だと戸惑うのであった。

「うでの中にすっぽりおさまってもいい。あたしより小っさくてもいい。あたしは大谷がすきなんや」

大谷を好きだと改めて自覚したリサの心の声である。高校2年生になったリサたちの前に「寿聖子(ことぶき せいこ)」と名乗る美少女新入生が現れ、大谷を好きだと猛アピールを始める。翻弄される大谷を見て気が気でないリサだったが、一見するとかわいらしい女子だった聖子は、実はかわいらしい男子、本名寿聖子郎(ことぶき せいしろう)だった。性別の壁があることを知りつつも一生懸命に頑張る聖子を見て、リサは素直になってみようと思い始める。大谷の魅力を語る聖子と話していて、自分が大谷の良いところをたくさん知っていることを意識したリサは、大谷が好きだと言う自分の気持ちをやっと認めることができたのだった。

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