死にたいときはこのギャグ漫画を読もう

様々な困難が降りかかったとき、つらくてしかたがないとき、生きる気力が湧いてこないとき、何もする気が起きないとき、すべきことがあります。それは最高にくだらないギャグ漫画を読むこと。「そんなもんで解決するわけないだろ!バカにすんな!」と思うでしょう。それでも騙されたと思ってこの作品を読み、騙されてください。

死にたいときに笑うことになぜ効果があるのか

笑いには自己治癒力や免疫力を高める効果があり、ストレスの中で生きる人にとってささいな笑いも大きな活力となります。

毎日の中で声をあげて「わっはっは」と笑う時間が少しでもあれば非常に幸せな環境であると考えられますが、現代のストレス社会では愛想笑いを強要されることはあれど、心から笑えるときなど非常に限られているのではないでしょうか。

だからこそ笑いの力はばかにできません。

笑みを浮かべることすら難しいほど精神的、肉体的な余裕がないときには、ごく些細な問題も生死を分けるような大問題のように感じられてしまいます。

たった一時、不穏を感じたとしても余裕のない時間が長くなるにつれ不穏は間延びします。そんなときどうすればいいのかと言えば。

難しいことは考えるな、とにかくギャグ漫画を読もう。

死にたいときに超オススメ★長尾謙一郎の唯一無二な世界観

長尾謙一郎さんは「おしゃれ手帖」、「PUNK」、「ギャラクシー銀河」などの作品で知られるギャグ漫画家。

「おしゃれ手帖」では、「チャック全開くん」や「ピーカン娘GENKO」、「おなら先生」、「ボインちゃん先生」など個性豊かなキャラクターが小学生の好きそうな単純なギャグや下品ネタをくりかえし、とにかくばかばかしい展開が続いていきます。

しかし後半に近づくにつれ、突発的なネタが増えすぎるあまり、作中でもどこまでが現実でどこからが妄想かという線引きがあいまいになり、精神世界のようなより深い部分に根を張っていくのです。

長尾謙一郎さんの作品は、一見すると子どもじみていてばかばかしく、ひたすらくだらなくてケラケラ笑える気軽なものでありながら、同じ作品でも見方を変えればとんでもなく難しく、哲学的な内容を含んでいるようにも感じさせるのです。

「考察」や「解釈」を持ち出して難しく読もうとすればそれも可能な気もしますが、そんなものは不必要。

なぜならこれは「ギャグ漫画」だからです。

「難しいことはいい!とりあえず笑っときゃいいんだ!」と分かっていてもどうしても割り切れないとき、チャック全開くんやピーカン娘GENKOやおなら先生やボインちゃん先生が、あなたの手助けをしてくれるはずです。

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