トランスポーター イグニション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トランスポーター イグニション』とは、2015年製作のフランス・中国のカーアクション映画でシリーズ4作目。監督は カミーユ・デラマール、製作・脚本は前作に続きリュック・ベッソンが務める。エド・スクライン演じるフランクはプロの運び屋を裏社会で営んでいるが、依頼人に父親を誘拐されてしまいロシアマフィアとマフィア娼婦のいざこざに巻き込まれてしまう。前作同様卓越したドライビングテクニックと格闘シーンはもちろん、フランクの父とフランクとの家族愛も見ることができる。

一段落ついたフランクと父

自宅に戻るフランクとフランクの父

一夜明けたアンナたちのいる倉庫。フランクは、父を家に連れて帰っている。
フランクは心の中では迷いがあるようだが、それでも父を自宅に送り届た。
フランクの父は「ロシアの犯罪王に挑むとは自殺行為だ」とつぶやく。
フランクに「これから何がしたいのか?」と聞くと「特に何もしたくない、お父さんを家に送って、車をガレージに入れ、落ち着くまでパリにでもいるよ」という。「俺の息子とは思えない臆病者だな」父はそんなフランクに意義を唱えて、「パリからの絵葉書でも待ってるよ」とフランクに告げて車を後にし二人は別れる。

フランクの父 一難去ってまた一難

フランクの父がカラゾフに捕らわれカラゾフからの連絡を受けるフランク

フランクの父はフランクと別れた後すぐにカラゾフに捕まっていたのだった。
フランクは助けを求めアンナたちのいる倉庫へとすぐに戻る。
フランクはアンナ達に「父がカラゾフにとらわれた。こうなったのは、君たちのせいだ。カラゾフのヨットにトゥルギンの帳簿を持って一緒に来て欲しい。僕は君たちを助けたんだ、今度は君たちが僕を助けてくれ」と頼む。
アンナたちは、カラゾフに「犯人は4人ではなく3人組」と思わせるよう細工してきた。今回は、ジーナを別行動にさせ、アンナ、キャオ、マリアが「犯人グループ」としてフランクの父を助けることとなった。
こうしてジーナ以外の3人を連れてフランクはカラゾフの元に向かう。

それぞれの思惑

カラゾフのヨットへと向かうフランクとアンナ、キャオ、マリア

カラゾフの指定した海岸にはカラゾフの手下が待っていた。フランクとアンナ、キャオ、マリアはゴムボートに乗せられてカラゾフのいるヨットへと向かう。
ヨットに着くとカラゾフがフランクを待ち構えていた。フランクからトゥルギンの帳簿を受け取ったカラゾフはフランクの父をキャビンに連れてこさせる。
ちょうどその時、イマソフ、ユーリとその手下たちがキャビンへと入ってくる。彼らはカラゾフに呼ばれてきたわけではなかった。今回の一連の事件はカラゾフの指示だと思っているのだった。
追い打ちをかけるようにアンナがイマソフとユーリに「カラゾフの指示であんたたちのお金を盗んで、私たちに罪を着せようとしていた」と皆の前で言う。「疑うならカラゾフの銀行口座を見てみろ」とアンナはイマソフ達に言う。
カラゾフは今朝口座を確認したばかりで120ミリオンドルあるという。
そのころ別行動をしていたジーナは潜水服に身を包みこっそりとヨットにひとりで乗り込んでいた。
ジーナはヨットのコンピュータールームに入ると、カラゾフがタブレットから口座を確認するタイミングで暗証番号をハッキングする。そしてカラゾフの口座に入ると一旦アンナの口座に盗み入れていたカラゾフのお金をまたカラゾフの口座に戻し残金が増えるように細工した。
タブレットを見ていたカラゾフを始め幹部たちは、120ミリオンではなく320ミリオンドルの残金がタブレットに表示されるのを見る。

ヨット上で身内同士での銃撃戦

カラゾフと幹部達が内部分裂し銃撃戦をする

アンナは「まさにあなたに頼まれた通りに入金したのよ」とカラゾフに言うと、訳が分からなくなったカラゾフはアンナに向かって発砲する。
アンナをかばったマリアは銃弾をまともに受けて倒れてしまい、イマソフ、ユーリも加わって激しい銃撃戦が繰り広げられる。
その隙にフランク、フランクの父、アンナたちは避難を試みるが銃撃戦は激しすぎて手も足も出ない。

銃撃戦の最中、タブレットを手に取ったマイッサは銀行口座につながっている端末を確認するとそれは同ヨット内制御室だと言うことが判明した。
そこでヨットの制御室へと向かう。制御室にいたジーナを見付けたマイッサは拳銃を発砲しジーナに命中する。撃たれたジーナは、虫の息で、いったんカラゾフの口座に振り込んだアンナの口座にあったお金を取り戻すため銀行送金を実行しなけらばならなかった。
フランクもカラゾフの手下を倒しながら逃走経路を探す。フランクの父はジーナの元へ駆けつけるがジーナはマイッサに打たれた銃弾で命を落としてしまう。

逃走するカラゾフ

アンナを連れて逃走するカラゾフ

カラゾフはアンナを連れて逃走用のボートに乗り込み去ってしまう。ボートに残ったフランクは手下が乗っていたジェットスキーを奪いボートを追いかける。
陸地についたカラゾフは車に乗り換え逃走を図るところだったがフランクは間一髪で間に合い、砂浜を走って逃げるカラゾフを追いかけて、崖の上に追い詰める。
断崖絶壁でフランクとカラゾフは格闘戦を始める。
2人は、ほぼ互角の戦いを繰り広げていた。カラゾフがフランクにきつい一撃を食らわせフランクが地に膝を着いたところで、カラゾフが大きな石をとりフランクの頭を殴ろうとしている。フランクが絶体絶命となったとき、後ろからアンナはカラゾフに向けて銃を発砲し間一髪フランクは難を逃れた。カラゾフはその勢いで崖の下へと墜落した。

アンナとの別れ

フランクに銃を向けるアンナ

一件落着かと思いきやアンナはフランクに銃を向ける。
フランクは事件の内容を知る唯一の人物でアンナにとって今後危険な存在になるかもしれないから殺そうとしているのだった。
しかし情が移ったアンナはフランクを撃つことができなかった。そして「ごめんなさい」とフランクに言い残し立ち去っていく。

事件解決

警察の事情徴収から解放されて出てくるフランクの父を迎えるフランク

フランクの父は警察で事情徴収を受けている。
もちろんなにも語ることはできないので何も知らないと警察には言う。
12時間の拘束の後、ようやく警察から解放され外に出ると息子のフランクが迎えに来ていた。
「ワインを前に12時間の警察での話を聞こう」とフランクに誘われ、フランクとフランクの父家へと向かっていった。

エピローグ

優雅にプールサイドで日光浴をするアンナ

1か月後

プールサイドで優雅に日光浴しているアンナはタブレットから今回の事件で犠牲になってしまったキャオ、ジーナ、マリアの遺族にそれぞれ75ミリオンドルを送金、フランクとフランクの父にそれぞれ10ミリオンドルを送金する。

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

トランスポーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トランスポーター』とは、フランスで製作され2002年公開となったカーアクション映画。『TAXi』シリーズ等で知られるリュック・ベッソンが製作・脚本を手掛け、ジェイソン・ステイサムが主人公フランクを演じる。フランクは元軍人でプロの運び屋「トランスポーター」を裏社会で営んでいるが、ある日、やむを得ず荷物を開けてしまったことで、悪の世界の争いに巻き込まれてしまう。壮絶なカーチェイスと銃撃戦、ジェイソンの格闘技術が見もののシリーズ第1作目。

Read Article

トランスポーター2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トランスポーター2』とは、2005年に公開となったフランス、アメリカのカーアクション映画。製作・脚本は『TAXi』シリーズ等で知られるリュック・ベッソン、監督はルイ・レテリエ。2002年の映画『トランスポーター』の続編。裏社会で名の知れたプロの運び屋ジェイソン・ステイサム演じる主人公のフランク・マーティンが舞台を南仏からマイアミに移して悪と立ち向かう。ジェイソンのアクション、格闘技術はもちろんのことヒューマンドラマの要素も加わり、さらに魅力的なフランクを見ることができるシリーズ第2作目。

Read Article

目次 - Contents