トランスポーター イグニション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トランスポーター イグニション』とは、2015年製作のフランス・中国のカーアクション映画でシリーズ4作目。監督は カミーユ・デラマール、製作・脚本は前作に続きリュック・ベッソンが務める。エド・スクライン演じるフランクはプロの運び屋を裏社会で営んでいるが、依頼人に父親を誘拐されてしまいロシアマフィアとマフィア娼婦のいざこざに巻き込まれてしまう。前作同様卓越したドライビングテクニックと格闘シーンはもちろん、フランクの父とフランクとの家族愛も見ることができる。

アンナの作戦 その1

医者と患者に扮して病院に入り込むフランクとアンナ

早速計画を開始したアンナはまずフランクと病院に忍び込み、医者と患者に扮して病院から麻酔ボンベを盗み出す。
その足でアンナはジーナ、キャオをピックアップし、先日の銀行強盗の時のように3人は同じ装いに着替えた。そして、フランクの運転する車でカラゾフの幹部の一人のイマソフの経営するクラブへ行く。
クラブに着くとフランクは、クラブのスモーク用のボンベを病院から盗んだ麻酔ボンベにすり替える。
麻酔ボンベがクラブ内に噴射されるとイマソフを含めクラブ内にいた人は皆気を失っていく。潜入していたジーナ、キャオ、アンナの3人はあらかじめトイレに隠してあった防護マスクをつけてオフィスに入りイマソフのコンピューターから盗んだ帳簿のパスワードを使って、イマソフの資金をアンナの口座に送金しカラゾフのお金を盗んだ。

フランクの舞

カラゾフの幹部イマソフが経営するクラブに忍び込む三銃士とフランク

フランクはバックヤードにいるイマソフの手下を倒すのに手間取ってしまいジーナ、キャオ、アンナが出てくるタイミングに遅れてしまうが何とか脱出し合流する。
しかし合流した場には、すでに目を覚ましたイマソフの手下が次々現れる。
フランクは敵を倒すため車を自動運転にセットしてアンナたちを車内に残して車外に出る。車の進行する速度でフランクも次々前に進みながら敵を倒していくが、目の前に閉鎖された門がありアンナたちは焦りだす。ジーナとキャオは、「ブレーキを踏むなり自動運転を解除するなり、何かして」とアンナに言うが、アンナは「フランクを信じている」と言い操作しようとしない。
しかし門はもう目の前に来ている。
3人の女たちはかなり焦りを見せているその時、門のギリギリのところですべての敵を倒したフランクが車内に滑り込み、脱出することに成功する。

アンナの作戦 その2

ユーリの自家用ジェットのパイロットとホステスに扮して飛行機に乗り込むフランクの父とマリア

マリアは、ユーリのパイロットが一人で飲んでいるバーに行き、色仕掛けでバーから連れ出し彼のホテルの部屋に行く。そして、パイロットの制服を奪い、監禁する。
監禁したパイロットを見張るため、マリアが1000ユーロで雇った不良たちを見張りとして付けてマリアはその場を立ち去る。
ユーリは家を持たずプライベートジェットで生活をしていた。
そして、ユーリのプライベートジェットに、奪ったパイロットの制服を着たフランクの父とホステスに扮したマリアが現れる。
ユーリが待つプライベートジェットに代理パイロット、ホステスとして乗り込んだのだった。
不信感を持ったユーリはいつものパイロットに電話をしてみる。パイロットは電話に出るがマリアが雇った不良たちがそばで圧をかけて脅されている。そして、パイロットは、マリアが伝えた通り「自分は牡蛎にあたり体調不良で代理のパイロットが行く。彼は優秀なパイロットだ」と返事をしたので、ユーリはフランクの父を不審者ではなく、正式の代理パイロットとして認めた。

フランクの父とマリアのピンチ

飛行機からの脱出を試みるフランクとマリア

マリアはドリンクを用意する際にユーリに睡眠薬を盛り、フランクの父は飛行機をメイン滑走路へと走らせる。ユーリに盛った薬はすぐに効き目を発揮する。
計画通り事が運び、あとはフランクの父とマリアが飛行機から脱出するのみだった。
管制塔からの離陸の指示が出るが、もちろん従えない。そこでフランクの父は「機材故障のため離陸できない」と、煙感知のボタンを押しながらとっさに嘘をでっちあげる。しかし副操縦士に反論されてしまう。仕方なくフランクの父は副操縦士を気絶させる。
気絶した副操縦士が反動で前方に倒れる時、不運にもスピードアップのレバーに倒れて、押してしまう。滑走路を走行中の飛行機のスピードが必要以上に出てしまっていた。
飛行機の貨物扉から脱出を図るフランクの父とマリアは貨物扉を開けて飛び降りようとするが、予測以上に速度が出ていて、脱出できなくなっていた。

フランクの救出劇

フランクの父とマリアの救出をするフランク

かなりのスピードで滑走路を前進する飛行機。電話でフランクの父はフランクに助けを求める。飛び降りるにはどうにも飛行機のスピードが出過ぎていた。
そうしているうちに管制塔からの連絡にパイロットが返事をしないため、空港警察が出動しユーリの飛行機の機体を取り囲んでいた。
遅れて空港に着いたフランクはなんとか車を飛行機の下に近づけて、フランクの指示でフランクの父とマリアに「滑走路に向かって飛び降りるように」と指示を出す。
しかしユーリの部下が異常事態に気付き、フランクの父とマリアがいる貨物扉まで追いかけてくる。そして、脱出の直前、マリアがユーリの部下に撃たれてしまった。
それでも何とか無事に、父とマリアを飛行機から脱出させフランクの車に乗せることに成功する。

ターミナル内カーチェイス

華麗なドライビングテクニックを披露するフランク

ユーリは飛行機衝突前に目覚め、何とか飛行機を止め、一命を取り留めた。
フランクの車は空港警察の追っ手を逃れるためターミナル内で逃走劇を繰り広げる。
フランクは、追っ手を振り切るため乗客用の移動タラップをジャンプ台にして車ごとジャンプしターミナル内に着地し逃走する。後続の空港警察も同じジャンプを試みるがターミナルに続く通路手前で撃沈する。
車内ではユーリの手下に撃たれてかなり重症のマリアが虫の息となっていた。

アジトに戻ったフランク一行

撃たれたマリアを助けるため蜘蛛の巣を集めるキャオ

何とか追っ手を逃れて元の倉庫に戻ってきた一行は撃たれたマリアの手当てを試みる。
マリアの傷はかなり悪く、銃弾はまだ体の中に残っていた。
しかし、フランクは、そんな中でも自分の任務はこれまでだから父のための解毒剤をくれという。しかし、アンナは「もともと毒など盛っていなかった、ただの水だった」と告白する。
一刻も早く立ち去りたいフランクだったが、父が懸命にマリアの手当てをしているので、しかたなくフランクも手を貸すことにする。
身元がバレては元も子もないのでマリアは、病院には行けない。
フランクの父は、何もない倉庫の中で数少ない設備だけを使い、体に残った銃弾を取り出そうとしている。
蜘蛛の巣は血液の凝固を助け、砂糖は傷の消毒。香水は手や器具の消毒で、銃弾は手を傷に突っ込んで取り出すと言う原始的な手法だった。そして、無事銃弾を取り出すことができた。
少し落ち着きを取り戻した倉庫ではフランクはアンナと良い雰囲気となり、ベッドを共にする。
そこでアンナはフランクに今回の一連の出来事を謝罪し、なぜカラゾフの元で働くことになったかをフランクに語る。
貧しい村で育ったアンナは母にたった500ドルでカラゾフに売られたのだ。
それから15年、カラゾフに復讐するために今回の計画を実行したのだった。アンナの計画はまだ終わっていなかった。
「カラゾフに殺されるぞ」と言うフランクに「『三銃士』でも言っているように、死を恐れはしない。カラゾフに殺されても悔いはない」という。

混乱するカラゾフ

イマソフのクラブに行き、事件の報告を受けるカラゾフ

カラゾフの方は、イマソフのクラブに行き、事件の報告をイマソフから受けている。
クラブの防犯カメラには会計士トゥルギンの金庫強盗と同じ金髪3人が、また同じ服を着て映っていた。そして3人はカラゾフの娼婦のあかしであるネックレス「クール・ブリゼ」をしていた。
「なぜカラゾフの売春婦が自分のクラブを襲うのか?」とイマソフはカラゾフに疑いの目を向ける。また防犯カメラに映っている運転手フランクはカラゾフと昔仕事をしたことがあり、ある意味カラゾフにかかわりがある人物だった。
このタイミングでユーリからも電話が入りユーリの飛行機の中で襲われたという。カラゾフは6時間以内に事件解明することを約束しクラブを後にする。

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