天使の悪魔/エンジェル(チェンソーマン)の徹底解説・考察まとめ

天使の悪魔(エンジェル)とは『チェンソーマン』の登場人物で、公安退魔特異4課に所属する悪魔。「天使」という名前の通り、背中に翼を持ち頭の上には天使の輪が浮かんでいる。中性的な見た目だが男性で、人間の寿命を吸い取るという特殊能力を持つ。姫川の死後、後任として早川アキのバディとなるが、「働くくらいなら死んだ方がマシ」と公言するほどの怠け癖から当初は不仲であった。しかしレゼや台風の悪魔との戦いを通して、徐々にアキとバディとしての絆を深めていく。

天使の悪魔のプロフィール・人物像

天使の悪魔(エンジェル)とは『チェンソーマン』の登場人物で、公安退魔特異4課に所属する悪魔。人間に近い容姿で、「天使」という名前の通り翼と頭上の光輪を持つ。中性的な整った外見をしているがれっきとした男性である。
人の姿に近いこともあり比較的人間に友好的だが、「人間は苦しんで死ぬべき」という悪魔らしい思想を持っている。その一方で、目的のためにやむなく人間の寿命を奪う時は「ごめんね」と謝るような義理堅さも持っている。
常に気だるげに振舞い、「働くくらいなら死んだ方がマシ」と公言するほど怠惰な性格。しかし怠け癖がなければ戦闘力は高いようで、指揮官のマキマも「4課で岸辺隊長の次に強いのは彼(天使の悪魔)」と語っている。
彼自身の意志とは無関係に、触れた者の寿命を吸い取る能力を持つ。吸い取った寿命は武器に変えることができ、多くの寿命をつぎ込むほど強力な武器を生み出せる。
天使の悪魔は過去にその力で、生まれた場所の村人を全員殺害してしまったことがあった。しかし後に、その事件はマキマの差し金によるものであったことが明らかになる。

殉職した姫野の後任として早川アキのバディとなるが、当初は仕事に対する熱量の違いから反目しあっていた。しかしアキが自分の寿命を縮めてまで天使の悪魔を助けたことで2人の間に絆が芽生えていく。
闇の悪魔によって両腕を奪われた天使の悪魔が公安に居続けられるよう早川アキが便宜を図るなど、2人は悪魔と人間の垣根を超えた関係性を築いていた。しかし目前に迫ったアキの死を回避するためマキマに相談しに行った先で、2人はマキマによる支配を受けてしまう。

天使の悪魔の来歴・活躍

生まれた村の住民を全滅させる

天使の悪魔はマキマに操られ、村の住民を皆殺しにしてしまう

天使の悪魔が現世で生まれた場所は、のどかな南国の漁村だった。村の人々は天使の悪魔に偏見なく接し、人間の言葉を教えたり、彼の家を建てたり、海の潜り方を教えたりと親切にしてくれた。とある少女に恋をするなどして、天使の悪魔はその村で平和に暮らしていた。
だがある時、天使の悪魔の能力に目を付けた「支配の悪魔」マキマが村を訪れる。力を見せてほしいというマキマに対し、「僕の力は死を呼んでしまう」と拒否した天使の悪魔。
しかし抵抗むなしくマキマの能力によって支配され、天使の悪魔は村の人々全員の寿命を吸い取ってしまう。
マキマは天使の悪魔からその事件の記憶を消し、自分の手駒として都合のいい記憶を埋め込んだ。そして天使の悪魔はマキマの配下として公安退魔特異4課に配属されることとなる。

アキのバディに

サボり魔の天使の悪魔にいら立つアキ

天使の悪魔は特異4課の一員として、特異課襲撃事件の犯行グループが立てこもるビルへの突入作戦などに参加した。
そして殉職した姫野の代わりとして、早川アキのバディとなるよう命じられる。生真面目なアキは何かと理由を付けてサボろうとする天使の悪魔に苛立ち、「フリでもお前とは仲良くなれない」と嫌悪感を露わにする。

女性の血を与えてデンジを復活させる天使の悪魔

そんな中、公安の訓練施設にいたアキと天使の悪魔の元に、ボロボロになった同僚のデンジとデンジのバディ代理である「サメの魔人」ビームが駆け込んできた。
ビームはデンジの心臓をボムこと「爆弾の悪魔」が狙っていると話す。ボムはレゼという名でデンジに近づき、色仕掛けで彼の身柄を確保しようとしていたが、その作戦が失敗したと見るや強硬手段に出てきたのだった。
アキと天使の悪魔は、レゼとレゼの配下の台風の悪魔との戦いに巻き込まれる。天使の悪魔はデンジに死体の血を飲ませて復活させると、「大人しくレゼに殺されるかレゼを殺すか」の二択をデンジに突きつけた。デンジはレゼを倒すことを選び、サメに変身したビームにまたがってレゼ達に向かっていった。
その様子を見ていた天使の悪魔だが、台風の悪魔が起こした嵐によって吹き飛ばされそうになる。アキは自分の寿命が縮むのもいとわず天使の悪魔に手を伸ばし、彼を抱きかかえた。これ以降、天使の悪魔とアキはバディとして信頼を深めていく。

地獄の話

地獄で死ぬ直前、デンジのチェンソーの音が聞こえたと天使の悪魔は語る

先日のレゼとの戦い以降、天使の悪魔とアキの関係性は改善してきていた。2人で食事をしている最中、天使の悪魔はアキに悪魔の輪廻転生について語る。
悪魔はたとえ現世で死んでも、人がその名前に恐怖する限り完全に消滅することはなく、地獄で蘇るのだという。そして地獄で死んだ悪魔は現世にやってくる。しかし生まれ変わった後、地獄のことを詳しく覚えている悪魔はいなかった。ただ、特異課に所属する悪魔は皆、地獄で死ぬ直前に聞いた音を覚えていた。
それはブウンと機械が起動する音で、デンジのチェンソーのエンジンを吹かす音に酷似しているのだという。

闇の悪魔との遭遇

闇の悪魔ににらまれただけで天使の悪魔は血を吐き倒れてしまう

レゼとの戦いが大々的に報じられたことで、各国の刺客がデンジを狙って続々と来日してくる。天使の悪魔もアキのバディとしてデンジの護衛班に加わることに。デンジたちは中国の刺客クァンシや「人形の悪魔」の作った人形たちとデパートで死闘を繰り広げる。
しかし「ドイツのサンタクロース」の策略により、デパートの中にいた者達は地獄に落とされてしまう。
地獄で遭遇した「闇の悪魔」により、アキや天使の悪魔たちは両腕を斬り落とされてしまった。地獄を脱出した後、かろうじてアキの右腕はつながったものの、天使の悪魔は両腕を失ってしまう。

明らかになる真実

全てを思い出した天使の悪魔はマキマに反旗を翻すも、支配の力には抗えず敗れてしまう

入院していた天使の悪魔の元にアキが見舞いにやってくる。アキは契約している「未来の悪魔」から「自分と同居人のパワーがデンジに殺される」と言われたことを天使の悪魔に語った。
そして自分が死んだ後、腕を失い使い物にならなくなった天使の悪魔が処分されないよう、天使の悪魔を公安職員の契約悪魔として推薦する書状を置いて病室を出ようとする。アキの優しさに心を動かされた天使の悪魔は、アキが生き延びられるよう協力することにした。
2人はマキマなら死を回避する方法を知っているかもしれないと、マキマのいる海岸を訪れる。
どんな契約でもするからデンジとパワーを守るための力を貸してほしいと涙ながらに訴えるアキに、マキマは自分と契約するよう告げる。
マキマに操られ、「契約する」と言ってしまったアキを見ながら、天使の悪魔は封印されていた自分の過去を思い出す。彼女こそが愛する村と人々を滅ぼした元凶だと理解した天使の悪魔はマキマに立ち向かうが、マキマの支配の力には勝てず「マキマに全てを捧げる」と口にしてしまう。
そしてマキマは、自分を襲ってきた「銃の悪魔」を天使の悪魔の能力で生み出した寿命武器によって撃退。その後もマキマは天使の悪魔の能力を使用し、復活したチェンソーマンを追い詰めていく。

天使の悪魔の戦術・能力

寿命を吸い取る

天使の悪魔の体に触れた人間は寿命を吸い取られてしまう。ただし布越しの接触なら全く影響はない。
天使の悪魔に寿命を吸い取られた人間は苦痛なく死ねるが、天使の悪魔自身はこの力に忌避感を持っているためか、やむを得ない状況以外は能力を使おうとしない。アキから致命傷のデビルハンターの介錯を頼まれた際も断っている。
天使の悪魔自身にも能力のコントロールはできず、アキに手を掴まれた際数秒手に触れてしまったことによりアキの寿命を2か月程度奪ってしまっている。

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