『おそ松さん』深い所とヤヴァイ所

何ていうか、アニメ界というかテレビ界に対する限界というか、挑戦を目指しているかのごとき快進撃の『おそ松さん』。パロディ多様のみならず「それはまずかろう」と思われるシーン、展開の数々…2015年の中でも特に「大丈夫か!?」と思われるものを抜粋しました。しかし、中には結構深い意味が込められているものも…。

第一話

乙女ゲーム的キャラデザとイケボなイケメン六つ子。はい、風刺ですね。誰がどう見たって風刺です。言うのが馬鹿馬鹿しいくらいです。

からの「進撃のナントカ…」ゴールデン枠や朝枠ではまず無理であろう「チビ太的要素」、セーラー服を着て戦う変身少女、ジャンプキャラのコスプレ連発のデカパン。

第二話

ヤヴァイ所:ブラック工場…某賭博漫画を思わせるキャラクターといい、「目的が分からない生産ライン」でもくもくと「仕事」をこなす下りといい…怖いですね。病んでいく六つ子たちがヤヴァイです。

アイドル、というか女性相手に「言っちゃいけないこと」言いますし。いや、ある意味弟を想ってのことなんでしょうが。それとも恋路(?)を邪魔するためなのか…。

第三話

ヤヴァイ所:「最低のクイズ」といい「デカパンマン」といい、冒険しすぎです。海外映画のパロディとか。

深い所:成人しているのにコスプレしてお菓子をもらいに行くさまが、「成熟していない現代人」を皮肉っているのでしょうか。で、割を食うのは(この話の中では)常識人で成熟した大人のイヤミ。「さっさと追い返そう」と昭和の香り漂うお菓子を押し付けて…。

第四話

深い所:「扶養家族面接」…おそ松、一松の発言がかなりヤヴァイ。ことに「おそ松」。ニートな人々の心の叫びをものの見事に言っちゃってます。ニートでなくとも胸に来た人も多いのでは。「離婚したら自分たちが困るから反対してるんでしょう」というお母さんのセリフもまた…。

ヤヴァイ所:トト子ちゃん、確かにかわいいですが男心を弄びすぎでは…。恋人のいない六つ子を別々に呼んだりするところに計算を感じます。

第五話

ヤヴァイ所:時には非情にならなくてはいけないこともあるってことでしょうか、Aパート。それにしたって兄弟、ひどすぎ。誘拐した張本人たるチビ太が逆に気を使うという本末転倒ぶり。火まで放ったというのに…。あと「異性と親密に付き合ったことがない男性」…さらっと言いますね、このアニメは。動物を金儲けの道具にしようとしたり。

深い所:猫が大事にされている分、カラ松の扱いのひどさが強調されているという。

えどまち
えどまち
@edono78

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