【絵本・児童書】オトナが読んだっていいじゃない!

絵本や児童書は子供たちだけのもの、というわけではありません。子供向け児童向けとジャンルわけされているだけで中身は意外とオトナ向けのものもあったりします。自分が読んだ作品で子供さんはもちろん、オトナもいっしょに楽しめる絵本や児童書を選んでみました。小さなお子様をお持ちのお父さんお母さんには新たな読み聞かせの扉が開けることを祈って。

「少年弁護士」というタイトルにひかれました。
現実に近い等身大の物語設定に、はまりました。

主人公のセオが超完璧なエリートではないのがいいです!
けっこうふつうの男の子で、「弁護士」らしく一生懸命努力する姿がよかったです。

弁護士の両親もユニークですね。
弁護士・裁判・傍聴、と難しくて遠いと思っていた世界が、身近に感じられるようになります。

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タイムライダーズ

物語の舞台は、2001年のニューヨーク。9.11の前後48時間を何度も繰り返すことになる。ヒットラーが世界制覇した世界は、歴史の変化の波に襲われ、すっかり様変わりしてしまった。
狂った現実をもとの世界にもどすために、タイムライダーズの戦いが始まる。
少年少女たちが活躍する物語ですが、史実を扱い読み応えは大人でも十分です。
著者:アレックス・スカロウ
出版社:小学館

日本風にいえば、いわゆるタイムパトロールもの。
作者の経歴(ミュージシャンからゲームクリエイターまで)から納得のSF描写は、筋が通っているように見えて実際は結構力技で面白いです。

主人公たちを支援するロボット(2m近い巨漢)の「ボブ」というキャラクターが可愛らしいロボ萌え小説。
最初のエグい状態から屈強な戦士へと変化するさまは、まさにターミ○ーター。

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少年シャーロック・ホームズ

イギリスの全寮制学校・ビートン校へ引っ越してきたワトソンは、同じ部屋で生活することになったホームズに驚かされる。ホームズは、どんな小さな手がかりも見逃さない観察力と推理力の持ち主だったのだ。二人は学園内で発生する奇妙な事件を次々に解決していくことに!名作『シャーロック・ホームズ』を原案に、三谷幸喜さんがアレンジした人形劇の学園ドラマをノベライズ。
一風変わった(?)シャーロックものはいかがでしょう。様々なアレンジで楽しませてくれる「シャーロック・ホームズ」。三谷テイストのシャーロックに大人が楽しめないはずがありません。
著者:コナン・ドイル
出版社:集英社(みらい文庫)

三谷さんがいかにホームズの話を読み込んでいて、数ある事件のトリックを上手く混ぜ合わせ子供でも楽しく世界に浸れる冒険推理小説にしてあるのは大人目線では「素晴らしい」の一言に尽きます。

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ズッコケ熟年三人組

ありがとうズッコケ三人組!age50シリーズついに完結!ハチベエ、ハカセ、モーちゃんはいつまでもズッコケ三人組!
「ズッコケ三人組」シリーズの最新刊であり最終巻。物語の主人公たちはいつまでも子供のままで、まさかオッサンになどなるはずが……笑。同年代の、特に男性陣の胸にあれやこれやと響くものがあるんじゃないでしょうか(笑)
著者:那須正幹
出版社:ポプラ社

中には、挿絵がありません。
本当の意味で、小学生時代のズッコケとの決別が図られています。
そして最後のシーンは、「過去への回帰」と「まだ見ぬものへの挑戦」という
ともすれば矛盾するものを上手くあらわした、素晴らしいものだと思います。

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バルト 氷の海を行きぬいた犬

ある冬のさむい日、ビスワ川の氷が、海にむかって流れていきます。たいへんです、氷のうえにいっぴきの犬がいて流されていくのを、町の人たちが見つけました。消防士がたすけようとしましたが、流れがはやすぎて、犬はすぐに見えなくなってしまいました。二日後、バルト海にいた海洋調査船「バルト号」の乗組員がその犬を見つけ……? 2010年1月、ほんとうに起こった、ニュースでも報道されたできごとをもとにした、心あたたまる絵本です。
児童向けに必ずある動物もの。これらはけして子供だけのものではありません。一匹の犬を助けるために奔走する人々に、ほんとうは大人がなにかを感じ取らないといけないのかもしれません。説教くさくならない子供向けの本なら肩肘張らなくていいのでとっつきやすいと思います。
著者:モニカ・カルネシ
出版社:徳間書店

著者自身が犬を飼っているのか、不安げに後ろ足の間に尻尾をしまいこんでいる様子、助けてくれた調査員を見つけて千切れそうに尻尾を振っている様子など、犬の全身から気持ちが伝わってきます。
氷点下の中を生き抜いた犬はバルトと名付けられ、現在は命の恩人を新たな飼い主とし、調査員の一員となって幸せに暮らしているそうです。
著者の感銘がそのまま伝わってくる仕上がり。
バルトの現在の幸せに心からホッとしました。

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