トランスポーター イグニション(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『トランスポーター イグニション』とは、2015年製作のフランス・中国のカーアクション映画でシリーズ4作目。監督は カミーユ・デラマール、製作・脚本は前作に続きリュック・ベッソンが務める。エド・スクライン演じるフランクはプロの運び屋を裏社会で営んでいるが、依頼人に父親を誘拐されてしまいロシアマフィアとマフィア娼婦のいざこざに巻き込まれてしまう。前作同様卓越したドライビングテクニックと格闘シーンはもちろん、フランクの父とフランクとの家族愛も見ることができる。

カラゾフの会計士。キャオとジーナにホテルの一室で殺され放火される。
銀行口座などの暗証番号が書いてある帳簿を金庫に入れて持っているが、アンナ達に奪われる。

ベクタオウイ警視(演:サミール・ゲスミ)

すべての事件が終わったとき、フランクの父が警察に事情徴収に呼ばれていく。
そのときに事情徴収した警視。

『トランスポーター イグニション』の用語

アウディ S8

本作のフランクの愛車で、シリーズ初となる「アウディ S8」。
最新テクノロジーを掲載していて、スマートフォンからドアの開閉、自動運転などができる。
エンジン起動は鍵ではなくハンドルでの指紋認証となっている。

アンナとの最初の仕事で追っ手を振り切るため、一台を駐車場で爆破させ、2代目のアウディS8に乗り換えている。

三銃士

アレクサンドル・デュマ・ペールによって書かれたフランスの小説。1844年に新聞『世紀』に連載された。

主人公の名を「ダルタニャン」と言い、有名な銃士隊アトス、アラミス、ポルトスの3人の銃士と協力して、次々と降りかかる困難を解決していくストーリー。

本作では、フランクが、アンナ、ジーナ、キャオ、マリアをダルタニャンと3銃士に例えている。

セリフの引用では、ジーナとキャオは「一人は皆のために、皆は一人のために」を使い、フランクは「君はとても親切だけど、私を放っておいてくれるならもっと親切な人になれる」を使っている。

アンナは、「『三銃士』でも言っているように、死を恐れはしない。カラゾフに殺されても悔いはない」と言っている。

クール・ブリゼ

カラゾフのマフィアがシンボルとして使っているトレードマーク。カラゾフの元で働く売春婦は皆「クール・ブリゼ」のネックレスをつけている。

デザインは、ハートに短剣が刺さったもの。
フランス語で、クールは「ハート」、ブリゼは「破壊」を意味する。

シャトー・シュヴァル・ブラン

フランクの父がワインショップに行って買ったワインの銘柄でワインショップの販売員が手に取り驚く。
フランクの父は高級ワインを買うような人に見えなかったため、間違えて手に取ったと思って店員は慌てる。

「シャトー・シュヴァル・ブラン」の2005年ヴィンテージでフランスの歴史ある上質のワイン。
ワイン愛好家の間で人気が高く、当り年のものは値段も高騰している。作中では900ユーロと言っているが、日本でも10万円を超えるワイン。

『トランスポーター イグニション』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

フランク「そのうち自動運転になるだろうな。将来僕のような職業はなくなるかな?それとも今まで通り必要とされるかな?」

車泥棒にスマートフォンで車を操作しながら近寄るフランクが車泥棒に「そのうち自動運転になるだろうな。将来僕のような職業はなくなるかな?それとも今まで通り必要とされるかな?」と言う。

自動運転になることで純粋なドライバーは必要なくなるかもしれない、テクノロジーの発展は目覚ましいものがある」といいながらも「自分は将来なくなるかもしれない純粋なドライバーではない。危険を伴うトランスポーターだ」と言うことをにおわせる。

ジーナ「一人は皆のために、皆は一人のために」

ホテルの一室でロシアマフィアのカラゾフのお抱え会計士を殺害したジーナがキャオに別れ際に言うセリフ。

本作では女性3人をアレクサンドル・デュマの『三銃士』に例える場面があり、そのセリフを引用している。「一人は皆のために、皆は一人のために」と言い何があっても計画をやり遂げることを誓いその場から逃げ去っていく。

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