リメイク版『ドラえもんのび太の大魔境』サベール隊長について

今更感満載ですが、敢えて。『おそ松さん』人気もありますし、トキワ荘出身の巨匠作品のリメイクという意味合いで選びました。原作準拠ということで、旧作アニメのように「犬種違うんじゃね?」と思うようなゴツイ犬ではなく、といって完全なコピーと言うわけでもない。しかもキャラが掘り下げられています。これも、制作側の方針だったようです。(ネタバレあり)

出典: doraeiga.com

コス博士

ダブランダーの頭脳参謀的な科学者。旧作では不気味な老犬風でしたが、今作では杖こそついているものの若々しい原作寄りの風貌になっています。
武人の面が強調されていたサベール隊長に対し研究学徒の面が強調されており、古代兵器の設計図を見て興奮、王家に伝わる予言についても知っています。
王子生存、並びに奇妙な5匹の生物の知らせを受けてすぐさま予言に思い至りつつ「数が合わない」と伏線的なセリフを口にしていました。
空飛ぶ巨大な船に載って陣頭指揮をとりますが、旧作では船ごと投げられて爆死。今作では生き残りました。

出典: doraeiga.com

ブルテリ・バーナード

チッポを追い回してペコに返り討ちにされる、王子生存を知らせる、国民にお触れを出すといった、旧作における名無しの兵士の役割を担っています。
公式サイトによれば「二人合わせて半人前」とのことですが、ブルテリの方は褒美目当てにペコ一行を探すため持ち場を離れるなど抜け目のない面も。
そんなブルテリに「一生ついていく」としていたバーナードでしたが、最終的には皿洗いなどの雑用係をさせられて「もうついていかない」と言っていました。

出典: www.oricon.co.jp

サベール隊長以外の変更点・描写

・旧作では、ジャイアンが置いていく道具をチョイス(タケコプター、スーパー手袋、スモール雷と、ショックガン、桃太郎印のきびだんご)。

・ジャングルの探検時、ワニの襲撃に遭い、便利な道具がないことからどこでもドアで逃げようとなるのですが、以下の理由で使用不可になっていました。

【原作】粗大ごみと判断されて、空き地で焼却。

【旧作】ワニに噛み砕かれました。

【今作】粗大ごみと判断されて、神成さんによりバラバラに分解。

・バウワンコを神と崇める原住民が言った牙の王(ライオン)の数が7の7の7倍から7の7倍に変更。

・ほんやくコンニャクを食べたのが旧作では原住民の長、今作ではドラえもん。

・ペコが何故日本語を話せるかについての説明が今作では省略。原作では日本人の船員によくしてもらい、日本語を覚えたというセリフあり。旧作でも船員のことは触れられませんでしたが、船内で覚えたと言及しています。もっとも、ドラえもん一行はバウワンコ王国の住民とも不自由なく会話が成立していました。

・ペコ一行捜索の際、兵士が民家に押し入る、テーブルを蹴倒すなどの残酷な強制捜査の描写が消滅。

・ペコ一行捜索の際、原作旧作共に報酬は賞金でしたが、今作では骨一年分になっていました。

・古代兵器製造の風景を見たダブランダーが「素晴らしい出来だ」と満足するシーンがありますが、旧作ではすでに古代兵器が完成した後で、機能テストや訓練を見てのセリフでした。

・旧作では予言の内容が少し違っており、「5000年後王国に危機が訪れる。その時10人の外国人が巨神の心を動かして国を救う」と、国の平和が乱れる時期まで予言されていました。

・先取り約束機使用時の描写が少し変更。旧作では食事や入浴の場面が想像のような演出で描かれていたのに対し、今作ではにおいや味の感想、腹が膨らむ描写などになっています。

出典: shoutry.com

・原作、旧作、今作と全てに存在する空飛ぶ船による爆弾投下や火を吐く車の攻撃で不利に陥った際、ペコが皆を逃がそうと別れを告げるシーン。ジャイアンが追いかけていき、セリフの分からない口論(漫画では絵だけ、映画ではBGM付き)の末同行、という流れは皆一緒ですが、描写が微妙に違っていました。

【原作】根負けという形で、ペコが同行を同意。

【旧作】口論の最中、ジャイアンが落ちてきた爆弾からペコを庇い、同意に至ります。のび太たちも後を追う中、スネ夫だけが中々決心がつかず。他5名が爆弾から身を守り、煙が晴れた後でスネ夫と合流、巨神像に向かう流れでした。

【今作】牙を剥き出してまで口論していたペコをジャイアンが殴り、その後の言葉で同行に同意させます。後を追ってきたのび太、ドラえもん、しずかちゃんを追い返そうと口論する中一発の爆弾が落ちてきますが、庇うようにスネ夫が合流。ここでセリフが復活し、「何があろうと僕たちは一緒」というのび太の言葉で、改めて巨神像に向かうのでした。

・未来組が到着した際「10人の外国人!」と驚くキャラクターがサベール隊長からダブランダーに変更。

・コス博士の乗る空飛ぶ船と巨神像との戦いのシーン。旧作の船はドリルを使用しましたが、今作は山をも砕くという遠吠え砲なる衝撃波に変更。

・火を吐く車、空飛ぶ船共に巨神像の猛攻でクラッシュ。中にいる兵士も死んだんじゃないかと思わせる描写でしたが、今作では兵士が避難するシーンが追加。規制の為か、平和ボケした国の兵士にそこまでの覚悟がなかったという描写なのか、ダブランダーに対する忠誠心がそもそもないとの描写なのかは不明。

・ダブランダーが王宮に逃げたことを告げたのはコス博士。旧作ではコス博士が(恐らく)死亡したため、未来のドラえもんが姫の危機を知らせ、王宮に向かう流れになっていました。

・解決後二日分のお食事シーン追加(原作準拠)。原作、旧作にあったペコの国王就任パレードのシーンがカット(王宮に駆け付けた国民が、ペコを新国王として迎えるシーンになっていました)。旧作ではのび太たちがパレードの輿の上で食事。これが約束の二日分になるのかは不明。

出典: ko.klear.com

・助けてもらった礼としてバウワンコの財宝を譲られそうになりますが、「そんな物がほしくて戦ったんじゃない」「王国再建の資金にしてください」と断ります。
このシーンは原作準拠ですが、原作ではジャイアン、スネ夫共にきっぱりと断っていたのに対し、スネ夫の方は若干の未練があり、それを断ち切るように先のセリフを言いました。

・別れのシーンがあっさりめから、別れの儀式とも呼べる演出に変更。
(ペコがのび太と抱き合い、最後振り返ったジャイアンに対して自分の頬を軽く殴って笑うなど)どこでもドアの消滅後、ペコが少し寂しげな笑顔をしていたものの、スピアナ姫と視線をかわし、王国再建を誓うセリフでバウワンコ王国民の出番は締め。

まとめ

イケメン化したためか時代の流れか、pixivなどでも取り上げられるほど人気を博した新サベール隊長。
リメイク作ともなれば旧作と比較されるのが、内容。火を吐く車や空飛ぶ船に乗った兵士たちは、旧作では恐らく戦死。しかし今作では避難、脱出するさまが描かれており、そこを「ぬるい」と指摘する声もあります。
それでも映像技術の向上だけで誤魔化さずにキャラクター像を掘り下げ、ブロガーたちを唸らせる演出が施されるなど、作品自体も高評価でした。悪役ながらそんな映画に花を添えてくれたサベール隊長、並びにスタッフの方々に改めて拍手です。

えどまち
えどまち
@edono78

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閲覧注意!『STAND BY MEドラえもん』みたいに泣けない!ドラえもん「bokete」秀逸ボケまとめ

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藤子・F・不二雄によって1970年から『よいこ』(小学館)への連載が開始された『ドラえもん』は、猫型ロボット「ドラえもん」と小学生の男の子「のび太」との交流を描いたSF漫画作品である。藤子・F・不二雄の逝去後も「泣ける」と毎回話題になる映画が創られ続ける『ドラえもん』だが、そんなドラえもんの世界観を打ち破るような衝撃の「bokete」をまとめた。

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