大・爆・殺・神ダイナマイト/爆豪勝己(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

大・爆・殺・神ダイナマイト/爆豪勝己(ばくごう かつき)とは、雄英高校1年A組に所属する生徒である。彼の個性は、「爆破」。掌の汗腺からニトロ物質を出し、自在に爆破させることができる。幼いころから個性と身体能力は優れており、将来を有望視されていた。本人自身も、ナンバー1ヒーロー、オールマイトを超えるヒーローになると宣言している。しかし、その気持ちが強すぎる影響で、度重なる暴言や暴走を繰り返し、周りのクラスメイトや教師を困らせる問題児でもある。
主人公の緑谷出久とは幼馴染であり、ライバルである。

インターン活動(エンデヴァー事務所)

エンデヴァー事務所に到着した3人。

年は明け、インターン活動が再開する。今回のインターン活動は大規模に行われることとなった。その背景にあるのは、異能解放軍の存在だ。ナンバー2ヒーロー、ホークスがスパイとしてヴィラン連合側と接触し、全国に反乱を起こそうとする異能解放軍の戦士が約11万人潜伏していることが判明した。そこで、ヒーローとして活動できる戦力を増やすため、このようなインターン活動が始まった。爆豪は、轟の誘いを受け、緑谷と共に3人でエンデヴァー事務所へ参加することとなる。エンデヴァーは最初、息子の焦凍しか面倒を見るつもりはなかったが、ホークスからの異能解放軍の情報を受けて、3人を指導することとなる。爆豪は、今の自分にできないことを見つけるためにエンデヴァーのもとへ来た。そして、他の2人と同様に、エンデヴァーから課題を指摘される。また、エンデヴァーよりもはやくヴィランを制圧するという任務も与えられる。しかし、さすがはナンバー1ヒーロー、3人が反応する前に、ヴィランの動きを察知するなど、レベルの違いを見せつける。インターン活動後ある日の夜、エンデヴァーの長女、轟冬美の提案により轟家で夕食を食べることとなった。エンデヴァーのことを嫌っている焦凍の兄、夏雄も参加し、雰囲気は悪かった。そこで轟の過去を詳しく知ることとなる。夜も更け、エンデヴァーの計らいで、自宅まで送ってもらえることとなった。そこでエンディングと呼ばれるエンデヴァーを強く意識しているヴィランが現れる。エンディングはなんと夕食後に家を出た夏雄を人質に取っていた。その場面に遭遇してしまったエンデヴァーは、過去の負い目を感じ、動くことができない。そこで、インター中に成長し、課題を克服した爆豪たちによる連係プレイで夏雄の救出、エンディングの逮捕に成功する。夏雄の救出後、エンデヴァーは初めて夏雄と向き合うこととなる。

超常解放戦線掃討作戦

爆豪は、超常解放戦との戦いにおいて、はじめて自身のヒーロー名「大・爆・殺・神ダイナマイト」を名乗る。

異能解放軍が再臨祭と称し、邪魔な存在であったヴィラン連合を倒そうとする事件が泥花市で起こった。この事件で、ヴィラン連合側のリーダー、死柄木弔は個性を覚醒させる。そして、ヴィラン連合は異能解放軍を降伏させ、新たに超常解放戦線という組織を作り上げた。この場に居合わせたスパイ、ホークスは、このままでは日本が終わることを危惧し、超常解放戦線を一斉に討伐する計画を立てる。その計画は、脳無の生みの親、オール・フォー・ワンの片腕である殻木球大(がらき きゅうだい)を確保し、超常解放戦側の退路を断ったうえで、一斉に討伐するものだ。そして、ヒーローたちは殻木球大のいる蛇腔病院に突入する。超常解放戦一掃作戦が始まった。蛇腔病院では、オール・フォー・ワンから個性「オール・フォー・ワン」を受け継いだ死柄木が個性を定着させるための仮死状態で眠っており、目覚めさせてはならないとヒーローたちは感じていた。知性と複数の個性を持つハイエンド脳無の出現により、現場は混乱していく。そして、とうとう死柄木が目覚めてしまう。すると、崩壊の個性を持つ死柄木により、周囲は一変。病院だけでなく町中を崩壊させていく。そこにエンデヴァーが駆けつけ、応戦する。エンデヴァーの最大火力の炎で、死柄木を焼き尽くそうとするが、オール・フォー・ワンを受け継いだことであらゆる個性が使えるようになった死柄木はすぐに再生してしまう。そして、唯一取り込むことが出来ていない個性「ワン・フォー・オール」を求め、死柄木は緑谷のもとへ向かう。それを知った緑谷と爆豪は避難救助を中止し、死柄木を人のいないところへ誘導しようとした。爆豪は、オールマイト引退の責任をまだ感じており、雪辱を果たすために緑谷に同行する。
複数個性により、死柄木は一瞬で緑谷の前に姿を現し、ワン・フォー・オールを奪おうとする。そのとき、グラントリノ、イレイザーヘッド、リュウキュウ、エンデヴァーらプロヒーローが救援に駆け付け、総動員で死柄木に応戦。イレイザーヘッドの個性「抹消」により、個性を封じられた死柄木をエンデヴァーが攻撃する。しかし、死柄木は残っていた脳無を操り、イレイザーヘッドの能力を封じようとする。万事休すかと思われたイレイザーヘッドを緑谷と爆豪がかろうじて救出する。死柄木との戦いは熾烈を極めるものになっていく。戦いが長引く中、緑谷がワン・フォー・オールの7代目継承者の個性を発現し、死柄木を空中に拘束することに成功する。その空中戦を眺めることしかできなかった爆豪は、緑谷の訓練に付き合っていた時のことを思い出す。オールマイトとふたりでワン・フォー・オールについて話しているときに、爆豪自身が緑谷をどう思っていたのかをこぼす。個性を持たなかった緑谷が、自分の身を顧みずに他人を助けようとする姿を理解できず、理解できない自分の弱さを直視したくなくて爆豪は緑谷をいじめてしまったのだった。
超回復の個性を持っている死柄木を緑谷1人で対処することがこれ以上無理だと判断した爆豪は、エンデヴァーらと共に緑谷を援護することになる。エンデヴァー渾身の必殺技「プロミネンスバーン」を放つも、死柄木が受け継いだ個性の中に宿っていたオール・フォー・ワンの人格が覚醒し、死柄木の肉体を乗っ取って動き出した。誰もが予想しなかった反撃の矛先は緑谷に向いていた。エンデヴァーの指示を受けて身を引いていた緑谷は反応することができない。そのとき爆豪の身体は、かつて個性を持たない緑谷が爆豪を助けようと反射的に飛び出したときのように、勝手に動いていた。無意識に緑谷を庇った爆豪は重傷を負ってしまう。これまでの爆豪とは違う一面、成長した一面が見られる。その後もヒーロー側の死傷者が続出し、オール・フォー・ワンのしもべだったギガントマキアの登場により、爆豪たちは追い込まれていった。そこに現れたのが、爆豪が職場体験で世話になっていたベストジーニストだ。爆豪は、自身のヒーロー名を今まで明かしていなかった。それは、ベストジーニストに最初に報告するためであった。そして、その場で初めて自身のヒーロー名「大・爆・殺・神ダイナマイト」を名乗ることとなった。

大・爆・殺・神ダイナマイト/爆豪勝己の関連人物・キャラクター

デク/緑谷出久(みどりや いずく)

緑谷出久とは、『僕のヒーローアカデミア』の主人公であり、爆豪の幼馴染である。人類の8割が何かしらの特殊能力「個性」を発現させる現代社会において、彼は個性のない「無個性」の少年であった。無個性の緑谷は、平和の象徴と呼ばれたオールマイトに憧れを抱いている。しかし、「無個性ではヒーローになれない」という現実を突きつけられ、夢を諦めかける。そんなとき、幼馴染の爆豪がヴィランに襲われる事件が起こり、偶然その場面に出くわす。そこで緑谷は、自らの危険を顧みず、爆豪を助けようとする。現場に駆け付けていたオールマイトは、ヒーローの本質とも言える緑谷の「人を助けたいという思い」に心を揺さぶられ、残りの力を振り絞り、ヴィランの撃退に成功する。その後、緑谷はヒーローの本質を持っているとオールマイトに認められ、オールマイトの個性「ワン・フォー・オール」を受け継ぐこととなる。ワン・フォー・オールとは、オールマイトをはじめとする8人のヒーローが代々受け継いできた個性だった。爆豪は、無個性の緑谷を幼いころから蔑んでおり、緑谷が自分と同じく雄英高校に進学することに腹を立てる。緑谷の個性のことは社会に対して秘密にする必要があったため、余計に爆豪の神経を逆なですることとなった。緑谷と爆豪はどちらもオールマイトに憧れてヒーローを志しており、正反対の道を歩んできた2人は、物語の中でたびたびぶつかっていく。

ショート/轟焦凍(とどろき しょうと)

轟焦凍とは、雄英高校1年A組に所属する生徒である。彼の個性は、「半冷半燃」。氷と炎を自在に操ることができる。爆豪と同様に、強力な個性を持ち、才能にも恵まれているクラスの中でもトップを争う人物だ。彼の個性は、初見の爆豪を動揺させるほどのモノであった。その強力な個性の背景には、父親のトップヒーロー、エンデヴァーがいる。エンデヴァーはオールマイトを越えるヒーローを生み出すべく、個性婚(子どもに望み通りの個性を発現させるために結婚相手を選ぶこと)や息子たちへのスパルタ教育など表には出せないことを数々してきた。そのため、轟はエンデヴァーを嫌っており、父親の個性部分の炎を全く使おうとしなかった。しかし、緑谷や爆豪たちと関わる中で、炎の個性を父ではなく自分のモノにしようと努力する。体育祭での爆豪との戦いでは、炎の個性を使わなかったため、爆豪と軋轢が生じてしまう。それでもお互い、仮免試験などでともに協力し合う関係に徐々に発展していく。その証拠に、冬のインターン活動では、行先の決まっていない爆豪たちをエンデヴァー事務所に誘うなど、ライバルとしての関係が築けているのが分かる。

イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわ しょうた)

相澤消太とは、爆豪の所属する雄英高校1年A組の担任教師である。イレイザーヘッドという名のプロヒーローでもある。彼の個性は、「抹消」。見た人物の個性を使えなくする強力な個性である。この個性で、たびたびヴィランから生徒たちを救ってきた。しかし、ドライアイのため、長時間の個性使用が苦手だ。彼の性格は、超合理的で、メディア露出も嫌っている。そのため、生徒たちにも厳しく接しているようにも見えることがある。その分、生徒を見る目は確かで、それぞれの性格や個性をしっかり把握している。爆豪が誘拐された事件の謝罪会見の際には、彼の行動、言動の本質を見抜いた発言をするなど、しっかりと生徒を見ていることが分かる。また、爆豪家の家庭訪問では、爆豪の母から信頼されるなど、教師としてもプロである。

烈怒頼雄斗(レッドライオット)/切島鋭児郎(きりしま えいじろう)

切島鋭児郎とは、雄英高校1年A組の生徒である。彼の個性は、「硬化」。全身を硬くするだけでなく、鋭さも併せ持つ。その個性を活かし、自らが盾になるなど男気溢れる戦闘スタイルを好む。彼は、人柄も良いためクラスのムードメーカーだ。そのため、入学当初から、爆豪ともよく絡んでいた。また、爆豪の心を許すクラスメイトが少ないため、相棒のような関係になる。切島は、爆豪の性格を理解しているので、平気で爆豪をいじり倒す場面も見られる。そんな関係だからこそ、ヴィラン連合に誘拐された爆豪の救出では、切島の存在が大きかった。もし、爆豪を助けようとする手が緑谷たちだったなら、プライドが邪魔をして助けを拒んだかもしれない。しかし、心を許している切島が手を伸ばしたからこそ、プライドの邪魔が入らず、素直に助けを受け取ることができたのだ。

大・爆・殺・神ダイナマイト/爆豪勝己の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「俺はここで一番になってやる!!!」

屋内戦闘訓練で自らの弱さを痛感させられた爆豪が、目の前にいた緑谷に向かって、「こっからだ!!俺は…!!こっから…!!いいか!?俺はここで一番になってやる!!!」と放ったセリフである。今まで、個性や才能に恵まれ、育ってきた爆豪は、自尊心が高かった。その自尊心が初めて折られる。しかし、自らの弱さを受け止めて、新たにナンバー1を目指すことを決意することとなった。

「勝つんだよ、それが…ヒーローなんだから」

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