ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』とは2016年に公開されたロマンチック・コメディである。ブリジット・ジョーンズシリーズ最後の完結作ということで大きな話題を呼んだ。43歳になっても相変わらずシングルトンのブリジット・ジョーンズだったが、今回はイケメン億万長者ジャックと元恋人マークのと間で恋の三角関係を繰り広げる。果たしてブリジットはどちらを選ぶのか。そして今度こそ彼女は幸せをつかめるのだろうか。世界中の女性に愛されたブリジット・ジョーンズのドタバタ恋愛劇がついに完結する。

イルカに優しい劣化コンドーム

環境に配慮したコンドームを使用したと自慢するブリジット

ブリジットはジャックやマークと関係を持った時、自分の持っていたコンドームを使用した。
生分解性でイルカに優しいという植物性コンドームだなのだが、ブリジットには「ふしだらな女になっても環境に配慮してたい」というポリシーがあった。
しかしそれは何十年も前に買ったもので、使用期限はとっくに切れていたようだ。
おかげで、ブリジットは思いがけない妊娠をしてしまった。

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の名‌言・‌名‌セ‌リ‌フ‌/‌名‌シー‌ン・‌名‌場‌面

野外フェスに登場したエド・シーラン

野外フェスで歌声を披露するエド・シーラン

野外フェスでブリジットとミランダは、たまたま傍にいた見知らぬ男性に写真を撮ってくれるよう頼む。すると男性は自分も一緒に映ろうとするので、ミランダは失礼なヤツだと怒ってしまう。実はこの男性、有名シンガーのエド・シーランで、後にフェスに登場しステージは大盛り上がりとなる。エド・シーランとはイギリスのシンガソングライターで、グラミー賞を4回も受賞した大物歌手である。ここでは本人役としてフェスに出演し、素晴らしい歌声を披露している。ブリジットはなんとなく見たことがある顔だと思うのだが、どこかのスタバの店員さんかと思い込んでいた。マスコミ関係者のブリジットがエド・シーランを知らないとは皮肉な話であるが、ブリジットらしさ全開のシュールで笑えるシーンだ。

ブリジット「計算で人を好きになるんじゃない」

話し合うブリジット(左)とマーク(右)

マークに嘘をついて自分の子ではないと思わせたことをジャックから聞き、ブリジットはショックを受ける。計算ずくで物事を進めるマークに嫌悪感を抱き、「計算で人を好きになるんじゃない」と言い渡す。そして人を好きになるとは「自分と正反対だったり、帰る場所みたいな人だから」とブリジットは持論を展開する。いかにもブリジットらしい、正直で真っすぐな発言だ。これが彼女らしさであり、3作にも渡って世界中で愛された彼女の魅力である。

マーク「ありのままの君をずっと愛せるのは僕だ」

陣痛に苦しむブリジット(下)に告白するマーク(上)

前々作で初めてマークがブリジットに告白した時のセリフが、「ありのままの君が好きだ」だった。前作では住む世界が違う故にすれ違う2人だったが、やっぱりマークはありのままのブリジットを受け入れた。そして今作でも出産に苦しむブリジットに「ありのままの君をずっと愛せるのは僕だ」と改めて告白する。ドジばかりでカッコ悪いけど、真っすぐで素直な生き方をするブリジットを受け入れてくれたマークだからこそ、ブリジットは彼を心から愛したのだ。

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「プナニにパワーを」

裁判所で「プナニにパワーを」と叫ぶバンドメンバー

「プナニにパワーを」とは、マークが弁護した女性パンクロックバンドの合言葉。プナニとは女性器を意味しており、今作ではフェミニズム運動の合言葉にもなっている。ロシアでフェミニズム活動をしてきたバンドメンバー達はイギリスに亡命し、女性の権利を訴える裁判を起こした。優秀な弁護士マークは、この裁判を勝訴に導く。この勝訴により、彼女らを支援する女性達のデモ行進が始まる。しかしこのデモ行進のおかげで大渋滞が発生し、産気づいて病院に向かうブリジット達の行く手を阻んだ。急いで病院に駆け付けようとしたシャザー達やパメラも、このデモのおかげでなかなか病院にたどり着けない。フェミニストの正義のために戦ったマークだったが、その結果大変な目に遭うというなんとも皮肉な結果になってしまう。ジョークに皮肉を織り交ぜることが大好きなイギリス人らしさが表れている場面だ。

ブリジットの日記もデジタル化

ブリジットがタブレットに日記を書く様子

父親が誰かわからない子を身ごもった事で、母にもマークにも見捨てられたと感じたブリジットは思いの丈を日記にぶつける。しかしその日記はなんとタブレット。前作前々作では古式ゆかしく日記帳に思いを綴っていたブリジットだったが、当り前のようにタブレットを使いこなしていた。こんなちょっとした場面に大きな時代の流れを感じる。

生き返ったダニエル

ダニエルの生還を報じる新聞

前作前々作では、最低な浮気男ぶりを披露していたダニエルだったが、今作の冒頭でいきなり彼のお葬式が始まる。ダニエルは飛行機事故で行方不明になってしまったという設定だ。しかし今作の最後で、彼は見事な復活を遂げる。新聞で「出版界のプレイボーイ、生きて発見」と報道されたのだ。多くの女性に愛されそして憎まれた軽薄男ダニエルが、そんなにあっさりとくたばる訳がないのだった。

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の主題歌・挿入歌

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