ヤマト（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】

”大口真神”に変身したヤマトが使う技。大きく息を吸い込んだ後、白い氷のような波動を一気に口から放出する。カイドウの”熱息（ボロブレス）”によく似た技で、親子の対比として、”熱”と”氷”で対象的に描かれている。”熱息”にも引けを取らない威力を誇っている。

鏡山（かがみやま）

氷のような物質を体の表面に纏い、相手の攻撃から身を守る技。カイドウとの雷鳴八卦の相打ちの際、”鏡山”を発動し身を守ったヤマト自身には一切ダメージがなかったことから、かなり強力な防御力であることがわかる。氷属性の特殊技は”大口真神”の能力の一部のようだが、詳細は不明。

氷諸斬り（ひもろぎり）

冷気をまとわせた金棒を振り回して勢いをつけ、そのまま落下の勢いと共に敵を殴りつける技。金棒なのに「斬る」という技名なので、氷の刃で斬りつける技なのかもしれないが、描写が曖昧なため詳細は不明。

ワノ国編最終決戦・鬼ヶ島での戦いで、屋上で実父カイドウと一騎打ちをした時に使用した。

神速 白蛇駆（しんそく はくじゃく）

凄まじいスピードで相手との距離を詰めて、覇王色の覇気をまとわせた金棒で敵を殴り飛ばす技。その速度はルフィのギア4の「蛇男（スネイクマン）JETウルヴァリン」と同等だと思われる。

ワノ国編最終決戦・鬼ヶ島での戦いで、屋上で実父カイドウと一騎打ちをした時に使用した。

馬幻刃（まほろば）

冷気をまとわせた金棒をスイングし、相手を殴りつける技。

ワノ国編最終決戦・鬼ヶ島での戦いで、武器庫の火薬に火をつけようとしたカン十郎相手に使用した。

ヤマトの来歴・活躍

20年前

”伝説の一時間”と語り継がれる光月おでんの「釜茹での刑」を目撃した。以来、彼の死に様に心酔し「光月おでん」を自称するようになる。九里・おでん城のふもとの川で”おでんの航海日誌”を拾い、日誌を自身の”聖書（バイブル）”としている。幼少時は「むずかしい字が多い」との理由で日誌を読みたくても読めない状況であったが、岩屋に一緒に閉じ込められていた”大剣豪”と称される侍たちの協力を得て、航海日誌を読むことが出来た。岩屋では自身を”某（なにがし）”と名乗る、かつての鈴後の大名「霜月牛マル」によく似た侍と出会っている。海楼石の手錠をかけられたのも20年前からである。おでんの処刑当日、九里・おでん城からモモの助がカイドウに落とされそうになる所を目撃するも何もすることが出来ず、「あの日僕には力がなかった」とモモの助に告白している。その悔しさから、おでんの名を継ぐ者として「キミの為に死ねる！！！」と命を掛けて守る決意を20年の時を経てモモの助に向け宣言するのであった。

エースとの出会い

数年前、カイドウの首を取りに鬼ヶ島へとやって来たエースと対峙している。突如現れたエースに対立し迎え討つ事になるヤマトであったが、エースとは互角の実力で渡り合い、エースをもってして「こんなに強ェ奴が船長でもねェなんて納得いかねェ」と言わしめるほどの力を見せつけた。戦いの最中、「ぼくだって海に出て冒険してみたい！！！おでんの様に自由に生きてみたいよ！！！」と叫ぶヤマトを見て、エースはカイドウの”力”の象徴である”龍の像”を破壊する。拮抗した戦いに決着は付かず、一戦を交えた二人は後に意気投合し酒を交わす。海外の情報に興味津々であったヤマトに対し、キッドやロー達といった世間を賑わす若い海賊達の名挙げ、「だが一番手強いのは、数年後に出航してくる俺の弟（ルフィ）だ！」とルフィの存在をヤマトに語っていた。このとき「キミの話、何回弟が出てくるんだ？」とヤマトには呆れられていた。会話の最中、エースはうっかり口を滑らせてルフィの”夢の果て”をヤマトに話してしまうが、それを聞いたヤマトは「ぼくは笑わないよ…！！！」と言って涙するのであった。別れ際、ヤマトは”命の紙（ビブルカード）”をエースに渡し、「この紙きれが僕とキミをまた引き合わせてくれる」と伝え、「また必ず会おう」と約束を交わすのであった。ビブルカードの消滅によりエースの異変に気付いたヤマトは、その後の新聞での報道によってエースの”死”を知ることになる。エースの死後も、ヤマトは”友達”と呼んでおり、その信頼関係の厚さが伺える。

ワノ国開国に向け、ルフィと共闘

ルフィが鬼ヶ島へ上陸したことを知り、カイドウ達の前から姿を消すヤマト。ヤマトの失踪に気付いたカイドウは「”バカ息子”を連れ戻してくれ」と自身の部下である百獣海賊団・真打ち”飛び六胞”の面々にその任務を依頼する。”飛び六胞”の一人であるうるティは「面倒くさっ！！あんたの家族問題じゃん！！」と言い放つが、カイドウは百獣海賊団・最高幹部の称号である”大看板”への挑戦権を報酬に、”飛び六胞”の面々をヤマト捜索へ向かわせる。打倒・カイドウを目指し、鬼ヶ島進撃中のルフィの前に、偶然にもうるティとその弟であり同じく”飛び六胞”のメンバーであるページワンが鉢合わせとなり交戦を開始する。交戦中、『リュウリュウの実（古代種）モデル”パキケファロサウルスモデル”』の能力で力を増強したうるティに捕らえられ、身動きが取れなくなるルフィ。そこに失踪中であったヤマトが姿を現し、”雷鳴八卦”でうるティを撃破する。般若の面を被り現れたヤマトはルフィに「君をずっと待ってた！！」と告げる。「話を聞いてくれ！！！」と懇願するヤマトに対し、”カイドウの子”であることを知ったルフィは一度は攻撃を仕掛けるが、「5分だけ」という条件を聞き入れ、ヤマトの思想・想いを知ることとなる。おでんの意志を誰かが継がなくてはいけないとの思いから「だから僕はこの国を開国するんだ！！」と言い放ち、ワノ国開国に向け「一緒に戦わせて欲しい！！！」とルフィに懇願するヤマト。全ての思いを受け入れたルフィはヤマトと協力し、カイドウを倒すべく鬼ヶ島屋上を目指す。