ギターエフェクターについて考えてみよう(Part1:歪み系)

ギタープレイをする上で、必要不可欠ともいえるエフェクター。
ここでは、エフェクター(歪み系)の魅力について語ってみる。

エフェクターとの出会い

ギターを始めて数日から数ヶ月経ってくると
やはり、ギターの音色について気になってくるものである。
日々、バンドスコアとにらめっこをしてると
【Delay】【Clean】【Distortion】など丁寧に、かつメモ書き感満載で
記載されていることがある。

筆者が楽器を始めた当時、頼れる知識の元は
毎月買っている雑誌のみであり、
表記によっては、疑問を抱き考える前に
一旦無視して先を部分を弾き続けていたものである。
しかし、いつしかそれらが【エフェクト】ということを理解し
【エフェクター】というものがあることを認識する。

また、エフェクターが曲に与えるインパクトは
時に絶大的快感を煽ったり、時に絶望的不快感を与えることも出来る。
使い方を間違えれば、曲どころではなくなってしまうわけだ。

現在、この世の中に存在するエフェクターは数千種、数万種に及ぶ機種が存在するだろう(多分)
まずは、目的を求めてからエフェクター探しに走ってみると良いかもしれない。

歪み系エフェクターの種類

もともと、エフェクターというものが
まだ存在していなかった時代…
ギタリストが音を出すツールはアンプのみに限られており
また、現在では高級品とされる、
真空管という電球のようなものを使ったアンプが主流だった。
昔の真空管を使用したアンプは
音の出力を上げれば上げるほど、真空管に負荷がかかり
その音にダメージがかかったようないわゆる歪んだ音が出るようになった。
それがとてつもなくカッコいい音で
今で言う【ロックな音】だったわけだ。
しかし、当然超大音量を出さなければその音を出すことは出来ず
簡単に誰もが出せる音ではなかった。
マンションが密集している日本では即通報に値する音量であろう。
※おじいちゃんギタリストに聞けばその苦労はよく分かるだろう。

しかし、その後エフェクターという機械が誕生し
ギターとアンプの間にセッティングすることで
アンプで大音量を出さなくても歪んだ音を出すことが出来るようになったのだ。
(電気回路の構造を変更し、音にダメージを与えている、邪道なやり方にはなるのだが)

歪み系(ひずみ系)
・Overdrive(オーバードライブ)
・Distortion(ディストーション)
・FAZZ(ファズ)
★一応仲間★
・Booster(ブースター)

まずは楽器屋さんに行った時に
歪み系→ゆがみけいと言わないように注意しよう。
一発で色んな事がバレてしまう。
送り仮名まで一緒で戸惑いがちのため、何度もノートに書いて覚えよう。

画像を見てもらえればお分かりいただけるだろうが
種類もメーカーもたくさんあり、同一メーカーの中でも
数十種類出されている。

※筆者所有のBlackstarのDistortion

歪系の音というのは
いわゆる【ロック】な音という説明がしっくりくるだろうか。
ギュイーーーン!、ゴンゴン!、ガツン!など人によって例え方はさまざまとなる。

開始0:42あたりで真ん中のスイッチを押したとたん
ギターの音が変わった事がお分かり頂けるだろうか。
大まかの定義となるが、これば歪み系サウンドの見本である。

結局のところ、この歪み効果が強くかかるか
弱くかかるかによって、呼び方が変わる。
Level 1~3
・Booster(ブースター)
・Overdrive(オーバードライブ)
Level 1~10
・Distortion(ディストーション)
Level 3~10
・FAZZ(ファズ)

妙なLevel分けになっているが
結果的に自分が耳にして気分がよくなるものを使えばいい。
それがOverdriveだろうがFAZZだろうが、
慣れてくると、そのあたりが面倒になり
【歪み系】とまとめて呼んでしまうわけだ。(一つ大人になった証拠である)

これまた、ざっくりとした定義となるが
動画の0:41までのサウンドをクリーンサウンドと呼ぶ。

じゃあ、レベルの幅が一番広いDistortionを買えばいいんじゃねーの?と思うかもしれないが
それもまた好みによって変わってくるのだ。
Overdriveでしか再現できない温かみだったり
FAZZでしか再現できないとげとげしさだったり
この辺りに正解はなくほとんど味覚に近い、【好み】でしかない。
歪み系エフェクターはおそらく誰もが最初に手にするエフェクターになるだろう。
だからこそ、楽器屋さんでたくさん試奏して気に入ったものを手に入れてほしい。

歪み系エフェクターを使用するときの注意点

上記の動画を見ていただいて
お分かり頂けたかも知れないが
歪み系エフェクターを使用する際
アンプの生音は歪ませないよう、クリーンサウンドにすることが前提である。
もちろん、アンプで歪ませて、さらにエフェクターを使用することもあるが
その場合はクリーンサウンドを使用することは当然出来なくなる。
また、アンプで歪ませて、エフェクターで歪ませると音色に収集がつかなくなることもあるので
注意が必要だ。

また、メーカーによって大まかな特性を以下に記述しておくので
参考になれば幸いである。

■真空管アンプを歪ませているような温かみと迫力があるエフェクターのメーカー
・Blackstar
・Marshall
・MXR

■トランジスタアンプのような切れのある歪みが特徴のメーカー
・Roland(Boss)
・Ibanez

まとめ

結局のところ、歪み系エフェクターだけでも
ものすごい数が存在しているわけで、
その中で1つだけを決めるというのは難しいかもしれない。
そうやってたくさん悩んでほしい。
そうすることで自分の好みの音にいつか出会えることになるだろう。

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